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しあわせをひとつ・・・・。 日本ハリセンター

無精子症は病院では[病院受診→無精子診断→MD-TESE→0匹]・・・すべてが終了です。無精子症は単一の疾患ではなく様々な環境下で発生するので、原因を把握して処置をすれば精子の確認も可能になります。すべてが終了した方も再度ご確認をおすすめします。




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無精子症治療のご案内





精子と精子細胞


非閉塞性無精子症の患者様が一定期間の鍼治療後の精液検査で常に約8%の患者様の射精精液から精子が確認できております。一般精液検査で確認できた精子はクルーガーテストと言って一匹づつ精子診断を行い、生命体を創れる精子をセレクトしてICSIに挑戦します。クルーガーテストで精子が存在してもノーマル精子が微量ないしゼロであれば引き続き鍼治療を継続しグレードの高い精子創りを続けます。下記の精子群は精巣生検を経験しても精子が見つからなかった患者様で数ヶ月間の鍼治療後に精液検査の際射精精液から精子が確認できたものです。




一般精液検査
 〔Count Summary〕 
  Volume ・・・・・ 精液量 ・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ あり
      Total Count ・・・・測定した精子の数・・・・・・・・・・・・・・0
 Total Concetration  ・・・ 精子濃度・・・・・・・・・・・・・・・
 Total Sample  ・・・・ 総精子数・・・・・・・・・・・・・
 Motile Count ・・・・・・・運動している精子数・・・・・・・・・・
 Motile Percent  ・・・・・・全精子中の運動精子数の割合(%)・・・
 Motile Concentration ・・・ 運動精子濃度・・・・・・・・・・・
            〔Progressive Sperm〕・・・・・・・・・ 良好精子
  ※良好精子とは、スピードが25micron/Sec以上で
   直線性が80%以上の両方の条件を兼ね備えている精子のこと。
 Progressive Count ・・・・・良好精子の数(個)・・・・・・・・・・・・・・
 Progressive Percent ・・・・ 運動精子中の良好精子の割合(%)・・・・・・・・
 Progressive Concentration  ・・・良好精子の濃度・・・・・・・・・・・・・・

  Progressive Sample ・・・・総良好精子数 ・・・・・・・・・・・・・・・・
 
〔Movement Characteristics〕
Path Velocity (VAP) ・・・・・精子進行方向性速度の平均値(HZ)・・・・
     Progressive Velocity (VSL) ・・ 精子直線地点移動速度の平均値(HZ)・
 rack Speed (VCL) ・・・・・精子曲線地点移動速度の平均値(HZ)・・
 Lateral Amplitude (ALH) ・・・精子頭部の平均振幅値・・・・・・・・・・
 Beat Frequency (BCF) ・・・・精子頭部が1秒間に振る回数・・・・・・・
 Linearity (LIN) ・・・・・・・ 精子の直線性の平均値・・・・・・・・・・
 
〔Velocity Distribusion〕
 Rapid sperm ・・・・・・・・ 25HZ以上の速度で動いている精子・・・
 Medium Sperm ・・・・・・ 5~25HZの間で動いている精子・・・・・
 Slow Sperm ・・・・・・・・0以上5HZの間で動いている精子・・・・・
 Static Sperm ・・・・・ 動いていない精子・・・・・・・・・・


 無精子症は精液量以外0であることを確認いたしましょ
上記の精液検査のほかに、精子奇形率や精液中の白血球'(WBC)や赤血球(RBC)の数なども検査対象にいたしましょう。   

精液検査は無精子症と診断された後は特に必要はありませんが鍼治療開始後三ヶ月目には必ず検査を行います。精液検査は一般的には大学レベルでも4~5種類程度の検査項目ですが、場合によると微量な精子が存在することがありますので20~30項目程の詳細な検査を行わさせて頂きます。また,鍼治療後に射精精液中に精子が確認できた無精子症の方は下記のクルーガーテストでより精密な確認と顕微受精下で妊娠可能な精子のセレクトや改善で男性側のリスクを抑制し確立の高い顕微受精で対応できればと考えます。








非閉塞性無精子症クルーガーテスト
無精子症鍼治療後の射精精液中から回収できた精子を撮影したものです
       
       
       
       
一般精子の約1/3程度の頭部で頭部先端も不鮮明で精子直進率や貫通能力が低く劣化した状態ですが5回目の顕微受精(ICSI)で妊娠→流産、6回目の顕微受精(ICSI)で妊娠→出産しました。出産時の体重は2450gの男児でした。 
       
       
       
約半年の無精子治療で上記精子を凍結し、妻の採卵待ちでしたが最終的に妻の卵子摘出が出来がない為、海外で卵子提供を受け一回目の顕微受精で妻が妊娠→双子男児出産しました。 
       
       
 二つの大学で精巣生検(TESE)を実施しても精子が見つからず、当センターに来院して加療三ヶ月目に5~6匹程度精子確認されたがその後もはり治療を続けFSH値が10台にLHとPRL値が一桁になった時点まで治療を続け射精精液から約一万匹/mlの精子を抽出できました。
       
       
大学四件で精巣生検(TESE)を実施し精子、細胞とも確認されず来院。初診時FSH-38,2、LH-15.0、PRL-18.6、TST-325の方の3回目の血液検査でFSH-13.8、LH-6.7、PRL-7.08、TST-711になり睾丸の硬度と大きさも変わり濃度50万匹/ml以上の精子が確認され凍結しました。2回目の顕微受精で男児出産。出産時妻40才、夫42才。 
       
       
 鍼治療三ヶ月目で数匹の精子が確認できたため少し加療を続けて約五ヶ月間鍼治療後上記精子が採取できましたが、100%尾部変性の精子無力症を伴った精子の為追加半年間鍼治療を行い極わずかの良質精子で顕微受精二回目で妊娠しました。
       
       
停留睾丸で小児期手術を行い右睾丸摘出しております。FSHは片側睾丸がない為40台でしたが他ホルモンは良好で治療開始から約三か月半後に精液検査で約濃度1万匹/ml程ありましたが、上記の様に尾部が鮮明に撮影できない直進率の低下した精子ばかりでしたので心配でしたが一度目の顕微受精で妊娠→男児出産しました。



閉塞性無精子症クルーガーテスト
       
閉塞性無精子症は射精精液中から精子は抽出できません。この精子はMESA-PESAで回収した精子です。夫の年齢は53才です。結婚28年目の出来事でした(:結婚は二回目、妻30才代です)。




 非閉塞性無精子症や一部閉塞性無精子症ではり治療後に行われる精液検査で精子が抽出できなかった場合精巣生検(TESE)が行われます。精巣生検(TESE)の際精子が必ずしも確認できるとは限りません。精子の前駆体として後期精子細胞、前期精子細胞や精娘細胞、精母細胞、精粗細胞として存在していることもあります。一般の体外受精施設では精子以前の状態ですと生殖医療はここで終了になります。極一部の体外受精施設(約1%程度)ではこの抽出できた細胞から受精卵をつくる技術で顕微受精(ICSI)で妊娠させることができます。これら細胞は精子の分化前組織であるため現実のバイオプシー→顕微受精(ICSI)でもその細胞のホルモン濃度や条件から一般精子からの顕微受精に比べ一段と着床妊娠率が低下しております。これらの悪条件をより確立の良い条件に変えるのも、精巣生検(TESE)前のはり治療で徹底したホルモン管理を行い一歩進んだ組織に変えたり、組織の改善を図る事が結果を得る条件と思います。



  非閉塞性無精子症の円形細胞の画像




 この非閉塞性無精子症画像の精子細胞は3回精巣生検(TESE)を実施しても精子や細胞確認ができず鍼治療5ヶ月後に精巣生検(TESE)を行い、微量の精子細胞の存在と一匹のOAT精子が確認できます。






  閉塞性無精子症の円形細胞の画像






 これは非常に貴重な閉塞性無精子症画像の精子細胞です。PESA-顕微受精を実施しても精子が確認できず来院された際、以前に通院していた医療機関で撮影された画像です。閉塞性無精子症の場合精子として抽出される場合は一般的には100%近いとの事ですが、当センターては約75%の方が精子として抽出されております。



  非閉塞性無精子症の円形細胞の画像





 これは非閉塞性無精子症で精巣生検(TESE)2回で精子、細胞ともに確認できなかった方です。ホルモン濃度もFSHとPRL値が非常に高かったにもかかわらず精子細胞がたくさん製造されていました。



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