省略方法が一緒なんですね……。
どうも、こんばんは。ぴぃじゅ(既に、何かを略したっぽい名前)です。
2月のお話。
何か、関東の経理系の高校や専門学校から出場者を募って、ボウリング大会をするそうです。
と申しますか、そういうボウリング大会が、既に数年間、続いているそうです。
一応、経理系の学校である、うちの学校(創立当時は経理の学科しかなかったそうな。今は他の学科の方が多いですけど)にも打診が。
そして、こーゆーお遊び企画は、一番緩い学科の僕らのクラスに回ってくるわけで。
開催日が、普通に授業がある日なので、なおさら。
4人1チームで、1つの学校から2チームまで出られるとのこと。
うちのクラスからも、男子達が即座に立候補して(授業をサボりたいがため)、ほぼ決まりました。
決まりましたが、1人だけ足りないらしく、なぜか、僕に打診が。
まぁ、頼み込めば、聞き入れてくれそうな人のよさを、僕に感じてのことでしょう。確かに、それっぽい雰囲気はあります。
とは言え、僕は動きたくないので(運動嫌い)、出場する気は全くなかったんです。
適当に断る気満々でした。
でしたが、何か、出場する子達の中に、太い子(♂)がいるんですよね。
しかも、彼が甘えた声で、
「俺、ぴぃじゅと一緒にボウリングしたいな……」
とか言いやがるんですよ!
そりゃあ、承諾しちゃいますよね! 出るしかないですよね! さっきの台詞の『ボウリング』の部分を除いて、脳内再生しちゃいますよね!
あーもー、普段は冷たいくせに(主な原因は、僕のほうにあるんですけど)、こーゆー時ばっかり、都合のいい……。
どうにも、太い子には勝てません。あーあ。
ということで、本番当日。
学校前に停車したバスに乗り込み、大勢に見送られて、出発。
いや、そんな大人数に集まられましても……。
車内でキットカットが配られまして(学校からの餞別?)、
「亀頭カットだ、亀頭カット!」
とか騒ぎ出すやんちゃ坊主達。
えっと、去勢でやんすか、先輩!
あれー? 僕ら8人だけにしては、バスが大き過ぎます。
と思いきや、姉妹校の生徒さんも一緒に行くのだそうな。
って、こっちの学校も見送りが盛大ですね……。
あっ、太い先生がいるってゆーか、両腕を振っちゃったりなんかして、あーもう!
発車してから、そう時間もたっていないのに、尿意や便意を催しまくるという排泄欲旺盛な我がクラスの男子達。
予定を変更して、かなり早めにサービスエリアへ寄ったりしました。
何だかなぁ。
以後、バスの中では、まぁ、騒いでましたよね、だいたい。
僕も結構、乙女ネタを垂れ流してたんですけど、やたらと、
「死ね」
って言われた覚えがあります。
死なない! あたし、死なないんだから! 死ぬ時は、あなたと一緒!
なぜなら、あたしとあなたは運命共同体だから☆(こんなことを言ってるから……)
道中、東京ビッグサイトの近所を通りやがりまして、瞬間的にテンションが最高潮になりましたよ、隊長!
まぁ、何と申しますか、ヲタクの性と申しますか。
ところで、このバス、迷ってません?
随分と時間もたってますし、さっきから、主要道路ぽくない道路ばっかり通ってるんですけど……。
案の定、しっかり迷っていたらしく、開会式ぎりぎりの午後1時半に到着。
本当なら、12時頃に着いて、お昼を食べてから、大会に臨む予定だったそうです。
ったくもう! 運転手、しっかりしてよね!
まぁ、『大会』と言っても、たいした大会ではないらしく、集まっている学校も10校足らず。
ボウリング場も貸し切りではありません。
割と、ラフな雰囲気の中で、形だけの開会式。
あっ、可愛い子がいるー。
でも、レーンが遠いー。ぬぅ。
別に、いいんだもん。
こっちには、僕を誘ってくれた可愛い子がいるんだもん(『だもん』じゃねぇ)。
8ポンド球がなくて、仕方なしに9ポンド球を。
重いなぁ、ったく(非力)。
って、みんな、平然とストライクとかスペアとか出してて、うはっ、俺、場違いの極み!
挙げ句、4連続ストライクって、先輩!
何ですか? 貴様、天才ですか?
みんな、一応、立候補しただけのことはあるのね。
授業をサボりたかっただけじゃないのね。
僕ぁ、ピンに当てるだけでも、一苦労だってのに……。
でも、まぁ、彼らはやたらとファールが多かったり、ファールどころか、球を投げた勢いで転んだりしてたから、イーブンということで、どうか、よろしくお願いします。
いや、そう思わないと、ほんと、みんなとの差がひどいです。
どのくらいひどいかと言うと、なぜか、僕らを見に来ていた運転手のおじさんに、
「もっと真ん中をな? こう、真っ直ぐ狙うんだよ!」
と、頼んでもいない個人指導をされるほど。
いやいやいや、んなこと、知ってるから。
そんなアドバイスでストライクが取れるんなら、誰も苦労してないから。
つーか、あんた、あたしに気があんの?
あと、道に迷わないでよね!(恩知らず)
得点に加算されるのは、2ゲーム目までで、『先生も交ざって、楽しくやりましょう』の3ゲーム目に突入。
で、ここに来て、ストライクを3回も出す僕。
遅いよ。遅過ぎるよ。遅漏だよ……。
とは言え、結局、スコアは100を越えないので、どちらにしろ。
と申しますか、ストライク3回なのに、スコア100未満って!
自分、目ぇ、開いてる? ちゃんと起きてる?
さて、表彰式。
『箸にも棒にもかからない』とは、正にこのことで、上位入賞はもちろん、ラッキー賞すら、うちのクラスは誰も当たらないという始末。
いや、まぁ、上位入賞を逃したのは、僕のせいもあるんですけど、それには気づかない振り。
でも、女の子は一人につき、スコア+40だとかで、いやいやいや、そんなに足されたら、男の子チームは勝てませんがな(がな?)。
と申しますか、だったら、あたしにも+40をください!
こちとら、恋に焦がれる純情少女なんだからね!(ごめんなさい)
やっとこさ、ご飯。
時間は既に、3時頃だったでしょうか?
本来なら、お昼に食べるはずだったんですけどねー。
費用は学校から出ていて、担任が持っています。
ですんで、みんな、思い思いに好きなものを。
あっ、世間一般で言う『紅茶』は、ホットのことなんですね……。
いやね、飲み物は自販機で食券を買って、それをカウンターにもっていくシステムだったんですけど、『アイスティー』の文字が目に入りませんでね。
見づらいんですよ、自販機。
おまけに、アイスティーばっかり飲んでいる僕にしたら、『紅茶=アイス』なので、何の疑いもありませんでした。
お陰で、ホットな紅茶はしばらく放置プレイ(猫舌)。
姉妹校の女の子が、彼女の担任であろう教師(♂)に、
「せんせー、飲み物が欲しいんですけどぉ」
なんて言って、言われた教師も、
「おっ、そうか」
とか答えながら、自販機までついて行ったんですけど、これはどう見ても、援助交際だよねー。
僕もするー(先生がちょっと太かった)。
で、同じクラスの子達に、
「何か、アレ、援助交際に見えるよね?」
と同意を求めましたら、白眼視されました。あれー?
帰りのバスへ。
車内では、姉妹校の女の子に話しかけたいんだけど、話しかけられない意気地なしどもが多数。
ははは、お前ら、愛おしいなぁ。
「話しかけちゃえばいいじゃない。ウブでちゅねー」
とか、からかってたら、またも、
「死ね」
の連呼を浴びたり。
死なない! あたし、死なないんだから! 死ぬ時は、あ(以下略)。
わざわざ、すごく狭い道を通るバス。
普通車でも苦労しそうな角を曲がる度に、車内では拍手の嵐。
えっ、何のパフォーマンス?
来た道を戻ればいいんじゃないの?
それじゃあ、また迷うから?
と申しますか、既に、迷ってるんじゃない?
あっ、今、Uターンしてるよね?
真っ直ぐ走ってたのに、急にUターンしたよね?
明らかに、迷ってるよね?
1度ならず、2度までも、迷ってるよね?
そうだよね?
ほんと、この運転手はどうなってるんですかね?
荷台がないトラックの群れが通りまくる。
その見た目の間抜けさに、大笑いする女の子達。
…………。
えっと、最近の若者のツボはわかりませんね。
って、うちのクラスの子、騒ぎ過ぎー。
僕のカイロを投げ過ぎー。
全編、ひそひそ声で、
「女の子の方に投げちゃえよ」
「無理無理無理! 投げたとしても、俺は隠れるから、お前が謝れよな」
「出会いのチャンスじゃん」
「やだよ」
とか、そんな煩悩。
そんなことをしてるうちに、女の子の方にカイロを投げ込んじゃって、結局、普通に返してもらったり。
いろんな意味で、どーしよーもねぇなぁ。
迷惑だから、やめなさいな。
学校に着いたのは、8時半頃。
僕の使う路線は終電しか残ってませんし、その終電の発車まで、あと1時間以上はあります。
ですんで、見送り程度の気持ちで駐車場まで(みんな、車で帰るそうです)ついて行ったところ、終電の時間まで話し込んじゃったり。
あ、あれ? もしかして、気を遣わせちゃった?
何だか、申し訳ないっすよー。
ほんと、ありがたいことです。
終電で、11時頃に帰宅。早々に就寝。
そんなわけで、今日は、バス内にいる時間の方が長かったし、楽しかったです。
ボウリング大会? えっ、何それ?