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◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )

  no.420 「新型コロナウイルス」PCR検査について   2020.4.1

 政府と東京都が模索する「新型コロナウイルス」の感染防止対策の最後の手段「緊急事態宣言」、今のところ(3月31日現)出て居ない。
 日本医師会などは、患者が増える前に出したほうは良いと言っているが、そのような考えもある。しかし、菅官房長官が言っているように、経済活動への影響が大きいので、出さないで済むことで注視している。
 日本の感染者数、検査数は、諸外国と比すと、共に圧倒的に少ない。意図的に隠しているのではないかと噂されている。特に五輪が中止後、小池都知事が自粛要請を出した途端に急に増加したことで噂が拡散している。
 今回は、検査である「PCR検査」について、その辺をちょっと調べて見た。
 「PCR検査」とは、微量の検体を高感度で検出する手法で、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字をとってPCRと呼ばれている。
ウイルスやクラミジアといった顕微鏡では見ることのできない病原体の有無を調べる検査です。病原体のDNAを増幅させることによって検出する検査方法であるので、確実な診断が下せます。
 「症状があるのになぜ、検査が受けられないのか」「九州は人口の割に検査数が少ない」「海外のように検査数を増やせないのか」。と言った声を聞くので、その道のプロに聞いて見た。
  聖路加国際病院(東京)QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣さんは「感染の発生状況、医療体制などによって、誰を対象にどのように検査するかは異なる。国や地域の人口規模と件数だけを見て単純に比較できるものではない」と言う。その上で「軽症者や症状がない人など、幅広く検査することはデメリットの方が多い」とし、三つの問題点を挙げる。
 一つは検査の不確実性だ。感染していても「陰性」と判定される偽陰性、感染していないのに「陽性」となる偽陽性が一定数生じる。PCR検査の場合、正しく陽性と判定できる割合(=感度)は高くて7割、専門家によっては3~5割とされる。偽陰性となった人は自由に動き回って感染を広げる恐れがある一方、偽陽性は入院となり行動が制限されてしまう。
 (なお、検査の感度を高めるために、怪しい・疑われる検査結果は、複数の検査を行って結果を高めていると言う。___他からの情報から)
 二つ目は検査の手間と人員不足の問題。検査技師であれば誰でもできるわけではない。トレーニングが必要で「いくら検査キットがあっても、技術者がいなければできない」と言う。
 最後に「軽症者が検査を求めて病院へ行くことには、基礎疾患がある人にうつすリスクがあり、非感染者の場合は逆にうつされる可能性もある」と指摘する。
 早期発見、早期治療を求める声については「早く見つけても重症化を防ぐことはできず、対症療法以外にできることはない。ただ、症状が悪化した人には人工呼吸器の処置などを素早く進める必要がある。軽症の人で病床をふさぐのではなく、必要な人がきちんと検査を受け、入院できる病床を確保すべきだ」と話す。
 現在、国内で行われるPCR検査の目的は(1)重症者の発見と救命(2)クラスター(感染者の集団)の発見と対応-という2点。検査件数について韓国と比較されることも多いが「韓国ではメガクラスターといわれる大規模な集団感染が複数起きており、状況が違う」と言うのです。
 国の検査基準に首をかしげる専門家も一部いるが、クラスターが疑われるケースでは軽症の人も検査している。坂本さんは「『感染者数を少なく見せるために検査をしていない』という陰謀論も聞くが、そういったことは一切ない。一人一人が限られた医療資源を大切に使うことを考えてほしい」と話している。
 検査の現場のプロが言うのであるから、また、日本は世界に誇る医療技術を持った国でもあるから、日本らしいやり方で「新型コロナウイルス」に対する「PCR検査」を信用するしか無いと私は思うのだが。
  (上記情報は、Web上のヤフーニュース「西日本新聞」から取材しました。)

 no.419 猛威を振るう「新型コロナウイルス      2020.3.16

 日本でもとうとう「新型コロナウイルス」
を意識した「緊急事態宣言」を出せる立法処置をしてしまった。と言うことは非常に「危険な状態」になりつつあるということである。
 世界のリーダーを自負するアメリカのトランプ大統領も「非常事態宣言」をだし、自らもウイルス検査をして、感染の疑いを払拭している状態だ。
 テレビ(NHKしか見ないけど?)を見ていると、コロナのニュースばかりである。
コロナの影響は、私が関与するパソコン教室にもおよび、使用している教室施設が公的施設であるために、利用を自粛する羽目になってしまっている。
 年寄りが唯一の楽しみ場にしていたパソコン遊び場まで失ってしまったのである。
その私も、重い気分がどっさりとかぶり、他の仕事に手が付けられない気分になってしまっている。早く脱出したいのであるが、そこはコロナとの戦い、お先真っ暗だ!
 そんな日本より深刻なのがイタリヤである。イタリヤが何故被災患者、死者とも多いのか、ネットではいろんな見方をしている無責任な書き込みもあり、中には頷けるところもある、ちょっとそれを紹介しよう! 先ずはタイトルから
 ( 今や中国についで感染者数世界第二位のイタリア。なぜ感染者数・死者数が増えているのか?考えられる原因7つをリストアップする。 )
1)イタリアは高齢化社会だから
  イタリアの65歳以上の人口比率は日本に次ぐ世界2位である。
  死亡者の絶対多数が既存疾患のある63歳から95歳の後期高齢者である。
  ちなみに死亡者平均年齢は81歳である。
2)衛生観念が低いから
  某調査によると、イタリアでは57%の人しかトイレ後に手を洗わない。
  さらに、お風呂に入る頻度も低い。
3)中国との密接な関係があったから
  最近は、中国と経済的なつながりが多くあり、中国との往来が激しかった。
4)初期対応が遅れた
  季節性インフルエンザと症状が似ているため検出しなかった。
5)文化的にキスやハグなどボディタッチが多いから
  イタリア人はキスやハグをよくするし、会話しながら相手の体に触れる、
  人と一緒に時間を過ごすことが多く、相手との距離が近い事が感染を広めた。
6)医療施設のキャパを超えてしまったから
  感染者が一気に増加し医療施設がパンクして、対応ができなかった。
  危機の背景にあるのは、財政健全化に向けて行われた医療費削減政策だ。
7)軽症の感染者をカウントしてないから(致死率が高い理由)
  軽症の感染者をカウントしていないために、他国と比べ致死率が高く見える。
  (これは言い訳のように見える?)
さて、このようなイタリヤの感染者数で、世界で2番目に多い理由として、他では
「検査を他国より積極的に行なっている」と言う見方がある。
 どこかの国では保健所のお伺いを取らないと検査ができない状況があって、感染者数の少ない結果が意図的に作られていないかと疑われているのと比べると、何となくイタリヤの数値が可哀そうな気がするが、憶測であることを念じたい。
 何れにしても、日本は東京五輪を控えているので、早く収まるのを神頼みするしかないのだろうか?

 no.418 人生100年時代 長生き=リスク?     2020.3.1

 新型コロナウイルスが日本国内で多発しております。中国、日本のみならず韓国やイタリヤ、イランでも多くの患者と死者を出しています。
 また、政府は全国について、小中高校を春休み迄、休校とする対策を発表しました。ウイルス流行を抑えられるか、土壇場に来ております。特に高齢で持病のある方は重症化し易いと報告されていますので、気を付けましょう。
 高齢といえば昨年、金融庁の審議会がまとめた「老後2千万円が必要」との報告書を大臣が受け取る受け取らないという騒ぎがあった。安倍政権は正式な報告書は存在しないという体裁をとることで問題がなかったことにしたのだ。しかし問題は厳然として、そこにある。長生き人生をどう過ごすか、先立つもの(お金のこと)は用意できるか、というすべての国民にとっての一大関心事であった。
 
経営コンサルタントの大前研一氏が言うには、「日本人は老後が不安で金を使わないから、死ぬときが一番金持ち。3千万円抱えたままで死ぬ」と語った。それを裏付けるのはフィデリティ退職・投資教育研究所が、2016年に相続人5千人を対象に実施したアンケートによると、相続財産の平均はまさに約3500万円だったのである。
 とはいえ、それが日本人の平均像というわけではない。大資産家が平均値を引き上げているからだ。相続財産を保有額順に並べると、真ん中くらいの人は1千万円強。
 国税庁によると、課税対象となる規模の相続財産があった人は全体の8%にすぎず、9割以上の人は税金を払うほどの遺産額ではなかった(念のために、つまり、最低でも相続財産が3,600万円ないと相続税の申告は要らない。ということは、3,600万円を切っていれば、相続税は一切かからないという。)
 先述の研究所の野尻哲史所長はリタイア世代向けの資産づくりセミナーで講演するとき、「95歳以上まで生きる人生設計を考えておいたほうがいい」と助言していて、平均余命から考えると、いま60歳の人の2割がそこまで生きる可能性があるからだと言う。
 この現実が長生きに備えて、なるべくお金を使わずに倹約してすませたい、という日本の高齢者の暮らし方(生き方)につながっていると説明する。
 日本の高齢者は「そんな風に老後を考えている」のだが、外国ではどうか?
先ほどの大前研一氏の話によると「社会保障への信頼が厚いスウェーデン人、人生をとことん楽しむイタリア人は死ぬまでに財産をぜんぶ使い切る。どちらが健全な生き方か明らかだろう?」と言うのであるが!
 日本の財務省や金融庁は、日本の個人金融資産は1800兆円超あり、その6割以上を65歳以上が保有する。この巨大資産をため込んで動かぬままではあまりにもったいない。資産をもつ人はそれを最大限に使って人生を楽しみ、そこから生まれる雇用や投資が現役世代を潤わせて税収を増やす。そうなれば結果的に、資産をもたない高齢者への社会保障も手厚くする好循環ができる。
 このような夢みたいな構想で、お役所は、ため込んだ資産を投資や娯楽に消費してくれることを望んでいるのである。この考えを先ほどの野尻所長は「けっして無理な話じゃない」と言うのだ。
 「それにはどこかで長生きリスクを遮断(しゃだん)しないといけない。75歳とか85歳とか基準を決め、それ以上の年齢の国民は年金だけでも生活できるようにする、というのも一つの答えではないか」。
 イタリア人のように「人生をもっと楽しもう」という意識改革も日本人にはきっと必要だと思う。ただ、漠然とした不安を募らせている高齢者たちの背中を押すには、人生最晩年の年金や医療、介護の抜本的な強化こそ急がれる課題かもしれない。
       (上記記述は、朝日新聞2019年12月11日朝刊記事から参照した。)

 no.417 やっと初雪! あとコロナウイルスで。  2020.2.16

 当方の地元、名古屋市と岐阜市はこの10日、初雪を観ました。
名古屋市では、観測史上雪が最も遅かった1901年1月21日を119年ぶりに更新。岐阜市でも、1935年1月16日の記録を85年ぶりに塗り替えた。
 我が当地犬山でも、同様に初雪となりました。
今年は暖冬気象で、ひょっとして雪は見られないかと思っていたのであるが、降ってくれて良かったと言うべきでしょうか?
 降るべきものがないと何となく冬らしくないと感じていたのであるが、これで安心?
ただ、これが最後でもう雪は降らないとは言い切れませんよ!過去には3月末に大雪がありましたから、油断は出来ません。
 この冬暖冬気味で、私は凍傷(しもやけ)になるのが少なく喜んでいるのですが、出来れば温かい冬で終わってくれるとありがたいのですがーーー?
 さて、中国発のコロナウイルスは、いまだ猛威を振るっており、ピークを見ることなく、死者・患者とも増加している。
 コロナウイルスの患者数では中国に次いで2番となっている日本は、横浜港に停泊してクルーズ船からの集団感染(?)で多くの患者が出て居ますが、乗客・乗員に責任は無いというのであるが、最初のお方(香港で下船された)にしても、感染を知らずに乗船してたわけですから。
 クルーズ船の船内では換気も悪く、密閉された空間ではウイルスの逃げ場もなく、蔓延していると想像される。気の毒な状況であるが、人災と言わずに天災と言うべきなのか?
 先述の最初のお方は、ひょっとすると「スーパー・スプレッダー」と言われる手榴弾が爆発したときのように、大量のウイルスをまき散らして一度に多人数に病気をうつすことを言うのであるが、さらにクルーズ船から多くの感染者が出ると、稀ではあるが「スーパー・スプレッダー」だったかもしれない。
 中国の報告であるが、中国で1人の患者から医療従事者14人が感染したという事例が報告されてはいるので、ほかにもあるかもしれない。
 何れにしても、国内に蔓延しない「水際作戦」で対峙してほしいと思うのみである。
そう言っている間に、日本国内であちこちの県でウイルス患者が出てきたので、この先どうなるのかと不安と心配である。
 また中国本土からの帰国者や集団感染の船内の乗客対策として、日本では国内のホテルなどに一時隔離して様子を見ているようですが、諸外国では遮断された軍の施設とか、隔離された離れ島で様子を見るとかされているようであり、その点日本は少し緩いと思われるが、対応の準備が予測できなかったからだろうか?
 日本の国会で野党の質疑は、安倍首相の「桜を見る会」にこだわっているようであるが、庶民にとっては「桜はどうでもよい」事であり、今緊急の対策(コロナウイルス)に、野党らしい実績を出して欲しいと私は思っている。
 あまり書くと悪い風評と受け取られるので、これぐらいにするが、日本はこの夏に五輪を控えているのであるから世界からその動向・終息に注目されているのである、しっかりと対策をして欲しいと切望して、この章を終わる。

 no.416 お酒を飲むと顔が赤くなるのは?       2020.2.1

 この記事を書き始めたのが3日前であり、新型コロナウイルスの患者が6000人を超え、日本人が武漢から専用機で帰ってきたニュースもあり、この中国で猛威を振るうコロナウイルスを採り上げようと書き出したが、余りにも状況の変化が目まぐるしく、発行日には古い状況になってしまって、お恥ずかしい記事になるのを恐れ、ボツとし、首記の内容に変えた。この辺の事情を知って戴きたく弁解のつもりで、ごめん!
 私は最近、お酒を飲むと顔が赤くなるようになってきた。なぜ赤くなるのか?
 下記の記述を朝日新聞から得たので、紹介する。
お酒で顔が赤くなるのは「フラッシング反応」と呼ばれ、皮膚の表面近くの血管が広がって赤く見える。でも、誰でも赤くなるわけではない。
 お酒を飲むと、その成分のアルコールが体内でアセトアルデヒドっていう物質に変わり、さらに酢酸になって、最後は二酸化炭素と水に分解される。ここで大事なのは、日本人にはアセトアルデヒドを酢酸にする処理能力を「普通に持っている人」、処理能力が「低い人」、それに「全く持っていない人」の3種類いると言う。
それぞれの割合は、
  「普通に持っている人」およそ55%、
  「低い人」40%、
  「全く持っていない人」が5%。
 処理能力を「普通に持っている人」は、飲んだお酒のアルコールをスムーズに分解して行く。「能力が低い人」は、アセトアルデヒドの処理が滞り、体内にたまってしまう影響でフラッシング反応が起きるので、顔が赤くなるほか、心臓(しんぞう)がドキドキしたり、頭痛がしたりするようになる。
 さらに、「処理能力を全く持っていない人」は、その人たちは分解できないから、お酒を飲むとすぐに気持ち悪くなったり、倒れたり、大変なことになる。だから、そもそもお酒を飲まないし、飲みたくないと思っているとのこと。
 気を付けないといけないのは、40%いる「能力が低い人」たちで、お酒を普通に飲んでいると、その分、体への負担が大きくなる。それに、がんになるリスクが高くなるらしい。これまでの研究では、普通に持っている人に比べて、食道がんになるリスクは2倍以上。1日に日本酒換算で3合以上を週に5日以上飲む人に限ると、10倍を超えてしまうと言う。
食道がんになるリスクから逃げるには、あまり飲み過ぎないように、適宜の量にする。
 そんなことで、私が最近お酒で顔が赤くなるのは、歳を取り、アルコールをスムーズに分解する力が減ってきたことらしい。簡単に言えば経年により体力の低下と言うこと。
 お酒は人生最高の嗜好品だと思っているのに、楽しみが無くなってしまう!
 歳を取りたく無いですね?
  (上記記載の一部は、朝日新聞1月4日朝刊のbeから参照した。)
 no.415 Windoes7 サポート終了!          2020.1.16

 この「竜のたわ言」で、何度か報じていたが、とうとうWindows7のOS(オペレーティングシステム)のサポート終了が来た。下記は朝日新聞1月15日朝刊の3面総合紙面にて大きく取り上げているので、それを引用して注意を喚起したい。

 日本マイクロソフトは14日付で、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」の更新などのサポートを終了する。国内では、ウィンドウズ7搭載のパソコンが約1390万台残っていると推定されている。使い続けるとウイルス感染などのリスクが高まるため、同社は「ウィンドウズ10」など最新OSへの切り替えを呼びかけている。
 15日以降もウィンドウズ7は引き続き作動するものの、セキュリティープログラムやシステムの更新がされなくなる。そのため、ウイルス感染やサイバー攻撃による情報漏洩(ろうえい)などのリスクが大幅に高まる。
 同社は、今年1月時点でウィンドウズ7搭載パソコンが法人で753万台、一般家庭で638万台残っていると推定している。
 今年は東京五輪などで国際的な注目が高まり、日本を標的としたサイバー攻撃が増えるおそれもあるとみられている。ただ、五輪が開幕する7月時点でも、ウィンドウズ7搭載パソコンは、約900万台が残る見通しという。
 今後もパソコンを安全に使うためには、OSをウィンドウズ10などに切り替える必要がある。ただ、古い機種では動作が遅くなったり、ウィンドウズ10に対応していなかったりする場合もある。同社は、ウィンドウズ10を購入して古い機種にインストールするよりも、10をインストール済みの新しいパソコンに買い替えることを推奨している。

 上記のように、MS(マイクロソフト)は、7からの10へのアップデートはあまり推奨していないが、確かに7当時のハード構成は古く、メモリも少なく、USBのサポートも古く、最近のパソコンと比較すると、段違いの差であり、最新のパソコンでは高速処理とスムーズな動きが期待できる。
 だが、長年親しんだ7から離れられない方も見えるかと思うので、使用できないことはないから、インターネット回線から切り離してローカル(オフライン)での利用は可能であるから、ワープロ的な使い方でサブシステムとして活用していただけたらと思う。
 絶対にインターネット回線に接続しないことであり、自分のパソコンだけでなく他のパソコンへの悪質なウイルスを送り込むことも考えられるので、注意していただきたい。

 no.414 新しい年を迎える前に!          2020.1.1

 まずは『明けましておめでとうございます。』

 正月初めの話題となると、明るい話題を考えるべきだが、改めて新年を言う前に、過ぎ去った昨年を反省して、新しい年の門出にしようとする浅はかな企みである。
 その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が昨年12月12日発表され、令和の初となる昨年の漢字は「令」(レイ/良い(私流の感じ方で))に決まった。
 取り上げられた意図(?)は、言わずと知れた新しい元号「令和」からの取り上げであろう。
 さて、昨年を反省しよう!
 読売新聞読者が投票した重大ニュースの結果で見よう。
1位 天皇陛下が即位。「令和」に改元。
     平成天皇がご退位され、新しい元号となり、新しい天皇が生まれた。
2位 ラグビーW杯日本大会開幕、日本8強
     日本で開催され、大会を通じ、出場チームの国歌や代表歌を一緒に
     歌うなど、ホスト国としての観客の振る舞いも注目を集めた。

3位 京都アニメーション放火、36人死亡
     アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで、男がガソリンを
     まいて火をつけ、死者は36人、負傷者は33人の大惨事になった。
4位 消費税率10%スタート
     消費税率が10月1日に、8%から10%に引き上げられた。
5位 東日本で台風大雨被害、死者相次ぐ
     東日本では、9月から10月にかけて、立て続けに台風大雨被害が発生。 
     台風15号では、強風の影響で千葉県を中心に最大約93万軒が停電。
     広範囲で電柱が倒れたりして、復旧に相当かかった。
6位 ノーベル化学賞に吉野彰氏
     2019年度のノーベル化学賞で、リチウムイオン電池を開発した功績で受賞。
7位 沖縄・首里城が焼失
     10月31日未明、那覇市の首里城から出火し、中心的建造物である
     正殿など計8棟が焼損した。
8位 ゴルフ・渋野日向子が全英女子優勝
     ゴルフの全英女子オープンで、渋野日向子が初優勝を果たした。
9位 マリナーズ・イチローが引退表明
     米大リーグ・マリナーズのイチローが、東京ドームで行われた
     アスレチックスとの開幕シリーズ終了後に、現役引退を表明した。
10位 徴用工問題で日韓関係悪化
      韓国人元徴用工の問題を発端に、日韓関係が「戦後最悪」と
      評されるほど悪化した。

 読者の投票による大きなニュースの順位であるが、1年の間に起きた、心に残る出来事であるが、人それぞれ思いや感じ方は異なるので致し方ないが、北朝鮮とアメリカとのやりとり、イギリスのEU離脱騒動、安倍首相周辺のニュースなどは、読者にとってあまり関心がなかったようだ。
 台風や異常洪水、風水被害などは、地球温暖化の影響だとすれば、それらの対策は重要であり、国土を滅する事態になりかねない非常事態だと、私は思う。
 私は近年に、自然災害が多く起こっており、自然に対する接し方を考え直すべきだと思うのであり、自然災害から誘発された福島原発事故が二度と起こらないように願うのであるが、絶対に起こらないと誰も言い切れないと思うのだ。
 願わくば、大きな自然災害が到来しないことを祈り、良い年を期待するのみである。

 no.413 核の原発の実情は!(3)          2019.12.16

 スペイン・マドリードで開催されている第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)で11日、地球温暖化対策を妨げているとして日本に期間中2度の「化石賞」が国際環境NGOから授与されたニュースは、日本国内では余り大きく取り上げられていない。何故かというと震災による福島原発事故以来、石炭に依存する火力発電の比率が高くなっている事実と、
原発による発電が減少していることからの結果であり、国民としてはやむを得ない事実として受け止めているからだ。水力ではコスト高になる、太陽光では
土地と日照時間に問題ありで、脱化石エネルギーからの脱却が出てこない状況にある。同会議に出席した小泉環境大臣に「何か言うだろう」と期待したのであるが、安倍内閣の周りから”口止め”が有ってか、肩透かしを食った感じである。
 ここで、余談になるが地球温暖化の基になる「二酸化炭素排出量」を国別で見ると、中国、アメリカ、インド、ロシア、日本、ドイツ、韓国の順であり、1人当たりの排出量ではアメリカ、韓国、ロシア、日本、ドイツ、中国、インドと大きく入れ替わる。COP25で、日本の対策に目が向けられた事実が分かる気がする。
 ここで、前回の続きとしよう。
 中国は米仏の技術をベースに最新の原発「華竜1号」を開発し、「積極的に輸出しようとしている」と専門家は指摘する。現在、パキスタンで2基が建設中。アルゼンチンへの輸出にも合意した。日立が計画を凍結した英国では、廃炉となる原発が増えることもあり、華竜1号の審査が進めている。
 燃料となるウランの主な輸入先が、隣国のカザフスタン。ウラン生産量で世界1位を誇るが、国営ウラン会社によると、昨年の産出量2万1700トンのうち、約3分の1が中国向け、ここ数年、中国が輸出先の1位となっている。さらにトルコやインドなど、ほかの新興国への輸出にも進めている。
 福島原発事故後、先進国では原発建設にブレーキがかかったが、ロシア原発担当の専門家の見方は違う。「事故を教訓に、原発の安全性を高めた」と原発の未来に自信を示している。だが、原発の先進国側では見方が異なり、事故対策にも限界があること、コストとの兼ね合いからなどから、手を引く状況がある。
 かつて、先進国が描いた「核の夢」は今、ロシアと中国の手に握られているのかもしれない。ロシアは高速増殖炉の開発で先行。2015年に商用化の一歩手前となる実証炉が稼働し、送電網につなげた。中国も実用化を目指しており、中ロが核エネルギーの技術で、世界のトップランナーになる可能性も現実味を帯びてきた。
 新興国や途上国の一部は、エネルギー需要の増加や地球温暖化に対応して「国の未来」をつくるには核技術が不可欠だと主張し、ロシアや中国に期待をかける。
 一方、原発に強い関心を示すサウジアラビアやイラン、トルコなどは核兵器保有の意欲からの見方もある。核不拡散に詳しい米大学教授のフランク・フォンヒッペルは「原子炉を持てば、核技術者を育成する理由になる。技術者なら核爆弾の設計はできる」と話し、核の未来に憂いを示す。
 核を使ったテロや原発事故への懸念も高まる可能性がある。「核」の広がりは、人類の未来に大きな影を落とす恐れも潜んでいる。
 人類は、核をいかに安全に、そして平和に使うか、考えさせていると思うのだ。
  この項はこれで終わりとします。

  (上記記載の一部は、朝日新聞8月4日朝刊のGLOBEから抽出した。)
 no.412 核の原発の実情は!(2)          2019.12.1

 この記事を書いている際中に、日本の原子力規制委員会は、東日本大震災で被災した東北電力女川原原発に対し、安全対策の「新基準」に「適合」したと判断した、と報じられた。同原発は震災時に、当時の想定を上回る地震の揺れと高さ約13mの津波に襲われ、少なからずの被災を受けていたのであるが、修復と
新基準に沿う対策を行ってきたようである。このまま進むと来年度後半には原子力発電の再稼働がされるようだ。
 電力会社は、福島原発事故による多大な損失被害を深刻に受け止めていないようであり(国の原発維持の方向もあってか?)、私は自然天災の威力に「原発対策」は無力であると思う側であるから、女川原原発は「無駄な抵抗」をしたと思っている。
(蛇足で付け加えるなら、地元では大きな産業はなく、原発の関連事業で潤っている、言うならば貧しい町なのであるから、原発再稼働賛成の雰囲気のようだ。)
 前号の続きとしよう。
 ロシアと中国は原発に対し積極的であり、国内のみならず、外国へ誘致するのにしのぎを削っている。
 ロシアの戦略的な動きは、欧州にも浸透している。東欧のハンガリーのパクシュにある同国唯一の原発。ビジターセンターを7月上旬に訪ねると、案内の職員が「昨年は国内発電量の5割を発電した」とPRし、「ドイツは原発をやめ、(火力発電で)空気が汚染されている」と、2022年末までにすべての原発を止めると決めた欧州の大国を皮肉った。
 この原発は1980年代、旧ソ連の手で4基の原子炉が完成。老朽化のため2030年代にも廃炉になる可能性があり、ハンガリーが頼ったのがロシアだ。国営の原子力企業ロスアトムが2基を輸出する見返りに、実に建設費用の約8割、100億ユーロ(約1兆2000億円)をハンガリーに融資すると決めた。今年6月にあった関連施設の起工式で、担当相のシュリは「原発がなければ安い電力も温暖化対策も実現できない」と強調した。
 ただハンガリーが加盟する欧州連合(EU)はウクライナ問題などでロシアと対立する。費用も丸抱えで原発増設を後押しする裏には、ハンガリーへの影響力を強めてEUの結束を乱す思惑があるとの批判もある。原発を「トロイの木馬」(ハンガリーの元国会議員)とやゆする声も出ている。
 そのロシアとともに勢いを増すのが中国だ。日本原子力産業協会によると、18年に原発の発電能力で日本を抜き、世界3位に躍り出ており、運転可能な原発の数でも44基に増え、14基が建設中。米国(98基)やフランス(58基)を抜いて、世界一の原発大国になるのも時間の問題に思える。
 下図を見よう、中ロが如何に競い合っているかを!

この項続く。
  (上記記載の一部は、朝日新聞8月4日朝刊のGLOBEから抽出した。)

 no.411 核の原発の実情は!          2019.11.16

 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震を端緒に発生した福島第一原発事故での放射線汚染による避難指示区域は、8年経った現在でも元の地域に戻れない状況にある人々が居ることを、国民の大多数はこの事実から忘れかかっていると思う。
 まさに8年すると風化する事実である。
 私はこの「たわ言」で述べたことがあるが、原発のコストは安いけど、いざ事故が起こった時の被害は、天文学的数字になることを言った。
 水力や風力、火力、太陽光などによる事故は、原発と比較できないぐらいの軽微であると思う。
 私は今の科学の対応では、頻発する異常気象による世界的規模での水害事故などから考えると、天災に対し絶対に安全な対策は無いと思うのである。例えば高潮に備えて過去に無い高さの防潮堤を築いたとしても(河川での堤防も同じ)、「絶対」に安全であると言い切れることはできない、言い切る人は経験から割り出した統計学者ぐらいで、責任が無い。
 結局、過去の経験から推測して「ほど良いところ」で妥協することになるのだろうから、経験から外れた時は、災難である。
 さて、そんな愚痴は終わり、今世界で起きている核による原発の発電状況、特にロシアと中国が他国へに原発輸出で競い合っている有様を見ていこう。
   (下記記載は、朝日新聞8月4日朝刊のGLOBEから抽出した。)
 インド最南端のコモリン岬から東に約30キロ。海岸沿いにクリーム色のドーム形の建屋が見えてきた。ロシアの支援で建てられたクダンクラム原発1、2号機(計200万キロワット)。2017年には3、4号機が本格着工し、さらに二つを建設して計6基のロシア製原発が稼働する計画。
 現在、インドで稼働する原発は22基。経済成長にともなうエネルギー需要の急速な伸びと地球温暖化への対策として、政府は31年に原発の発電能力をいまの3倍超に拡大し、50年には発電量に占める原発比率も約3%から25%に高める大胆な目標を掲げる。
 気になることは、クダンクラム原発のある一帯は04年のスマトラ沖地震が引き起こした津波で壊滅的な被害を受けた。近くの村に立ち寄ると、コンクリートでできた平屋建ての家があった。土台が地面から1メートルほど高くなっている。「津波ハウス」と呼ばれ、NGOが建てたものだという。そこに住む主婦のは「地震で家財道具はすべて流された。フクシマの悲劇をここで繰り返してほしくない」と原発への不安を訴えている。
 インドにはロシアのほか、米国やフランスも参入を狙うが、原発事故が起きれば、国外のメーカーの責任も問うとする法律もあり、交渉が進まない。ロシアは別なようだ。
 ロシアの原子力業界は、ソ連時代の86年にチェルノブイリ原発事故を引き起こした。危ういイメージがいまもつきまとうが、実は97年からの20年余りでロシアが国内外で建設した原発は約20基。中国に次ぐ世界第2位で、米国や日本を大きく上回る。イランの原発にも協力した。業界団体によると、現在もバングラデシュやインドなど4カ国で計7基が建設中だという。
 ロシアの強みは政府や軍と一体化した原子力の開発態勢。原発は兵器と並び、世界で競える数少ない商品だそうだ。
 そのロシアとともに勢いを増すのが中国であるが、その状況は次回に回す。
(次回に続く)

 
 no.410 Windows7のサポート終了(続)        2019.11.1

 前回は、Windows7のサポート終了について記した。
 そのWindows 7を使い続けるとどうなるのか? 
 それについて引き続き話そう。
現状がわかったところで、EOS『「サポート終了」(End Of Support、略称EOS)』で何が変わるのか、具体的に見ていこう。サポートが終了しても、パソコンは今までと同じように起動できる。マイクロソフトからの更新プログラムやサポートの提供が終わるだけだ。
 「それなら慌てる必要はない」と思うかもしれないが、それは大きな間違い。EOSによる最大の問題は、セキュリティに関する更新プログラムが提供されなくなることだ。新たなセキュリティホールが見つかってもマイクロソフトからセキュリティ更新プログラムが配布されることはなく、ウイルス感染や情報漏洩の危険性が高くなる。

 2017年に猛威を振るった身代金要求型のランサムウェア「ワナクライ」が、セキュリティ更新プログラムを適用していないWindows 7を標的として拡大したことを考えれば、危険性は明らかだ。こうした被害に遭うと、自パソコンのネットワーク全体が危機に陥るだけでなく、情報漏洩などでメールの相手先にも広がり、信用問題になりかねない。
 たとえウイルス対策ソフトを導入していても、それだけでは防御しきれない攻撃もあり、安心はできない。いずれにせよそのまま使い続けることは、大きなリスクを抱え込む覚悟が必要だ。
 具体的には、
●マルウェアへの感染、未知のウィルスによる被害
 MSのサポート終了後に見つかる脆弱性に対して修正されず、
 放置された脆弱性はウィルスにとって格好の標的となり、危険である。
●フィッシング詐欺被害への遭遇
 フィッシング詐欺とは、あたかも実在する銀行やショッピングサイトからの
 メールを装い、それらのウェブサイトとそっくりの偽サイトに誘導して、
 クレジットカード情報などを入力させ、大事な情報を盗み取る詐欺の一種。
 サポート終了後は、より高度なフィッシング詐欺が登場し、被害に遭う可能性有り。
●なりすまし被害の可能性
 遠隔操作ウィルスを利用したなりすまし事件は記憶に新しいところ。
 パソコンを乗っ取られていたにも関わらず、一時的とはいえ加害者として
 複数名が逮捕されるといった事件であった。
 たとえ、セキュリティ対策に万全を期していたとしても、こういった被害に
 遭ってしまう可能性はゼロではんない。ましてサポートが終了してしまった
 パソコンを利用し続けるならば、なおさら危険だと思って欲しい。
●個人情報漏洩の危険性
 一口に個人情報といっても、プライベートな写真や動画の保存や、
 仕事のデータ、家族や知人の住所録、連絡先などその情報は多岐にわたる。
 セキュリティが甘く、ウィルスに感染してしまうと、パソコン内の情報は簡単に
 外部に流出してしまう。その結果、多くの人々を巻き込んでしまう可能性が
 あり、一度インターネット上に流出してしまった個人情報を消すことは
 不可能なのである。
●パソコンや周辺機器が非対応になっていく
 Windows7の時代のパソコンのハード仕様は古くなっており、Windows10に
 特化したパソコンには、USB3.1 Type-C、USB3.0 Type-A、有線LAN、
 VGA、HDMIなどのインターフェースが標準で搭載されているため、
 変換ケーブルを持ち歩く必要はない。放熱性の高い冷却ファンで、
 クアッドコア(i3,i5,i7など)の性能を最大限に引き出す仕様である。

 このようなことを考えて行くと、Windows7からWindows10への移行で、最も簡単な方法は、最新のWindows 10搭載パソコンの購入が一番であり、Windows 7搭載パソコンと比較しても、現在はSSD搭載が主流となり、メモリ容量も大きく快適に利用できる製品となっている。
 大分と話が長くなったので終わりにし、Windows7を使っている方は、ぜひ最新パソコンへの買い替えを検討して欲しいと付け加えて、この項を終える。

 no.409 Windows7のサポート終了        2019.10.16

 この「たわ言」で過去に何度か上記タイトルを取り上げたことが
有るが、復習で採り上げ話して見たい。
 MSのOSであるWindows 7は、まもなくサポート終了を迎える(来年1月終了)。
 すでにWindows 10への移行を進めていれば問題ないが、サポート終了についてよく知らない、あるいは知っていても何もしていない。サポート終了という言葉を聞いて、「サポートがなくなるだけ」と勘違いしている人もいるようだが、サポートが終了したWindowsを使い続けるのはとても危険なことである。
 安全に使い続けるためには、新しいWindowsに移行しなくてはならない。サポート終了まで約3カ月。新しいWindowsに移行するには、すぐにでも準備を始めたいところだ。使い慣れたWindows7をバージョンアップして使い続ける方もあるが、せっかく新しいWindowsに移行するなら、今後も長く使い続けられるような移行方法を選びたい。
 ここでは、サポート終了の意味やその危険性を正しく理解し、どのように移行すればよいのかを考えたい。
 と言う私が主管するパソコン教室でも1割にも満たない方が、まだWindows7を使って見える。当然入っているOfficeのアプリも古く、2010ソフトであり、問題作りや説明で困る時がある。また私の身の回りの友でも、まだWindows7を使っているが、使える間は使うと言っているが、対策が遅れると怖い。
 では、OSを詳しく追っていこう。
 進化を続けるWindowsは、XP、Vista、7、8、そして最新のWindows 10へと、バージョンアップを重ねてきた。中でもWindows 7の評価は高く、多くの企業や個人がこのバージョンを導入してきた。
 Windowsには、バージョンごとにマイクロソフトが定めたサポート期間が決まっている。
発売から最低 5 年間は通常のサポートを行うメインストリームサポート期間。その後 5 年間は、必要最小限のサポートを行う延長サポート期間だ。5年間というのは目安であり、具体的にいつサポートを終了するかはマイクロソフトが決定してきた。
  Windows 7の場合、2015年1月14日から延長サポート期間に入っている。延長サポート期間は新機能などの提供がなくなり、新しいOSに切り替えるための準備期間と考えられている。その延長サポートも2020年1月14日には終了する。これが「サポート終了」(End Of Support、略称EOS)だ。数年前まで圧倒的なシェアを誇っていたWindows 7がEOSを迎える影響は、とても大きい。
 調査会社「StatCounter」によれば、2019年8月現在、日本で使われているWindowsパソコンの約23%、世界的には約30%がWindows 7のまま取り残されている。
 隣国中国では、Windows OSシェアのうち、「Windows 10」が占める割合は35.38%となっている。つまり3台のうちの1台にしかWindows 10がインストールされていない計算だ。Windows 7が最も高く49.16%、つまり2台に1台がWindows 7を搭載し、続いて「Windows XP」が11.6%となっている。Windows XPは、中国でPCやインターネットが普及期を迎える2001年に発売されたOSで、中国人にとっては懐かしのOSであって、今でも使われているのである。日本ではXPの使用は皆無であると言っていい。
 では、実際にWindows 7を使い続けるとどうなるのか?
紙面の都合もあるので、次回に解説する。

 no.408 今年の夏に蚊が居たの?        2019.10.1

 先月の末頃から、ようやく暑い夏も終わったような感じになった。
 世間では異常な高温は、世界的な地球規模の現象であって、地球温暖化現象の現れと見られるのだ。
 スウェーデンの16歳の少女が、若者たちを動かして、大人たちが地球温暖化対策に力を入れない事への不満を募らせている。しかし、世界をリードしているアメリカの自国主義第一のトランプ大統領が自国の産業を考量して対策に走らない故に、世界規模での地球温暖化への対策は一向に効果が得られていない状況である。
 もう一つは、CO2の排出量が多い中国の動きも鈍いことも、対策遅れの要因であろう。
 さて、今年の春ごろから夏にかけて、我が家でも異常な高温の状況になった。
 今のような秋らしい気温になってしまうと、すっかりその時の状況を忘れてしまっているが、一つが「蚊を殺した(手で叩いて)」事が少ないことで、特に室内での回数は皆無であったと言えるのだ(外での朝晩の野良仕事では結構殺した。)。
 もう一つ今年の特徴は、寝る前にベッド脇に「蚊取り器具(液体式)」を置かなかったこと、つまり使わなかったのである。毎年のように使っていたのが今年は不要だったのだ。夜中に蚊が耳元で唸るようなことがなかったのである。
 高齢になると、感覚が鈍くなる、痛みを感じないなどの症状があるようなので、気になってインターネットで蚊の存在を調べてみた。
 やはり今年は気温の高温で、蚊が運動しなくなったらしい。
 蚊は、気温が35度以上になると活動できなくなるというのだ。
 KINCHO(金鳥)でおなじみの大日本除虫菊株式会社のお話によると、蚊が活動できる気温は15度から38度程度までさまざまな説があるため一概には言えないが、活発に活動する気温は26度から32度だという。
 蚊はもともと常に獲物を探して飛んでいるわけではなく、茂みなどに潜んで獲物を待つことが多い。近頃の暑さは蚊が好む気温とはいえず、涼しい場所を求めてじっと潜んでいるのだという。
 夜になっても一向に気温が下がらないので、寝ているときに蚊が飛ばないので、蚊に刺される状況が少なくなったというのである。
 また、同社によると「日中、蚊を見ないからといって安心しないこと」が大事だという。
日中、蚊はあくまで潜んでいるだけであって、比較的涼しい朝や夕方に動きが活発になるため、暑さのピークの中で蚊を見かけなかったからといって防虫ケアを怠らないでほしいとアドバイスしている。
 長崎大学熱帯医学研究所 病害動物学分野のサイトによると、蚊は「体温」「動物が呼吸するときに出す炭酸ガス」「濃い色と薄い色のコントラスト」「汗や体臭」の4つに寄ってくるという。また、蚊に刺されやすいのは
 (1)女性よりも男性
 (2)体温が高い人
 (3)成人>青年>子供>新生児(ただし60才以上の高齢者は刺されにくい)
 (4)一般的にO型
だという。
 私は80歳の高齢者であるから、蚊も血を採れない人間と知り、寄って来なかったらしい。もう、蚊にも見放された存在の「死に体」に近いらしい、情けないことだ!

 no.407 傘寿から盤寿の祝い!        2019.9.16

 私は今、満年齢で80歳であって後1か月で次の誕生日を迎える。
80歳は傘寿と言われ、この歳を迎えることは目出度いことなのである。
私が2年前の数え年で80歳に迎えたときに、長男の嫁に「お父さんは、80歳になったよ!」と言うと、「何かお祝いをしますか?」と聞き返したので、咄嗟に「何もしないよ!」と言ってしまったことを覚えている。77歳の喜寿の時は、温泉旅館で家族食事会を開いたが、その時は費用は全て本人の私が払ったのである(その所為で、こだわりを持つ?)。
 私は、嫁にその気があるならば、祝いの席を持ってもいいと思っていたが、その後何もこの件については音沙汰無し。
 日はどんどん過ぎて、後1か月で満81歳になろうとするのではないか!
 私はやはり80歳の節目を付けたいと思い、近くの「成田山」へ行き、80歳を元気に迎えたことに感謝し、その後の「心身健全」をご祈祷して戴いたのである。
 その時の事であるが、ご祈祷して戴く「お札」の願い事に「古希」「喜寿」「傘寿」は無いので、受付で聞いたら『そう言うのは無い、「身体健全」とか「息災延命」で』と言うのではないか。
 私はどうしても「傘寿」の文字でのお礼をしたかったので、一方の「護摩木」だと自由に書けるので「祝傘寿」と書いて名前を添え書きし、「ご祈祷」と「護摩木」をお願いしたのである。
 本来ならば「数え年」で行うのが風習であるが、今は「満年齢」で行う方も居るとの事であり、それは本人のけじめの考え方に尽きると解釈し、自己納得して行った。
 さて、振出しに戻るが、
 八十(80)は、草書体や略字で「傘」と書くと、縦書きの「八十」の形に見えることが「傘寿」祝いの由来とされている。77歳の喜寿同様に、文字に対するしゃれっ気から傘寿祝いは生まれたという。傘寿のことを「八十寿(やそじゅ)」と呼ぶ人もいるらしい。
  傘寿は、中国から伝わったと言われる「還暦」や「古希」とは違い、喜寿と共に日本発祥のお祝いらしいのである。
 長寿祝いとしての、還暦や古希は室町時代にはじまり、のちに傘寿も加わったとされているが、庶民に定着したのは江戸時代といわれる。
 傘寿のテーマカラーは古希や喜寿と同じく、紫色が定番。
 ただし長寿祝いで紫色が連続することもあり、近年では黄色(金茶)も定着している。紫色か黄色で悩む人も多いが……無難に選ぶなら「紫」、明るさを演出したいなら「黄色」を選ぶと良いだろう(竜のたわ言―本号の背景も黄色にした)。
 悔いて、傘寿の祝いとして、家族での食事会を逃してしまったが、次の祝い歳は幾つかと言うと、近々で88歳(米寿、「米」の字をくずすと、八、十、八に分かれるので)なのであるが、そこまで生きられるか分からない。その前に何かないかと調べると有りました。
 長寿祝いで「半寿(はんじゅ)」というのがあるらしい。 「半」という字をバラバラにすると八と十と一に分けることができるため、八十一歳を半寿と呼ぶそう。長寿のお祝いの名前であるだけでなく、81歳の別称でもあるとのこと。
 また、将棋の世界では「盤寿(ばんじゅ)」と呼ばれる長寿のお祝いがあるらしい。盤寿は将棋盤のマス目の数が9×9=81ということから来ている。それが一般にも広まり、「半寿」の代わりに「盤寿」が用いられるようになったと言う。
 「半寿」しても「盤寿」にしても、数え年に行うのが本来だそうだが、私の場合、今年今月までが数え年81歳、来月になると満81歳(数えで82歳)になってしまう。
 そこは本人の考えようで、「半寿」「盤寿」の祝いを満年齢で行うぞと、私は腹をくくるしか選択はないのである。

 
 no.406 先月8月は禍の月だった!    2019.9.1

 先月は、前号で報じたようにHDDのバックアップミスによって半年間の入力データが全て消え去ってしまったのである。悔いても悔やみきれない情けない状況を作ってしまったのである。自分が納得できるまでの修復(完全にはならないがーーー)には今月の連休ぐらいに目途を付けたいと思っている。
 そんな状況に追い打ちをかけるようなミスをまた、2件立て続けに起こしてしまい、自分の認知判断の甘さを「嫌になるぐらい」に見せつけられている。
 こんな恥ずかしいことを書くことないのであるが、書くことによって幾分にも反省し、気を付けるようにしたいがためである。
 2つ目のミス。
 先月に、契約している住宅火災保険の期限が切れ、合わせて自転車保険も期限が切れてしまい。代理店の保険会社と更新契約して、保険金は郵便局の振り込みで払うことになった。まだ納入期日には余裕があったけど、忘れるといけないと早めに払うことにして、近くの郵便局の自動機で払い込んだのであるが、払い込ん証明書が自動機から発行されるのであるが、自分としてはそれをバッグの中に入れたつもりであったが、自宅の戻ってみたら、バッグの中に無い。郵便局の後にコンビニへ行き、インターネット買物をした物品のコンビニ払いをしたのであるが、その時にバッグから出し入れしたときに落としたか、または郵便局内で落としたかである。払い込んだ領収書なんか、無くしても気にすることないのであるが、有るべきものが無いということは非常に気にかかるのである。前のバックアップの不注意もあって、己のやることに情けなくなるのであった。
 3つ目のミス。
 インターネットのオクションについては、この「竜のたわ言」でも書いているのであるが、買い物好きな私は、インターネットに出品されるパソコンやカメラ、Legoのロボットなどに興味があり、安い掘り出し物(自分が思っているだけで実際は?)を物色しているのだ。
 先日、パソコン教室で高齢になり自動車運転を止めるから、パソコンを貸してほしいと言われていたので、オクションで探していたのであるが、複数以上を物件を見ていて印をつけているのであるが、判断の甘さが有ってか、相応の値段を付けていたのが落札してしまったのである。後からその商品の詳細を見ると、私にとっては購入してはいけない不具合要点があり、落札するべきではなかったのである。何故、それを見落としてしまったのか、それが問題で、結局は深く見ていなかったのと、そのほかの物品と混沌していたかもしれない。言うならば慎重さが抜けていたのである。情けないことであった。
 数日後、その物品は来て、早速、動作を確認するが、不具合要素は有り、他人に貸すような状況のパソコンでないと判断したが、また不要なパソコンを持ってしまったと後悔するのみである。
 ( なぜ、オクションをするのかと言われれば、時間切り間際の落札価格の攻め合いは、気を揺さぶるスリルがあるのだ。ギャンブルの一種かもしれない? )
 先月は禍が3度、2度あることは3度ーーーと言う諺があるので気を付けていたのであるが、私の判断からすると、3度起きてしまったと見るのである。これらは全て、私の不注意からのものであると。残り2日(本記事を書いているときは、まだ8月末であるのでーーー)無事に過ぎて行く事を願うのである。

 no.405 HDDバックアップをミスする!    2019.8.16

 この8月1日にとんでもないミスをしてしまった!
 通常に使っているデスクトップパソコンに、OS 1903更新の通知が来ているので、今まで事情があって先に引き延ばしていたが、いつかは実行しなければならないので、取りあえず更新が失敗する時の対策をとり、内蔵のHDDドライブを外してバックアップを取ることにした(バックアップを取らなければよかったのにと、後で後悔しきり!)。
 バックアップは今年1月末にも行っているので、そのHDDが有り、この2個のドライブを並べて別のパソコンで、バックアップ作業を行うのだ。
 バックアップ用ソフトはそれ専用で、私はマニアらしく、クローン作製用のソフトである。クローン作製とは、HDDを複製するものであり、HDDの取り換え用に特化した玄人向け作業ものである。
 このクローン作製において今回、年寄りの「老化による判断の甘さ」と暑さによる「いい加減な判断」に依ってミスってしまったのである。
 2個のHDDを並べて、「現行から複製作業」と指示するときに、現行のHDDを指定するときに誤って旧の1月末のHDDを指定してしまったのである。コピーしかけてしばらく経ってから誤りに気が付いたので有るが、もう途中であり、どうしようもなく終わるのを待つしかない。結果は、誤り通りに現行のHDDが1月末の内容に変わってしまったのである。一瞬青ざめ、頭が真っ白になってしまったのは言うまでもない。
 1月末から7月終わりまで新しく入力したデータが、全て一瞬に無くなってしまったのである。
 この間に行った作業は、ホームページの更新、管理するパソコン教室の教材、送受信したEメールのデータ、インターネットで集めた参考資料のアドレスデータ、などなどで、全てが消えてしまった!
 日々のバックアップを取るツールも世間にはあるのであるが、遊びと暇つぶしのパソコンライフであるからと、怠けてやらなかった。
 パソコン教室関係の教材や会計処理、資料などは、印刷したデータがあるので、あえて新しく作成する必要はないと判断して、緊急を要するものに限定して、復旧に取り掛かるが、悔みの連続である。
 ホームページ関係はサーバーに新しいデータがあるので、FTP転送用ソフトが支障なく動いたので一安心で、逆にサーバーからパソコン側に逆転送してパソコンに取り入れたが、パソコン内でホームページサイトが立ち上がらない問題が出てきた。困ったと思いながら新規にフォルダーを作てやり直したら、何とか立ち上がった。「やったー」と感激したが原因を追究していないが取りあえずこの方法でホームページ2本は復旧できた。
 失ったEメールの送信データの一部は定期発行物や会員向けのメールであり、受信先である友や会員がパソコンの中に温存して見えたので、送り返してもらうことで、送信データは見えるようになると思う(まだ実行していないが―――?)。
 次にEメール受信データは、契約しているプロバイダーのメールサーバー内で保存する設定していたのであったが、メールソフトをLIVEメールからOUTLOOKメールに代えた時点から、標準設定の2週間保存(14日間)で削除されるようになっていたようで、2週間分のメールしか復旧出来ず、受信メールの全ての復旧は絶望的にあり、あきらめるしかない。過ぎ去ってしまったEメールは、読み返す頻度は少ないこと故失っても由と慰めるしかない。
 2月計算の所得の確定申告データは、毎年eTAXで電子送付していたのであるが、そのデータも消えたしまったが、税務署に送った控えがプリントされているので、これもあえて復旧はやめることにする。
 亡妻との結婚記念日に、結婚当初住んでいた借家近辺の近況写真を写して、仏壇に飾らしてもらっていたのであるが、その写した写真がパソコンから消えている。これもまた、来年を期して写せばよいことと、あきらめるしかない。
 まだまだ、消えたデータは多々あり、1月末から7月一杯までの約6か月間の消えたデータは取り返しのできないミス事実として認めるしかない。
 自分が納得できる状態までの復旧には、まだ相当時間がかかり、私は一方では9月中頃の連休までにと目論んではいるのだが、果たして?
 こういう事態にならないように、こまめにDVDやUSBメモリにバックアップを日常的に取るようにすれば紛失は最小限に防げたのにと、悔むのであるが、やってしまったことは仕方が無い。今後はこまめにバックアップしないといけないと思っているのである。
 最後は蛇足であるが、HDDの認識を間違えたということは年相応の「うっかりミス」があることだと意識をもち、より慎重な判断・認知を持たないといけないと反省しながら、年相応の衰えを実感した痛恨の痛みである。

 no.404 同性結婚はどうか?    2019.8.1

 台風6号も過ぎ去り、日本列島は長い梅雨から明けた。
 表記の「同性結婚」、出来ればこの問題から避けたい気持ちもある。しかし、私は前から申し上げているように、偏見に満ちた偽善者であり、かつ「性」に対してはタブー視するところがある。
 この先月に、日本弁護士連合会(日弁連)は7月24日、「同性婚が認められていないことは人権侵害であり、同性婚を認め、これに関連する法令の改正を速やかにおこなうべきである」という意見書を国に提出したのである。この21ページにわたる意見書には、同性間の結婚が認められていない現状が重大な人権侵害である根拠が書かれているのだ。難しい法理用語が出てくるのであるが、次のように綴られている。
 『我が国においては法制上、同性間の婚姻(同性婚)が認められていない。そのため、性的指向が同性に向く人々は、互いに配偶者と認められていないことによる各種の不利益を被っている。これは、性的指向が同性に向く人々の婚姻の自由を侵害し、法の下の平等に違反するものであり、憲法13条、14条に照らし重大な人権侵害と言うべきである。したがって、国は、同性婚を認め、これに関連する法令の改正を速やかに行うべきである。』と言う事由である。
 要は憲法の下で平等であるのに、同性結婚を認めていないのは、憲法違反であり、関連する法を改正して認めよ!と言っているのである。
 私は冒頭に行っているように、稀に見る保守派であって、文明人(?)でないから、結婚(婚姻)とは異性同士の契りであり、子孫を残して種族の繁栄を築くものであると思っている。
 子孫を作らない男女は異端者であるかと言われれば、「こども」を持つか、持たないかは本人同士が決めることではあるが、子を育て国の繁栄を助けるわけだから、子を育てることに対しては国は手厚い援護対策をするべきことは言うまでもない。
 若しも子供作らない男女ばかりになってしまったら、国は滅びてしまう。それも時代の流れだと言われれば返す言葉が無い。
 本論に戻り、同性同士の結婚はわずかの数であるから、体制には影響なしと見れるのであるが、異性同士の結婚と同じ環境・待遇・処置を与えることには私はいささか異を唱える方である。
 日本はこれから、問題解決に当たる方であるが、世界を見てみると、
 開けた文明の欧米各国では、次のようだ(馴染みのある国のみを挙げる)。
◎同性結婚を認めている
 オランダ(2001,4,1法律施行)に始まり、ベルギ、スペイン、カナダ、南アフリカ、
 ノルウェ、スウェーデン、 ポルトガル、アルゼンチン、デンマーク、ブラジル、
 フランス、英国、ドイツ、オーストリア、台湾(2019,5,24)
◎登録パートナーシップを持つ国
 イスラエル、イタリア、英国、スイス、フランス、オランダ
(パートナーシップ制度とは、ある二人のあいだに婚姻と同様の権利や義務を認め、その関係を公的に承認するもの。日本で一部の自治体で実施されているのとは全く異なる。)
 上のように欧米では広く同性結婚、または登録パートナーシップ制度が実施されているが、アジアでは、唯一台湾が「登録パートナーシップ」から同性結婚へと移っている。
 また、G7(先進7か国)では、日本のみが同性結婚とパートナーシップ制度を認めていない国であり、日本が如何にこの分野での取り組みが遅れているか分かる。ただ、この制度の取り組みには家族制度の違いや宗教問題があり、一概に遅れているとはいえない面がありそう。
 また、「性の楽しみ方」にも違いがあり、おおらかである国と、そうでない国との相違があり、複雑である。

 最後に、偏見だろうが、私は結婚(婚姻)とは異性同士の結びつきであり、厳粛であると思うのであり、もし同性結婚を認めることになるならば、せいぜい「公に認めたパートナーシップ関係」程度ぐらいにして欲しいと願う。

 no.403 人生やり直したい?    2019.7.16

  日本列島、梅雨の真っ最中であり、今年の梅雨明けは、相当遅れて21日の週ぐらいなると予想されている。また今、参議院選挙運動の最中であるが、投票所を管理する市町村の人手不足で、統合されたりして少なくなっているという。そうすれば、選挙投票のために遠いところまで足を運ぶことを嫌がり、投票率の減少が危惧されるのである。また、高齢者社会になっていることも有り、自宅に居て投票が出来る仕組みが考えられないか、私が思うのは、テレビでの双方向通信で、投票するとか、またはパソコンやスマホを使ったインターネット投票も考えられるが、個人のプライバシーがどこまで守れられるのかが、鍵であろう。この様な話は、
また別な機会に譲ろう。
 さて、私は80歳を過ぎ、いつ死んでも不思議でない年になってきた。
 夢の中では元職場の人間が変な場面で出てくることは頻繁であり、また職場の東京本部の付き合いのあった方までが、嫌な場面で出て来たりして、現実と間違えてしまいそうな夢を見る。こんな夢を見るのも40年近くその職場で禄を得ていたこと故、仕方が無いことと思える。ただ、夢での場面であるが、良い場面ではなく、恐れる様な場面が多く、それは私が生涯後悔している事の場面かも知れなく、嫌なことである。
 先日、取っていたA新聞の記事に「人生やり直したいと思ったことある?」と言うアンケート調査の結果があった。その中で67%の人が「やり直したい」と答えているのだ。その理由に「勉強のしかたを後悔」が圧倒的に多く、その次が「学校・進学への不満」となっているのだ。これらの人は、今生きている環境で自分の学歴などで、後悔している方であろう。
そのような方の中で気が引いたのは、64歳の男性の方「毎日(人生をやり直したいと)思っている。今の記憶を持ったまま3歳に戻って死ぬほど勉強をしたい」今の現実で非常に己の勉強学歴に後悔されているのだ。やり直して向上したいという、願望なのであろう。
 アンケートでは、「人生をやり直したい」人は67%だったが、実際に「やり直した」人は21%にとどまった。具体的には、転職や資格取得が多かった。60歳女性は「臨床検査技師になり、仕事をしていた。出産を機に仕事を辞め、子どもが大きくなったので、資格を取り介護の仕事についた。今は、とても満足している」などの答えもある。
 一方、「人生をやり直したいと思わない」人たちの投書も考えさせられる。「自分は親から虐待されて育ち、無償の愛を知らずに生きてきた。そんなひどい環境の中でも、精いっぱい生きてきた。それをやり直すことは、あんなに頑張って生きてきた自分を否定することになる」自分がやって来たことを大事にしているのだ。
 また、「人生100年時代なので、『やり直し』というよりは、『新たな選択』ということになるのでは?」と言う意見もあるが、生きている時間が長くなれば、新たな人生を迎えることも有りうることになる。
 そこで私の話になるが、80歳であるから、人生のやり直しはない。有るのは悔いのない人生だったのかと言う問いである。私は自分の人生を一生懸命やって来て、結婚して子供を育て独立させ、今は何とか不自由なく年金生活をしていて、ある程度満足しているので、過去を悪く否定する事は出来ない。強いて言うならば、妻を亡くしている事だろう。だが、妻との楽しい思い出は永遠に残っており、これも否定することは出来ない。
 まぁー、私の場合、やり直しをしなければならない人生だったと言うことには当てはまらないと考えるべきだろうか?
 だが、もう一度生まれ変わったら、同じ人生で良いかと言われると、それは「ノー」である。それは歩んだ今迄の人生には、体の欠点や、知能の欠点などがあって苦しみ悩んだこと多々あり、それらを抱えて同じ人生は「ノー」なのである。
 この世に生まれ変わるときには、全てに天才に近い体力、能力を持って、生まれたいものだ(欲張りな願望?)。
 最後に、英国の日本研究家、チェンバレンの言葉を記して終わる。
「人生とは、我々が稽古する時間もなしに役割を演じなければならぬ劇である」。

 no.402 Windows10新バージョン1903 公開される    2019.7.1

 
 Microsoftは、2019年5月21日(米国時間)、Windows 10 May 2019 UpdateことWindows 10バージョン1903の配布が開始されたことを発表した。ただ、Windows 10の機能アップデートは、CPUやチップセット、メーカーなどの幾つかの非公開条件を基にMicrosoft側が配布をコントロールしているため、現時点で必ずしも全ての利用者のPCに対して配布されているわけではない。実際、配布は段階的に行われているようであり、私のところのデスクトップに下記のように来ていた。(クリックすると大きく見れます。)

 公開されたけど、インストールすることで、幾つかの不具合が発生することが明らかになっているので、皆さん方は不具合情報を十分確認してからインストールを行った方が良いと思われる。(私はパソコン教室に関与していることから、知っておく必要があり、手持ちの予備のノートに1903をインストールした。)
 公開は、元号「令和対策」のアップデートの真っ最中に行われたので、気が付いた方は少ないと思われる。私もその内の一人であった。
 まだ、私自身が1903については試行中なので、その中味を書くのはおこがましい事であるが、予備知識をもってもらうために、私の試行で知りえた事とWebからの1903の改良点を拾って伝えたい。一般の利用者が使う上での改良された点から。
 (1)Windowsサンドボックスの提供
これは、ソフトウェアのテスト環境であり、Windows 10と同じバージョンのWindows 10のクリーンな環境を作り、その中でソフトウェアの評価などが行える。ネットワーク接続を禁止することも可能であり、終了後はファイルを含め、ホスト側の設定も一切残らないため、安心してソフトウェアのテスト、評価を行えるものである。例えば古いアプリだとか、怪しいソフトなどを試してみたい時などに役に立つだろう。
 (2)Windows Updateの適用遅延日数が指定可能
簡単に言うと、1903 Updateから、アップデートの一般向け配布日からの遅延日数を指定してWindows 10のバージョンアップを行えることになる。最大365日まで指定でき、品質アップデートと機能アップデートそれぞれで指定ができるようになる。ただし遅延の設定をしても、Windows Defender Antivirusの定義の更新やセキュリティ更新などのアップデートは行われるので安心である。
 (3)Cortanaと分離した検索機能
1809 Updateまでは、Windows 10のファイル検索機能は、パーソナルアシスタントのCortana(コルタナ)と一体になっていた。しかし、1903 UpdateではCortanaからWindowsサーチ機能が分離され、タスクバーでも別アイコンとすることが可能になって、検Cortana索がし易くなったのだ。PCにおいてCortanaの利用率が上がらないと向上も難しくシステムとしては厳しくなる。MicrosoftがCortanaをどうするのかについては不明な部分は多いが、今回、検索機能を分離したことで、ユーザーは、タスクバーに[Cortana]アイコンを表示しないという選択も可能になった。事実上の撤退かも知れない。
 (4)アクションセンターの通知領域がより分かりやすく
アクションセンター下部のクイック設定は、GUIでボタンの並べ替えが行えるようになり、また、画面の明るさ設定がスライダーになった。
 (5)タスクバー通知領域がより分かりやすく
(4)項と同様に、タスクバーの通知領域では、マイク利用中を示すアイコンが表示できるようになった。また、ネットワークアイコンは、インターネット接続ができないときに専用のアイコンが表示されるように変更された(従来は、[ネットワーク]アイコンに小さな警告マークが付くだけだった)。
 改良された点は他にも多々あり、長くなるので、それらは次の機会に書くことにする。

 「あとがき」
 私は現在、1903を予備のノートにインストールして試行・調査中であるが、上で述べているように、かなりカラーフルになっていると感じている。
 なお、くれぐれも手動での先走ったアップデートは控え、自動配布を待って行うように切望する。

 no.401 年金生活に2000万円不足?           2019.6.16

 今、新聞やテレビで騒いでいる問題が、老後の生活に2000万円不足?!
 私は、現状の年金生活に甘んじているかもしれないが、今の現役世代の方から試算して30年後、40年後の生活には年金だけでは不足で、概略で2000万円不足するから預貯金をしなさい!と言う、金融審議会という諮問機関の報告書は間違っていないと思う。
 野党のみならず、与党からも異議と例の「年金100年安心プラン」との整合性から、問題視しているのであるが、その裏は、迎える「参議院選挙」向けの世論対策ジェスチャーだと歪曲して思うのである。
 最初から、結論じみたことを言ってしまったが、
事のあらましをWEBの諸説論から解説させて戴く。
 「年金不安」に関する議論がにわかに注目されている。
 新聞各紙では、
「人生100年時代、2000万円が不足」(日本経済新聞)
「人生100年 夫婦老後に2000万円 金融庁、資産形成促す」(東京新聞)
 といった見出しが躍り、テレビのニュース、ワイドショーでも連日取り上げられた。その後、麻生太郎財務相、さらには首相による火消しが続くが、政治もメディアもともにこの報告書の問題点を正しくとらえていない。
 発端は、朝日新聞が5月23日に報じた「人生100年時代の蓄えは? 年代別心構え、国が指針案」(朝日新聞)である。
 これは、金融審議会市場ワーキンググループの報告書(案)の公表をうけての報道であるが、個人的には、それほど大きなニュースとは認識していなかった。数十年にわたって議論されているタンス貯蓄から投資へ(自宅タンス、銀行預金中心の貯蓄から、株式・債券投資への移行)を促進するという、よくある報告書としか感じなかったからだ。
 しかし、あらためて報告書案の内容を見ると――驚いた。それは投資勧誘パンフレットの定番、質の悪い勧誘資料そっくりだからだ。「老後資金が2000万円不足する」根拠として提示されるのが高齢者無職世帯の平均収入と平均支出である(出典は2017年家計調査のものだ)。
 (下記図は、新聞やテレビで取り上げられているもの)
   下図をクリックすると大きく見られます。


 この家計調査は、支出を通じて家計の消費行動を捉えることを目的に作成されている。支出は調査対象世帯の支出額の平均値であり、その値は「老後の生活に必要な額」とは関係がない。このデータから読み取れることは、「2017年の高齢者無職世帯は(平均すると)月26万円使うことができる収入と蓄えがある」ということのみだ。
これは、平均的な預貯金がある人の場合のことであると付け加えることになる。
 問題なのは、これを取り上げているマスコミの見方である。
 平均収入と平均支出の差額には「不足」という意味合いはない。しかし、テレビのニュース番組、ワイドショーなどでその問題点に触れられることは少なく、結果は、「5.5万円の不足」という数字のみが独り歩きしてしまっている。
 問題なのは、年金への過剰期待であるからだと私は思う。
結局、「年金だけで生活できるのかできないのか」、「不足するならいくらなのか」、「資産はいくら必要なのか」という質問である。加入期間の短さや離死別による無年金・低年金家計の生活支援は重要な課題である。
 しかし、多くの方が思っているのはそのような回答ではないだろう。一般的な年金支給額である15万円から20万円ほどで「生活できるのか」「いくら不足するのか」が問うているのである。
 答えは簡単だ。より多く使いたいならばより多くの貯蓄が必要であり、それなりの支出水準でよいならばそれなりの貯蓄でカバーできるだろう。これもまた全く求められていない返答であろうが、それ以外に答えようがない。
 今回の報道は、言うならば「将来、定年後、より良い生活を求めるならば、預貯金(資産)を増やすこと考えなさい。」と、言っているだけである。
 後記
 長くなってしまたっが、「年金100年安心プラン」は、先の小泉内閣の時に出来たものであり、数年ごとに見直しされることになっており、年金の支給が現役時代の約50%を将来ずーと約束するものではなく、見直しされるので(?)、やはりより豊かな生活を求めるならば、個人年金を増やすことを進めていることを付け加えておきたい。
 蛇足であるが、有る方が言っておられたのが、今の年金受給者のシニア世代の方が一番幸せであると言う。シニアの年金所得の下層にいる私は豊かである実感はないが、今を感謝しなければならないかと自問するのである。




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