自身の顔にヤマンバメイクを施している子は、とても愛おしいです。
時代の波に置き去られているようで、親近感が湧きます。
どうも、こんばんは。センスのない人間です。
ということで、僕のあまりの野暮ったさに業を煮やした2人(カップル)に連れられ、服を買いに。
生まれてから1度も入ったことがないような、すごくハイカラなお店に連れていかれたので、あたしゃ、もう、ドキドキですよ。
男の子の方が、そこの店員さんと仲良しらしく、
「こいつ(僕)には、どんな服が似合いますかねぇ?」
とか言ってんですけど、僕と話した途端、この店員さんが笑う笑う。
えっと、僕としては、普通に話してるだけなのになぁ。
何だか、最近の僕は他人から面白がられ過ぎです。
そりゃあ、場違いなのは認めますけど。いい子ちゃんオーラが丸出しなのも認めますけど。
でもまぁ、親切な女の人だったので、助かりました。
語り口も柔らかく、理路整然としていて、説明に説得力がありました。
曰く、僕は色白で華奢なため、濃い色のTシャツや紫のキャップを合わせるといいのだそうです。
えっと……、説得力はありますけど……。前半はわかりますけど……。紫のキャップって、えー。
と思いきや、姿見に映してみると、なかなかどうして若者らしいじゃないですか。
やっぱり、ショップの店員さんはすごいなぁ。
で、どっちかと言うと、Tシャツが欲しかったんですけど、周りの勧めで、キャップを買うことに。
ははは、俺、NOと言えない日本人だぜ。
って、はい? キャップが4000円?
…………。
日本は物価が高いんですね。
帰りは車で送っていただくことに。
優しいなぁ。思わず、惚れちゃうぜ!
つーか、逆に恐いぜ!
そして、ラブラブし過ぎだ、このバカップルめ!
何かもう、運転中なのに、ちゅーとかしてんですよ、この2人。
あっ、別に、『中』と『ちゅー』は引っかけてませんからね。本当ですからね!(墓穴)
話の流れから、第1次カミングアウト大会が開催。
こんな風にカミングアウトするなんて、随分と久しぶりです。ドキドキですよ、先輩!
両者共に、複雑な表情をしていたのですが、人間はボリューム満点の方が可愛いっつーの!
太い子、大好きだっつーの!
で、彼らの話を聞いてますと、やっぱり、浮気は駄目なようで。
僕は、好きな人の傍にいられれば、浮気だろうが何だろうが、されても構わないと思うんですけどねぇ。
こういう意見って、少数派なのかしら?
そんなこんなで、僕の家まで着いたのですけど、お前ら、人んちの前でまでチューしてんじゃねぇよ! 通報すんぞ、こら!
翌日、キャップをかぶって登校したところ、やたらと気恥ずかしい。
僕、一時期、眼鏡にチェーンを付けてたんですけども(和泉節子辺りをイメージしてください)、それよりよっぽど気恥ずかしい。
えっと、何でしょう? 僕のこの感性は。
昨日のカミングアウトの影響からか、エロ質問攻めに遭う僕。
まぁ、いくつか挙げますと、
・処女なのか、どうか?
・どんなことをするのか?
・痛くはないのか?
とか、そんな辺り。
やだ、エッチ! 女の子にそんなこと訊くなんて、最低っ!(ごめんなさい)
あと、なぜか、『ヤリマン』というあだ名を付けられました。
いかん、面白過ぎる!