『珍プレー好プレー』を略すと『ちんこ』。
ちんこー! ちんこちんこー! うんこちんこまんこー! たーのしー!
どうも、こんばんは。馬鹿野郎です。
日出処/椎名林檎
待ってました! 前作から約5年半振りのオリジナルアルバム!
とは言え、東京事変の活動があったり、ソロデビュー15周年の企画盤も何枚か出してたもんだから、全然そんな気はしないんだけどね。どちらかと言えば、『えっ、またアルバム出すの?』なんて思ったくらい。働き者だなぁ。
1曲目の【静かなる逆襲】から【自由へ道連れ】を経て【走れゎナンバー】へ至る3曲の流れがちょうかっこいい! 南米の異国情緒が溢れる【赤道を越えたら】や、『Ringo!』の掛け声とビッグバンドが鮮やかな【ちちんぷいぷい】もたまりません。
そんな新曲多めの前半から、シングル曲多めの後半へ。そう、今作に収録されている約半数の曲は、シングルとして既に発表済みのもの。しかも、それぞれタイアップ先へ書き下ろされた曲ばかりです。本来、別々の方向を向いているはずの楽曲達。なのに、こうして聴いてみると、寄せ集め感が全然ない。アルバムとして綺麗にまとまってる。すごい。
ただ、【ありあまる富】だけは前作の先行シングルだから、さすがに少し違和感があるけどね。とは言え、こちらもなかなかどうして、今作の結びとしては大正解。【NIPPON】からの畳み掛けに涙が出ちゃう。一体、どういう仕組みなの? すごい。
歌詞の方からも、アルバム全編を通したストーリーが浮かび上がってきます。上京した若い女性がその地に馴染み、日々を過ごし、様々な思想を抱き、家庭を築き、子を生み、育て、大きな哲学に辿り着く――。林檎さんの半生記とも読み取れますし、美しい人間賛歌とも言えましょう。
それを日出処(ヒイヅルトコロ)と名付け、曲と曲の間を極力排し、時には重ね、ほぼノンストップで聴かせる。毎度のことながら、アルバムを作るのが上手だなぁ。聴けば聴くほど、その緻密さに圧倒されます。これぞ、職人の仕事。
おーい、みんなー! 『お口の恋人』でお馴染みのロッテが、イースター仕様の商品を出してきたぞー! 次にまんまと市民権を勝ち取る行事はイースターかも知れないぞー!
ということで、あのコアラのマーチやパイの実がイースター版になってるんですよ。しかも、これが今に始まったことじゃない。去年からやっているようで、つまりは2年連続。
もっと言うと、ネスレからもイースター版キットカットが発売されてます。おおう……。
ここで少しご説明しておきますと、イースターはキリストの復活を祝うお祭りです。その性質上、キリスト教においてはクリスマスと並んで重要かつ最古の行事なのだそうな。
復活や生命を象徴する卵と、多産や豊饒を象徴するうさぎがモチーフ。ゆで卵にカラフルな彩色を施すイースター・エッグや、隠されたそれらを探し出すエッグ・ハント辺りが有名ですね。また、卵やうさぎを模したチョコなどのお菓子を、互いにプレゼントしたりもするそうな。
とまぁ、およそ、日本では馴染みのない風習だったんだけどねー。いつの間にやら、こんな事態。
いや、前々からディズニーがイースターイベントをやってることに、不穏な空気を感じてはいました。感じてはいましたけれど、イースターは宗教色が強過ぎるからなぁ。いくら日本人が無節操だからって、これはさすがにどうだろうなぁ。
なんて言ってたら、今回のロッテだかんね。食品業界や雑貨業界が参加してきたら、これはいよいよですよ。つまり、大人達が経済効果を見越して、本格的に動き始めたということ。思えば、ハロウィンや恵方巻きもそんな流れでした。きっと、クリスマスやバレンタインデーも似たような経緯だったのでしょう。
さて、現時点のイースターは、まだそれほどの広がりを見せていません。けれど、ディズニーやロッテが本腰を入れてきたのは事実。今後数年のうちに、さらなる企業の参入も大いに考えられましょう。
さぁ、ここ日本でイースターは流行るのか、流行らないのか。また1つ、興味深いネタが増えましたぜー。