ようこそ! 輪和会へ
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◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )

 no.320 大切にしたい年中行事は!        2016.2.1

 お正月気分と言うより、年初めの新たな気分も抜けて、いつも通りの生活気分に戻ったかと私自信は思っています。ですが、もう2月と聞くと、何となく節分を思い出してしまいますが、このような季節の行事がすぐに出ると言うことは、日本人の良き風習を心の中で温存して、大切にしているのでしょうか?
 何となく湿っぽい話になってしまいましたが、昨年10月の朝日新聞で、日本人が大切にしたい年中行事は
何なのかということで、アンケートの結果が出ていましたので、今回はそれを紹介しながら、日本人の心のよりどころと言っては大袈裟ですが、探って見ましょう。
 大切にしたい行事となると、それは伝統的な行事が上位を占めることになり、明治維新後の西洋的な行事はずーと後位となるのであるから、相変わらず、日本人の心は昔と変わらないと思うのであります。少し脱線するのですが、昨年まで伊勢神宮参りが盛んであったのですが、それは現代だけの現象ではなく、古き良き昔(?)から「お伊勢さん参り」は生きる節目として、崇められてきているのであったのです。
 では、アンケートの結果から、
 1位 「初詣」 年の初めに神社仏閣にお参りして、良き1年で有るように願ってお祈りをすることですが、老若男女が願う分けで、旧年中の良き事悪き事を反省して新たな年を迎えたいと言う得手勝手なお参りかも知れませんが、気分一新する心の刻みとして受け入れているのです。序に「おみくじ」を引いて一年の「運」を占うので有りますが、もしも「大吉」でも引けば、心が豊かになるのは間違いなしですね!
 2位 「家族の誕生日」 年1回の特別な日、歳を覚えさせる日ですが、家族が居ればお祝いしてあげるとか、成長に感謝することになります。
 3位 「お盆」 亡くなった家族への供養として、お墓参りする。先祖を大事にする心の表れであろう。故郷に戻れば古き友に合えるのも一つの楽しみになって居るかも知れません。何時も私思うのですが、墓地のほぼ全てのお墓に新しい供花がされて居るのを見ますと、まだ善良な信仰深い日本人が多い事を実感するのであります。
 4位 「年越しそば」 私にとってこれが挙がってくることに意外に思うのですが、一年の終わりの行事として、食べている人が多い現れですね! 私は独居生活になってからは面倒くさくて、食していませんのでーーー。
 5位 「お彼岸」 3位のお盆と似たようなものですが、亡くなった家族や先祖の供養として、春・秋のお墓参りは欠かせない行為として定着しているのです。同時に「おはぎ」を作り食べることも、日本人の継がれてきた食生活の一つなのでしょう。一方、今は年中、スーパーへ行けば店頭にあり、季節感は薄れているような感じがします。
 6位 「年始・年賀」 これは年賀状を指すのですが、普段交流のない人と年一回の連絡できる手段として、また元気であることを知らせ合う交流として大事にしている表れでしょう。近年、高齢になったのを機に欠礼する方も見えますが、終活する意思表示かも知れませんね!
 7位 「節分の豆まき」、8位 「結婚記念日」、9位 「門松・しめ飾り」、10位 「母の日」と続くのですが、これらは全て日本古来の行事と見れます。西洋の風習であるカタカナの行事(例えば、クリスマス、バレンタインデーなど)は入って来ないのですが、これらは楽しみ・遊びと受け取られていると思えます。上に挙げた10位以内の行事は、私の考え方になりますが、日本にある良き風習を実践し、「心のよりどころ」を求めているのではないでしょうか?

 no.319 Internet Explorer(IE)について         2016.1.16

 今年のお正月は、太平洋側の東西地方では暖かい日が続き(暖冬?)、正月らしさを感じない日々であったと思う。その他の地域、北陸や東北、北海道でも例年と比べると雪の少ない状況であり、これも言われている地球の温暖化でのエルニーニョ現象と見れる。前書きはそれ位で。
 1月13日以降、マイクロソフトOSのプラウザソフトであるInternet Explorer(IE)
が、古いバージョンではサポートしなくなると報じた(以前からアナウスしていた)。
 詳しく見るには、インストールされているOSとの関係で見る必要があり、

 利用されているOSでの、現時点でサポートされるIEのバージョンは
1)Vista(SP2)では、IE9
2)7(SP1)では、IE11
3)8.1では、IE11
4)8は、同日でWindowsのサポートが終了する。引き続き使用するには、無料で
  8.1にアップグレードする必要があるとする。

 こんな具合であり、上記以外のバージョンの低いIEを使っている場合には、
 IEのアップグレードを促すメッセージが表示されるようになる。

 ついでに、OS自体のサポート状況を確認して見ると、
1)Vistaは、2017年4月まで
2)7は、2020年1月まで
3)8.1、2023年の1月まで
となっており、Vistaは来年4月までで、過去のXP同様に、その後利用することは、
セキュリティーの面から、危険とされるのだ。故に、Vistaを利用されている方は、今から対策(7などにレベルアップするとか、インターネット環境とは切り離して使用するなどなど)を講じる必要がある。

 ちなみに最新のOS Windows 10は、新しい標準ブラウザとして「Microsoft Edge」を採用されている。
「Edge」には、レンダリングエンジンを刷新し、Webページの任意の場所へ手書きコメントを付ける「Webノート」、シンプルな画面で閲覧できる「リーディングリスト」、音声対応パーソナルアシスタント「Cortana」(前号で紹介した)との連動など、IEにない機能を持っている。
 ただし、従来のIE11も搭載しているので、利用者の好みで使い分けできる。

IE一つとっても、利用者の意のままに動くパソコンとは程遠く、パソコンに使わされているとの感じが益々強くなっていると、私は周囲の人に言っているが、それに背いたら最後、リカバリとか再インストールの羽目になるので、怖い代物と付きあっているのだと、言っている。

 no.318 Windows10の音声アシスタント(Cortana)は!  2016.1.1

まずは、『明けましておめでとうございます。』

 昨年のパソコンソフトで最も大きな出来事は、MSのOSであるWindows10の発売であろう(本たわ言では、no.296、no.306などでその概要をお伝えしている)。
 現今の主流であるWindows7やWindows8.1(8)の利用者は、無償でこのWindows10(以後、W10と略す)にアップデート出来るのである(無償の期限は本年の7月28日まで)。
 昨年の7月29日のW10の発表以来、世界で1億のパソコンで活用されているとMSは宣伝しているが、私の身近では、アップデートしてパソコンが動かなくなったので修理に出したと言う話を聞くが、パソコンに精通していないと、ちょっと難しいと私は思っている。
 前にも書いたが、W10はWindowsとしてのOSのバージョンとしては、これが終わりのようで、このあとは、細かい改良を続けて、アップデートされて行くようである。
 W10の方針によって、既存のOS(7や8.1)はサポートされなくなるので、そのまま使い切るか、新しいパソコンにするか、または、7月までにW10にアップデートするかの決断を求められることになる(7月以降のアップデートは、今のところ有料の方針)。
 昨年7月のW10発表以来、細かい修正が加えられて来たが、昨年の11月12日に、従来で言うServicePack的なメジャーアップデートを行って、OSビルドを「10240」から「10586」に更新し、さまざまな不具合の修正や機能の追加をしている。
 自称パソコンオタクと言っている私も早速W10の新しいビルドに衣替えして、いろいろと検証しているので、その内の主な変更の一つを紹介しよう。
 それは、今迄日本語会話に対応していなかった音声認識ソフト(音声アシスタント)Cortana(コルタナ)が日本語になって利用できるようになったのである。
新しく更新されたW10のデスクトップ下部にあるタスクバーのコルタナアイコンをクリックすると、音声入力の待ち受け画面になり、「何でも聞いてください」と表示されているので、マイクアイコンをクリックして、マイクに声を出すのである(お断りしないといけないが、パソコンにマイク端子とイヤフォン端子が付いているので、それに外付けでマイクとイヤフォン(内臓のスピーカーで代用してもいいが、近くの人に聞こえるのでーーー)。
  例えば、わたしは次のような事を試した。
●「今日の予定は」と発すると、
前以ってカレンダーアプリに書かれている今日の予定を、表示とコルタナの声で教えてくれるのだ。
●「犬山市の天候は」と発すると、
前以って天気アプリで愛知県犬山市をメインの場所にしてあるので、マイクで聞くと犬山市の今日の天候を表示と声で教えてくれる。
●「正月飾りを検索して」と発すると、
インターネット検索をW10の目玉であるウェブプラウザアプリ「Edge(エッジ)」が立ち上がって「正月飾り」の検索結果が表示されるのだ(検索はBingである)。
 (まだ、初心の段階での検証であるが、コルタナ起動時には、インターネット接続が条件のようだ。)
●「ワードを起動する」と発すると、
インストールされている「ワード2016を開きます」と表示と声で応えてくれて、実際にワード2016が起動されるのである。
●最後に「歌を歌って」とマイクで言うと、コルタナが「どんぐりころころーーー」と歌ってくれる。さらに、「ほかの歌を歌って」とねだると、「仰げば尊し我がーーー」と歌ってくれるのである。
 こんな具合のコルタナであるが、一種の人工知能を備わっているので、これからが楽しみなアプリである。

 W10はその他いろんな面白いアプリが標準で付加されており、それらについての紹介は、次の機会に譲ることにする。

 no.317 消費税の軽減税率は魔物?     2015.12.16

 一言世相の悪口を言いたい!
 政府与党の自民と公明が軽減税率で生鮮食料と加工食品で一致を見たと報じているが、貧しい下層老人である私にとっては有り難いことであるが、このような処置は、国の将来や社会保障費、年金の安定化を考えた時には、悪い処置と言わざるを得ない。
 何故ならば、福祉や子育てを充実させるためには、財源が必要になる事は明確であり、他の国と比較すると税が安いことはご存じの事と思う。そこで、安倍首相を先頭とする政府や官僚は、新しい財源には消費税の増額が手っ取り早い方法であると考えたのであり(諸外国でも同じ)、10%にすることで社会保障費などの充実を図ろうとしたのである。 ところが、与党の公明党が次期参議選向け党勢拡張を狙っての策略か?食品その他の軽減税率の実施を同盟の自民に求めたのである。自民にしては公明の国会議員の人数を当てにしなければならないほど困っているのでないが、自民単独で事を構える事には引け目を感じ、複数党での立案になれば、風当たりが良いので、公明の言う事を無視する分けには行かず、ご存じのような迷走した軽減税率の対象品目の選定になったのである。
 自民がやけくそに出した「外食案」などは、公明を揺さぶる目的であったのであるが、高級料亭通いの富裕族に何故!何故!となって、雲の中に消えてしまったのだ。
 少し脱線するが、国民が消費している中で、生活に欠かせない食品関係が
圧倒的に大きな値を示しており、この分野での税率を高め、国家の収入を得ることは官僚が考える当たり前の知恵である。この分野の税率をそのままにして、社会保障の充実を図るようなことは至難の事であり、他に税収入を求める考えもあるが、産業界のトップセールスマンを自称する安倍さんに法人税を高くするような方針は無いだろうから、結局、国民から搾り取ることになる。
 さて、軽減税率が図られることになったのであるが、これがすんなりと行くか、また疑問なのである。それは10%になって税収入の増加が見込まれるのであるが、その使途については先程の社会保障費や福祉充実などに回される予定になっており、この予定を崩して軽減税率の財源に回すことは、困難とされるからだ。それをしたら税アップの目的が薄らいでしまうからである。故に軽減税率の財源を見込まずに公明との決着を図ったのは「如何のものか?」と早速自民党の大物幹部から声が上がったのも致し方ないのだ。
 もう一つ、安倍政権の中で、副首相格である麻生財務大臣が軽減税率については好意的な発言をしておらず、むしろ軽減税率の実行実態をかく乱するような、あの「マイナンバー」騒動であり、彼曰く「カードを持ちたくなければ持って行かないでいい。その代わり、その分の減税はないだけだ。」とうそぶく有様で、
マイナンバーの普及に向けての発言ならば良いが、そうでなく軽減税率の恩恵に預からせない戦略なのと見れるのだ。
 さらに、「軽減税率の財源は無い」と言う彼の存在は、今後の軽減税率の実施への行く末を危なくして、葬り去ろうとしているとしか思えない。
 一方、さらに軽減税率の対象を「新聞」迄増やそうとの考えも出ており(欧米の一部では実行)、これは「国民の知る権利を守る」ことからだそうだが、そんなことを言っていたら、さらにテレビの徴収料もと言う事になりかねない。まったく軽減税率というものは、得体の知れない魔物と言わざるを得ない。
 皆さんは、そこまでは考えた事は無いかもしれないが、10%実行時の平成29年4月には、今の8%で維持された食品が「今の値段そのまま」であることは絶対になく、原材料の仕入れ、加工、輸送が全て消費税アップが影響されることから、その食品は値上ることになり、平成29年4月には、「商品の値上げラッシュ」があることを覚悟しなければならないのだ。

(蛇足、本来は Windows10のアップデートを書くつもりで有ったが、それは次の機会にしたい。)

急遽 追記
 持ち帰り、出前などの食品に付いては8%とする案が出てきたが、その他新聞などあり、税の線引きを細かくするほど色々と問題が出、困った事だわい!

 no.316 火を消し忘れた!          2015.12.1

 秋も過ぎ、一気に冬本番に入ったような近頃で、北海道ではこの時期では珍しい降雪量となっている。私の住む愛知県でも暖かった晩秋が過ぎ、寒さ到来でストーブ、暖房エアコンを使う日々となった。
 最近のエアコンは運転時の音が静かとなり、特に設定温度になった時の休止時では、ファンも止まり、まったく無音となってしまう。そのエアコンを点けていることを忘れて外出してしまい、帰ってきたら暖かい部屋になっていることを経験したことはありませんか?私は2、3度やっているのだ。エアコンだから火事になるような事は無いから安心(?)ですが、無駄な電気代を使うことになるのだが、電気やガスの火は消し忘れで大火事になる事があり、今回はそれを取り上げる。
 火の消し忘れで、一番多いのがガスコンロであろう。私が数日前に経験したのが、コーヒーを煎れるためにコンロで湯沸かしポット(やかん)を使い、湯を排出した空のポットのしずくを取るためにコンロで空炊きをするのが常習となっており、今回もそうしていた、その間にコーヒーを煎れていたのであるが、すっかり空炊きしているのを忘れてしまい、気が付いた時にはポットが赤く焼けていたのである。いつもはコンロのそばにいて数秒で消すのであるが、ちょっとした気の緩み・油断で大失敗したのだ!
 その程度で済めばよいが、鍋に物が入っていてガスコンロで火を点けていて忘れてしまい、鍋物が焼け焦げて駄目にしてしまった苦い経験は何度か持っており、その都度火のそばから離れないようにと言い聞かせているのだがーーー!。
 ここで、ちょっとデータを拾うと、
 火を消し忘れたことがある人で、「何の火を消し忘れたか?」を問うと、圧倒的に「コンロ」、次に「風呂」「ストーブ」の順となっている。
 「消し忘れしないために何かしてる?」に対しては、「火のそばを離れない」が最も多く次には「たばこをすわない」「風呂を自動給湯に」「指さし確認」「裸火が出る暖房器具は使わない」「電磁調理器を使う」の対策。
 このデータは、圧倒的に「ガスコンロ」を使っている人であり、「そのコンロに安全装置がついているか?」の問いについては、80%近い人が「ついている」と答えている。
 私もガスコンロであり、そんな安全装置が付いているかと心配になり、コンロの説明書を読んで見た。すると、温度センサーが付いたバーナーでは、
●天ぷら油過熱防止機能(過熱して、自然発火温度に達する前に)
●焦げつき消火機能(鍋底が焦げつき始めたら)
●コンロ消し忘れタイマー(点火してから2時間後)
等の安全装置が付いているが、コンロもう片方のバーナーは強火バーナーであるために「立消え安全装置(煮こぼれなどで火が消えると、ガスを自動的に止める)」しか付いていないのを始めて(?)知ったが、今迄通常はこのバーナーを使っているので、今後は「温度センサー付バーナー」での使用を考えなくては思うのである。
 持っているコンロはグリル付きであるが、グリルの方にも「温度センサー付バーナー」と同じような「安全装置」が付いているのをみて、ホッとしたのである。
 しかし、それらが本当に火を消してくれるかは、その時になって見ないと分らないから、その様な事態にならないように、「コンロを使うときには、火のそばから離れない」この事が一番大切重要なことであろう。

 今回は、コンロの話で終わったが、ストーブ火災の中では「電気ストーブ」が火元になる場合が多いらしいので、発熱している部分の近くには燃える物を置かないよう気を付けるように注意を喚起しているので、皆さんも気を付けて下さい。

 no.315 食品添加物の謎?              2015.11.16

 先日、近くのコンビニに寄ったら、食品棚に包装袋に入った「ぜんざい」が有った。包装の「ぜんざい」の絵が何となく食欲を注ぎ、つい買ってしまって自宅に帰り、早速熱湯に入れて熱くし、封を切って食べてみた。
食べた時は適宜な甘味が有り、小豆も汁も美味しかった。一時の至福感を味わったのである。だが、その後がいけない。胃腸に違和感が生じ、張ったような吐き気もあり、異様な感じがするのであった。とりあえず、手持ちの胃腸薬を飲んで、何とか2-3時間で治まった。結局、これは私の口にインスタントの「ぜんざい」は合わなかったと、つまり「ぜんざい」に入っていた添加物に起因するものだと、次の情報記事を見て思ったのである。
 コンビニで何気なく買い求める「おにぎり」であるが、美味しい時もあれば、冷めてしまった時には、お米の美味しさもない、こんなことを経験したことがあるだろう。
 その「おにぎり」には添加物が入っており、いろいろな対策をしているのである。下記は「ツナーマヨネーズ入りのおにぎり」の表示されている内容材料物を列記すると、
『塩飯(国産米使用)、ツナーマヨネーズ(マヨネーズ、まぐろ油水煮、醤油、その他)、海苔、調味料(アミノ酸等)
、pH調整剤、グリシン、増粘剤(加工澱粉、増粘多種類)、香辛料抽出物、(原材料の一部に小麦を含む)』
これだけのものが入っているよ! と、表示されているのだ。
 家庭では、炊き立てのご飯に、梅干しを入れて海苔で握るだけであるが、細かく書けば「梅干し」が塩のみの自家製であれば問題ないが、市販の梅酢を使うと添加物入っている可能性が有り、それを気にするかどうかはーーー?
 で、上記に列記添加物は、どんな役目をしているのだろうか?主なものを拾ってみると、
 [調味料(アミノ酸等)]
アミノ酸系のうまみを人工的に生成した調味料。主な成分はグルタミン酸ナトリウム
 [
pH調整剤]
食品の酸性、アルカリ性の度合いを調整し、微生物の繁殖および変質、変色を防ぐ。
主に酢酸ナトリウムなど、おにぎりでは具材に添加
 [グリシン]
アミノ酸の一つ、微生物の発生を抑え、日持ちをよくする
 [増粘剤(加工澱粉、増粘多種類)]
加熱すると粘り気がなくなり、冷やすと硬くなるでんぷんを化学処理して耐熱、耐冷性を高めた加工でんぷんなど。食品に粘り気を加える
 [香辛料抽出物]
香りや辛みのある植物などから、その有効成分を抽出したもの

 このように列記すると、たかだか「おにぎり」と高くっていると、食品添加物がぎっしりと詰まった物を食べさせられていることに気が付くだろう。それらの食品添加物が消費期限内であれば有効に作用するのであろうが、期限が過ぎると、どう変異するかは消費者では分らないところであるが故に、怖い謎?
 食品添加物は、今やあらゆる物に入っており、家庭で使う食料品(塩、醤油、小麦粉などなど)に入っており、野菜にも肥料として保存として入っているのだから、気にしていたら、何も食べられないのだ。
 ある人の言葉を借りれば、「何を食べるのか。それは結局、自分で選ぶしかないし、選んだ責任は自分でとるしかない。この産業資本主義社会で、ある商品を買うか買わないかは自分が判断し、失敗すれば次からは二度と手を出さない、食べない。」と言う。
 結局は、自己防衛が求められるのだ。

 
 no.314 「孤食」の高齢男性は2.7倍うつになる?    2015.11.1

 またも「独居」と言う内容の話になってしまうのであるが、書いている本人がそうなのであるからご勘弁を願って読んで戴きたい。
 10月28日朝刊の新聞を読んでいたら、気になる記事が有り読んで見ると、独居・高齢男性の孤食(一人で食事をとることを言うらしい、永年生きてきたが始めてお目にかかる言葉であり、新語では無いのだ。)はそうでない人と比べると2.7倍「うつ」を誘発すると言う内容であった。

 まったく私と同じ環境での調査報告であり、孤食について新聞以上の内容を知るために情報を探った(各新聞の記事は、ほとんど各社同じなのであり、それ以上の記事は見当たらない。インターネットでよーく探って見ると、今回の研究は、「JAGES=日本老年学的評価研究)」プロジェクトの一環として、東京大学大学院医学系研究科保健社会行動学分野の谷友香子氏らによって行われたもので、健康長寿社会をめざした予防政策の科学的な基盤づくりを目標とした研究プロジェクトなのだそうだ。今回発表されたのはマスコミ向け資料(リンク貼っているので関心あればそちらを)によって各社載せているので、記事中味がまったく同じ理由であり、中味はこうだ。
 要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者のうち、2010年にうつ症状のない3万7,193名を3年間追跡した研究で、「孤食」の人ほどうつ症状を発症していることが明らかになったとする。
 研究に参加した高齢者のうち、ひとり暮らしの男性で85%、女性で79%が孤食だった。研究チームは、約4,400人を対象に「高齢者用うつ尺度」(GDS)という評価法でうつ傾向を判定した。
 孤食となるかどうかは世帯状況に影響を受けるため、同居(誰かと暮らしている)か独居(ひとり暮らし)かの違いを考慮して検討した結果、独居男性では孤食だと共食(誰かと一緒に食事をとること)に比べて2.7倍うつを発症しやすいことが分かった。
 一方女性では、同居でも独居でも孤食であると1.4倍うつを発症しやすいという結果が得られた。「高齢者のうつを予防するために、孤食ではなく共食を進める施策が必要とされている」と、研究者は述べている。
 過去の別の「JAGES」プロジェクトの調査では、孤食をしている高齢男性は食事の頻度が低下する傾向があり、共食している高齢男性に比べ欠食率が3.74倍高く、体格指数(BMI)が30以上の肥満の割合が1.34倍高いことなどが示されている。
 上記の後述している別の「JAGES」プロジェクト調査の方は、私の今の状況(欠食は無し、肥満でない)とは異なっており、こちらの方はすこし「安心」と言う分けだ。

 で、退職や配偶者との死別などを経験しやすい高齢者にとって、食事時間に人と交流することは重要な役割をもつことが示されたことについて、報告者の東大の谷友香子研究員は、「自治体の給食サービスなどで共食を進めることは、高齢者のうつ予防に効果があるかもしれない」と話しているが、それは自治体の規模が村程度ならば可能であろうが、それ以上では困難だと私は思うがーーー。

 no.313 賞味期限が過ぎても?           2015.10.16

 寂しい独居生活も13年近くなろうとしていると、食生活も独流になって来て、他人から聞かれるのが「食べ物は作っているの
?」と問われると、返答に困ってしまう。
 何故なら、人間らしい食べ物を作る=料理するとは言えない食生活だからーー?少し応え方が拙いかもしれないが、「人間が食べる料理じゃなくて、動物が食べるようなものを作っている」と答えると、相手は聞くに忍びないと思うのか、話題が変えられる。
 実態は正にその通りで、近くのスーパーで安いお惣菜を買うとか、収穫した野菜を煮る・茹でる・炒める事しか知らないので、テレビや本に写っているような「レシピー」は、とても大変で作れないから、自然に自分の口で食べられるものしか作らない。故に原始的に近い食べ物となってしまうのだ。他の人が言っていたが、「口に入れてしまえば、みな同じだからーーー!」、美味い料理も口に入れるまでであり、腹に入れば皆同じなのだと、言う。
 そんな勝手な言い訳をしながら食生活しているので、良いものがあれば、孤独を癒してくれる「憂さ晴らしの買い物」を堪能(?)するから、冷蔵庫の中には、次から次へと放り込まれて、一杯になって行く状況である。
 時には、高齢からくる「忘れぽっさ」から、買ったことを忘れて、同じものを買うこともしばしば、だから「賞味期限」が過ぎたものが、冷蔵庫に溜まって行くのである。
 時には、賞味期限が過ぎたものを見つけ、私なりの判断で処置「捨てるか、食べるかの事」をするのであるが、賞味期限を見極めるのに参考になるような「新聞記事」を見つけたので、前書きが大分長くなったが紹介する。

賞味期限が切れたら、すぐ捨てるか?(回答者数2392人で)
  「いいえ」が93%であり、その理由は(複数回答可で)
     「消費期限」とは違うから   1633人
     「もったない」から       1282人
     「衛星的」に問題ないから  1154人
     「味は」変わらないから    672人
     「期限」は自分で判断     612人
   「いいえ」の人に、切れてから、どのくらいまでで捨てるか?
      1週間までで    30%
      2週間までで    22%
      1カ月まで     16%
  「はい」と答えたのが7%で、その理由は
     「不衛生」な感じがする       101人
     期限を守らないと落ち着かない  77人
     誰かに食べさせるには失礼    46人
     胃腸が弱いから           27人
●調査からでは、賞味期限が切れても食べる人が9割を超える結果であり、
賞味期限に対する意識の高さがうかがえる。
●男女比を見ると、すぐ捨てない派には差はなかったが、すぐ捨てる派には160人中107人が男性で7割を占めており、若い男性の細かさがあるようだ。
●考え方の差は、年齢でも分かれており、年齢が高いほど、賞味切れにはおおらか傾向が見られるとしている。

 私も高齢者の独居老人、いわゆる、物を捨てることに「持ったない」派であり、孫が来て「おじいちゃんのところは、「ゴミ」が一杯ある。」と言われていて、「何とかせにゃー」と思っているのだが、上記の「賞味期限切れ」の対応を見て、益々、自信(?)を持ってしまった。

 no.312 9月28日はパソコン記念日だった!      2015.10.1

 9月28日はパソコンの日(パソコン記念日)であると知らせてくれたのは、私が関係するパソコン教室で、同僚が車の中でラジオから知ったと言って教えてくれた。
 私は新聞記事やテレビのニュースなどで報じれば、知っていただろうが、まったく知らなかった。気になったので、購読する朝日新聞の記事サイトで検索したが、ヒットして来なかった。と言うことは、あまり認知されていないと言う事らしい。
 つまり、1979年(昭和54年)の9月28日に、のちのパソコンブームの火つけ役となったNECの「PC-8001」が発売されたことにちなんでいるのだ。これは日本の事であり、世界的に有名な米アップル(Apple)がパソコンの原型ともなる「アップル1(Apple 1)」を1976年夏に世に出しているから、それより3年遅れて日本でもNECが売り出したと言うことになる。NEC製パソコンというと1984年に発売され大ヒットした「PC-9801」通称98(きゅうはち)が市場を席巻するのであるが、90年にPC/AT互換機の日本語対応版が発売され、次いで93年にWindows3.1が搭載されるようになったことにより、NECの独自規格(パソコン98(きゅうはち)路線)は、急速に市場から姿を消してしまうという経緯があるのだ。
 それはそれとし、9月28日の発売された「PC-8001」を追って見よう。
PC-8001の前進は、あの有名な(?)マイコンキット「TK-80」なのである。発売はApple 1と同じ1976年8月であるから、日米が機を同じくして発売したのであるが、Appleは今のような「キーボード」に対してTK-80は「16進入力キーパッド」であって、少し中味が遅れているのであった。
 PC-8001は、パソコンブームの火附け役となるが、心臓部であるCPUは8080から開発されたZ80系であり、プログラム言語としてNEC特有のN-BASICをROMの形で搭載して、外部記憶装置としては初期には、オーディオカセットを使用するが、後にはフロッピディスクを使うようになり、扱いやすい形に順次改良されていくのだ。
 値段は、16万8000円と当時にしてはかなり高価なもの、ちなみに発売当時の大卒初任給は10万9500円だった事から高額な商品だったのである。製品は、3年間ほどで約25万台が売れたヒット商品となった。
 1983年には、改良後継機種として、PC-8001MK-Ⅱが出て、従来機種との互換性を維持しつつ機能強化を図られ、グラフィック性能が引き上げられたが、下位機種のPC-6001mkⅡやPC-6601との性能面での見劣りなどあり、1985年に最後の後継機種PC-8001mkⅡSRを出して、存在感を生み出そうとしたが、時代はその当時のPC-98に移行しつつあり、PC-8001は終わりを告げるのであった。

 私は、マイコンチップが出始めたころからの今で言うパソコンオタクであり、妻へ渡す給料をごまかしてはへそくりし、その当時としては高価なマイコン、パソコンを買っては独り悦に入っていたのである。また、今だから言うけど、会社の研究予算に適当な口実を作ってはマイコン、パソコン類を買い整え、知識・技術を習得し、会社の発展に貢献するのだと言う意気込みを持っていたのである。

 今から思うと、PC-8001は、私の現役を支えてくれた懐かしい道具だったのである。

 no.311 相続税を考える!                  2015.9.16

 貯えも無く、年金収入だけで老後の生活を節約しながら暮らしている人が多い中で(私もその中の一人である。)、次に述べることは縁のない事かも知れない。しかし、世の中には、使い切れない財産を築き、それを何とか子孫に「そっくり」渡せないかと贅沢な悩みを持つ人が居る事実を知ることも世の中を動きを見るうえで重要であろう。
そんな事で読んで戴ければ、幸いである。


 相続税が今年から増税された。相続税財産の基礎控除(非課税分)が減り(改正後の基礎控除額→3000万円+600万円×法定相続人数で、預貯金、不動産など全ての資産で合算する。)、課税の対象者が増えた。政府が消費税率を8%に上げる増税を決めた際、併せて裕福な人への増税も必要だと判断したからである。
 相続税や贈与税には、一部のお金持ちに富が集中するのを抑え、「格差」が世代を超えて引き継がれていくのを防ぐ目的があると言う。格差が固定化すると、親がお金持ちかどうかで子の人生が決まり、貧しい家に生まれたというだけで貧困から抜け出せなくなる不公平な世の中になってしまうと言うのである。相続税や贈与税には、このような富が偏らない制度であるとするが、それはうわべだけで、国家の税収入対策であると私は思っている。
 相続増税は、こうした本来の目的とは裏腹に「節税ブーム」を巻き起こしている。銀行や証券会社が開く相続税関連のセミナーには連日大勢の人が詰めかけているらしい。野村資本市場研究所の宮本佐知子さんの推計では全国の相続資産の規模は2030年にかけて年間60兆円に達し、総額1千兆円規模の資産が動き出すという。金融機関などは「巨大な市場」とみて節税指南に力を入れるのだ。
 少しでも税金を減らし、より多くの財産を子に残したいというのは、金持ちの親としては自然な思いかもしれない。だが、税制の裏をかくような行き過ぎた節税が広がれば、公平な社会に必要な「富の再分配」の機能が骨抜きになってしまうのである。
 しかし、次のような現象は事実で、今、巷では行われているのだ。
 東京の三越日本橋本店でこの7月、純金製品を展示即売する「大黄金展」が開かれた。金の像や小判、仏具などがきらびやかに並び、品定めをする客でにぎわう。
 会場の一角には、別の目的の人たちが集まっていた。それは1キロの純金の地金を、小さな100グラムのバー10本に分割加工するサービスを受け付けるブースだ。期間中60人が計100キロの加工を申し込んだらしい。加工には4週間ほどかかり、手数料は1キロ当たり税込み21万6千円。1キロの地金を何個か持参した都内の80代男性はこう語った。「小さなバーにしておけば贈与の場合も売る場合も便利。そりゃ(税金を)意識しています」と語る。
 金を小分けする人々の主な目的は、子や配偶者に資産を受け渡す際にかかる相続税や贈与税の節税だ。
 例えば1キロの地金(時価500万円)を成人した子に贈与すると、年110万円の基礎控除(非課税分)を差し引いた390万円に対し、48万5千円の贈与税が子にかかる。これを100グラムのバー10本に小分けすれば、1本の時価は50万円になり基礎控除額を下回る。このバーを子1人につき年1~2本ずつ渡していけば、税金を払わずに資産の受け渡しができ、手数料以上の節税効果がある。
 また、金を売って得たお金は「譲渡度所得」として扱われ、年50万円の特別控除(非課税分)を超えると所得税がかかる。ここでも、1キロ単位で売るよりも、売却額が特別控除の枠内でおさまるよう、100グラム単位で売った方が所得税の節税になるという仕組みらしい。

 金持ちほど、節税に頭を使うから、金持ち一家はいつまで経っても「金持ち」一家になる。これでは富の再分配にはならず、貧しい人々との格差は一向に縮まらないことになる。外国の知識人が「資本主義社会では、格差がますます広がる。」と言ったが、正にその通りなのである。
  (本文の一部は、朝日新聞記事から引用しています。)

 no.310 安倍談話の評価は?                  2015.9.1

 8月14日に、注目されていた安倍首相の戦後70年談話が発表された。これをどう評価すべきなのかと言うと、私にはそのような大それた意見を言うのに価値のない人間ですので、世論(ここでは新聞、テレビなどのマスコミ)がどうとらえたか、伝えたい。
  (評価の記事は、朝日新聞記事から一部引用する。)
 まず、私が読んでいる朝日新聞では、
「何のために出したのか」との見出しで批判した。「侵略」「植民地支配」は「主語はぼかされた」と指摘し、「反省」「おわび」は「歴代内閣が表明したとして間接的に触れられた」とした。恵村論説副主幹は「安倍首相の歴史認識がぼやかされている。村山談話からの後退は明らか」と述べていおり、明らかに「評価できない」とした内容になっている。
 次に、割と現体制に好意的な(?)、読売新聞では、
「先の大戦への反省を踏まえつつ、新たな日本の針路を明確に示した」として「前向きに評価」し、「侵略」を明記したことで「国際社会の信頼を高め、『歴史修正主義』といった一部の疑念を晴らす」と歓迎した内容であって、おおむね評価した。
 中日・東京新聞は、
「日本による植民地支配に対する反省とお詫(わ)びを表明したとは、受け取りがたい」と懸念を示した。深田論説主幹は「談話を出すことに意味はあった。しかし、国内外で大多数の人々の共感が得られたかと言えば疑問が残る」と述べており、評価を明確に言えないとしている。
 産経新聞では、
「謝罪を続ける宿命」を戦後世代に背負わせてはならないという文言に着目。「重要なのは、この談話を機会に謝罪外交を断ち切ることだ」と主張した。
 日本経済新聞は、
「侵略」や「植民地支配」について「何を反省すべきかをはっきりさせた」と評価。安倍首相に「どうすれば未来志向の外交関係を築けるかに傾注してもらいたい」と注文している。
 沖縄を代表する沖縄タイムスは、
村山談話のキーワードを踏襲してはいるが、「どこか傍観者的」と指摘している。

 テレビ関係では、
各局が注目したのは過去の首相談話で盛り込まれた四つのキーワード(植民地支配、侵略、反省、おわび)を画面でチェックし、特にTBSは、中継後、記者が「言葉としては出てきたが、主語が誰なのか過去の談話と違ってあいまいだった」と説明した。
 フジテレビではキーワードは一部引用だが、すべて言及されたとした。
 NHKは約40分間の会見すべてを中継。安倍談話はキーワードを明記し歴代内閣の立場を引き継ぐ姿勢を明らかにしたと解説した。

 このように、マスコミによって、安倍談話の受け取り方は微妙であり、評価するから評価しないまであり、各新聞社・テレビ局の見方が分かれるのである。
 日本語での談話がこのようであるから、外国向けの英語版ではさらに、オブラートに包まれたようになったようであり、最も気を使った中国、韓国からは大きな批判が出なかったことは、良い(?)談話であったと言えるのだろう。

 終りに、私が最も感銘を受けた談話の原文の一部を記すと、
「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
 正にその通りだと私は思うのである、戦後70年、いつまでも謝罪することへの違和感そして、日本人も大きな被害を受けている事実、もう忘れたいのが、私の思いである。

 no.309 愚かな自転車タイヤ交換?          2015.8.16

 自分の事を書いて、申し訳ないが、私が母親の母体に居た時の栄養状態が悪かったのか(戦時中)、それとも国鉄勤務の父親の報酬が少なかったので、内職のやり過ぎなのか、私が生まれた時には非常に小さく、お産を取り上げた医者が「猿」でも生まれて来たのかと泣き声も無く、逆さにして振ったら、泣いたので、ああ生まれたかと言ったそうだ。
 そんなことが原因なのか私の体の造りが悪く、脱腸で小さい時からバンドをやらされた記憶が有る。小学校へ通う頃には脱腸症状は覚えていないので収まっていたのだろう。 ところが、成人になり、50代初めごろに
脱腸(正式には鼠蹊部ヘルニアと言うらしい)気味で、その頃は出張も多かったので、出張先で腸が飛び出しては危険であるから、初めて手術をした(実はこれが1回目)。
 定年過ぎて12年経ってから、またまた両側で膨らんできたので、やむ負えなく2回目の手術をした。それから12年経っての今夏、またまたやる羽目になってしまった。
 (その話の続きは、またの機会に。)
 その入院の準備中に私の足となっている愛車=自転車の後輪がパンクしてしまった。良く見るとタイヤがすり減っていたから過酷の乗り方が原因だろう。
 後輪のタイヤ・チューブ交換となると荷台やらチエーン外しなど面倒なことが多々ある。とりあえず、退院後ゆっくりやろうとしていた。
 それと手術後はしばらくは力仕事は控えるように医者から勧告されているし、手術で切って縫い合わせた内部のところがひきつるので、自転車に乗るのも控えていた。
 今年の猛暑の中で、パンク修理を行うのは過酷であり(カーポートの下が作業場所だから酷暑)、何とか涼しい時と思っていたら、8月13日は雨だと言うので、前日に、近くのホームセンターで新品のタイヤを買うのであるが、固く包装されておるので、てっきりチューブも内装されている物ばかりと、思い込んでしまったのである。
 13日当日、朝8時半ごろから動き出して、自転車の後輪外しを行い、古いタイヤ・チューブを外して、いよいよ新品のタイヤの包装を外したところ、何とチューブが入っていないのである。痛めたタイヤのチューブを使ってパンク修理をすることも考えたが、折角新品のタイヤであるから、新しいチューブで装着したいのが人情、やむなくホームセンターへ走り、該当する26*13/8WOの通常のチューブを探すと品切れではないか、今日中に終えたいのだが、別なホームセンターへ行くすべもない。よーく見ると隣に大きなケースで「チューブ肉厚が約9倍厚い パンクに強い TSUYO TUBE]と言う商品が陳列されている、値段は普通の約3倍で2,138円であるが、「ワラをもつかみたい気分」で、その商品を買いもとめてしまった(買った理由付けは、肉厚が厚いから長持ちするかと?)。
 さすが肉厚が約9倍であるから、車輪・タイヤに装着するのにも力と時間がかかった。そして、後はチェーン、チェーンケース蓋、泥除け、荷台、スタンド等を取り付けて、元通りの自転車になった。早速空気を入れて試乗するが、チューブの厚さで、クッション効果を心配したが、ノーパンク用のソリッドチューブを入れたような硬さは無く、やはり空気を挿入している実感であり、乗りごご地には違和感はない。高かったが買って良かったとホッとするのである。道具を片付けて終わったのが昼過ぎの12時半、ざっと4時間かかり、予想していたより長くかかってしまった(中にはチューブを買いに行く無駄時間もあったが)。

 今回のパンク修理(後輪タイヤ・チューブ交換)で痛切に反省するのが、タイヤを買った時にチューブが内装されていると「思い込んでしまった」ことが一番悔やまれる。
これも年寄りになって、用心深さが欠けてきた証拠であり、これからは一段と慎重さが求められると痛感するのである。

 しかし、この年になって自転車が修理できることは、まだまだ認知症には大丈夫?と自分に言い聞かせるのだ。

 no.308 世の中無責任な発言が多い?    2015.8.1

 この欄で政治的な発言や人を分析するような事は、ここしばらくは止めていた。私自身は政治を批判する、人の悪口を言うことなどは、好きな方であり、書き出すと面白いのだ。だが、あの理化学研究所の小保方教授のSTAP細胞論文からのいろいろな疑惑、そして今もって分らない真相(理化学研究所ではケリを付けたようであるがーーー)、本人からの弁明も無しでは、闇に葬り去った感じである。もともと始めごろに申し上げたように自称フェミニストと思っているので、彼女を決して悪者にしたくないと今も信じているのである(これに似たようなことが米国の科学者で起きており、現在でも真相不明らしい)。
 さて、それはそれ位で、私も含める、主題の無責任な発言に移ろう。
 1)安倍首相の言い分
 安倍首相の日米安保に沿った新しい安全保障関連法律、私は偏屈であるかもしれないが、私は安倍首相の日本を守る、そのために同盟国であるアメリカと一緒になって世界の紛争の解決に日本が積極的な役割を分担したい。その結果少々のリスクもあるかもしれないが、日本という国力を世界に知らしめ、世界平和のリーダーシップとして地位を築いていく。その結果は経済効果も生むだろうし、他国からの侵略の危険性に歯止めがかかる、このような効果を生むかもしれない。
 そういう平和な論議、どうやって日本を守るのか、自国でカだけでは戦えない今の世界の現実を見ればわかる。あのロシアさえ昔の仲間であったウクライナを自国内に引き留めるために、あらゆる手段を使って、自国領土とさえもしてしまうのだ。このような国と話し合いだけでは解決しない現実を見よ(北方領土の返還、北朝鮮の拉致問題、中国な一方的な海洋基地の建設=これなど動かない戦艦を置くような脅威である)。
 日本の安全のために自衛だけでは限りがあること、憲法制定から70年経ち、中身は時代に合っていないと私は思っている。その憲法違反だと言って居る野党の人たちや、憲法学者などは、私に言わせれば今の時代に合わない古き憲法をいつまで守ろうとしているのか、「平和憲法」で良かった時代は、日本という国を大国にしない時代の便法であったのだ。
 真剣に考えれば、日本の国を平和に守るには時代に合った憲法改正が必要になるのだと思う。安倍首相の当面の考えは、「憲法の解釈を少し広げて、国の安全を考えましょう。」と言うことだ。野党や憲法学者に、日本を平和に守れる代案があるのだろうか?それが全くないのだ。「憲法違反」「戦争になるのだ」の一点張りでは、安倍首相に肩を持っても致し方ないだろう。
2点に移ろう。
 2)新国立競技場
 2020年のメインスタジアムとなる競技場が揺れている。
デザイン応募で採用された競技場案が物凄い費用と期間が必要になり、当初の予想と大分変わって来た。そこで、採用された競技場案は白紙に戻そうとなったのだ。森元首相曰く「俺はあの形は最初から気に食わなかった」とおしゃるのだ。 舛添東京都都知事となると「国立競技場だから、私の管轄外である」と逃げ、国に責任を押し付けている。だとすると、2020年の五輪は東京都が誘致したのではなく、国がしたのだろうか?その時の言い出しぺは、その当時の石原都知事で、何か変わったことをやりたいことでぶち上げた開催なのである。開催を申し込んでいる間に、あの不幸な東日本大震災そして福島原発事故が起こるのだ。開催申請前に震災が起こっておれば、東京五輪は無かっただろう。
 東日本大震災の復興、東京五輪を無事にこの二つをやり遂げるには、大変なお金が必要となる。今の日本に、福島が計画通りに事が進んでいないことは万人が承知で、まだ故郷へいつ帰還できるのかわからない人々がいるのに、そちらの方を目をつぶっていてよいのだろうか?と疑問をもつ。
 私などは五輪には興味はなく、そこまで生きておれるか自信もない。なぜ、既設の建物、たとえば、東京ドームを競技場にしてはどうかとも思うのだ。いっその事、返上するのも一つの手ではないだろうか?多分これは許されないだろう。日本のメンツにかかわることだから?
 思い切って福島の原発近くの人が住んでいない、将来確実に安全地帯にするために国有化される所に、大きな野外スタジアムを作ったら地元に貢献できるし、安上がりに出来上がる。放射能が心配だと言うならば、福島原発全体を覆ってしまって見えなくすれば、放射能の放出を防止できるのだ。見栄えよりも実を取べきだと思う。奇想天外だと思うかもしれないが、あの福島原発は遅かれ早かれ、覆うことになると私は見ている。 何故なら、永遠に更地化できずに、福島原発は未来へと負の遺産が受け継がれていく近代悲惨遺物と思っている。

 no.307 同性婚について思う!            2015.7.16

 本誌を読まれて見えるような方は、もうご存じだと思う。
 世界で最も文明や知識、科学そして活気ある経済活動が進んでいるアメリカで6月26日に世界を驚かす出来事があった。
 それは、アメリカの連邦最高裁判所は同日、同性婚を憲法上の権利として認めるとする判断を示した。アメリカでは現在、13の州が同性婚を認めていないが、この判決により、全米で、同性婚が事実上、合法化されることになると、ハフポストUS版などが報じている。 訴訟は、同性婚を禁止している州のカップルらが起こしたもので、2014年11月、オハイオ、ミシガン、ケンタッキー、テネシーの4つの州を管轄する連邦高等裁判所が、同性婚を認めない判断を示し、最高裁に判断が委ねられていたのである。
それが、今回の判決では、最高裁判事9人のうち5人が、法の下の平等を保障する合衆国憲法14条などを根拠に、複数の理由から同性婚は認められるべきだと判断。「もう誰も、同性婚の自由を拒否されることはない」などと示したのである。
 これを受けて、アメリカのオバマ大統領さえもホワイトハウス声明を出し、「これはアメリカにとっての勝利だ」と述べたのである。
 もとをだだせば、アメリカでは、結婚の認否は、州法で決することになっている。敬虔なプロテスタントが興した国であるという根本的な成り立ちから、キリスト教徒が多く、「家族」を大切にする伝統的な価値観が根強い一面と、なによりも「自由」を重んじ、個々人の違いを認め、「異種」を受容する寛容さを範とする一面を併せ持つアメリカらしく、この問題は長年論議の的となってきた。そうしたなかでも、「伝統的価値観」が優勢とされ、1996年にはこのDOMAが連邦法として制定された。DOMAは連邦法上、男女間の婚姻しか認めない。つまり、たとえ州法に基づいて婚姻関係を結んでいる同性のパートナーであっても、扶養控除や税制上の優遇措置など、1000以上の連邦補助の適用「外」とされてしまっていたのである。
 こうした「差別」は「違憲」だとして、訴えを起こした4つのケースのうちの1件が、26日最終判決の下った「ウィンザー対アメリカ合衆国」事件である。現在83歳になるウィンザーさんは、州法にもとづく「合法的な」配偶者の死に伴い、遺された不動産の手続きの際、夫婦としての特例が認められず、不当に高額の税金を納めなければならなかったことを不服として、連邦政府を相手取って訴えを起こしていた。
その結果が、今回の判定であって「同性結婚」が認められたことによって、異性の夫婦と同様な権利が得られることになったのである。
 これはアメリカや欧米で同性結婚が半ば暗黙の了解となっている国々への画期的な良法となる出来事なのである。

 では、わが国ではどうだろうか、一部の同性愛者がマスコミの力を借りて、いろいろな権利の獲得を目指して運動していることはよく耳にする。
 しかし、我が国の大半が「にせ仏教信者(?)」であっても、その国民は、異性である者同士が愛を誓い、信頼をもって婚姻し、愛を持ち寄って、子を得て育て上げ、成長させ、立派な成人とさせて、その子がまた子孫を作って、永遠に民族の子孫を残していくのが、人間として「生きる道、生きる理由」だと、私は思っている。よく聞く言葉に「人間は何故生きるのか」という題でいくつかの読物が氾濫しているが、人間として子孫を残す使命があっての生きる理由だと思っている。
 この「同性婚」を話題することは、日本人の大多数は避けだがるタブーだと思っている。それは国民性から来る「触れたくない、厭らしい言葉」と思っているからだ。
 それが、さすが先進国であるアメリカや欧米諸国では、異性仲間=結婚=SEXを楽しむ=子孫を残す、 という言葉の連鎖が次のように変わった。同性仲間=SEXを楽しむ=愛・信頼を築く=一緒に住む=結婚=相手に遺産を残してあげたい、こんな風に時代が考える「愛する形」が変わって来たのだと、私の偏見で満ちた思想で考える。
(子孫をどのように残すかは、またの問題に譲る。)

 こんな時代になったのは、キリスト神父の背徳行為やその説教に縛られて、我慢して願い祈っても、世界はちっとも変わらない。貧富の格差は拡大し、貧しいものは何時までたっても貧しい挫折感、このような世界になってしまっている中で、何にも拘束されない自由な生き方を求める風潮が台頭してきている厭世観があるのだと私は思う。

 no.306 Windows10のアップデート時期が決まった!    2015.7.1

 本「竜のたわ言」の2月で報じたが、新しい次期OSのWindows10のアップデートが今月7月29日からマイクロソフトからのWindows update の形で、現在使用されているOS Windows 7,8/8.1の方に1年限定で無償でアップデートが出来るようになる。
 マイクロソフトは事前にどれ位の方がWindows10にアップデートしてくれるのか知りたいために(?)、6月の初め頃から該当する正規の製品に、「Windows10を入手する」と言うwindowsアイコンを発して、予約を受け付けている(後で予約を取り消すことも出来る)。このお知らせで受付を予約しなくても、自分で任意でアップデートを行うことも出来る。
 私は、先にも書いていたが、初物が好きでWindows10の「お試し版」を2バージョンに亘って入れて、色々と触り、Windows10の感じをつかんでおり、それらを私が関与するパソコン教室でお披露目して、会員に知識を与えている。
 先日はバージョン10074から最も新しい10130を現状のアプリを残す方式でwindows updeteで行ったところ,最終セットを終えるまでに9時間かかり、正常に電源がOFFならずアップデート失敗かと思ったが、何とか動いてくれたのであるが、シャットダウンだけがうまく行かず、手助けが必要になる。しかしお試し版の期間限定だから目をつぶって使うつもりでいた。そうしたら数日たって、最新版10130のISOファイル版が提供されたことを知り、早速こちらで入れ替えることにして、最初からクリーンインストールやり直したのである。こちらでは最終セットまでに1時間ぐらいで終わったので、先ほどのWindowsのupdateとは段違いに早く終わったのである。しかし、「お試し版」の所為か。やはりシャトダウンがうまく行かない。これも「お試し版」のバグであろうと思い気にせずにしておく。
 こんなことの経験から、パソコン教室の会員にWindows10のお知らせが来ても、予約することは止めた方が良い。Windowsのupdateでは使っているアプリをそのまま保存してアップデートしたいのが普通だから、そうすると現状のアプリ・データを退避保存してアップデートし、そのあと元に返す作業となるので、相当の時間が必要となり、その中ではキーボートから指示することも有るので、付き切りに9時間張り付いて居らないと、時間が益々長くなることになり、長時間そのままにして行く事になり、熱でメモリ動作がおかしくなり、挙句には正常にアップデートがされないことも十分考えられるのである。
 少々パソコンの動作に詳しければ、何とか対策して助けることも出来るかもしれないが、素人の「おばちゃん連中」では、そんな細工は出来ないから完全に「アウト」となる。
 行く先は購入したところへ持って行って、修理をお願いすることになるのだ。すると当然修理代はかかり、2万以上取られることを覚悟しなければならない。

 それで、私の経験から、素人はWindows10へのアップデートはしなく、そのままのOSでパソコンが壊れるまで、使い切る事が賢明な方法であることをパソコン教室の皆さんに伝えたことは言うまでもない。
 もし、どうしても、Windows10を使って見たい方、秋口に出るWindows10が入った新しいパソコンを買い求めなさいと付け加えたのである。またその時分には、新しマイクロソフトのOffice2016も発表されので、新しいパソコンで2つの最新ソフトが手に入るから満足が得られるだろうと伝えた。

 各言う私も、手持ちの最も新しいパソコンWindows8.1タッチノートを今でも満足に使ってない状況で、またも商魂に踊されて、メーカ純正のプリインストールされたWindows10を買い求めて、教室へ来る会員への指導が果たせるようにしなくてはいけないので、結局購入させられることになると思うが、こんな状況は困ったことである。

 no.305 高齢者は「5-10歳は若返っている」!    2015.6.16

 6月13日の読売新聞の記事に依れば、日本老年学会は今月12日、65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果を次のように発表したと報じている。

 その発表によると、最新の科学データを総合すると、「現在の高齢者は10~20年前に比べて、5~10歳は若返っていると想定される」と評価。高齢者の健康状態は個人差が大きいが、「高齢者が就労やボランティア活動などに参加できる社会を創ることが今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切だ」との声明を出した。

 知的機能については、日本大の内藤佳津雄教授(心理学)らが、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が大府市の40歳以上の住民約2300人に実施してきた知能検査のデータを分析。認知症がなく、健康状態の良い高齢者の集団では、ほとんどの検査項目で60~70歳代の成績が向上し、2010年の70歳代は10年前の10歳程度若い人たちと同等の成績だったとしている。

 病気にかかる割合については、東京大の秋下雅弘教授(老年医学)が全国の65~79歳の高齢者が1996~2011年に医療機関で治療を受けた割合を分析。75~79歳の女性では脳卒中で治療を受けた割合が3分の1近くになるなど、脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症で大きく減っていた。この他にもアルツハイマー病を除く、ほぼ全ての病気で低下傾向にあり、これに伴い、要介護認定率もほぼ全ての年代で低下した。秋下教授は、定期的な運動など生活習慣が改善したのが原因ではないかと指摘。65~79歳の高齢者の健康状態は5~10歳程度改善している可能性があるとした。

 身体機能では、国立長寿医療研究センターの前研究所長(現、桜美林大勤務)の鈴木隆雄教授(老年医学)が、1992年と2002年に秋田県で実施された高齢者の調査のデータを比較、歩く速さや握力、片足立ちの時間などが各年代で向上していたことを報告した。その中で、65歳以上の高齢者の歩く速度が10年間で11歳相当も若返っていたことなどから、「高齢者の身体・運動機能は明らかに上がっている」と述べた。

 一方、聖学院大大学院・人間福祉学研究科教授の古谷野亘氏は、高齢者の就業率の低下や単身世帯の増加などの問題点を指摘した上で、社会的な地位や役割は加齢に伴って変化するため、高齢者の定義が見直されることで、社会の現状とかけ離れることに懸念を表明した。

 同学会では、今後、これらのデータを基に、現在65歳以上とされている高齢者の定義を変更する必要があるかどうかも検討するとしている。

 この調査結果を見ても分かるように、私たち周りの高齢者を見ると、75歳以上の高齢者でも健康である人を多く見受けられる。その人たちの生きる喜びと社会奉仕、貢献をどの様にして行くか、取り組みを早急に立てなくてはならない高齢化社会への課題なのである。

 no.304 高齢者 交流少ないと健康リスク            2015.6.1

 同居者以外の人との交流が、週に1回未満のお年寄りは、要介護や認知症のリスクが高くなり、月に1回未満だと死亡リスクも高くなる、という研究成果を、日本福祉大や千葉大の研究チームがまとめた。
 社会的な孤立と健康状態との関連はこれまでも指摘されてきたが、この研究で交流の頻度が具体的に示された。研究チームは、2003年に愛知県に住む65歳以上の健康な男女約1万2千人を対象に、同居者以外の人と会ったり、手紙やメールを出したり、電話をしたりする頻度を調べた。
 そして、約10年間、追跡調査したところ、2272人が自力での立ち上がりや歩行が困難な「要介護2」以上となり、1986人が認知症を発症、2920人が死亡した。
 交流頻度と健康リスクとの関連を性別や年齢、世帯構成、病気の有無などの影響を取り除いて分析した結果、同居者以外との交流が月1回~週1回未満の人は、毎日頻繁に交流している人に比べ、要介護2以上となるリスクが1・40倍、認知症の発症リスクが1・39倍。
 月1回未満では、死亡リスクが1・34倍。
 週1回以上のお年寄りは、統計的に明確な差がなかった。
 斉藤雅茂・日本福祉大准教授(社会福祉学)は、「調査では、他人との交流が週1回未満のお年寄りが2割弱もいた。積極的にいろんな人と付き合うことが、健康にとっても大切だと知ってほしい」、と話している。
(2015年4月22日 朝日新聞朝刊記事から抜粋しました。)

 私も独居老人であり、非常に関心を持って読んでいたが、私はご存じのように週1回は、関与するパソコン教室へ行き、話しているので、まぁ少しは助かっている。それ以外に月2回以上は名古屋へ出て行き、色んな方と話す機会があるので、今回のリスクからは逃れているなぁーと安心するのである。

 まだ誌面があるので、独居老人についてアメリカのジョージア大学が興味深い調査結果を出しているので、合わせて載せて行く。
 60歳以上の一人で暮らしている高齢者3,500名以上を対象に行った2008年と2012年の調査を比べたところ、慢性的に孤独を感じている高齢者の方ほど、病院で医師の診察を受ける回数が多いことがわかったとのこと。ジョージア大学の研究者たちは「家族や友人がいない高齢者にとって、かかりつけ医はもっとも身近な存在になっている」と分析している。
 この結果から研究者たちは、独居老人たちの孤独感を減らしていくことで、通院回数を減らし、医療コストの削減につなげられる可能性があると指摘。孤独と感じる精神状態が身体の健康や医療サービスへ及ぼす影響の大きさについて、もう少し意識を向けるべきだと指摘している。
 また「一人で暮らしていても幸福な人もいる。孤独とは一人でいることではない」と彼らは言及。家族や友人が多い高齢者の場合でも、こうした「孤独」を感じる高齢者もいるため、注意が必要だと警鐘を鳴らしています。
 これは、アメリカの高齢者を対象とした調査結果であるが、日本でも同様のことが言えるのではないかと調査結果のレポート翻訳者は言っている。

 私も孤独感から、病院通いも一つの仕事のようにして居り、安心をもらっているのであるが、無駄な国費を使っていると指摘されると怖い!

 no.303 緑茶・コーヒの摂取量と死亡リスク!     2015.5.16

 国立がん研究センターが、緑茶やコーヒーを飲む頻度と死亡との関連について、2011年までの約20年間、 全国の40~69歳の男女約9万人を、追跡調査した結果をこの程、発表した。
 まず、緑茶の量では。
 飲む量が多い人ほど死亡リスクが減少することが分かりました。1日1杯未満しか飲まない人に対して、1日5杯以上飲む人の死亡リスクは、男性は13%減少、女性は17%減少するという結果でした。また、1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、男性は12%減少、女性は13%減少となり、また、1日1~2杯飲む人の死亡リスクは、男性は4%減少、女性は10%減少となる結果であった。
 では、何故、緑茶摂取で死亡リスクの低下が見られるのか。第一に、緑茶に含まれるカテキンには血圧や体脂肪、脂質を調節する効果があるといわれている上、血糖値改善効果があるとされている。第二に、緑茶に含まれるカフェインが血管内皮の修復を促し、血管を健康に保つとされている。第三に、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われており、これらの効果が、循環器疾患や呼吸器疾患死亡につながる危険因子の調整に寄与しているのかもしれないと報告書では述べている。
 本緑茶研究では、がん死亡については有意な関連が見られなかったとしている。部位別に行われた先行研究では、緑茶摂取と女性の胃がんリスク低下との関連が示唆されていたが、今回の調査では、他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えらるとしている。
 また、この研究で用いた質問票では、缶及びペットボトル入り緑茶を含む緑茶全般の摂取頻度を尋ねており、緑茶の淹れ方などで分けてはいないので、この点をご留意くださいとお断りしている。
 次に、コーヒの摂取量と全死亡リスクについて。
 コーヒーをほとんど飲まない人を基準として比較した場合、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯、1日5杯以上の人では、それぞれ全死亡リスクで、9%減、15%減、24%減、15%減となる結果であった。
 すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かったのである。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められたのである(但し、5杯以上はデータ不足で不確定?)。
 では、何故、コーヒー摂取で死亡リスクの低下が見られるのか。第一に、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれている。第二に、コーヒーに含まれるカフェインが上記の緑茶と同じように、血管内皮の機能を改善する効果があるとされており、また、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われているので、これらの効果が、循環器疾患や呼吸器疾患死亡につながる危険因子の調整に寄与しているのかもしれないと上と同様の述べている。
 
本コーヒ研究ではがん死亡については、緑茶と同様に有意な関連が見られなかったとしている。部位別に行われた先行研究では、コーヒー摂取と肝がん、膵がん、女性の大腸がんと子宮体がんのリスク低下との関連が示唆されていたが、緑茶と同様に、今回の調査では、他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられるとしている。
 今回の結果から、一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆された。この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいないので、この点を緑茶と同様にご留意くださいとお断りしている。

 なお、これは蛇足であるが、コーヒー5杯以上については、別の調査ではクロロゲン酸を過剰に摂取すると肥満になるという結果が有り、3~4杯が適量だと言う説を紹介して終わることにする。

 no.302 夕刊紙を止めて、代わりにデジタルを!      2015.5.1

 私生活を暴露してしまうことは、勇気のいることであるが、まぁーこの歳で隠す必要もないので、白状して行く。
 永年に亘ってA新聞を朝刊夕刊共に購読してきた。その歳月は結婚以来であるから、47年間位になると思う。その間には地元の新聞の方が折り込みチラシが多いので、何度か代えようと思ったことはあるが、手続きや口座引き落としの面倒なことも有って、「まぁーいいや!」で、今日まで来てしまったのである。
 そのA新聞、昨年から名古屋版の合理化からか、土曜日の夕刊を休んでしまうのである。値段はそのままで、紙面を充実して行くからと言って、結局私に言わせれば値上げである。では東京版は如何かと言うと、引き続き夕刊を発行しているのであるから、地方版の発行部数減少に伴って、地方版の軽視と言わざるを得ない。
 で、地元の中日新聞を取っている友人に聞くと、土曜日でも夕刊を発行しているよと言うのである。まぁー仕方がないと諦めて居たのである。その後、土曜日以外の平日の夕刊の主要記事が、翌日の朝刊に同じ記事が載るようになり、ダブって見ることになるのである。例えば、夕刊に野球のイチローが試合で2安打したと言う記事が、そっくり朝刊にも載っていると言う訳だ。これも朝刊のみしか取っていない人へのサービスで致し方ないなぁーと諦めて居た。
 A新聞のデジタル版が購読者には特別割引で500円で見れる申込み期間限定があり、関心を持つようになっても、年金生活者に新聞代の値上げは僅かではあるが、気が進まない。
 特別割引期間の最後の日に、意を決して販売店に問い合わせて見ると、朝刊のみの方でも割引の該当者だと言われ、かつ夕刊を止めると1000円近く安くなると言うのではないか、夕刊を取りやめてデジタル500円に申し込んでも、まだ500円近く安くなる勘定になるのである。意を決して即、夕刊を取りやめ、そしてデジタル購読を申し込んだのは言うまでもない。
 その日から、もう夕刊は来なくなった。少しぐらいは無料サービスするかと思ったら、期待外れで、これはやむをえないと思ったのであるが、永年50年近く購読したのであるから、月末ぐらいまでは無料サービスを願っていたがーーー厳しい処置だ!
 こうなると、夕方の夕刊を読んでいた時間帯が何となく物淋しくなる。折角デジタルを申し込んだのであるから、以前にもこの場で紹介した中華製のアンドロイドタブレットを使うチャンスが出てきたのである(ほとんど使っていなかった。)。
 早速、A新聞デジタルのアプリをストアからダウンロード・インストールして、会員登録済ませ、名古屋版朝刊夕刊の紙面をWEB上で見ることが出来た。夕刊の紙面と同じものがパソコンの画面で見れて全紙表示だと小さいので、指で拡大表示させれば、記事は紙面と同じぐらいの活字の大きさで読めるのだ。指で左右に擦れば、ページが代わり、便利なものである。
 気が付いたことは、同じ日の朝刊や夕刊でも、東京版と地方版(ここでは名古屋版)では、主要な記事は同じ様にあるが、紙面の数が異なることも分かった。やはり、東京版が重要視され、地方には原版を送って編集させているのだ。東京での地元の小さなニュースは名古屋では必要ないからだ。
 A新聞の「朝刊紙」プラス「デジタル版」を取るようになって、特に東京版の朝刊夕刊も見ることが出来るのは、ありがたいものである。また、数日前のも見れるのだ。

 名古屋で土曜日の夕刊が無い時は、東京版の夕刊が見れるので、これは便利になったと微笑んでいるのである。
 夕刊を読む時間帯になると、タブレットを開き、A新聞の紙面を見るのが日課となってきたのである。

 no.301 虫よけ吊る下げ商品に 効果なし?      2015.4.16

 「ベランダに 軒下に 吊るだけ!簡単虫よけ」として売り出されている商品について、消費者庁は今年2月に、空間用虫よけ剤の表示には根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、販売する大手4社に対し、再発防止を求める措置命令を出したのである。
 春の終わりごろから夏に入ると「蚊」のシーズンとなり、家の軒下や玄関入口に気軽にぶら下げて、「蚊」が来ないものと信じていたのは、私だけではないだろう。その商品が偽りであったと聞かされると、何とバカな『無駄なこと』をやっていたなぁーと思うのであるが、「いやー効果があったよ!」と言う方も見えるので、この辺を解明(?)して見よう。
 命令の対象は「虫コナーズ」「虫よけ当番」などの商品名で販売された大日本除虫菊、興和、フマキラー、アース製薬の計30品目。柱状に固まって飛ぶ「ユスリカ」と、水回りなどを飛ぶ「チョウバエ」を対象にした虫よけ剤なのである。
 私が初めて知ったのは、これらの商品はあくまで人の血を吸う「蚊」でなく、「ユスリカ」であったと言う事である。売られた商品の箱にはちゃんと虫よけの対象が明記されているらしいのである。しかし、夏のシーズンに「虫よけ」と言われれば、目的とする「蚊」も含まれると思うのが当たり前(!)なのであるが、実はそうでなかったのである。
 で、今回の命令の処置、消費者庁は、「風通しの良い生活空間や人の移動が多い場所では薬剤成分が空気中にとどまりにくいため、効果が十分とはいえず、表示の根拠とは認められない」と判断したらしい。
 虫よけ吊り下げは、薬剤が徐々に溶けて空間に滞留し、虫が近寄って来ない仕組みなのであり、薬剤そのものについては効果があるのだが、風通しの良いところでは、空気の流れが良いので、滞留がなくなり、謳われる効果に問題ありとしたのだ。
 では、本当に人の血を吸う「蚊」(主は、アカイエカらしい)に対して効果は無いのかと言うと、当の消費者庁の担当者に聞くと、各社の製品に含まれ殺虫剤にも使われる「ピレスロイド系」の有効成分は、ユスリカやチョウバエだけでなく「吸血する蚊を遠ざける一定の効果はある」と話しており、同庁としては、製品の効果そのものを否定したわけではないというのだ。
 と言うことは、風通しの悪い屋外や屋内に吊り下げれば、それなりの効果が得られると言う風に解釈できる。
 では、何故、メーカーは「蚊」(アカイエカ)にも効くと言わないのか、それには相当の理由があるのだ。
 アカイエカなど人に害がある「衛生害虫」を遠ざける効果を表示するには「医薬部外品」でなければならない。医薬品と化粧品の中間にあたる医薬部外品は、医薬品医療機器法(旧薬事法)が定める有効性や安全性の審査をクリアした上で、国などの承認がいるのであり、その手続きを経るのに、場合によっては5年位かかるケースもあり、メーカーはその手続きに、二の足を踏んでいるのだ。結果として、メーカー側は「承認のハードルが高い」という認識で、空間虫よけ剤は、「雑貨」として販売しているのがその理由である。
 今回の処置を受けたメーカーの中でも、「医薬部外品の承認取得も視野に入れて製品開発を進める」
としているところもある。

 主婦連合会の河村真紀子事務局長は「『虫よけ』と言われれば、消費者は人を刺す蚊に効くと考えるし、そもそも、使用条件によってはユスリカへの効果も疑わしい。消費者が誤解しないように、メーカーの責任でわかりやすく表示してほしい」と話すのである。




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