『好き』とか『可愛い』とか『チューしたい』とか『エッチしたい』とか『結婚したい』ってのと同列で。言わない? いやいやいや、言うでしょー。養いたいでしょー。太った! 男の子を! 養いたい! でしょ!
どうも、こんばんは。デブ専ホモです。
僕の夢の1つに、『大人になったらぁ、一生懸命働いてぇ、それなりにお金を稼いでぇ、そのお金を使ってぇ、太くて若くて可愛い男の子とぉ、仲よく暮らすんだぁ』ってのがあるんです。高校生くらいの時から。可愛い同級生とか見ながら。『あー、養いたい』っつって。
紙幣で買える肉ならば、買わない道理はないでしょう?
ちょっと奥さん、ご存じ? 【坂本真綾の満月朗読館】がすごくいいんですのよ。
いや、ほんと、すごくいい。『真綾さんがあんな作家やこんな作家の小説を朗読しちゃうよ。それを満月の夜に、Ustreamで配信しちゃうよ』って内容で、これがすごくいいんです。
僕は3回目にしてやっと見られたんだけれど、その3回目の作品が乙一の【ベッドタイム・ストーリー】。想い人のため、星空を操る少女の話。もうね、これがね、素晴らしくてね。いや、作品そのものはもちろん、真綾さんの朗読もよくてね。その上、画面に表示されるイラストが追い討ちをかける! 鳥肌は立つし、涙ぐむし、終わった後はしばらく放心するし、もう大変だった。そのくらいよかった。
ということで、気になる方は是非。12月には3回分の再配信と4回目(最終回。朗読される作品は奈須きのこの【月の珊瑚】)があります。是非是非。
そして、ベッドタイム・ストーリーもそれまでの間、サイト上で読めるようになってます。この企画のための書き下ろし作品らしいので、乙一ファンも要チェック。面白いよ!
ふうらい姉妹(1)/長崎ライチ
7・80年代少女漫画風の可憐な姉妹による、あまりにも不毛かつ愛らしい生活を描いた4コマギャグ漫画。
なんて言うと、そこら辺のゆる系4コマと思われるかも知れないけれど、それ、大間違いです。大きな分類で言えば、シュールになるんでしょう。しかし、シュールどころの騒ぎじゃない。だって、1コマ目が一番面白い4コマ漫画なんてある? あと、オチらしいオチがなかったり、丸投げしてたり、あまりにも強引だったり、明らかに必要のないコマが挟まってたり、かと思えば、正統派のギャグを持ってきたり。それを、21世紀の現代に、あの華やかな絵柄で。『可憐』という言葉がぴったりなのに、ひたすらアホな姉妹を主人公に据えて。何もかもが計算し尽くされている気がする!
とにかく、ものすごいの。面白いの。たまんないの。フェローズ(掲載誌)の公式サイトにネット版もあるので、お試し感覚で是非。わからない人には全然わからないタイプの作品だけれど、でも、シュール好きなら、きっと一目惚れのはず。
ポジティブ先生/石黒正数
毎度お馴染み、シニカルな発想とオチが光る短編漫画集。
まず、中身云々の前に一言。表紙詐欺とはこのことだ! いや、だって、表紙の女の子は本編のどこにも登場しないし、表題作はわずか4ページで本作品中最短。『最もインパクトのあるタイトルだったので』という、びっくりチョイスです。やってくれるぜー。とは言え、僕は【ポジティブ先生】が一番好きだったりするわけで。
中には『ありがちだなぁ』と思えるような作品もあるけれど、終始鮮やかに運んでくれるものも。【怪奇!透明人間が来る】なんて素晴らしい。あと、【ジャスティス・ジャスト】はタイトルそのものがギャグの一環。だって、ジャスティス・ジャスト出てこない。やってくれるぜー。
【ゴースト/ニューヨークの幻】見たよ。洋画の方。金曜ロードショーで。
かの有名なろくろのシーンが、まぁ、狙ってたんだろうけど、若干セクシーで笑ってしまった。
「えー、ここでー? 馬っ鹿だなぁ!」
なんて言いながら。割とゲラゲラと。
だって、安い昼ドラと申しますか、強引なエロゲーと申しますか、お色気多めのラブコメと申しますか、その辺りの匂いがしたんだもの。映画界で語り継がれる名シーンをそんな風に見てしまうとは、性的な刺激物をいとも容易に入手できる時代に生まれたせいなのか、単純に感性の腐敗が進んでいるだけなのか――?
あと、ウーピー・ゴールドバーグがいい味を出し過ぎてて、【天使にラブ・ソングを...】が見たくなった。
なんて言ってると、ゴーストがつまんなかったみたいだけど、いや、純粋に面白かったですよ。まぁ、純粋に見られてなかったんだけどな!