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しあわせをひとつ・・・・。 日本ハリセンター

無精子症は病院では[病院受診→無精子診断→MD-TESE→0匹]・・・すべてが終了です。無精子症は単一の疾患ではなく様々な環境下で発生するので、原因を把握して処置をすれば精子の確認も可能になります。すべてが終了した方も再度ご確認をおすすめします。




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無精子症治療のご案内







陰嚢・睾丸触診検査


 陰嚢は、陰茎(いんけい)の付け根から垂れ下がっているひだ状の皮膚(ひふ)でできた袋状の器官です。陰嚢の内部には精巣、精巣上体、精管の一部などが含まれています。陰嚢のひだ状の皮膚は、精巣の温度を一定に保つため、伸びた縮んだりするように筋肉組織を持ち、汗をかくことで温度が下げられるようにたくさんの汗腺(かんせん)があります。
 陰嚢は女性の大陰唇にあたり、両側に分かれているのですが、お母さんのおなかにいるときに精巣を包み込むように両側から結合されていきます。そのため陰嚢の中心部には外から見てわかるように筋が入っています。




陰嚢の理学的環境の確認
陰嚢の生理学的作用
○保護作用
 1)睾丸、精巣上体、一部精管の保護
 2)外的環境からの防菌作用
 3)紫外線、メラニン防御作用

○睾丸機能の管理作用
 4)温度管理作用
 5)放熱作用
 6)保温作用
 7)発汗作用
陰嚢皮膚はなぜ黒っぽいの 陰嚢の汗腺
陰嚢皮膚は体の中でも多くメラニン色素を蓄えています。外的にさまざまな光線から睾丸を守るためで、精子の突然変異や染色体、DNAなどに異常を起こさないように保護しているためです。 陰嚢には汗腺が多く集まっており、汗をかくことで約550cal/gの体熱を奪い陰嚢・睾丸の冷却装置としてはたらいています。




陰嚢の役割
○陰嚢組織は皮膚、筋膜、肉様膜など8層からなっております。
○陰嚢には皮下組織がなく体温より常に3℃低い温度を維持しています。
○陰嚢は3℃低い温度を維持するため、陰嚢が伸びたり、縮んだりしてその温度を常に確保する作用があります。
陰嚢診断では、皮膚表皮の形状や陰毛の生え具合、陰嚢の容量などに注意いたします。陰嚢の表皮組織は一人として同じものはなく個々に違いがあります。陰嚢温度測定においては無精子症患者様では、体温より3℃低い温度がキープできない方が多く、平均温度は34.0~34.4 位の方が多くみられます。




陰嚢検査
陰嚢の温度測定
高精度の非接触型体温測定器を利用してA点~G点を測定します。

A・・・・・ 右睾丸最下部
B・・・・・ 左睾丸最下部
C・・・・・ 右睾丸最上部
D・・・・・ 左睾丸最上部
E・・・・・ 左右睾丸の間
F・・・・・ 右精管部
G・・・・・ 左精管部

多数の症例から非閉塞性無精子症、閉塞性無精子症、乏精子、精子無力症、奇形精子なと病名別分類するとそれぞれの疾病の特徴がつかめます。また、同じ疾病内でもいくつかのグループがあることを発見しました。
陰嚢の容積 陰嚢内睾丸位置
陰嚢容積、睾丸の大きさ、体格は必ずしも比例するものではなく陰嚢が大きければ良いとはいえません。睾丸のおおきさにあった状態や陰嚢のおおきさで、陰嚢を形成している素材が問われると思います。バランスが崩れると精子環境に影響するものと考えます。 平常時、上の図のAB部が一般的定位置とされておりますが、CD部やFG部に位置する事がありますのでその確認が必要です。勃起・射精時は多くはFG部になります。AB部とFG部では温度差が0.5℃以上あることもあり、その温度環境によっては睾丸の生理的機能に影響がございます。
陰嚢左右バランス 陰嚢下垂形態
上の図のAF間距離とBG間距離は一般的にはAF<BGですが、AF>BG、AF=BGもあります。問題になるのは睾丸位置か゛AB部の一般的定位置になく片方が上位に位置しAF部BG部の距離さが大きい時や精索静脈瘤と診断された方は精子内容に注意が必要です。 常温で陰嚢のたれ具合を確認すると、胃下垂のように力なくだら~んとしているものから寒冷時の収縮状態の睾丸様な陰茎下で硬く固まっているものまでございます。低からず高からずの位置のキープが良質精子の条件のようです。
陰嚢色素形態 陰嚢表皮の形状
個人個人全く違った色模様ですが、紫外線などからの防御を考えるとやや茶褐色で浅黒いメラニン様な色素沈着が良好と考えます。日本人で色素が非常に薄く、陰毛量が少なく一般皮膚もなめらかで色白の場合も精子内容やEDなどに気をつけましょう。 湯葉や牛乳の表面にできる膜の如く、薄く伸縮性のあるものが最良です。アトピー性皮膚炎のステロイド禍や象の体表の様に厚い皮膚層がありますと陰嚢温度の上昇を起こし精子に影響をあたえます。
陰嚢陰毛状況 生殖器部陰毛状態
陰嚢の陰毛ははえている人とはえていない人がおりますがさほど気にしなくても良いと思いますが、無精子症の一部には非常に多毛者がおりますので注意が必要です。 生殖器全体に陰毛が確認できれば良いと思います。薄からず濃からず一般的にあればよいです。
冷物質接触反応 温物質接触反応
冷蔵庫で冷やした冷たい棒や小さな氷の塊などを一瞬陰嚢睾丸部に接触させて陰嚢の収縮反応を調べるものです。健常者と無精子症では反応速度や収縮度などに違いが発生いたします。個人差や病的状態などの状況を勘案して分析比較作業を行います。 冷物質接触反応と温度的に反対の事を行います。①体温以上の暖めた物質を一瞬陰嚢睾丸部に接触させて陰嚢の反応を調べるものです。②温熱光線を一定部位に収束照射を徐々に暖かさを強くして「熱い」と反応した温度や距離から個々の反応度の調査です。
微弱電流感応検査 陰嚢引っ張り検査
人体に無害な微弱電流を徐々にボリュムを強くしていき反応し始めたポイントと我慢できる範囲の中で最強ポイントを探します。
この検査は非閉塞性無精子症の一部の方と健常者の差がはっきりとしております。
陰嚢を下垂させた状態で左右に引っ張りその伸張度をはかる検査です。伸縮度が高いほど良質とお考え下さい。伸縮度が低い場合は肉厚陰嚢や陰嚢表皮の硬化などで精子に影響があります。
陰嚢の組織に関する所見 停留睾丸の確認
陰嚢組織は皮膚、筋膜、肉様膜など8層からなっております。同一状態のものは全くなく、個々に違った陰嚢をもっています。陰嚢で一番大切なことは精子製造にかかわる睾丸の管理で陰嚢の関わり方で精子が左右されることがあるため、不妊原因にならぬよう心がける事です とても重要な生殖器診断です。停留睾丸ではなくても「陰嚢内睾丸位置検査」「陰嚢左右バランス検査」「陰嚢下垂形態の検査」で正常でない場合も緻密な検討が必要。
このエリアの方々は、場合によるとクルーガーテストが必要です。
SLDの確認 精索静脈瘤の確認
性病検査で陽性者は性病治療を優先してから男性不妊の治療を行うことが順番です。 これも専門的検査ですが、無精子症であれば手術せずそのままでも良いのですが、精子が存在して内容に影響がある方は、泌尿器科医の診断で手術の検討も考慮することがたいせつです。
陰茎の状況 精巣上体や精管部の確認
大きさ、包茎(精子に影響なし)、形状、奇形などを確認します。 位置、しこり、疾病、病的症状なとの確認をします。




睾丸・陰嚢診断で判る事は
○1人ひとり違った素材である。
○一般的に睾丸は硬いほうが内容が良い
○陰嚢は「湯葉」のように薄くて懐中電灯の光が透けて見えるようなものが良い
○陰嚢容積と睾丸比率は精子の量や内容を左右する
○陰嚢組織は色々な刺激に対してすばやく反応を示すものが良い
○睾丸・陰嚢診断で判る事は先天的疾患と後天的疾患の区分にこの睾丸・陰嚢診断が役割を果たしております。



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