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しあわせをひとつ・・・・。 日本ハリセンター

無精子症は病院では[病院受診→無精子診断→MD-TESE→0匹]・・・すべてが終了です。無精子症は単一の疾患ではなく様々な環境下で発生するので、原因を把握して処置をすれば精子の確認も可能になります。すべてが終了した方も再度ご確認をおすすめします。




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無精子症治療のご案内





無精子症  はじめに 初期判断



精子がいないワケ(6)
無精子症エリアの中でこれから活動する上での基準になる指標です。ホルモン動態の改善は全ての環境が書き換えられる力を持っております。
自分を信じて・・・・




ホルモンレベルの問題
◇ テストステロン
①睾丸で生産される男性ホルモンです。睾丸ではこのテストステロンのほかに女性ホルモンであるエストロゲンも微量に生産されております。
②このテストステロンは、男性としての生殖機能の中心として働くホルモンです。その主な働きは下記の通りです。
・男性生殖器の発育促進、機能維持
・第二次性徴の発育に関与(体毛、声変わり、陰嚢・睾丸の発育)
・セリトリ細胞を刺激して精子形成に関与
・性欲の亢進
③女性がE2(女性ホルモン)が少なくなりますと挙児に恵まれないのと同じで、男性では、テストステロンが少なくなりますと無精子、精子の質の低下、精子の数の低下、受精卵の形成不全、胎盤着床などにも大きな影響が見られます。又、テストステロンが多すぎますと男性特有の疾患にかかりやすくなります。
④テストステロンは、脳の視床下部・下垂体レベルと密接なつながりを持つて(フィードバック機構)ホルモン機能の調整を計りながらシステム下で働いております。
⑤性腺に大きく影響を与えるホルモンにはゴナドトロピン性腺刺激ホルモン(間質細胞刺激ホルモン・・・LH、精子形成ホルモン・・・FSH)の間質細胞刺激ホルモン(LH)の影響下で睾丸内のライデッヒ細胞でテストステロンが生産されます。
⑥テストステロン値の正常範囲は約250~1050ng/dlとされております。この数値は、病気か非病気かの範囲を示した数値です。日本ハリセンターでは下記の分類で臨床が進められます。
⑦テストステロンは、男性の胎生期において、男性内生殖器の発達に関係すると言われています。妊娠6週目から24週目にかけて、胎児にテストステロンが多く分泌されます。
精巣は、最初から陰嚢(いんのう)の中になく、この時期に奥まった所から陰嚢へ下りて来るのですが、そのために必要なのがテストステロンです。これが上手く行かなかった状態が「停留睾丸」で、生後、精巣が機能しなくなってしまいますから、適切な処置が必要です。

○テストステロン値が約250~350ng/dlエリアの無精子症の方
正常範囲に位置いたしますが、生殖医療を行う上では、精子が存在する方々では自然妊娠も可能領域ですが、FSH、LHの動向では難しくなります。体外受精エリアに於いては、受精卵の分割速度が遅かったり、受精卵の分割停止があとをたちません。また、胚盤胞まで分割が進まないケースが多く、胚移殖に於いても多くは陰性反応になります。精子の質に目を向けますと、乏精子症、奇形精子症、精子無力症などの男性不妊の原因になるベースゾーンになっております。無精子症に於いては、精巣生検(TESE)や射精中から採取された精子による顕微受精では妊娠に届かないケースが多いようです。
○テストステロン値が約150~250ng/dlエリアの無精子症の方
このエリア又はこれ以下の方は低テストステロン症と言われ、何ら生殖医療を行うも妊娠まで至るケースはまれで、このテストステロン値を変えない限り男性としての役割が果たせないエリアです。原因としては下記の代表的なものが挙げられます。
・間脳PRL促進、抑制因子や成長ホルモン促進、抑制因子の問題
・下垂体機能低下症
・染色体del欠損、遺伝子障害
・FSH値バランス障害
・脳腫瘍などの脳疾患
・陰嚢・睾丸レベルの疾患
・過去の呼吸器、循環器疾患
・ED障害を伴う泌尿器疾患など
○テストステロン値が約150ng/dl以下のエリアの無精子症の方
このエリアでは、ほとんどが無精子症の方になります。精巣生検(TESE)を行って精子が確認それて顕微受精を行っても可能性のないエリアになります。基本的には、このテストステロン値を増やすことが妊娠につながる一歩だと考えます。
日本ハリセンターに於いて最低のテストステロン値は37ng/dlです。この数値は女性で卵子の質の改善に使われるDHEAの副作用で発生する数値より遥かに低い数値です。
◇ LH
①間質細胞刺激ホルモンと言い、本来の役割はラィデッヒ細胞を刺激して男性ホルモンを分泌させる役割です。
②LHの前駆体はGn-RHで、遺伝子は第8番染色体に位置致します。。FSHとLHを下垂体前葉から分泌させるペプチドホルモンである。これは視床下部で合成、分泌される。
③LH値の男性不妊エリアでの正常範囲は約1.6~9.1mIU/mlとされています。
④理想的にはLH<FSHの図式が良いかと思います。
⑤LH値が1mIU/ml以下ですと、中枢エリアの障害を考えましょう。
⑥LH値が高値の場合は睾丸エリアの障害を考えましょう。
◇ FSH
①精子形成ホルモンと言い、本来の役割は睾丸において精子を造る作業の指令元です。
②LHと同様に、視床下部-下垂体-精巣のフィードバック機構の中でFSHとしての役割を果しております。
③FSH値の男性不妊エリアでの正常範囲は約1.6~10.6mIU/mlとされています。
④FSH値が低いと、中枢エリアの障害を考えましょう。
⑤FSH値が高値の場合は睾丸エリアの障害を考えましょう。
⑥無精子症エリアでは大きく分類すると下記のようになります。
・FSH低値、LH低値の場合は下垂体機能低下症を疑いましょう。
・FSH正常値、LH低値の場合はテストステロンの問題が大きいです。
・FSH高値、LH高値、テストステロン正常値は一般的無精子症
◇ PRL
①プロラクチンは下垂体前葉から分泌される199個のアミノ酸よりなる ペプチドであり,分子内に3個のS‐S結合を有する。プロラクチンの分泌は,他の下垂体前葉ホルモンの分泌と異なって,視床下部のプロラクチン分泌抑制因子(PlF)によって抑制的に調節されている。PlFは 主としてドーパミンと考えられる。視床下部に存在する甲状腺ホルモン分泌促進ホルモン(TRH)や血管作動性ペプチド(VlP)はプロラク チン分泌に促進的に作用する。プロラクチンは乳腺に作用して乳蛋白の 合成や乳汁の分泌を促進するのみでなく,ゴナドトロピンの分泌や性腺機能にも影響を与えます。
②プロラクチンに関しては、女性エリアの疾患や対策など丁寧な説明や治療法の紹介はたくさんあるのですが、男性エリアの高プロラクチン血症、低プロラクチン血症についての説明書などはほとんどありません。
③高プロラクチン血症の原因や誘引について
・視床下部-下垂体障害
・呼吸器系疾患
・すい臓疾患
・肝機能疾患
・腎機能疾患
・薬剤
・精神疾患
④日本ハリセンターの無精子症エリアに於けるプロラクチン値の重要性は計り知れないほど大きな意味を持つ値になります。FSH値、LH値、テストステロン値を分析する前にくぐらなければならない入口です。




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