太田(真一郎)さんにお肉が戻ってる?
お帰りなさい! お帰りなさい、太田さん! あの頃の太田さんが戻ってきてくれたのね。……え? あたしのため? やだ、太田さんったら……。嬉しい。
どうも、こんばんは。デブ専です。
可愛い人が痩せてしまった時には『デブ専やめたい』なんて思っちゃうけれど、こういう逆転劇も少なくないからね。やめられない、止まらない、やっぱデブ専!
ただ、眼鏡をかけていないのはどうしてなのか、僕が納得できるように説明しておくれよ。太田さんにはお肉と眼鏡が必要だよ。僕にはお肉と眼鏡のある太田さんが必要なんだよ。
あたし、いつまでも待ってる。待ってるからね!
改編期であの番組もこの番組も最終回。1・2クールのアニメはうまく畳んでもらえば満足なんだけど、年単位で続いた番組ともなると寂しくなっちゃう。
あぁ、【つくってあそぼ】だけじゃなく、【夜遊び三姉妹】も終了だなんて、あまりに残念。もう、あの三姉妹を見られないし、いけだ(てつや)君の『売れさせん!』まで聞けなくなっちゃうんだ……。
と、ここまではわかるとして、たいした思い入れもない【親子クラブ】の最終回でしんみりしている自分に驚いた。安っぽい。すごく安っぽい。好きだったとか、熱心に観てたのならいざ知らず、決してそうじゃないからね。そうじゃないのに、物憂げな気持ちになってる己の感性が安っぽい。恥ずかしい。
いかんいかん。雰囲気に呑まれてるなぁ。3月・4月はこういう気分になりがち。気を引き締めていきましょう。
ひとまず、各方面にお疲れ様でした。またいいものをお待ちしております。
メリーゴーランドの馬が全て三角木馬で、それに変態おじさん達がこぞって乗って、ものすごい速度で女王様に回されながら、ぶら下げられた鞭にバッシバシ当たっちゃってる。
そんなAVもエロイラストもギャグ漫画も見かけないんだけど、それは僕が世間の暗部にはまだまだ到達できていないということ? それとも、馬鹿馬鹿し過ぎて誰も表に出してないということ?
あーあ、どっかの富豪が閉鎖された遊園地を丸ごといかがわしい施設に改修しててくんないかなぁ。大人の遊園地。束の間の密室を楽しむ観覧車。お化け屋敷の暗がりであんなことやこんなこと。疾走感や無重力による他じゃ味わえないプレイを、ジェットコースターやフリーフォールで。充実のお土産コーナーは連日大盛況。
ほらほら、小山ゆうえんちをショッピングモールにしてる場合じゃないですよ。我らが日本に新しい夢の国を打ち建てようぜー。
儚い羊たちの祝宴/米澤穂信
名家・旧家が絶大な支配力と財力を持っていた時代。深窓の令嬢に有能な侍女が仕えていた頃。ある屋敷では毎年同日に一族の誰かが殺害され、また別の屋敷ではその家を継ぐはずだった長男が人目につかぬよう監禁されていた――。読書サークル『バベルの会』の周囲で起こる、5つの異様な事件。それぞれの結末に語られる一言が、残酷なまでの鮮やかさで迫る。
ということで、ラスト1行に力を入れた作品(『最後の一撃』や『フィニッシング・ストローク』と呼ばれるそうです)。帯で『味わえ絶対零度の恐怖を』とか『ラスト1行で世界が反転』なんて煽られてるけど、これはあんまり正確じゃありません。終始嫌な雰囲気とは言えホラーとは少し違うし、ラストのだいぶ前からひっくり返ってますので。
ミステリーではあるものの、短編だし、登場人物は少ないしで、何がどうなるのか、どういうオチなのかというのは薄々わかっちゃう。わかっちゃうけど、全然そうであってほしくない。そうであってほしくないけど、だいたいそうなる。そうなるけど、ラスト1行であまりにもうまいことまとめるもんだから、内容がいくら残酷でも口元がにやりと歪んでしまう。面白い。
差し詰め、『忍び寄る拒絶感』とか、『それでも迎える無慈悲なラスト1行』とか、そんな感じ。薄暗くて、冷たくて、上品。作り込まれたブラックジョークを聞かされているかのよう。
また、古今東西の本やそれにまつわる固有名詞、漢文の引用が頻出するので、米澤流読書案内としての側面もあります。実際、それが伏線となっていることもあったので、気にならないはずがない。
そう言えば、古典部シリーズでも本に関するネタがあったもんなぁ。よっぽど本好きなんだなぁ。