◆ 竜のたわ言 ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )

no.90 過剰報道のサッカー記事は?         2006.6.16

 サッカーのW杯ドイツ大会であるが、連日新聞・テレビでは、この報道で一杯である。特に日本の初戦オーストラリア戦当日の新聞は、見開き4ページがサッカー記事で埋まった。私が購読する新聞は、全国紙で日本を代表する紙であるが、他に記事が無いのかと疑いたくなる。負けた翌日の新聞は一面トップで報じた。これほど熱を入れなくてはならない報道記事かと、少しばかり(実はだいぶん)頭に来たのである。私はあまりスポーツに関心が無い訳ではないーーーイチローがヒットを連続して打っているか?昨夜は「中日」や「楽天」勝ったやろうか?とスポーツ欄に目を通しているのだ。ただ、新聞やテレビで報道するほどにサッカーに燃えていないことは事実である。何故なら私が大変お世話になった「競輪補助金事業」と言うより、この関係の仕事で生活をしていたので、なおさら、この「競輪開催」に負になるような行事(スポーツ)は”目の敵”としなければならないのだ(これは単なる言い訳で、スポーツ嫌いなのかも知れない)。
 このサッカー報道をパソコン教室に来る元新聞記者に愚痴を言ったら、彼いわく、『新聞社も企業、サッカー記事に付く広告収入は無視できない存在であり、大きな収入源である。読者から例え文句が出ても他の記事をおろそかにしていません。紙面を増やして居りますので、読みたくない購読者には迷惑をかけていませんーーー』という返事が返ってきますよ!と教えていただいた。なるほど、このような見方をすれば我慢できるのだが、サッカー記事(テレビ番組)に広告を出している企業は、サッカー観戦人口がマスコミが取り上げるほど有るのか、それを疑えば、テレビ会社の視聴率(裏では、広告主への媚)を上げるための過剰誘導のでっち上げだと、私は思っている。

 サッカーに無関心な読者・視聴者(?)は、W杯報道が終わり、元の静かな(!)紙面・テレビ番組に戻るのを寝て待つしかないのだ。


no.89 時には医者替えを!             2006.6.1

 私は歯を患っており、虫歯とか神経が出てきたとか色々あって、定年後は近くの歯医者を贔屓にし(!)、せっせと通っていた。数ヶ月前から奥歯近くの歯が疼き出し歯もぐらついて来た。診てもらった所、歯槽膿漏であり、治療は無い。「良く歯を磨いてこれ以上悪くならないようにするだけですよーー」と言われ、行く行くは歯を抜くことになるのだと言う。仕方がなくーーー歯を磨くけど、所詮疼くのは止まらない(時々だけど)。市販品の歯槽膿漏の予防薬(!)生薬を塗ると少しは改善されることはあったが、1日後で駄目になる。友達に話しをすると、彼もそのような症状で、レーザ治療をしていると言い、少しずつよくなっていると言う。私も何となく今の状況を脱したく、近くの歯医者(今は1km四方に数件の歯医者がある)に電話し、レーザ治療をしたいと言ったら診てからの事だと言われた。
 意を決して(私は、義理堅く、今の歯医者を替えることは罪悪みたいに思ってーーー)、歯医者を替えて診てもらった。若手の歯医者だけあって直ぐにレントゲンを撮りましょうと言うことになり、歯全体を平らで撮る最新(?)の装置で診た結果、何と歯茎の根っこで痛んで膿んでおり、その為に歯がぐらつき・疼いていたのであった。膿んでいるのを治療したら、不思議に(!)あんなに疼いていた症状が消えたのである。この先生、パソコンで管理しており、治療の後はキーボードで入力している(−−−それは良いことだと感心している)。
だが、良いこと尽くめではない!この先生今流のやり方なのか、やたらと歯を傷めて(削る、細くする)治療してくれる。前の先生はこんなことは無かったが、誤診?があった。どちらを採るかと言われれば、荒っぽいけど新しい先生と言うことになるのかなぁー。
 しかし、歯医者の浮気をして良かったことは間違いない。あの煩わしい歯の疼きから開放されたのだから、少々歯を削られても、その上に金を被せるのだから由とする。

 前の先生の所はどうするか?あの先生の良さも捨てがたい?次回の治療に行ったら、浮気がばれてしまうことは明白。新たな悩みが、また増えた!!

 
no.88 2台目の自作マシン(パソコン)を作る (完) 2006.5.16

 次期自民党総裁選挙に河野太郎議員が出馬を宣言し、早速TV出演して抱負を述べていた。だが、同議員が属する派閥には,麻生外務大臣が総裁を狙っており、同グループからは反発を買っている。彼は名門(?)河野家の4代目であるが、若手の台頭に私は期待している。小泉さんも総裁選挙に出ること3回目で選ばれたのである。名前を売り込むこと・同調者を作る集めるには絶好の場であろう。前回に続いてのこの政治談義は、現政治体制を批判する(?)ので元職場に迷惑がかからないかと、友人から忠告されたが、私はそうは思わないがーーー、今回はこれ位で話しを変える。
 前々回、TVキャプチャカードのトラブルについて書いたが、高速のハードディスクに代え、OSを再インストールしても状況が変らないことを書いた。その後、いろいろとアタックして試みた。TV画面を取り込み中に「ディスクの転送速度が追いつきませんでした」と言う表示で止まることは、何か別な仕事を入ったのではないかと思う(幼稚なことで当然の事)。見ていると、私は無線LANを使っているので時々パソコンとルータ間で通信のやり取りをしているようだ(電波が弱いときなどーーー)。また、ウイルスチェックのソフト入れており、これが自動起動してしまう時がある。CPUがハイパースレッド(2つのプログラムを同時に走らせることが出来るCPU)対応であるが、これをシングルにして高速処理させる(むしろ、キャプチャカード側のソフトがこれに対応していないから?)。これら3つを「不可」にして行なったところ、現在、TV録画を中断することなくディスクに書き込んでくれる。予約録画も全て順調である。

 これで一件落着としたいのだが、これらの対応処置が正しかったのかと(私は、この処置に自信がない?)メーカーに問い合わせをしたいのだが、多分帰ってくる返事は「順調に録画できるならば、これで様子を見て下さい。原因は、個々のパソコンによって事情が異なるので、断定は出来ない。」と言うのが落ちで、メーカー側の製品の欠点については触れないのだ。問い合わせの電話窓口も、最近は外部に委託して任せているところがあり(いわゆるコールセンター的様子)、難しい話になると「後日担当者から返事します。」と返って来ることになる。
 これがメーカー品のパソコンで内蔵されたキャプチャカードならば、解決は早いだろうと思われるのだが、自作のパソコンでは自分で対応しなければならない。自作の醍醐味は苦しみながら一つ一つ克服して「やったぁー」と感じるときである。

 これで懲りたから、もう、自作は止めたかと言うとそうでないぞー、新しい部品が次から次へと出るので、それに挑戦したい。
  これ元エンジニアの「たわ言」である。

no.87 民主党小沢一郎新代表に期待する!        2006.5.1

 4月7日に民主党の新しい代表に小沢一郎氏が選ばれた。私は小沢代表には、政治巧者と言うか政界の裏通りを動き回る熟練者と言うイメージを持っており、政治のような汚らしい雰囲気(?)の中では、前・前原代表の若さ、新鮮さ、そしてその行動力に期待していたのであるが、メール問題と党の中で彼を支えてくれるブレーン(言うならば出身派閥)を持っていなかったことが致命的であった。メール問題では国会質問者に対する事前の中身の打ち合わせなど、無かったのかと疑いたくなる。国民が選んだ知識人・政治経験者の議員さんであるから、その方々の思うように自由にさせるのが良いとして、何らチェックしていなかったと言うことだろうか?昔の自民党の派閥では当選2−3回以上でなければ国会で質問に出れないという締め付けがあった(勉強させていたと言うべきだろう)。九州の殿様が突然首相になったのは、知事と言う経験があったこそ国民は彼に期待したのであったと思う。しかし、期待する半ばで辞められてしまったが、バカを見たのは国民であった。
 さて、本題に戻そうーーー小沢代表・彼自身が言うように口下手である。新代表のときの記者会見では、言葉の調子に迫力が無く一本調子、その上に記者の質問を忘れてしまうていたらく、民主党大丈夫かと心配した。しかし、そのあとの千葉・補欠選挙では劣勢の中を、小沢代表の行動力と彼の指示で動かざるを得なかった管幹部らの応援で、小差で自民党候補を破った。言うならば、小泉内閣に国民は飽きて来たのである。この秋に首相を辞めると言っている人達に「もう期待するものが無くなった」と言う事だろう。外から我が国を見ると政治の貧困さ、外交の貧弱さ、そして目立つのは金払いの良さだけーーーであり、これら全て国民にしわ寄せが来ているのだ。

 小泉さんの「後がまになろう」としている人も昨今、色あせてきた趣がある。小沢代表も若くないが(5月に64歳)、しかし自民党独演では政治・国民の暮らしは良くならない。野党第1党の民主党に期待するところ大なのである。
 小沢さーん 国民のために! 一肌(ひとはだ)脱いで!

  
no.86 2台目の自作マシン(パソコン)を作るー続ー  2006.4.16

 先(no.77)に2台目の自作マシンを作った事を述べたが、物を作ることは何でも楽しいことである。他人からするとー何故そんなことが面白いの?−何て怪訝な顔をされるのが落ちであるがーーー。このホームページへ投稿していただいている和田さんの記事(和田 宏さんのエッセイー)を読むと、和田さんは色んな事に関心をもたれ、それを実践されている方のようである。最近の記事では「ペーパークラフトでの六連四面体」、その前の「自在鈎」などがあり、拙者も自在鈎に興味を持ち、その作り方(仕組み?)をインターネットで調べてみたが、どうも分からないーー難しく考えすぎかもしれない。だが、もしこの自在鈎を作ったとしても置く場所を、そして火鉢・鉄瓶などを用意しなければならない。まぁーそんなことを考えるのが「男のロマン」かもしれない。
 さて、2台目マシンであるが、まだ続いているのである。1台目で使っていなかったTVキャプチャカード(テレビ画面をパソコンの中に取り入れるーーー流行りのDVDレコーダのパソコン版?)を2台目に移し取り付けた。このカードはDVフォーマット(AVIファイル)でキャプチャされるために、CDやDVDに保存するためにはMPEGフォーマットにする必要があり、ソフトエンコーダでリアルタイムに変換して書き込むことになる。早速TVをキャプチャしてMPEGで書き込みを行なうが、どうも良くない。途中で止まり、エラーが出て、書き込みが追いつけないと表示される。いろいろと試行錯誤するが駄目。このカードのメーカに問い合わせると、いろいろと難くせを付け、挙げ句が最新のハードディスク(高速のもの)に交換してクリーンインストールを行えと言う。
 拙者もボケた老人、その手にはまって新しいディスクを買い求めクリーンインストールしたのである。
 だが、その結果は全く同じで、改善されないのである。つまりキャプチャ&書き込みの途中で止まってしまうのである。メーカに問い合わせしても製品の都合の悪いことは言わない、教えてくれない。正道(時間がかかる)でやれば良いのだが、この方法が早いので何とかーーーと思って今もいじくっているのである。

 何か原因があると思うのだが?(自作ハードマシンとの整合性、他のソフトとの競合によるトラブル、などなど考えられるがーーー)  納得できる迄やるしかないと?

 毎日がサンデーである我が身、
    頭を使うにはいい仕事と? しかし、これ胃に悪いストレスである。


no.85 今、こんな仕事をしています!(完)   2006.4.1

 昨年の11月下旬から行なっていた儲け仕事(30年近く付き合っている友達との共同作業で、拙者は器材の購入から結線、ソフトのインストール等を行なうのを受け持つ)で、先に書いたように手配する機器にしてもいろいろとトラブルがあり、その上に共同作業者である友に体調の崩れがあって緊急入院するなどの事態があり、納期が相当に遅れることになってしまった。
 さらに現地調整でデータ読み取りエラーが発生し、急遽読み取り方式を変更、そして機器の変更注文を行なって、ようやくデータの正常読み取りにこぎつけたのが1月中旬であった。
 それからは、友のソフト開発が順調に進み、現地での総合テストも何とか通過し、客先からは作業遅れの小言を言われながら、収束に向かい、今月下旬には心配していた請負金が振り込まれて、一段落したのである。完全に終わったわけではないが、あとはソフトの微調整等の残務作業となった。

 振り返れば、拙者は欲からこの仕事を引き受けてしまったが、結果は小企業の仕事の苦しさを実感したり、一番に心配したことは、友の緊急入院でこの先どうなるのかと不安が募ったことである。しかし、友の病状も大事に至らず、仕事に復帰できたことは不幸中の幸いであったと思う。
 こんな具合で手に入れた「お金」は無駄の使いたくないと思うのだが、国内外の旅行費用、DVDレコーダやデジタルカメラなどの購入にと、やたらと浪費癖が出てくる。困ったことである。しかし、これも独居老人が生きることへの意欲だと思えば、由とするべきだろうかと、勝手に自分の都合の良い方に解釈してしまう。
 まぁー元金も返って来たことだし、少々は目をつぶろうとーーー。

no.84 男の独居老人に迫る税金の嵐!     2006.3.16

 今年も15日で確定申告の提出が終わった。今年ほど怒りと腹立たしいことはなかった。拙者は定年後(60歳で)しばらくして最愛の妻を亡くして、現在は1人住まいをしている。もちろん年金生活である。その額については先回触れている。
 また、拙者は小心者であるので、真面目に小額の年金生活の内訳を確定申告しているのである。今年の確定申告は、昨年から言われていたが、当年になって申告する段になって、老人控除(老年者控除)50万円が無くなったこと、年金収入に対する所得金額の計算が不利になったこと、などでずっしりと税金を盗られる破目になった。
 拙者は寡夫(?)であるが、独居老人であり扶養者が無いので「寡夫控除」の恩恵は受けられない。だが、寡婦は亡くなった主人の年金で「寡婦控除」が受け取れるのだ。男女平等のことから考えるとおかしいと拙者は思う。
 また、年金収入に対する所得金額の計算式が変ったが、これは税金を取る方向(つまり増税)に変ったのである。我が友人であるOB達は小泉首相の手法(全て?)に賛同しているが、拙者は日本の高度成長に支え一生懸命働いた私のような老人を苦しめるような政治・税金の徴収には賛成しかねるのである。
 高齢者社会に入ったのだから、老人である年金生活者も負担をするべき状況は理解するが、それ以前に好調な売り上げを伸ばしている企業からの税金収入を考えるべきだ。企業を優先厚遇し、老人に負担を強いるようなことは止めて欲しいと思う。
 何やらかんやらで腹が立つ。さらに4月20日は銀行口座から申告した税金が天引きされるのだ。それまでに生活費を削って、それを工面しなければならない。

 正に麦を食って生活しなければならないのだ。

no.83 トリノ五輪 荒川静香に「金」日本中が涙する!   2006.3.1

 トリノ冬季五輪、連日新聞・テレビ・ラジオでは、日本人の活躍を報じていたが、世界の壁は厚いのか、その成績には不振が続いていた。私などは、公費を使って行くのだから、予選落ちとか失格などは以っての外と憤慨していた。
 だと言って、過度な期待感を持つことは、選手にとっては重圧がかかり、動作は固くなる。参加することに意義あると言うけれど、それも限度物だろう。
 さて、前日のショートプログラムで僅差で3位に着けた荒川静香、当五輪日本人初のメダル(銅?)に期待されていたが、フリー演技では銀盤上を鮮やかに艶やかに自信に満ちた笑顔を見せながら堂々と滑ってくれたのである。この表情から彼女にメダルを与えなくてはと、私は年甲斐もなく涙を出しながらーーそう願った。
 結果は「銅」どころか「金」となったのである。日本中がこの場面を見て涙したことだろう。トリノ惨敗ムードの中から、彼女は日本に「歓喜」与えてくれた。
 表彰台に立つ荒川静香、ゴールドメダリストとしての貫禄を見せその笑顔は世界中を魅了したことであろう。彼女が演技前に言っていた「メダルを取るのでなく、自分が納得した今までの力を全て出し切って後悔しない滑りをしたいーーーメダルはそのあとに付いて来る物だとーーー」その熱意で世界の頂点に立ったのである。

 よく言われることであるが、五輪に出ることは選手にとっては「ドラマ」であり、その人生に掛け替えのない思い出を残すとーーー。同時に私たちに感動と歓喜を与えてくれたトリノ五輪の荒川静香の笑顔は当分忘れないだろう。

no.82 シニア女性が喜ぶことは!     2006.2.16

 拙者が参画するシニアのパソコン教室(女性が大多数)では、毎月テーマを決めて、それで勉強をしていただいている(いやー遊んでいただいている!)。その毎月何をやるかを決めるのが大変な苦労で、難しい事や日常とかけ離れた事柄ではそっぽを向かれてしまう。興味を持たせる事を、となると非常にやることが狭くなる。この教室3年ともなると、インターネットやEメールそしてWORD・EXCELも一通り行なって来ているので、なおさらである。先月(1月)は、年の初めであるから「カレンダー作り」を行なった。これは意外と好評で思い思いの四季の絵柄を入れ、WORDやEXCELで作っていた(市販ソフトの中で簡単に作れるのがあるが、何故か、今回は皆さん使わなかった)。また、背景画に透かしを入れFDケースやCDケースを入れ物にした置物風に作った女性も居た。中々工夫するものだと感心した由である。
 その女性達の機嫌を損なわないようにと、今月2月は、「ひな飾りをパソコンから作ろう」と言うことで企画した。これは、インターネット検索で行い、「おひなさま」・「ひな祭り」・「ひな飾り」などのキーワードで無料でダウンロードできるペーパクラフトを持って来るのである。
 前以て該当するホームーページを調べたリストを用意し、それに基づいて好みの物をダウンロードしていただいた。カッタナイフで輪郭を切って行き、のりで貼り付け組み立てて行くのであるが、皆さん熱心にやっていただいている(まだ、進行中ーーー)。その中で、最も熱心で喜び(?)を持って全員が参加するような形で作られているのが、折り紙の「おひなさま」である。作り方の手順がインターネットのホームページにあり、それを見ながら折って行くのであるが、幼い頃の郷愁なのか、皆さんが相談しあって、談笑しながら取り組んでいる様子を見て、これをやって良かったなぁーと思うのである。
 しかし、これで安心してはおれない。2月一杯まで持ちそうでない?ーーー
2月後半用の勉強を考えなくちゃ!!

no.81 格差社会、身近に浸透!    2006.2.1

 株価の高騰、そしてホリエモン騒動からして、格差社会が身近で感じるようになった。「金で何でも買える」と言う発想が特に不思議でなくなると言うことは、高裕福層が着実に増えたからだと思う。日本では80年代前半までは中流意識の感じが強かったが、バブル崩壊後から「勝ち組」「負け組み」の差が出始めている。最近では、年金格差が話題になり、国会議員さんの年金が「ずば抜けて高い」とあり、その是正を論じると、彼らはそれに相当する仕事をしたからだとおっしゃる。転じて、共済年金と厚生年金との統一の方向へと話題を変えられてしまう。
 先日、当方のパソコン教室で昼食を取りながら年金の話しをすると、元先生・校長さん達は共済年金で上積みがある。また、某新聞社の元記者は企業年金で厚生年金に上積みした高額を受け取っている。更に元NTT職員の女性の方は、男女平等の職場であったことから、これも企業年金として高額を受け取っている。更に、その女性ーー恩給の話を持ち出してきたのである。こうなるととても拙者の年金額を言うのは恥ずかしい限りである(拙者の方は、基金という形で上積みを考えられたが、超低利子の時代で、基金返上が間近の状況ーーー)。
 前を向いても横を向いても裕福な年金生活を過ごしている人達がパソコンを習っているのだーーー教えている拙者は中流から正に落ちようとしているのだ。

 「格差社会」と言う名は、拙者は好きな語句でないが、能力のある人・運の良かった人が裕福な生活をしていることの反動で、確実に低所得者が増えるこの現実を見ると、これからの日本はこれで良いのかとを憂う。ーーーこれ、中流から脱落する老人の「たわ言」である。



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no.61〜no.70は、こちらで読むことが出来ます。
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