どのくらい荒いかと言うと、オナニーしてる時より、同人誌を読んでる時の方が荒い。
それどころか、鼻だけでは満足に酸素を取り込めなくて、口呼吸に切り替えたりしてる。下手すると、エロパート以外や健全本でもその状態になったりする。奇声まで発したりする。足バタバタしたりもする。読み終える頃にはすごく疲れてる。
どうも、こんばんは。幸せ者です。
いやぁ、今夜もいい夢見れちゃうぜー。
異常透明/日食なつこ
深夜の音楽番組【ストリートファイターズ】で何度か彼女の姿を目にする機会はありました。でも、その時はまだCDを出す前だったはずだし、何より、番組をちゃんと観ていたわけではないので、さほど気に留めることもありませんでした。その印象的な名前を覚えたくらい。あれから数年後。今年になって、たまたま【跳躍】のPVを観ましたら、一発でやられました。
あら? 髪を伸ばしたつじあやのさん? じゃなくて、日食なつこさん? あぁ、あの子ね。って、この歌、すごくいいな。詞も曲も歌唱も実に僕好み。アレンジもかっこいい。と思ったら、編曲とベースはネギさん(根岸孝旨)じゃないか! んもー、いいもん作ってんじゃーん。いつの間にかCDデビューまでしてるじゃーん。ということで、慌てて購入した次第。
ネギさんが参加しているのはその1曲だけですが、他もなかなかの名曲揃いです。時に軽やかな、時にしっとりとしたピアノに、若さ故の内省的で葛藤を孕んだ詞。とは言っても、決して後ろ向きではなく、迷いの中でも絶えず前を見据えているような歌ばかり。跳躍はもちろん、【エバーシルバー】や【茜のキャラバン】辺りにもそれが顕著に表れています。そこに感じられるのは決意や希望といったもの。とても力強い。
また、恋愛の歌どころか、無理に解釈しない限りはその要素すらありません。若い娘さんの作品にしては非常に珍しい。この年頃の女性シンガーソングライターと言えば、呪いのような詞をロックで叩きつけたり、バラードで染み込ませたりして、『情念系』なんて呼ばれるもんです。ないしは、明け透けな失恋ソングや片想いソングで同世代の共感を誘い、CD売り上げ枚数よりもダウンロード数が遥かに上回って『新世代の歌姫』なんて呼ばれるもんです。しかし、そのどちらとも彼女は違う。ある種の少年性がそうさせているのでしょう。いそうでいなかった稀有なバランスの女性シンガーソングライターです。
にしても、僕はつくづく、癖のある声の方が好きなんだなぁ。万人が『うまい! 心地いい! 好き!』ってなる声より、好き嫌いが真っ二つに分かれるような声がいい。すぐに誰が歌っているかわかるような声。アイドルのキャピキャピボイスなんて、好き嫌い以前に聴き分けられないし。
しかし、この子、年下なのか……。これまたアイドルだったなら、中学時分には年下の子が出てきてたし、若くてなんぼの職業だから、何とも思わないんだけどね。でも、こういう、創造・想像のクリエイティブ方面で出てこられると、妙な焦燥感が湧いてくる。
思えば、あの人があの名曲を作ったのだって、あの人があの名文を書いたのだって、今の僕より若い時だ。…………あぁ。おおう。
だいぶ話が逸れましたけど、とてもいい作品です。YouTubeで跳躍のPVも配信してますので、気になる方は是非。
天の樹/天野月
ミニアルバムや企画盤は短いスパンで出してたけど、フルアルバムとしては月子名義の【ZERO】以来、実に4年振り。歌手活動を辞めて、名前を変えて、絵を描いて、歌手活動を再開させて、様々なコンセプトの作品を作って、遂にうまい落としどころを見つけたのでしょうか。基本は男前だけど、女性性や少女性も垣間見られて、ユーモアも忘れない。かと言って、月子時代とも違うしなやかさ。粒揃いで面白い。ちょっとまとまりがない気もするけれど、天野月としての彼女らしさが色濃く出ているアルバムです。
1曲目で男前担当の【EUPHORIA】。疾走感と目の前が開けていくような感覚がかっこいいっす。
表題曲の【天の樹】をスカイツリーになぞらえて、それに対応する【東京タワー】なんて曲を配してみたりね。しかも、これが昭和歌謡まっしぐらで、詞もキザな恋愛もの。極め付きに、サビ終わりのフレーズが『東京メランコリー』ですよ。たまらん。
【蝶】の姉妹作とも言える【くれなゐ】も、これが和風ホラーゲーム(零~眞紅の蝶~)の主題歌だなんて、何だか、でき過ぎてる。よくもまぁ、この手の曲をいくつも作れるもんだ。
戸倉(弘智)さん以外の人が編曲に参加している【サンドリヨンの番犬】、【ニワカアメ】、【ドロップキック】辺りも何の違和感もありません。むしろ、結構はまってるんじゃない? かなりいいんじゃない? 今後はいろんな人が編曲を手掛けるようになっても面白そうです。
瞬間接着剤が指に付いちゃって、ティッシュで拭き取ろうとしたんだけど、時既に遅し。今度はティッシュ片が指に貼りついちゃって、自分、オナニー直後かと思った。
ちっ、違うんだって! これは接着剤が……、いや、だから、信じてよ!
その昔、そんな現象は起こらないと友達に主張されたんだけど、えっ? 精液を拭き取った時にティッシュ片が指先、もしくは亀頭に貼りつく経験は、全ての男子が通る道じゃないの? 少年はそうやって大人になっていくんじゃないの? 貼りつかないなら貼りつかないで、君はオナニー以上に巧みな指遣いでティッシュを操っているんじゃないの?
Oh、テクニシャン!