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◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )

 no.440 夜行列車 東京発大垣行廃止の思い出  2021.2.1

 (特別版として書かせて戴いた。)

 JR東海は、1月22日長い間、鉄道マニアの中で
親しまれていた東京発大垣着の夜行列車を運転終了しました。最近では定期列車でなく臨時列車となっていましたが、乗車需要の変化から廃止となってしまった。
 私は、この列車を青春時代の一時期に利用していたので、何となく懐かしく、そして苦しい苦い思い出があり、懐古趣味で利用の一コマを書き、私自身の終活の1ページにしたいとした。
 高校を卒業して、縁あって東京からさらに遠くの茨城県の遠縁を慕って地方の大学に入っていた。大学の寄宿舎に入って学窓生活をしていたのである。
 年2,3回は親元である岐阜県に帰省していたのであるが、貧しい状況にあり、帰省の手段は(昭和32年当時)はJR(その当時は国鉄?)の列車しかない、長距離バスなんてその当時には無かった。もちろん新幹線もない。
 帰省は出来るだけお金が掛からないように、普通列車を使うのである。そして時間を有効に使うことから夜行列車にすると深夜であるから停車駅も少なく早く着くことになる。
 東京発23時30分の大垣行夜行列車に乗るのであるが、その当時は国民の全てが貧しかったから、その列車の利用者も多かった。発車時刻の1時間前からホームに並んでいないと客席に座れなかった。ホームに新聞紙を敷いて待っていたのである。列車内で運良く座れればよいのであるが、時には車両内の通路に人が一杯になることがあり、やはり新聞を敷いて、荷物を抱いて眠ることはしばしばあった。
 時には、料理屋のおかみさんが仕事を終えて乗り合わせることもあり、世間話して時間を忘れることもあり、今では懐かしく思える。明け方(5時前に)に名古屋に到着するのであり、その当時にはホームに水の出る洗い場があり、顔を洗ったものである。名鉄電車の始発を待って乗車し、親元に帰宅していた。もうすっかり忘れてしまったが、時には高山線に乗り換えて帰ったこともあった。
 数日、親元に居候して、学窓生活に戻るのであるが、今度は逆のルートで帰れば安く戻れるのであったが、その当時のダイヤでは早朝の4時半ごろに名古屋発となるので、とても無理な乗車であり、午前の準急「東海」の利用となって、戻って行ったのである。
 東京での茨城県への入り口は「常磐線」、乗り入れは上野駅であるから、その当時はまだ「途中下車」が出来たので、東京・新宿の「日劇」、上野の「アメ横」などを見て回るのが、学窓生活に戻る前の楽しみのひと時であった。
 岐阜県の親元との往復には、大垣行の夜行列車は青春時代の「良き思い出=思い出したく苦しい思い出」となっている。
 先の「東京オリンピック」を機会に「東海道新幹線」が開通され、東京行は便利となり、新幹線を使うのが当たり前の状況になっていたが、その中でもこの大垣行の夜行列車は臨時便として「定期的」に運行され、名前は「ムーンライトながら」として運行されていたが「コロナ禍」によって中断され、この1月に正式に廃止となったのである。
 そして、あの時から60年も過ぎたのである。
 今回の夜行列車の廃止を知って、もう私の「波乱に満ちた人生(?)」も終わりかと思うと何となく暗い気分になってしまった。しかし、終活の意味で「あの青春時代に乗った夜行列車の終わり」を思い出しながら、1ページを書いて見たのである。
 当時を思い出しながら書いたが、ごく最近のように思え、錯覚してしまうほど、あの頃に戻ってしまいそうな感じになってしまう。それほどに強烈に生きた証かもしれない。
 もう過ぎたこと、終活で封印したい気持ちもあるのだ。
 60年前の出来事、所々記述が間違っているかもしれないことはお詫びする。
 追記
 上記を書く時、思い出すために、そのころの身の回りの建物・地名を今の地図(インターネットWeb上)で探して見ると、すっかり変わってしまって存在すら分からず?、その当時を思い出して見ることが出来ないのである。簡単に60年前と言うけど、もう「浦島太郎」の存在となってしまった自分なのであろうかと!!

 no.439 アメリカの恥部だ!         2021.1.16

 
アメリカ議会に暴徒突入、トランプ大統領を弾劾される
 アメリカの民主主義にとって、恥辱にまみれた暴力の日として歴史に刻まれるに違いない。
 トランプ米大統領の支持者が、バイデン次期大統領を正式に認定する会議が行われていた連邦議会の議事堂に乱入し、建物を破壊し、暴力行為で一時占拠した。
 バイデン氏の当選を認めない支持者らは議事を妨害しただけでなく、一部が暴徒化して警官隊と衝突。数人が死亡する流血の惨事になったのである。
 合衆国憲法が定めた民主的な政権の移行手続きを暴力で阻止しようとした前代未聞の出来事である。米国内外に与えた驚きと動揺は計り知れない。
 世界で最も民主主義が行き届き、世界に模範する民主主義国家のアメリカで現実に行われた恥ずべき出来事である。
 議会への乱入を扇動する形で引き金を引いたのは、あろうことかトランプ大統領なのである。彼トランプ大統領は、首都ワシントンに集まって抵抗の意を示すよう支持者に呼び掛けをし、当日もホワイトハウス近くの集会で演説し、「弱腰では米国を取り戻せない」と大統領選の無効を訴えて、「議事堂まで歩こう。私も行く」と煽ったのである。
 大統領の声を聴いた、数千人の支持者が呼応して、議事堂に突入したのだ。
 トランプ大統領は昨年11月の大統領選での敗北を受け入れず、証拠も示さず「不正投票」「盗まれた選挙」と吹聴し、支持者の怒りに呼応して煽り続けてきた。それだけでも民主政治での選挙制を否定するような言動振る舞いである。その上、支持者に暴動をあおって選挙結果を覆そうとしたのなら、もはや「犯罪者」と批判されても致し方無い。
 アメリカ議会下院は13日、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案を可決した。トランプ氏はこれにより、退任7日前にして、史上初めて2度にわたり弾劾訴追された米大統領となったのであり、これだけでも恥ずべきことである。
 決議案は、上述の議事堂襲撃事件をめぐりトランプ氏を「反乱の扇動」で訴追する内容。トランプ氏は今後、上院で弾劾裁判にかけられるが、裁判の開始は今月20日のバイデン次期大統領就任後となる見通しだと報じられており、その成り行きは予断を許さない雲行きであり、特別な恩赦も出るかもしれないが、トランプ氏は、もはや大統領の資格はあるまい。その責任は明白で、厳しく問われることになるだろう。
 私は、テレビでケーブルテレビの「アメリカCNNニュース」を、この事件後、良く見るが
議事堂を襲った暴動場面を見ていると、何と秩序のないアメリカであり、暴動破壊を「悪」と思わないアメリカ人がいることに驚きを隠せない。アメリカ人には、アメリカ開拓時代の西部劇で現わされている銃器での殺し合いが今も彼らの精神にあり、恐ろしい人種(今でも、アメリカでは銃器を持つことは許されており、自己防衛が認められているのだ。)だと思えるのだが、では他の国や日本ではどうかと言えば、古代の時代から国同士や部落同士での戦いはあったのであるし、今でも国家間の「戦争」という形でやりあっている。
 何か変な方向の書き方になってしまったが、今は「新型ウイルス」との戦いに全世界が目を向けて、良き時代に戻すことに専念したいと願うのみだ。

 no.438 新しい年を迎える前に!         2021.1.1

 まずは『明けましておめでとうございます。』

 正月初めの話題となると、明るい話題を考えるべきだが、改めて新年を言う前に、過ぎ去った昨年を反省して、新しい年の門出にしようとする浅はかな企みである。
 その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が昨年12月12日発表されたが、誰もが認める新型コロナウイルス禍での対策の象徴である「蜜」であった。言わずと知れた「3蜜」からの語源である。
 さて、昨年を反省しよう!
 読売新聞読者が投票した重大ニュースの結果をまず見よう。
1位 
感染拡大 緊急事態宣言
2位 東京五輪・パラ 1年延期
3位 菅首相誕生 新内閣発足
4位 安倍首相 辞任表明
5位 志村けんさんら死去
以下は羅列すると、「鬼滅」最速100億円、全小中高 休校要請、甲子園 春夏中止、藤井聡太七段 最年少タイトル、九州豪雨 死者77人 となっている。
 読者の投票による順位であるが、読者の選んだ1年の間での、心に残る出来事であり、私からすると随分と異なるのであるが、読者の年齢などで、人それぞれ思いや感じ方は異なるので致し方ない。
 私論ではあるが、私としては上記の3と4は入れ変わった方が良いと思う。私は安倍派かも知れない?また、志村さんのコロナ死去は1位と一緒でもよいのではないかと。
 さて、私の周りの昨年度の 重大出来事を下記に記述することになるが、私事になり申し訳ないので、私の生き様を知りたい方は読んでいただければありがたいです。

1)関与するパソコン教室の移動とコロナ騒ぎ
15年以上にわたって利用してきた公設施設が老朽化により閉鎖になり、新しい有料の場所に移動することになって、場所決めとか、施設利用の有料化による会費の値上げなどで、まとめるのに大変であった。また始動直後に襲ったコロナ禍により、対策に苦慮した。
2)実弟の死去
私と2歳違いの弟が急死した。弟の一生は薄幸であったと私は思い、忍んでいるのである。良き奥さんに見守られながら亡くなったので良いかもしれない。だが、弟の一生を見ると波乱万丈の人生だったと思うのだ。覚え知っている限りで書き、弟を振り返りたい。
 私たち兄弟は貧乏な公務員の父の下で生まれたのであるが、弟は生まれた直後に父の弟(叔父)に養子となって育てられた。しかし叔父に実子が生まれたことにより、弟が小学3年の時に我が家に戻されたのである。私としては行き成り弟の存在となり、兄弟仲良くというイメージが無くて、学窓を出ると遠くに就職してしまったので、兄弟の距離は益々離れてしまっていた。
 私が事由があって実家に戻った時には、弟は学校を出て水道工事会社に勤め、会社に寄宿していたのでほとんど会う機会は無く、1年の2-3度の家族会に会う程度で、日常の普通の会話になってしまっていた。
 弟は、水道工事会社を背負い立ち、先代社長の養子となって(姓を変える)社長となって身を粉にして一代を築いたのである。しかし、子に恵まれなかったので家族に会社を遺産することなく、先代社長夫人の計らいで有能な社員が会社を引き継いだのである。
 本来ならば、弟の奥様が会社の後を面倒見るのが筋であろうが、奥さん就業で会社には一切タッチしていなかったのである。
 私と弟の間では幼少のころ(小学から中学ころ)は「喧嘩」もし、母に叱られたことはは度々あったが、一緒に遊んだ良き思い出は少なく、小学時代に町内の海水浴に行った時、また小学校の贔屓の先生と一緒にサーカスを見に行った時、この2つはいつも弟を思い出す良き出来事である。
 私は弟は薄幸であったと思うが、それは本人に聞いて見ないと分からないが、私はもう少し兄弟の仲が「親密・仲良し」であり、そのように自分が持って行かれなかったことに責を感じ、悔やまれる。
 弟よ よく頑張ったと称えたい。

 このような昨年の反省であるが、コロナ騒動から抜け出して、良き年であらんことを願う。

 no.437 高齢者の医療費負担割合!        2020.12.16

 政府が増え続ける医療費を軽減する方策として、高齢者の医療費負担を増額する改正案の高齢者75歳以上での医療費負担割合が先ごろ決まった。
 私=高齢者であり、該当する単身者でもあるので
、政府案より公明党案に期待していたのであるが、双方が歩み寄った形で決まってしまった。
 私自身の話になって申し訳ないが、若気の至りで職を変えているために、一つの会社で終身務めていないから、勤続年数からいただける年金額は標準者の年金より少ないのである。それ故、政府案の170万以上に比し公明党が主張した240万以上は非常に魅力的であった。

上記図は、年齢別の医療費の負担割合の図であり、説明しよう。
医療費の負担の割合であるが、縦軸は収入(ここでは単身世帯者の年収=主に年金であるがその他に別途収入があればその加算も)、横軸は年齢であり、上図では75歳以上が的である。年収が383万円以上あれば文句なしに3割負担であり、年収がそれ以下であれば1割負担となっていたのである(現行は)。
団塊の世代がこの年齢層に入ってくるとますます国の医療費負担が増えることから、75歳以上も年収によって負担差をつけて少しでも国の負担を少なくしようとの今回の政府の目算である。
ではその年収の線引きが問題なのである(特に私にとっては?)。

結果は、上記図の年収200万円以上で2割負担で決着したのである。
政府案より30万円多く、公明党案より40万円少なく、ほぼ中間で落ち着いたわけだ。
私にとっては公明党案が通れば次の総選挙では公明党支持とーーー!
残念な結果である。
 但し、負担割合を1割から2割に引き上げる時期を2022年10月から23年3月の間とすることを決めている。対象範囲は「単身世帯で年収200万円以上」で、厚生労働省の試算では約370万人となる。実施から3年間は外来診療での支払額の増加分を1か月あたり3000円に抑える緩和措置をとるとしている。
 今のところは、このような方針になっているので、あと2年ぐらいは、今の1割が続くらしいから、嬉しい(?)処置と捉え、あとは長生きすれば、2割負担を享受することになるのだ。
 つまり、長生きする義務だと思って負担割合を受けるしかないのです。

 no.436 流行の赤外線体温計を斬る!        2020.12.1

 私が関与するシニア向けパソコン教室でもコロナウイルス感染を受けて3月以降休んでいたが、6月から感染防止の実行を条件に開催がみとめられ、教室を開いて来た。
 その条件の中では出席者の体温管理を求められており、室内に入る前に参加者の体温測定を行っている。

 使っている体温計は、インターネット上で購入した中国製のピストル型の赤外線体温計で、単4乾電池2個で動作するものであるが、これが測定回数200回も保たないのである。状況は、1日約40回の測定で4日ぐらいしか保持できない。多分、消費電力の高い安い素子で組んで仕上げているためだろう。
 中国製品だから(失礼かなぁー)仕方がないと諦めて使っている。
 さて、 この手の赤外線体温計は今は至る所(と言っても病院とか、小さな専門クリニックなど)で、患者の体温管理を行い、測定した体温の高い人は入室をを断るようで、私はまだそのような場面を見たことがない。
 大きな病院では体温管理を2重に行っており、入館するときに、先ずは「サーモグラフィ」になるスタンド型で広い範囲の人体から出る赤外線(後述する)をとらえ、温度を色分けして映し、人体(顔面=おでこ辺り)の温度を察知して、人工音声なり画面数字で測定値を表示している。次はさらに受付で先ほどの体温測定の結果を申告して異常な結果の方(ここでは測定漏れとか、極端に低温の人)、再度ピストル型の赤外線体温計で測定される仕組みになっている(私が通っている病院の例)。
 では、ごく基本の話をしおう。
 ●昔ながらある水銀や特殊アルコールの入ったガラス製の体温計や同じ形をした電子(デジタル表示)体温計などがあるが、特に電子体温計は、これは肌から伝わる熱で体温計を直接温めて測るから、時間がかかるのだ。先きの細いところに、温度によって電気の流れが変わる部品が入っていて、ほんとうは10分くらいかかるけど、早くて15秒くらいでわかるように工夫をしているらしい。
 ●人間の体からは赤外線を出している。赤外線は熱いものほど強い性質があり、これを受信して電気に変え、さらに体温を変える仕組みである。
 「サーモグラフィ」も同じ仕組みでカメラで赤外線をとらえ、温度で色分けして画面に映している。

 体温計は名の通り体調をつかむために知りたいのであるから脳や内臓がある体の中心の方の温度がが知りたいのであるが、外側の測定では低めであり気温などの影響を受けやすい。体の「脇の下」をぴったりと閉じれば中心に近い状態を作れるので、昔ながらの体温計(水銀も電子)多く利用されてきているのだ。
 「おでこ」で測定する赤外線型(非接触型)が多く取られているのは、血の巡りがいい場所にあたるからであるが、人によっては血の巡りが悪く、低い値となることがある。だが、小さいころ、母親からおでこに手を当てて熱が有るか見てもらった覚えがあるが、今でもおでこに手を当てて熱が有るどうかを見るのは決して悪くなく、理屈が通っているのである。
 どうしても「おでこ」で低く出る方は、耳の後ろの「鼓膜」で測ると、体の中心に近い体温になるらしい。
 こう書く私も、体温の低いほうであり(高齢者だから仕方がない?)、先日も通院したとき、あまりの低さで鼓膜で測って戴いたことがある。ただ、自分で鼓膜の後ろをピストル型非接触体温計(赤外線温度計)で測るには少し場所を探るのに「コツ」が要りそう!
 皆さんもやって見てください!

 no.435 トランプ大統領は負けだ!        2020.11.16

 アメリカ各州の開票が最終的に終わった今でも、トランプは負けを認めていない。
日本のことわざに「負けるが勝ち」と言う言葉が、其の意味は「負けるが勝ちとは、場合によっては、争わないで相手に勝ちを譲ったほうが自分にとって有利な結果になり、自分の勝ちに繋がるということ。」であり、ここでは選挙に負けたかもしれないが、自分の功績やその後の仕事に有利になっていくと、解釈できる。
 だが、当のトランプ大統領はそんな耳を持たず、法廷闘争まで模索している。
 日本の言葉でさらに言えば、「往生際が悪い」

これを「実用日本語表現辞典」によれば、「窮地に追いやられて負けを認めざるを得なくなった局面においても、なお態度や振る舞いに潔さがなく、未練を持ってぐずぐずしていたり悪あがきをしていたりする様子」と、意味の表現である。
『ここからは、Webサイトの「日刊ゲンダイ」から拾い読みする。』

 アメリカは民主主義の国であり、最も進んだ国であるはずなのに、この様である。
 米国が築き上げてきた民主主義制度を、大統領自らが“否定”するような言動に対しては、競り合った民主党支持者だけでなく、身内である共和党議員からも批判の声が出ているが、トランプ大統領はまったくお構いなしだ。
 怒りの感情に任せて常軌を逸した行動に出ている姿には呆れるばかりだが、「私の票が盗まれている」と選挙の不正を訴えるトランプ大統領の姿と重なるのが、2018年7月に死刑執行となった「オウム真理教」元代表の麻原彰晃(本名 ・松本智津夫)死刑囚だ。
 1990年2月の衆院選。「オウム真理教」は約10億円の選挙資金を投じて25人の候補者を立てたものの、全員が落選して供託金も没収された。この時、「トップ当選する」と豪語しながら落選した麻原死刑囚がメディアの前で叫んでいたのが「投票箱をすり替えられた。国家の陰謀だ」「不正選挙だ」という言葉だった。
 選挙の大敗を受け、教団は「国家を潰せ」と先鋭化。信者らが熊本・波野村の施設で毒ガス製造や細菌兵器の開発に着手していくわけだが、これも、トランプ大統領の「不正選挙」の訴えに呼応して開票所に押し掛け、感情むき出しで「不正」を訴えるトランプ支持者の姿とそっくりだろう。トランプ大統領と麻原死刑囚の“共通点”はどこにあるのか。
 明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。
「トランプ大統領の姪は、トランプ大統領を平気でウソをつく人と言うのだ。
いわば詐欺師的な性格です。そして、トランプ大統領の言葉を何ら疑うことなく、そのまま信じ込む人がいる。そういう点ではカルト宗教と似ていると言えるでしょう。トランプ大統領は熱狂的支持者だけに聞こえる『犬笛を吹いている』とも言われましたが、これは支持者を“暗示”にかけているわけで、カルト宗教も同じ。懸念されるのは、オウム事件のように“暗示”にかかった人たちが何をするか分からないことです。実際、トランプ大統領のツイッターの呼び掛けに賛同した支持者が、ミシガン州の知事を拉致しようとしてFBIに逮捕、起訴されたこと。または今でも熱狂的支持者がホワイトハウスに押し寄せ「選挙は盗まれた」と豪語している有様、今後もこうした事件が起きる可能性はあると思います」
 『ここまでが「日刊ゲンダイ」から拾い読みで終わり』

 トランプ大統領が中国やロシアと並ぶ超軍事大国のトップに就き、今も核兵器の発射ボタンを握っているのだと思うと、つくづくゾッとしてしまう。まさかあと4年も……なんてことはあるのか、ないのか?
 世界を良き方向に導いていく大国の使命があるはずの超大国のアメリカ、世界中が安堵する収束を早く見せて欲しいと私は願いたい。

 no.434 マツタケの異変?        2020.11.1

 今の話題と言えば、世界中が注目しているアメリカ大統領選挙の行方であろう。
 トランプ大統領が再選なるかで予断を許さない。根強い保守層の支持が基盤になっているから。話題を変えた方が良さそう!
 お手頃価格で人気の“中国産”マツタケが日本に届きにくくなっている。何が起きているのか? さらに、そのマツタケ余剰の影響で中国では新しいマツタケ料理も生まれていると言う。
 秋の味覚の“王様”マツタケ。お手頃価格の中国産は根強い人気があるが、今年は異変が起きている。
 都内料理店「20キロオーダーしたんですが、納品されたのが3キロでした。今年のように、ここまで少ないのは珍しいですね」とボヤいている。

  (上記写真は、中国市場でのマツタケの山盛り!)
 現地の記者が取材のため中国・雲南省へ向かった。ここは中国最大のキノコ市場。
 「ありました、これマツタケじゃないですか。マツタケが山盛りになっていますね。なかなかこんな光景見たことないですよ!」
 値段を聞いてみると…。
 キノコ市場店員「1.5キロで、日本円で6300円です」
日本で、1本数千円から数万円で販売されるような高品質のマツタケが、この一山でなんと6300円。
 中国人客「マツタケは去年より3~4割安いね」
実は今年、中国では雨の日が多くマツタケが豊作で、価格が下落するほどマツタケが余っているのだ。なぜ、このマツタケが日本に届かないのか?
 出荷工場に行ってみると、日本に輸出される高品質のマツタケが箱詰めされている。通常、日本へ輸出されるマツタケは独特の香りを失わないように、ほとんどが空輸されるのである。しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で、雲南省から日本への直行便がすべて運休になってしまったのだ。
 その結果、日本で出回る中国産マツタケが減る異例の事態となったのである。
キノコ市場店員「日本への輸出量は、去年よりも30%減りました」と言うのだ。その結果、中国では“ある変化”が起きている。
 満席のレストランでお客さんが注文していたのは…マツタケ料理です。たっぷりとマツタケが入ったマツタケ鍋。傘が開いたマツタケは香りが特に強く、鍋料理にぴったり。
さらに、一般の中国家庭を訪ねると、大量のマツタケを使った家庭料理を作っていたのだ。実はこれまで、中国では一部の地域を除いて、マツタケを食べる文化はあまり無かったのである。
 しかし、今年は大量に余っているため、輸出業者が中国国内に向けて、必死でマツタケの食べ方をPRし、中国人の消費が急拡大している現象だ。

  (上記写真は、マツタケを刻んでカップラーメンに!)
 そして取材中に何度も見かけたのが、この食べ方。
マツタケをナイフで切って、なんと、カップ麺に入れている。日本人からすると、なんとも贅沢なマツタケ・ラーメンであるが…。
「マツタケのおいしさと、ラーメンの濃い味がマッチしているわ」と言っているのだ。
コロナの影響で日本への輸出が減少したことで、中国では、マツタケの食文化が広がりを見せている。
 こんな調子で、中国人に「マツタケ・ラーメン」が浸透すると、来年以降はますます日本へマツタケが輸入される度合いが少なくなると思われるのである。

  (本記事は、日本テレビニュース記事から取材し、編集した。)

 no.433 PCR検査を自費で!  2020.10.16

 日本国内のコロナ感染者は、毎日発生しており、今年の2月以降ではゼロの日は無い。ただ、欧米の派生状況と比して、少ないのはありがたいことである。感染の発生はその国の国民性にも影響していると私は思っている。

 下記の記事は、Webサイトの「中国新聞のデジタル版」から引用した内容であり、中国地方向けの記事となっており、その他の地方(東京都、愛知県など)に通用しないこともある。参考までの状況把握として下さい。

 新型コロナウイルス感染症の「陰性証明」を求める人が増えている。海外での入国には検査結果の書類が必須で、出張や見舞いの際に企業や病院が検査を求めるケースもある。それに呼応するように、無症状の人の検査に利用者負担で応じる施設が広島県内でも目立ってきた。
 福山市の井上病院は9月、無症状の人を専門にPCR検査をする「だるま検査センター」を設けた。職場などに求められた検査をできずに困っている人が多いと知ったからだ。唾液を取り、その日の飛行機で東京の検査会社に送る。結果は翌々日の午前に知らせる。
 9月7~30日には10~70代の37人を検査した。費用は1回4万1800円。目立つのは、出張などで県外に移動する前後に企業が陰性証明を求める例だ。介護施設の入居に必要という人もいた。渡航目的は原則、ほかの病院を紹介する。センターの小西直人社長は「想像以上にいろんなニーズがある」と驚く。
 中には、県外の病院に入院する危篤の親族を見舞うために利用した人もいた。その家族の男性(69)=福山市=は「検査できなければ、最期に顔を見て話すこともかなわなかった。ありがたい」と感謝する。
 広島市東区の医院では、介護実習に行く学生も検査したという。ただ、医師は「新型コロナが流行して症状がある人の検査が増えたときにも、無症状の人の自費検査をする余裕があるかどうか」と懸念する。
 渡航者を対象にするのは広島大病院(南区)や舟入市民病院(中区)、福山市民病院などがある。唾液の検査では入国できない国もあるため、喉の粘液を採取する。自前の機器を持つ広島大病院は6月に始め、9月末までに企業の駐在員や帰国する外国人たち約350人を検査した。感染症科の北川浩樹医師は「フライト便が増加し、さらに検査数は増えそう」とみる。
 自費検査の相場は2万~4万円台と高額だ。一方、自費検査を受けやすくする動きも出ている。ソフトバンクグループは9月下旬、企業などを対象に、1検体2千円(配送料など除く)という低価格の唾液PCR検査を始めた。
 舟入市民病院感染対策室の松原啓太室長は「経済を動かすために幅広い検査が求められている。だが、結果が陰性だからといって感染リスクはゼロではない」と指摘する。「本当は陽性なのに陰性と出ることもある。検査翌日に感染する恐れもある。検査の限界も知っておいてほしい」と呼び掛けている。

 私がこの記事を知って、最も恐ろしいと感じたことは記事の最後の言葉だ!
【「本当は陽性なのに陰性と出ることもある。検査翌日に感染する恐れもある。検査の限界も知っておいてほしい」】
 これは皮肉かもしれないが「金持ちのトランプ大統領は、退院が早かった。それなりの高額の治療を行ったに違いない。治療薬もそうだ。」とすれば、いつの世も貧しい人々は先にあの世に送られるのだと。

 no.432 今、アメリカでは黒人の人権無視に?  2020.10.1

 今、アメリカでは黒人に対する取り扱いで信じられないような事件が次から次へと起こっている。特に私はトランプ大統領の保守的な白人優先主義的な考えが、ある一部の同調者や公僕(ここでは警官と置き換えてもよい。)に賛同を得て、本来の差別主義思想と相まって根付いて来ていると考え、恐ろしいことであると思う。
 下記に最近の出来事を述べる。
 ブレオナ・テイラーさんが死亡した事件に関与した警察官が、殺人罪で起訴されなかったことへの抗議活動がアメリカ各地で起きている。ワシントン州・シアトルでは、警察官がデモ参加者の頭を自転車でひく様子が撮影され、波紋が広がっている。
 ●先ず、ブレオナ・テイラーさんの事件とは、
 【今年3月に自宅で恋人と就寝中、麻薬捜査の目的で踏み込んできた3人の警官に射殺されたブレオナ・テイラー。現地時間9月23日(火)にケンタッキー州ルイビルの大陪審が3人の警察官のうち1人を起訴することを決定した。罪状は隣家を危険に晒した罪。殺人罪は適用されず、残りの2人は起訴されなかった。誰も殺人の罪を問われないことに対して批判の声が上がっている。】
 ●抗議のデモの状況であるが、
 デモは、9月23日に行われた。独立メディアCJTVが撮影した動画には、警察官が道路に倒れているデモ参加者の頭を自転車で踏みつけて、そのまま通り過ぎる瞬間がうつる(下記画像参照)。

警官隊の自転車が路上を走る

 路上のデモ参加者の手前で

 警官の自転車がデモ参加者の頭を乗り越えて行く

 シアトル警察署は24日、この件について捜査を進めていると発表。捜査の間、動画にうつっていた警察官を休職扱いにすると明かした。捜査はキング郡の保安官事務所に委ねられ、刑事罰を問われるかどうか決定されるという。

 ファーストレスポンダーと呼ばれる救急医療隊員だったテイラーさんは3月、ケンタッキー州ルイビルの自宅で、麻薬捜査中の警察官に6回撃たれて亡くなった。警察が探していた人物はテイラーさんの家にはおらず、麻薬も見つからなかった。
 当地ルイビルの大陪審は23日、3人の警察官のうち2人を不起訴とし、残りの1人を殺人罪ではなく隣家を危険にさらした罪で起訴した。
 この判断への抗議が、ルイビルやシアトルだけではなく、アメリカ各地に広がっているのである。
 シアトルでのデモでは、警察官に対する暴力も起きた。警察によると、警察官がデモ参加者にバットで殴られ、ヘルメットにヒビが入った。この日のデモでは、13人が逮捕された。
 このようにデモに参加した一部の暴力騒ぎも起きているが、注目するべきことは黒人ばかりのデモ参加でなく、一般市民である白人の一部も同調して参加していることである。
 トランプ大統領は、デモの発生の事由に耳を傾けることなく、「法と秩序」を掲げてデモを押さえつけようとしていることが、一向に沈静化しない一面だと私は思う。

 no.431 安倍首相の辞任!          2020.9.16

 安倍晋三首相は8月28日、突然辞任を表明した。持病である「潰瘍性大腸炎」の悪化を理由に、重い決断を下した。7年8カ月という長い年月、孤独なトップという立場で日本を率いてきた事実に、まず感謝申し上げたい。
 特に私は、安倍首相のファンを自認しており、大いにショックを受けたのは言うまでもない。
 安倍晋三首相は辞任表明後、トランプ米大統領をはじめ、諸外国の首脳と相次ぎ電話で会談している。会談はすべて相手側からの求めによるもので、首相が長期の在任期間中に培った国際社会での存在感の大きさを改めて物語っている。
 Web上では、安倍首相の実績について賛否両論があるが、特に私が購読するA新聞では編集方針が反体制側に立つ論調なので、やむ負えないが、今でも「森友・加計学園問題」とか安倍首相への「忖度(そんたく)」など引き続きの調査を要求するなど、決着している件を蒸し返すのだ。しかし、他方のサイトでは安倍首相の功績を称えるのもあり、それらを拾い読みして述べる。

 安倍首相の功績として、アベノミクスや雇用増も指摘されるが、最大のものは外交・安全保障面だと思う。民主党政権時代に悪化した日米関係、日中関係を再構築し、主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも指導力を発揮した。世界が、その能力の高さを認めている。辞任表明後に、各国首脳が発表したコメントをみれば一目瞭然だ。
 我がもの顔でアジア諸国に脅威を与えている中国に対し、安倍首相は現実主義者として、日本が取るべき安全保障上のスタンスを考慮し、対応してきた。現在は、トランプ大統領率いる米国が何とか中国を食い止めているが、元をたどれば安倍首相の功績が大きい。
 2016年11月、大統領選で勝利したトランプ氏の元をいち早く訪れ、アジアの現状をこと細かく伝えたとされる。日米同盟がより強固となった礎は、まさにこの行動力にあるといってもいい。これまで中国の脅威に関心を示さなかった米国の考えを改めさせたのだ。
 トランプ氏は、中国に関税を課す前などには、安倍首相に相談したとされており、厚い信頼を寄せていた数少ない人物でもある。「自由主義のキーマン」でもあった安倍首相は、今後も国会議員として活躍し続ける。ぜひ、次期首相の良きアドバイザーとなってもらいたい。
 14日には自民党の総裁選挙があり、安倍首相の下で官房長官を務めてきた菅氏が選ばれており、「令和」元号の発布で一段と親しみが増して来ているお人である。
 前首相安倍さんの功績実行力が大きかっただけに、それを超える実行は大いに負担になるだろう!
 当面の仕事は、コロナ禍による経済の復興とコロナ感染防止と対策、東京オリンピック
への行動であろう。これらは決して容易でない。
 女房役として勤めてきた裏側を利用して、大いに進めて欲しいと願うところ、また期待するところである。

 
 no.430 盤寿でご祈祷をする!        2020.9.1

 昨年の今頃(9月16日発行)に、私は傘寿の祝い事について書いていた。
その時に80歳は傘寿、81歳には半寿の「お祝い」があることを書いており、将棋の世界では将棋盤のマス目が9*9(81)があることから、「盤寿」として祝うことがあり、将棋の世界以外でも「半寿」の代わりに「盤寿」としてお祝いされると書いた。
 これらは「数え年」が通常であった時代であるから、今でいえば1歳若い歳で行われていたのである。そのしきたりを守るならば、数え年で私は「傘寿」や「盤寿」をやるべきだったのであるが、やる時機を逸してしまい、私は「満年齢」でやることで自分に言い聞かせていたのである。
 その結果、私は誕生日は10月であるから、10月に入ると満82歳になってしまうので、81歳に拘る(こだわる)ならば、それまでに「盤寿」のお祝いをすることになってしまう。
 息子達もその嫁達も何も言って来ない以上(当然、私も何を言っていない。)、自分でこの拘りに決着を付けなければならないのであった。
 見過ごしてしまう手もあるのであるが、それではやるべきことをやらなかったことへの「後ろめたさ」が残るので、意を決して先月8月19日(六曜での先勝)午前に、近くの成田山新勝寺へ行ったのである。
 熱い猛暑の中、「盤寿」のお祝いをしてその後の幸を願うために、ご祈祷をお願いするのであるが昨年は「心身健全」で行って戴いたが今回は「新型コロナウイルス」への安全祈願もあって「息災延命」でご祈祷していただくことにした。また「護摩木」では「祝盤寿」と書いてお願いしたのである。
 熱い最中であってか、1番札であり、ご祈祷の中では一番最初に読んで戴き、ご祈祷していただいたのである。
 なお、「息災延命」の意味であるが、字の如く『災いが起こらないようにして、寿命を延ばすこと。「息災」は災難がおきないようにすること。仏や神に日々を何事もなく、平穏に過ごせることを祈る言葉。』とあるのである。先ほどにも書いたが、災い、つまり「新型コロナウイルス」に罹らない(打ち勝つ)の願いを込めたのである。
 これは蛇足であるが、私が「盤寿」のお祝いをした翌日の20日、いま日本中で沸いている高校生藤井聡太棋聖(18)が王位戦七番勝負第4局で木村一基王位(47)に勝利し、シリーズ成績4勝0敗のストレートでタイトル奪取に成功し、王位を得た上、8段に昇級したのである。私は自慢するわけではないが勝負事、碁、将棋は全くやらない、知らないの変人であるが、わが愛知地元での快挙に、成田山のご祈祷は手助けしたのではないかと、内心微笑んでいるのだ。
 前回も書いたが、次の祝い歳は幾つかと言うと、近々で88歳(米寿、「米」の字をくずすと、八、十、八に分かれるので)なのであるが、そこまで生きられるか分からないが、「新型コロナウイルス」の時代、次にはどのような「ウイルス」が発生するかもしれないと思うと、何か怖い時代に入っているなぁーと思えるのである。
 これも蛇足、長寿祝いのカラーは紫が定番であり、黄色(金茶)も使われているよう、前回はページ色を黄色にしたが、今回は紫にしておこう!

 no.429 米国民主党副大統領候補はハリス氏に!  2020.8.16

 アメリカ民主党の大統領候補バイデン氏は、自分と組む副大統領候補に
女性である
ハリス上院議員(55)を指名した。
 全米では、トランプ大統領のコロナウイルスに対する対策が失敗であり、自ら積極的にマスクをしないし姿勢などで、人気は下降しているのが現状がある。
 また2-3か月前にショッキングな出来事があって、黒人が警察官の暴行を受けて死亡する事件が起きて以来、人種問題にも発展して全米に「黒人に生きる権利」を運動する市民活動が盛んに行われた状況がある。
 そのような中で、女性であり、黒人系のハリス上院議員(55)を選んだのは時を得たヒットであると私は思う。
 ただ、黒人と言われているけどオバマ前大統領と比較すると大分異なる感じである。
 ハリス氏は父はジャマイカ出身の経済学者で、母はインド出身の内分泌学研究者(博士)の間で、生まれているので、毛並みの良い家庭の中で育っている。母はがん関係の博士でありながら、公民権運動にも参加していたようだ。
 母がカナダのマギル大学で教えるようになると、娘たち(ハリス上院議員を含めて)も同行し、5年にわたりモントリオールの学校で学んだ。その後は歴史的に黒人が通う大学として全米有数のハワード大学に入った。ハワード大で過ごした4年間が、自分の人格形成に特に大きい影響を与えたとハリス氏は話している。
 2003年にはサンフランシスコの検察トップ、連邦検事となった。2011年からは、カリフォルニア州で初のアフリカ系で女性の司法長官となった。全米人口最多の州で、司法のトップになったのだ。
 2014年には、ユダヤ系のダグラス・エムホフ弁護士と結婚した。
 州司法長官として2期を務める間、民主党の中でも新進気鋭の若手として注目されるようになり、2017年にはカリフォルニア州選出の連邦上院議員になった。
 上院議員としては、民主党左派の間で、公聴会におけるその検察官らしい質問の仕方が好評を博した。特に、連邦最高裁判事に指名されたブレット・キャヴァノー判事の承認公聴会での厳しい尋問ぶりや、ロシア疑惑捜査報告書についてウイリアム・バー司法長官を追及した様子が評判となった。
 そして、ハリス上院議員は大統領候補選挙に打って出るのである。
 カリフォルニア州選出のハリス議員は昨年夏、複数の民主党討論会で優れた論戦を展開し、混戦模様の民主党候補の中から頭ひとつリードしたかに見えた。バイデン前副大統領がかつて長い議員生活の中で、人種差別主義者の議員とも協調していたことも批判していた(トランプ大統領は、早速、この当時にハリス氏がバイデン氏を著しく攻撃したことを取り上げて、ハリス氏と舌戦を繰り広げている)。しかし、知名度は政治資金につながらず、昨年12月初めには大統領選撤退を発表した。

 そのハリス議員は今、バイデン氏と共に、ホワイトハウスを目指すことになった。
 バイデン大統領候補がご高齢(11月で78歳)で、今一つ元気のない、張りが無い、大人しい面があって一部から不安視むきもある中で、女性であり黒人であり若さがあるハリス氏の登場で、大統領選の雰囲気は変わってきたと思える。トランプ大統領危ぶまれると見たいが、現職大統領の強みで選挙の延期も模索しており、この先どうなるか目が離せない!

 no.428 Go Toキャンペーンとは何ぞや!  2020.8.1

 Go Toトラベルキャンペーンが7月22日から始まっている。「新型コロナウイルス」の第2波の感染増加が全国各地で見られるのに強行された。
 では一体、Go Toキャンペーンとは何ぞやと言うと、
 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大は、外出自粛などの影響により、旅行需要が激減するなど、地域の様々な産業に甚大な被害を与えていることから、事態収束後に地域を活性化するための需要喚起策として、官民一体型の需要喚起策「Go To キャンペーン」を実施するとなっているのだ。
 このGo Toキャンペーンは、幾つも予定されており、「Go Toトラベルキャンペーン」はその一つであり、次のようになっている。
 「Go Toトラベルキャンペーン」とは、宿泊を伴う旅行および日帰り旅行代金の最大5割を国が補助する観光支援策である。
 旅行代金の35%に当たる部分(補助額の70%)は宿泊や日帰り旅行商品の割引を行い、15%に当たる部分(補助額の30%)は旅行先の登録加盟店で利用できる地域共通クーポンの発行をし、観光地全体の消費を促すことを目的としている。
 7月22日以降に出発する旅行代金を35%割引(上限:1人1泊あたり14,000円/日帰り1人7,000円)からスタートし、本格実施日以降は旅先の飲食や土産店などで利用できる旅行代金の15%相当の地域共通クーポン(上限:1人1泊あたり6,000円分/日帰り1人3,000円)が貰えるので、”実質半額補助”となる。本格実施日は9月1日以降に発表するとしている。そして、東京都では連日感染者の増加状態が発生している状況から、政府・観光庁は「東京都在住の方および都内を目的とした旅行や都内を発着する旅行を対象外とした(東京を通過するのは可)。
 かつご丁寧にも、東京都を除外したことに伴う旅行(7/10〜7/17予約分)のキャンセル料について、旅行者はキャンセル料金を全額免除、国が事業者へ実損相当額を補償する方針としたのである。
これも当初はキャンセル料については補償しない意向であったが、自民与党などの突き上げで、補償する有様となった。
 以後は当「たわ言」の意見(?)である。
 最初に、「新型コロナウイルス」によって経済界が落ち込んでいる、その対策としての「Go Toキャンペーン」は本当に役にたつのであろうかと素朴な思いである。
 この「GoTo」の参加する人は、生活に裕福な一握りの方だと私は思うのだ。大多数の国民は「新型コロナウイルス」の感染を恐れて、「ホームステイ」をしていると思う。
 そのような憂鬱さを跳ね飛ばして「豪華な旅行」なんて、夢物語だと私のような「お後が無い老人者」は考えているのが、それが国民の大多数だと自負するのだがーーー!
 この「GoTo」に参加する人は、それは自由であるから「止めてくれ!」とは言えないが、旅行先に「ウイルス」を持ち込まないで欲しいと思うのであるから、責めての罪ぼろしの意味で、旅行に行く前に自費で「PCR検査」をして、行って欲しいと私は思う。
 個人の思いで「PCR検査」を自費で行っていただくと。、確か「数万円」掛かると某テレビで報じていたが、それ位の出費を覚悟で「GoTo」に参加して欲しいと、私の切実な願いでもある。

 no.427 不要不急の意味は?     2020.7.16

 古い話であるが、朝日新聞の5月12日の朝刊記事に「新型コロナ」の関連する話題として、解剖学者の養老孟司東大名誉教授の寄稿文が載っていた。題目は「人生は本来 不要不急」と言う題だ。
 私はこの歳でそうも知識を吸収する必要が無いと思って、余り新聞記事を熟読するようなことはしなくなっており、新聞を広げても目を通すぐらいで、数分でごみ箱入れに投げるのが日常な日課であったが、この記事だけは何となく気が趣き少し読んでみた。
 記事の出だしを少し拾ってみると、
新型コロナウイルスの問題が生じ、関連する報道が盛んになって、まず印象に残った言葉は「不要不急」だった。妻と娘は外出制限で不要不急の脂肪がついたという。私は80歳を超え、当然だが公職はない。この年齢の人なら、非常事態であろうがなかろうが、家にこもって、あまり外には出ない。出る必要がない。今の私の人生自体が、思えば不要不急である。年寄りのひがみと言えばそれだけのことだが、相模原市の障害者施設で19人を殺害した犯人なら、そういう存在について、どう言うだろうか。
 この不要不急は、じつは若い時から私の悩みの一つだった。不要は不用に通じる。大学の医学部に入って臨床医になれば、その問題はない。医療がどれほど直接に役に立つか、コロナの状況を見ればわかる。医療崩壊といわれるほど病院の現場は大変で、不要不急どころの騒ぎではない。医療は世界的に現代の社会的必要の最たるものである。
(後続くが割愛する)
 この記事が切っ掛けで、数多くのマスコミは「不要不急」を取り上げているが、中でも朝のNHKニュースさえも取り上げ、直接当本人・養老さんにインタビューしているのである。
 何故このように、話題になったのか?
それは「新型コロナウイルス」でもなくて、今我々が生きている存在の価値を問いかけているのではないかと私は思えるのである。
 養老さんは若い時には、上にも述べられているように、医学生であり、将来医者として使える使命を持つならば、今は「不要不急」どころではないと言い聞かせることが出来たのだ。さらに記事にあるように、障害者施設に入所している方々はどうかと言うと、世間で言われているように彼らの存在で回りに笑顔と生きる尊さを与えているとすれば彼らはそれは「不要不急」でないのだ。
 私は養老さんと同じように80歳を超えた老人であるが、養老さんは今も医学医療方面で活動されているから、立派に社会に役に立って居られる方であるが、私は国の年金泥棒で、社会の役に立つことはしていない。1日1日を無駄に浪費している老人であり、これこそ「不要不急」の輩であると思える。
 例えば、夫婦健在であれば、妻のために長生きして、妻と共に豊かな生活が出来るように努力(病気にかからないで健康に)していれば、これは家族を支えなければならない任務があって「不要不急」に人に当たらないと見れる。
 では最後に、私のような独居老人はどうかと言うと、社会にとって「不要不急」の人に当てはまりそうに思えるのであるが、乗り物に乗り、物を買う、適当に治療を受ける、などなどを行っているから社会を回して貢献している(?)1人であると思えば「不要不急」の人でないと言い聞かせることができる。
 養老さんが記事の最後に述べ取られるが「不要不急」の言葉は様々な意味合いを持つのであり、私が邪悪な考えで人の存在に見立てたは、良くないことだと思う。

 no.426 コロナ医療費 1億2千万円請求!     2020.7.1

 アメリカで新型コロナウイルスの一日の新たな感染者が4万5000人を超えて、これまでで最も多くなりました。
 ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、アメリカの(6月)26日の新たな感染者の数は4万5000人を超えて、2日連続で過去最多を更新しました。累計の感染者数は250万人に迫り、世界の感染者の4分の1を占めています。一日で新たに約9000人の感染が確認されたフロリダ州と約6000人が確認されたテキサス州はバーの中での飲酒を禁止するなど、再開した経済活動を部分的に停止させました。また、アリゾナ州やノースカロライナ州など9つの州が経済再開の次の段階に移行しないと発表しました。
 このような状況下で、新型コロナウイルスの感染者が250万人を超えたアメリカで、その治療に関する信じられない事実が報じられ驚きが広がっている。
 『新型コロナウイルスから生還した男性、181ページにわたる110万ドルの請求書』。新型コロナウイルスに感染した男性が、治療費としておよそ1億2000万円の請求書を受け取ったと米シアトル・タイムズが伝えた。
 途方に暮れる額の請求書を受け取ったのは、シアトルの病院に3月4日から62日間入院したマイケル・フロルさん(70)。入院中は意識不明に陥り、看護師がフロルさんの耳に受話器を当て妻と子どもたちの最後の別れを告げるほど死が迫った場面もあったという重篤な状況。
 それでもウイルスとの戦いに打ち勝ち、無事退院したフロルさんだったが、病院の外で待ち受けていたのが厳しい現実だった。「私は請求書を広げて思わず口にした…『マジかよ!』と、181ページにも及ぶ1冊の本のような請求書に書かれた金額に驚愕。
 その内訳は、集中治療室の料金1日9736ドル(約105万円)、人工呼吸器の使用料金が1日2835ドル(約30万円)など、1日あたりの費用が高額なうえ入院が長期間にわたったため、とてつもない総額になったのだ。
 
新型コロナウイルスからは生還したものの、その後の生活が危ぶまれそうな医療費の請求。幸い、フロルさんは公的医療保険制度の対象であるため、請求額をそのまま支払う必要はなさそうだとシアトル・タイムズは伝えている。
 ただ、フロルさんは「保険制度で救われた自分の命に、その金額に見合う価値があるのか罪悪感を覚える。この驚愕な治療費を見ると、生還者の罪悪感は間違いなく増すはずだ」と語ったという。
 別の報道によれば、新型コロナウイルスに感染し、ICU(集中治療室)の治療を受けた場合、3万ドル(約324万円)以上の治療費がかかり、医療保険加入者でもすべてが保険の対象とならず数千ドルの自己負担となった事例があがっています。トランプ政権は無保険者の検査・治療費を連邦政権が支払うと発表しています。
 日本においての「新型コロナウイルス」に係る治療費は、概ね公的費用で賄うことになっているが、その治療費は集中治療室、、人工呼吸器、また他にも高額となる治療器があり、それらを使用した治療となると高額となり、上記のフロスさんではないが、それに見合う生存する価値があるかと問われると、非常に罪悪感(?)を覚えることは間違いないだろう。生存する人の価値観を問われることになるのである。
 アメリカのトランプ大統領は、マスクをすることが「弱い人」との印象を避けたいらしく、絶対にかけない姿を見せて強いアメリカを意識しているが、この結果国民の感染者は増えるばかりであると私は言っておきたい。

 no.425 腕挿入型血圧計の寿命顛末?        2020.6.16

 私は健康状態を把握するために小まめに朝夕2回の血圧を測定している。
 最近1か月ほど前から、測定結果に高低がありすぎて、相当高い血圧になるときもあり、高齢になって塩分の取りすぎで(味の濃いのが好み)、血圧が上昇したかと内心心配していた。しかし、朝夕測定するのであるが電源入れ始めは回路の不安定もあり、それらは除外して、値が落ち着いているところで3回続けて測定し、その平均を出しているのである。
 問題は落ち着いて来る時が最近なかなか無く、相当の測定回数となることがあり、時には30分近く測定していることがある。
 こんな状況がここしばらく続いていたのであるが、時にはまだらな値も無く、測定値に異常もない時もあって、まあーその内に体調が良くなって安定してくるわと思っていた。
 そんな状況が続く中でいつ頃買ったかと説明書を見ても購入日付とかは記載されておらず(ネット通販で購入しているから、保証の判もなし。)何とかネット販売店の購入書類を探し出してみると、何と2009年3月購入とあるのではないか。
 丸11年使用していることになるのだ。
 測定は相変わらず、高低が有って安定しているとは思えない。しかし、調子のいい時もあり、何とか自分にごまかしながら使っていた。だが、ごまかすために相当なストレスになっていると思うようになった。また、本当に、高血圧症状になったのではないかと不安になることしばしばの状態。
 そんな中で、説明書の仕様を何気なく見ると「装置寿命」と言う欄が有り、そこに「5年あるいは30000回のいずれかの早く到達した方(消耗部品を除く)」と記載されているのではないか。朝夕2回で少なめで見て1日20回とすると、1年間で約8000回、4年で寿命となる計算であり、今は11年目になっているのだから、装置が怪しくなっても不思議ではない。だが、良い時もあってーーー?
 親しくしている友にこの血圧状況を話すと「怪しいのを使ってストレスになるなら、買えないわけではないから買い替えては」と言うのではないか、意を決して同じタイプの新型をネット通販で購入したのである。
 製品は2,3日で直ぐに届き、早速測定すると測定時間も何となく早く、測定に余り高低はなく安定して測定できる。以前のように落ち着くまで、何回と測定することは無くなったのである(まだ、買い替えて5日にしか経っていないが)。
 結論を言うと、10年以上使っていた血圧計は、経年変化によって回路の劣化・空気の漏れなどが生じて、時々測定が異常になっていたと判断できる。しかし、測定できるので、異常不良に気が付きにくいのであったのだ。今から思うと早く異常だと思わなかったのが悔しいのだが、高血圧になったかと思っていたから、不良の決断が鈍った由。
 要は電気製品には寿命が有るということ、それを私は貧乏人でまだ使えると見誤まったのである。

  no.424 「新型コロナウイルス」の怖さ?(続)      2020.6.1

 新型コロナウイルスに感染したプロ野球・阪神の元ヘッドコーチ片岡篤史さん(50)が入院、闘病生活について振り返り、この程朝日新聞の取材で語り、医療従事者への感謝の思いを語った。下記は、その取材記事を引用し、新型コロナウイルスの怖さを改めて知って戴けたらと思い、書き写した。
 4月7日の夜、息苦しさを覚え、病院に電話をかけました。春休みで家族は妻の実家に帰省中でした。自分でハンドルを握り、病院の窓口に着くと「駐車場で車の中で待ってください」と。防護服姿の看護師さんが現れ、体温を測ると38度を超えていました。
 CT検査を受けると「肺炎です」と告げられました。PCR検査を受け、着の身着のままで入院しました。翌朝、陽性と判定され、ショックでした。「自分はかからない」と高をくくっていましたから。
 8日夕方、救急車で集中治療室がある別の病院に転院しました。
 入院後、せきがすごく出て熱も下がらず、寝たきりで息苦しかった。トイレに行くにも、ベッドに腰掛けて座ると肺が圧迫され、痛いというより、苦しいのです。人生で初めて動けないと感じました。鼻にチューブをつけて酸素療法を受けました。起き上がれず、3日間は食事を取るのが不可能でした。
 病室は個室で、二重の扉でした。一つ目の扉の先にシャワーとトイレ、洗面所、ごみ箱がありました。看護師さんは病室を後にする度、マスクや防護服を捨てて、消毒してから二つ目の扉から出て行きました。「こんなに怖いところで頑張ってくれている」とすごく思いました。
 インフルエンザ用の薬「アビガン」を服用しました。医師の先生から副作用の説明も受けました。血液検査で炎症が悪化し、怖くなってきた時で「副作用よりも飲んで良くなりたい」という一心でした。朝と夜に8錠ずつ。
 アビガンを服用して4日ほど経ち、熱が下がり始めました。「ウイルスが体から抜けていっている」という感覚がありました。フルーツを口にし、声も少し出せるようになりました。
 その日から、アビガンの服用は朝晩4錠ずつに減りました。
 入院から約2週間後、PCR検査を受けると1回目が陽性、2回目が陰性で、再検査を受けました。2回連続で陰性と出た時は、まさに飛び上がるような気持ちでした。「生きて帰れる」と涙が止まりませんでした。24日、退院しました。
 17日間の入院で一時は体重が10キロ減りました。最近ようやく散歩できるようになりましたが、医師の先生には「元の体に戻るには入院日数の3倍はかかる」と言われました。
 医療従事者の皆さんはウイルスと最前線で闘ってくれています。自分も本当に助けられました。患者さんが減れば、重圧も軽減されます。「自分一人くらいは大丈夫」という気持ちを捨てるのが一番大事です。

 この闘病記事を読むと、本当に「新型コロナウイルス」の怖さを知り、いち早い治療薬とワクチンの開発が求められると痛感するばかりです。
 この記事を読まれた方、記事にあるように「自分はかからない」と高をくくっていては駄目です。
 「非常事態宣言」は解除されましたが、いつ第2波、3波が來るかも知れません。
ソーシャル‐ディスタンス(social distance)=社会的距離を守りながら、マスクの着用と共に、新しい社会生活様式を取り入れなくてはなりません。

 no.423 「新型コロナウイルス」の別な症状?      2020.5.16

 皮膚科専門医の大塚篤司医師は、Web上の自身のホームページで 「新型コロナウイルス」のあまり知られていない症状について語っているので、紹介する。

 新型コロナウイルス感染症では、一部の患者さんに嗅覚・味覚異常がおきることが報じられています。
 「カレーの味がわからない」、「コーラを飲んでも炭酸水のように感じた」 など、
患者さんの体験談がマスコミを通して拡散され、新型コロナウイルス感染症を疑う症状として一般の方にも広く知られています。
 一方で、こういった嗅覚・味覚異常は新型コロナウイルス感染症だけに起きる症状ではなく、日本耳鼻咽喉科学会からは注意喚起のアナウンスがされています。
 そのような中、新型コロナウイルス感染症に伴う皮膚症状の報告が相次いでいます。
 イタリアの新型コロナ感染症病棟からのデータをまとめた報告では、88名の患者のうち18名(20.4%)に何らかの皮膚症状が出現したとのこと。18名のうち8名の患者さんは発症とともに、残りの10名は入院後に皮膚症状が確認されたようです。
 皮膚症状のタイプですが、18名中の14名がよく見られる赤いぶつぶつ(紅斑性皮疹)、3名がじんま疹のような症状、1名が”みずぼうそう”(水疱瘡)のような発疹でした。これらは体幹を中心に出現し、かゆみはあまりないようです。
 18例と少ない症例数からの解析結果ではありますが、皮膚症状と新型コロナ感染症の重症度は関連がなかったと報告されています。
 ●新型コロナウイルス感染症に見られる”みずぼうそう”の様な皮膚症状
 ”みずぼうそう”とよく似た皮膚症状が新型コロナウイルス感染症でおきることは、他の論文でも指摘されています。
 新型コロナウイルスに感染したイタリア人の8歳女児に”みずぼうそう”様の症状が出現したという報告があります。全身に出現した小さな水ぶくれ以外に、この女児は肺炎などの全身症状が出現しなかったようです。
同じくイタリアから、新型コロナウイルス感染症で皮膚症状が出現した22名の解析が報告されています。
この論文では、小さな水ぶくれ(水ぼうそうのような症状)が12例(54.5%)に認められました。先の論文と同様に、かゆみはあっても少ないとのことでした。

 以上のことから、感染が拡大している今は”みずぼうそう”の様な発疹が出現したら新型コロナウイルス感染症も疑った方が良いでしょう。

 ●"しもやけ"の様な皮膚症状も新型コロナウイルス感染症に特徴的
つい先日、新型コロナウイルス感染症に伴う新たな発疹が報告されました(文献4)。
 ベルギーからの論文では、新型コロナウイルスに感染した23歳の男性患者さんに”しもやけ”のような皮膚症状が出現したと報告されています。
さらに、クエートからも同様の報告があります。
新型コロナウイルス感染症と診断された27歳と35歳の女性が、指先に"しもやけ"様の発疹が出現したようです。そして、この2名の患者さんは皮膚の症状以外に熱や咳、味覚障害などの全身症状が出ていなかったということでした。
”しもやけ”は皮膚が赤く腫れ硬くなる病気で、寒さによる血流障害が原因です。この血流障害は”しもやけ”だけに見られる症状ではありません。血管に炎症が起きる"血管炎"でも出現します。
最近、新型コロナウイルスに感染すると小さな血管に炎症が起こることが報告されました。このことから、新型コロナウイルス感染症に伴う”しもやけ”の症状は血管炎がおきた結果なのかもしれません。
 では、血管炎が激しくなるとどうなるでしょうか。
皮膚にある血管の炎症がすすむと、小さな内出血が見られます。いわゆる点状出血という皮膚所見です。
タイからの報告では、新型コロナ感染症の患者さんにデング熱と同じような皮膚症状が出現したようです。デング熱は紅斑と点状の出血を伴う典型的な皮膚症状が出現します。タイではデング熱が多いため、患者さんの初診の段階では新型コロナ感染症とはわからず誤診したとのことでした。
つまり、新型コロナウイルス感染に伴う血管炎が、指先に起これば"しもやけ"の様な症状となり、体に出現すればデング熱のような点状出血がみられる可能性があります。

 以上のことから、暖かくなってきたこの季節に”しもやけ”のような症状が出現した場合、新型コロナウイルス感染症の可能性も考えられます。感染を広めないためにも、咳や息苦しさの症状出現に注意しつつ、外部との接触を控えましょう。

 新型コロナウイルス感染症にともなう皮膚症状についてまとめました。
現在のところ、"みずぼうそう"と"しもやけ"のような症状は新型コロナウイルス感染症で出現しうる皮膚所見です。注意していただきたいのは、こういった皮膚症状が出たからといって新型コロナウイルスに感染した証拠となるわけではなく、他の病気(本当のみずぼうそうや膠原病など)の可能性もあるということです。
 また、若い方は新型コロナウイルス感染症にかかると、肺炎などの症状が出ることなく"みずぼうそう"や"しもやけ"のような皮膚症状が出現することがあります。感染を拡大させないように一人ひとりの注意が必要です。

 今回は、長文の医師の報告ですが、参考になればと思い、掲載しました。
     (この関係記事は続きます。)

  
 no.422 「新型コロナウイルス」の感染力?      2020.5.1

 国会では今、「一律10万円給付」について質疑が交わされているが、公明党の強い要求と与野党の要求で決まったのであるが、私はどうも解せないのだ。
 何故なら、当初は「減収世帯に限った30万円給付案」から変更になったのであるが、一律10万円支給は、上は総理大臣から下は生活保護受給者に至るまで一律に支給されるらしい。と言うことは、裕福な方でコロナでの減収が無くても支給される。言葉は悪いが金持ちにも支給される。当初の30万円案では、私は年金生活者であるから「コロナによる減収」は無いから、無縁だと思っていたら、一人10万円が支給されるらしい。思わぬ収入だから嬉しいが、このコロナ騒ぎで職を失って居場所も無くなった方と比べる、何と贅沢な支給だと思う。
 安倍首相は国会で一律給付に変更した理由について「この国難を乗り切るためには、国民との一体感が大切との考え方のもと決断した」と言っているが、30万円案と比すと比べようもない大幅な財源が必要となっている。下世話では公明党が与党を抜けるぐらいの圧力をかけたと言われるが、公明党は次の選挙での手土産にしたかったのであろうか。何と国難のコロナ対策を党利攻略に走っていると思わざるを得ない。
 その「新型コロナウイルス」の威力に気になる報告がある。
 国立感染症研究所は4月21日までに、新型コロナウイルス患者の濃厚接触者の定義を変更した。患者への接触時期について、従来は「発症日以降」だったが「発症2日前」に早めた。一方、患者との距離については「手で触れる、または対面で会話することが可能な距離(目安2メートル)」を「手で触れることのできる距離(目安1メートル)」と短くした。
 これまで明示してこなかった患者との接触時間については、「(マスクなどの)必要な感染予防策なしで15分以上の接触があった者」と定めた(時事通信社の記事から)。
 再度繰り返すと
 これまで濃厚接触者の対象が「発症日以降」だったのが「発症2日前」に変更になっています。 ある人が新型コロナウイルス感染症と診断された場合に「その人が発症した日からさかのぼって2日前までに、目安として1m以内にマスクなしで15分以上会話をするなどの接触をした人」が濃厚接触者と定義されます。
 これはつまり、新型コロナは発症する前から人に感染させうることを意味します。
 日本の某医師は、このことについて次を説明しています。
中国での感染事例を解析し新型コロナのserial interval(一次感染者の発症から二次感染者の発症までの間隔)が潜伏期よりも短いことを2月中旬の時点で論文で指摘しています。
 つまり潜伏期よりserial intervalが短いことから、新型コロナでは発症前から感染性があることを流行早期からみぬいていたということです。


 これまでの感染症の常識からは考えにくいことですが、新型コロナは発症前から感染性があるようです。
 上図の絵から言うと、一次感染例(人)の発症前からウイルスを排出し、かつ感染力最大のピークが発症前にあり、運悪くその近くに居る二次感染例(人)が感染して発症すると言う説明図なのである。
 今まで幾度か言われていたが「新型コロナウイルス」の感染力の強さが分かってきたということだ。        (この関係記事は続きます。)

 no.421 「新型コロナウイルス」の怖さ?      2020.4.16

 ここ当分は「新型コロナウイルス」のたわ言になりそうです。
 「休業要請」について、今いろいろともめたりしている。国の存亡(ちょっと大げさかなぁー)に関わる緊急事態であるから、企業の自由な活動を認めながら、社会貢献もする使命(儲けるだけではないぞ!)も持ち合わせているいるのだから、涙金かもしれないけど、貰って努力して欲しいと私は思っている。
 連日、「新型コロナウイルス」の感染者と死者の数が報告されているが、確かに「新型コロナウイルス」の怖さがある。下記は「新型コロナウイルス」で父を亡くされた方からの報告記事の抜粋であり、紹介する。
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 死亡した80代男性の遺族が6日までにマスコミの取材に応じ、「窓越しに防護服を着て臨んだ」と面会の様子を振り返った。「死を無駄にしないでほしい」。治療法の確立などに向け、遺族は感染に関するデータを医療従事者間で共有することに同意したという。
 遺族によると、男性に発熱の症状が出たのは2月上旬。インフルエンザの検査は陰性で、解熱剤などを処方されたが熱は下がらず、病院に搬送された。親族が医師に頼み込んで新型コロナウイルスの検査が実現。陽性が確認されたが、発熱を訴えてから1週間がたっていた。「もう少し早く検査結果が出ていれば」との思いが拭えない。
 男性には基礎疾患があり、重度の肺炎で容体が悪化し、抗エイズ薬も投与された。症状が一進一退する中、遺族は2月下旬、減圧された集中治療室にいる男性との面会を病院側に申し入れた。
 認められたのは、隣接する部屋の小窓越しの面会。防護服や高性能マスク、ゴーグル、手袋、靴カバーの着用を求められ、ウイルスの付着を警戒してスマートフォンの使用も禁じられた。
 男性は人工呼吸器を付けベッドに横たわっていた。窓越しのため、声を掛けることもかなわなかった。面会時間はわずか数分。「おじいちゃん、頑張って」。回復への望みはかなわず、男性は翌日死亡した。「肩で呼吸をする感じでしんどそうだった。別人のように顔がパンパンに腫れていた」。男性の最期を思い出すと、今でも涙がこぼれる。
 自治体の紹介で、感染者を扱った経験のある業者に火葬を依頼したが、新型コロナウイルスの感染を告げるとちゅうちょされた。遺体は防疫のため専用の袋に包まれ、顔を見ることができなかった。霊きゅう車の利用も拒まれ、業者が用意した別の車両で火葬場に搬送したという。
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 読んでいて涙が止まらない、こんな状況が今、日本の至る所で起こっているのである。悲しいことである、早い収束を願うばかりである。
 だが、医療技術の最先端のアメリカの最大都市ニューヨークで起きている事態を見るとコロナウイルスに対して、今は現代の最高医療もなす術もなく、負けている。これは今世紀だけでなく過去に何度か遭遇してきた歴史がある。
ーーー この辺については、次回に譲る。ーーー
 最後に、恨み節であるが、80歳を過ぎてお後がそうもない私の生活に暗さが増す日々、早く明るさを取り戻して欲しい。それを成すために「じっと家で、必要以外は外出自粛」を虐げられている。

 






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