ようこそ! 輪和会へ
(
◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )

 
 no.300 家の固定電話は必要か?    2015.4.1

 この「竜のたわ言」も今回で300回を数えることになった。初号は2002年10月1日であるから、もう12年以上続けていることになる。月に2回発行するのであるが、書く(述べる)ことが浮かばない時、いわゆるネタが無い時が苦しい。そんな時は恥をさらして自分の事を書くことにしているのであるが、死ぬまで隠しておきたいことも有るので、自分の事と言え、矢張りそうもネタがないのだ。お蔭様で私にはご存じの副業(パソコン教室のお世話)があるので、そこからのネタを拾うときもある。
 今、初号辺りを見ると、今の3分の1ぐらいの記事の量であったから助かっていたが、今は自分でも思うけど、長文になり過ぎていると思っている。ノートパソコンの画面1頁で収まるぐらいが適当だと思っているのだが、私が書くのに使っているデスクトップは19インチの画面であるから、相当に書けてしまうので、駄目なのである。
 初めごろは、大体、これ位で終わっていたのであるのだ!
 
 タイトルの固定電話の話に移ろう。
 固定電話、携帯が無い時代には、一軒家を持てば電話を引くのがステータスシンボルの証しみたいであったかと思う。私の新婚生活する47年前は、今のようなアパートが無い時代であったから、2軒長屋の借家住まいで生活が始まった。それ故当然固定電話は持ってなかった。そう言えば結婚する前の彼女(妻のこと)との連絡は何でしていたかと考えて見ると、思い出せないのだ(ボケてきた)。多分、彼女はアパートで一人住まいして勤めていたので職場に電話して連絡を取っていたのだろうか?私の方は親元に住んでいたから家の電話か、公衆電話から呼び出していただろうと思うのだがーーー!どうも思い出せない。
 ほどなく、借家を出て自宅を一軒構えたのであるが、そうなると、電話を持つのが当たり前で、NTTに申し込んで引いてもらう。そして電話のある時代に入るのである。自宅を代わっても電話番号は変わらず、今になっているのだ。
 だから、自宅と電話(番号も)は一体であり、電話は私自身を表す代名詞みたいなものと見れる。
 携帯電話の普及で、家族夫婦と子供までが持つ時代ですから、夫婦の外からの連絡も子供との連絡も、全て携帯で済ましてしまう時代なのである。そのような状況で某新聞が「家の固定電話は必要ですか?」のアンケート調査では、86%の方が必要と答えている。
 その理由は、1に、ファクシミリを使うからとなっている。ファクシミリの時代は終わったと私は思っていたのであるが、案外利用している人が多いのだと思い直した(そう言う私もファクシミリを持っているが、こちらから送信することはめったにしかなく、ほとんどがダイレクトセールの一方的配信である。必要な2つ目は、家族で共用できること、3つめは通話品質が安定している、4つ目が料金が安い、5つめが、ようやく社会人としての信頼性が有ると答える。私はやはり固定電話は持つことは、その住まいと一体になっていることから公的にも信頼が得られる証拠だと思う。愚息が家を持ち子供が就学すると連絡先を知らせるのに、携帯電話では肩身が狭いからと固定電話を引いたのであるが、固定電話に電話してくるのは「父だけ」と言われて、如何に携帯での通話が日常的となっているかの事実なのだ。
 
 最近、阪神や東北の大災害から、昔ながらの回線で「電源の要らない」黒電話が、停電時でも使えたと言うことを聞くが、時代の進歩で、旧電話回線から「光回線」に代わり、停電時では光の固定電話は全く役に立たないのだ。停電が無いことを想定している社会が怖い。

 no.299 薬局での薬を見直す!(続)    2015.3.16

 前回の話で終わるつもりであったが、購読している某新聞の相談記事に同じような事を言っているのを見つけたので、続編として書く(皮肉を言う読者ならば、書くネタがないのだろう?)と言われるかもしれない。

 そう言えば(余談だが)、購読している某新聞の夕刊記事の主要は、翌日の朝刊記事にも掲載されている場合が、最近はとみに多くなっている。私の推測であるが、夕刊を取っていない人が多くなり、朝刊のみの人に記事の欠落をさせないための優遇処置と見るのだ。そうすると、夕刊は記事が早いだけで割増料金を出してまで読む価値が無くなってきたと思う、特にインターネットで開けば新しい記事が読める時代だから、夕刊は不要かもしれない。最近は、夕刊の記事に興味が薄れたと言いたい。
 本題に移ろう。相談記事は「薬歴管理指導料、断れない?」である。
 本文は、「調剤薬局で私の薬剤服用歴の管理は不要だと、管理指導料の支払いを断りました。わずかでも国民健康保険の赤字改善につながればと思ったからですが、それに応じた薬局と応じなかった薬局がありました。なぜこうした違いがあるのでしょうか。」と言う72歳の男性からの記事だ。
 新聞の回答では、「(前略) 医薬分業したことによって薬歴は、患者ごとに薬の効き具合や副作用を記録するもので、適切に管理されていないと患者は健康被害を受ける恐れがある。調剤薬局が最大410円の薬歴管理指導料を得るには、次の五つの事をやる必要がある。
1)薬歴を作成・管理する
2)薬の飲み方を指導する
3)お薬手帳に薬の情報を記載する(貼る)。
4)残薬を確認する
   (私の意見:残薬が有るからと言って、医師が処方した薬の量を減らせるのか?)
5)後発品(ジェネリック)の情報を提供する
   (私の意見:安くなるからと言って後発品に代えた時、後で、医師の処方した薬名と     の違いで、飲んでないとかのトラブルになった。
 大手薬局チェーンT社の薬歴未掲載は上記の1)が適切ではなかったと言う事らしい。
 5)の後発品であるが、それを調剤しなくても、その薬局が多くの後発品が出せる状況があれば、請求できる仕組みらしい。
 医師が診察の一環としてカルテを書くように、薬剤師が薬を出す時に薬歴を書く。これには患者の同意は必要ないらしい。上の2)から5)も薬剤師が可能な範囲で行えば、薬歴管理指導料を請求できる仕組みなのだ。患者がこれらの指導を断ることは、今の医療制度では、想定されていない事柄らしい。故に普通には断れないと言うことだ。
 (ただ、薬局の都合で『指導できないか、能力のない薬剤師?』、指導料をあえて請求しないところもあるらしい。)
 ある薬剤師は、「指導している内容が不十分で患者の納得が得られないのだとしたら、それは薬剤師の能力不足で反省すべきだ」と言っている。

 これからは、医師から処方された薬に対し、納得出来る指導が受けられる薬局を選ぶことが、自分の命を守るために、大切になって来たと思う。

 no.298 薬局での薬を見直す!    2015.3.1

 このたわ言を読んで戴いている方から、最近の記事は良くわからない難しいとのお言葉を戴いたので、今回は身近で目にする病院から出る薬について話そう。

 大手薬局チェーンT社の子会社が、関東地方で展開する調剤薬局で、薬剤師が記録することが求められている「薬のカルテ」と呼ばれる薬剤服用歴を記載せずに患者へ薬を出していたとして、診療報酬を不適切に請求していた疑いがあると報じた。
 これに関連するが、私も老人、医者に罹って、薬を院外処方され、自宅近くの調剤薬局へ出して、薬を戴くのであるが、時には「お薬手帳」なるものを持って来るのを忘れる時が有る。その時に出される「薬の明細」を自宅の手帳に貼るからと言っても、決まりだからと言って新し手帳にわざわざ貼ってくれるのであるが、自宅の戻って元の手帳に貼り返すような面倒なことをやらされるのである。これも薬局の手数料を上げるための手法だと思ってあきらめているのである。
 と言う訳で、病院からの院外処方と薬局との関係を面白く、少しほじくって見よう。

 まずは病院では、定期的に診察しに行くと、「紙のカルテ」とコンピュータで処理された私の診察記録が画面に映し出され、出されている薬も一目瞭然に分かる。飲んでいる薬が余っていても、「同じ薬を出しておくよ」と言われると、まだ有るとも言えず、「お願いします」で院外処方が出されるのであるが、これも病院の診療料金になるので、先生の治療実績に協力することになるのだからと言ってあきらめる。
 (時には、折角の院外処方も日の目を見ない時もあるが、これも余分な薬代を節約して保険費を減らしておこうと言う、私流の協力精神?)
 で、問題なのが調剤薬局であり、ここで、院外処方を出して、薬を戴くのであるが、薬剤師によっては、法律に決められている「薬カルテ」をみて、私と話しながら何か記入してくれる、薬の効き具合とか初めての出される薬などには、副作用などを話してくれるから、それなりの調剤の費用を請求出来る手法を守っているのだを見ている。このような薬剤師が全てかと言うとそうでないから、行くその日によって当たり外れが有る。
 運悪く熱心でない薬剤師に合うと、「変わりありませんね!」で終わってしまうので、こちらから、薬の効き具合や副作用について聞くと、つっけんどんに「罹りつけの先生に聞いてください!」と言う言葉が返ってくる。法の決まりでは、出した薬については指導することになっており、その中味は薬カルテに記入する義務となっている。このような薬剤師に遭った日は、自分の不運だとあきらめるしかない。
 もう少し、「薬のカルテ」の話をしよう。(皆さんが薬局からもらう明細を見てね!)
「薬剤服用歴管理指導料」:戴いた薬の名前、使用料などが書いたシールを「お薬手帳」に薬剤師が直接貼ることで報酬が410円が薬局側に入る。それを「お薬手帳」に貼らなければ340円の報酬となり、減額されるのだ。故に、「お薬手帳」を忘れると新たに手帳を渡して貼るのであり、そのように事前に請求金額を計算してしまっている。
 だから仮に、忘れた手帳は自宅にあるから新しい手帳は要らないと言ったら、多分、手帳を持ってきたら薬を差し上げますから、手帳を持って来て下さい。と言うはずだ。
他にも、「向精神加算」とか「後発医薬品調剤体制加算」とか不可思議な加算がある。 

 このような仕掛けは作ったのは誰かと言えば、言うまでもなく「厚生労働省」である。

 no.297 ギリシャ ドイツにナチス賠償22兆円を請求! 2015.2.16

 タイトルの記事について、当方が愛読しているA紙紙面は、内容から察してか、安倍政権のメディア規制を恐れてか(?)、デジタルでも紙面でも世界で話題になったこのソースを1両日も遅れて報道している。
 インターネットでは、その発端から
公開されており、内容はこうだ。
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 ギリシャのコジアス外相は10日、ナチス・ドイツによる第二次世界大戦中の占領で受けた損害に対する賠償の請求を検討していると明らかにしたと、ロイター通信が伝えた。ドイツのシュタインマイヤー外相とベルリンで会談した後の共同記者会見で述べた。
 ギリシャのチプラス首相(先の選挙で首相になった極右系政党で、ギリシャへの緊縮要求に反対している。)も、8日の国会演説でナチス・ドイツの占領による損害の賠償請求を主張。コジアス氏は「(演説の)当該部分がこのポケットの中にある」と述べ、賠償請求をちらつかせた。シュタインマイヤー氏は「賠償問題は解決済みだ」と反論した。
 ギリシャへの金融支援をめぐるチプラス新政権と欧州連合(EU)の交渉が持たれるがその前に最大の支援国であるドイツに対して、賠償問題を持ち出すことで、金融支援と引き換えに厳しい緊縮策を主張するドイツに揺さぶりをかけ、今後の交渉を有利に運ぶ思惑があるとみられる。
 この記事に日本の戦争被害国である中国、韓国の見方は複雑で、何時ものように賛否両論の意見をインターネット上では配している。

 まず、「慰安婦問題」で日本にしつこく迫る朴政権下の韓国のネットユーザ達は、
●「ドイツを見習えと日本に言っていたのにね…。結局ドイツも日本と同じだ」
●「どこかで聞いたセリフだと思ったら、日本政府が同じことを言っていた!」
●「国にお金がないからってドイツからもらおうとするギリシャは本当に情けない。でも、 国際社会ではギリシャ=韓国と思われているのか?」
●「韓国人に年中悩まされている日本人の気持ちがわかっただろう」
●「非常識なのは日本政府ではなく韓国政府の方なのかも?」
●「中国はすでに日本への賠償要求を諦めた」
●「ところで、なんで北朝鮮は日本に賠償金を請求しないのかな?」

 次は、尖閣でしっくりいっていない中国のネットユーザは、次のように言っている、
●「ギリシャは下劣だ。典型的なゴロツキ」
●「借りた金が返せなくなって相手が高利貸しだと言い逃れするのは最も無恥な行為」
●「われわれはソ連に賠償請求できるだろうか。ソ連がわれわれにしたことは、日本が われわれにしたことよりもずっとひどい」
●「日本は戦後、国際社会のプレッシャーの中で多くの金融支援や技術支援を行ってき た。ロシア人は何もしていない」
●「日本は確かに、中国にたくさん賠償しているよな」
●「確かに日本企業による中国に対する技術支援は大きかった」
●「日本は中国にいくら賠償した?日本人が中国に投資した金や技術は、少なくとも数 十倍になって戻っていってる」
●「日本の過去の対応は良かったが、最近の政治家がそれをすべて無にしている」

 ネットユーザは、韓国でも中国でも戦争を知らない若者が多くなっている現状では、今回のギリシャの不当とも言える言い分には、日本への贔屓が伺えるところもある。
 ギリシャのドイツに対する70年前の終わった戦争の賠償請求の是非、もしこんなことが認められるとするならば、イスラエルの建国や歴史を戻して古代ギリシャがイタリヤやペルシャなどで行った戦争などで欧州で行った略奪や侵略は蒸し返されることになって、またまた、第3次世界戦争になって行くのだろうか?(これは少し大げさ!)

 今回のギリシャとドイツ問題が何事もなく、ギリシャ側の幕引きが終われば、日韓についても「良報」に向かって行くのではないかと、私は思いたいのだがーーー。

 no.296 Windows10へのアップは無料で!    2015.2.1

 過激派組織「イスラム国」に人質になっている日本人について、今日(2月1日)の報道では殺害されたとのニュースがあり、誠に遺憾な出来事であると思う。私の無知偏見に満ちた考えでは、冒険的な報道記者については「自己責任での行動」と言うことで、私と相いれない部分があり、この件については、この「たわ言」では、これ以上の論評は書かないことにする。申し訳ない。

 米Microsoftは先月21日、次期Windowsとなる「Windows 10」の新機能を含む同社の新戦略や新しいデバイスを発表した。
 今回の発表では、Windows 10の無料アップグレード、Windows 10へのパーソナルアシスタント「Cortana」搭載、コンシューマー向けウェブブラウザー「Project Spartan」、「Xbox」との連動、拡張現実(AR)に対応したメガネ型デバイス「Microsoft HoloLens」、その他などなどが含まれるものであった。
 では、詳細に説明して行こう。

1) Windows 10は「サービス」になる
 Windows 10は、Windows 8.1/7およびWindows Phone 8.1のユーザーに対し、リリース後1年間は無料アップグレードとして提供されるとした。また、一度アップグレードした機器は「端末が寿命を終えるまで」無料でサポートされるとしている。
 また、Microsoftは今後、次期メジャーバージョンのリリースを待つことなく新機能をアップデートしていくとし、こうした方針によって、Windowsのバージョンに対する考え方が変わるとも言っているが、不明な部分もあり、今後の情報を待つしかない。
2)パーソナルデジタルアシスタント「Cortana」搭載
 スマートフォン向けに提供してきた会話型のパーソナルデジタルアシスタント Cortana (コルタナ) がWindows 10 PCにも標準搭載されることを明らかにした。コルタナは会話やさまざまなデータを元にユーザーについて学び、パーソナルな対応ができることが売りの音声会話型デジタルアシスタント。
 スマートフォン向けに提供されていた機能(ニュースや個人の予定、音声でのテキストメッセージ送受信など。いわゆるSiri や Google Now的なもの)に加えて、Windows 10では自然言語でのファイル検索やプレゼン操作などPCならでは機能が加わるとされる。ファイル検索ではローカルHDDとOneDrive内のファイルについて、たとえば「去年10月に撮った写真を表示」などと話しかけることで、検索条件を自動的に設定して結果を返し、表示されるそうだ。
 だが、今のところ、Windows10公開時期にサポートされる言語に「日本語」が有るかとなると、これもちょっと不明だ。
3)新しいウェブブラウザー「Project Spartan」へ変わる
 Windows 10では、コードネーム「Project Spartan」と呼ばれるウェブブラウザーが搭載される。これはコンシューマー向けの新しいブラウザーとなるようだ(現行はIE)。
 Spartanでは、閲覧中のウェブページに対して、キーボードや、ペンによる手書き入力で注釈を書き込み、共有できる。画面で文章を読みやすくするリーディングモード機能や、後で読むために保存しておくリーディングリスト機能も提供される。パーソナルアシスタントのCortanaとも連動する。
4)「Xbox」との連動の強化
 「Xbox」は、MSのゲーム機器であるが、私は今まで余り関心が無かったが、その機能がWindows10に入り、連携してゲームが出来るとなると、ちょっとやりたくなるかもしれない。

 その他、Windows10では、いろいろと拡張されるようであり、主な一部に留めて説明したが、また機会あれば、この続きを述べて行く。

 no.295 3Dプリンターとは!       2015.1.16

 3Dプリンターが新しい産業革命となるか?と言うような見出しが良く見かけるが実際はどうなのだろうか?そもそも3Dプリンターとはどう言うものなのか?その辺を少しかじって見ることにする。
 3Dプリンターとは、3次元データをもとに、プラスチックや金属で立体物をかたちづくることができる機械を3Dプリンター(立体印刷機)と言うらしい。その技術は、30年余りの歴史がある。米国の「3Dシステムズ」と「ストラタシス」の2社とドイツ企業などが主要な特許を押さえ、1990年代以降、産業用に実用化された。当初は、デザインを確かめる「試作品」づくりなどに用途が限られ、値段も高かった。それが近年注目を浴びるようになったのは、特許の期限切れによる値下がり競争で、今では10万円を切る機種も登場し、電機量販店で、手軽に買えるし、素人がモノづくりに入ることも容易になったのだ。
 実は、3Dプリンターとなるものの、この発想は日本人なのである。
 1980年2月、名古屋市工業研究所に勤めていた小玉秀男さんは、印刷機械の展示会で、新聞を刷るための版下を見ていて、液体樹脂を流したシートに、文字の形に光を当てるとその部分だけが固まって盛り上がる。この工程を繰り返せば、立体物が作れるのではないかと発想し、2か月後には「家のミニチュア」を作ることに成功し、特許を申請し、論文を発表するのであるが、その時代の世間の反応が鈍く、意気消沈した彼はその後の特許の手続きを進めず、結局、特許が得られなかったのである。その4年後、米国人が小玉氏と同様の特許を出願し、以後、欧米企業が主要な特許を押さえ、独占する形となったのである。今、思えば小玉さんの「惜しいあきらめ」が日本をこの分野の後進国にしてしまったのである。誠に残念なことで、もし、特許を推進していたらノーベル賞ものになったこと、間違いない、悔やまれる!
 さて、この「3Dプリンター」といってもさまざまな方式があり、かなり幅の広いジャンルだ。機械の価格は家庭用の10万円前後からプロ用の5000万円前後まであり、使用する材料は、樹脂やアクリル、石膏から砂糖といったものまである。代表的な方式が小玉さんが考えた熱熔解積層方式は、200度まで熱したパスタ状の細い樹脂を任意の形に積み上げて形を作るものであり、家庭用として、量販店などで一般的に売られているのがこの熱溶解方式だ。他の方式(ここでは省略する)は工業製品の試作や建築模型、医療用途などプロ用途の機械であり、機械を購入する予算はもちろん、ある程度広い設置場所や使いこなすには専門の知識が必要となってくるのだ。
 立ち遅れた日本ではあるが、最近ではパナソニックとかCANONなどの家電メーカの他、工作機械の大手「ヤマザキマザック」などが3Dプリンターを採りいれた工作機械を作るなど、この市場に乗り出してる。
 特に3Dプリンターの内では、熱熔解積層方式は、元となるデータのフォーマットがほぼ統一されており、「STL」という形式が一般的だ。そのため、3Dプリンター向けにSTL形式のデータを公開しているウェブサイトがいくつかあり、3Dモデリングができなくても、さまざまな物体を作ることができる。そこでは、例の「3Dプリンターによる拳銃製造事件」が新聞紙上で賑わしたように、ウェブサイトに拳銃データが掲載されているので、それをダウンロードして、安価な家庭用(?)3Dプリンターで製造することがいとも簡単になるのである。ただ、日本では殺傷力のある銃器の製造や持つことは禁止されている。

 では最後に、最も新しい今月15日のニュース、米国のベンチャー企業が3Dプリンターで自動車を作った記事だ。車体を3Dプリンターを使い、炭素繊維を混ぜた樹脂を層状に積み重ねて作った。もちろん動力部分は自動車メーカーに作ってもらったそうだ。
 デトロイトで開催中の自動車ショーでは、実際に走行もしたらしい。一度実物を見たいものだ。

 
 no.294 男性平均寿命、80歳を超える。   2015.1.1

 まずは、『明けましておめでとうございます。』

 本年もあいも変わらずに、無知識無能力無見識丸裸で、たわ言を
続けて行きますので、お見苦しい点はご容赦ください。
 さて、新年早々の話題に何にしようかと考えると、まったく困ってしまうのだ。昨年暮れの安倍首相の理由なき解散と自民公での圧倒的大勝利を擁護するのも如何なものだし、世間を騒ぎたてた「STAP細胞の有る無し」は、私のフェミニストから言えば、研究者をまるで犯罪者扱いして、閉じ込めて研究させ、STAPが出なかったから責任として研究費を返さすなどの論議は、どう思っても正常ではなく、虐め以外ないように思うのだ。研究のチェック機能が十分あったはずなのに、其々の立場でその機能を果たしていなかったからだ。それを直接の研究者に全ての責任を取らせるのはおかしい?この件については山ほど言いたいが、正月早々からはこの程度で打ち切り、次の話題に。
 人生長生きで目出度い話を。昨年(2014年)の7月末に、厚生労働省が発表した統計に依ると、2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で、男性が初めて80歳を超えたことが調査で分かった。女性も4年ぶりに過去最高を更新したのだ。
 厚労省のまとめによると、主要50カ国・地域では、女性は2年連続で1位。男性は順位を一つ上げて4位となり、1位は香港だった。
 死因の上位を占める、がんや心臓病などの死亡率が低下していることが主な要因で、前年より男性は0.27歳、女性は0.20歳上回った。男女差は6.40歳で、前年より0.07歳縮まった。
 厚労省は毎年、各年齢の日本人が平均してあと何年生きられるかを推計しており、平均寿命はそのうち0歳の子どもの数値であること。1947年には男女とも50歳台だったが、医療水準の向上などで徐々に延び、女性は84年に80歳、2002年に85歳を超えた。平均寿命の上位5カ国を図に示す。


 
 ここでさらに、問題となる「寿命」に「健康寿命」なる語が、最近重要視されている。それは健康寿命(2013年の調査では、日本人は男性が71.19歳、女性が74.21歳)とは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態を指す。健康寿命と平均寿命の差は、男性で9.02年、女性で12.40年あるが、この期間は介護など人の手助けが必要となる可能性が高いということになり、この期間短くし、健康状態を維持することがこれから求められるのだ。(この続編、機会あれば書こう。)

 no.293 あなたは1億円以上持つ、富裕層か?   2014.12.16

 衆議院総選挙の結果は、事前の予想通りに自民党の一方勝ちで、公明党と合わせて2/3以上の議席を獲得してしまった。投票率の低さも歴代最小、これで民意が反映されていると言えるかどうかは、ここでは論議しない。
 安倍首相が進める経済改革が思わぬ結果を出していることに注目し、その効果で我が身を嘆いていることを知らせる。(下記データは野村証券の発表による。)
 安倍政権下で進んだ株高で、富裕層が増えている。預貯金や株式、投資信託などの金融資産を1億円以上持っている「富裕層世帯」は、2013年に初めて100万世帯を超えた。一方で、資産を持たない「ゼロ世帯」も3割と高止まりしている。
 (ここで言う金融資産には、当然に不動産資産=宅地・建物は含まれていないと言うことで 、住んで居る自宅の資産評価は入っていないのだ。)
 富裕層の規模は、野村総合研究所が1997年から2~3年に1度、推計している。資産から負債を引いた純金融資産保有額をみると、13年は1億円以上が100万7千世帯で、前回の11年より2割強増えた。全世帯に占める割合は約2%で、50世帯に1世帯は「富裕層」がいる状況だ。
 私の地元の事を言って申し訳ないが、地元犬山の世帯数は現在約3万世帯数でその2%の600世帯が金融資産1億円以上持っていると言うことになるのだ(皆さんはこの中に入って居られるのでしょうね!)。
 さらに、私が住むこの区は800世帯であるから、16世帯が富裕層の家庭だと言えることになる。そういえば昔ながらの農家だから、畑を宅地化しマンションが建てる、商用地にするなどで金融資産が増えているかもしれない。サラリマーンがロンで自宅を持ち、子供たちを育て上げて、無事に勤めあげた時に金融資産が1億円以上持つことは、余程の良い会社に居たか資産儲けが上手だったのではないかと思うのだがーーー。こんな事はないだろが、振り込み詐欺でもやらない限り、普通では難しいと私は僻んでいるのだが!
 さらに、その上を行く人の割合、つまり「超富裕層」は、純金融資産5億円以上の資産を持つ人が今回の株上がりで、5万世帯あるそうで、日本の総世帯数を約4200万世帯とすると、率は0.12%となる、犬山市の世帯数で言うと30世帯の家族が純金融資産で5億円以上を持っていると言うことになる。この30世帯の実態を見ると、多分はそれは中小の実業家や大手企業・証券会社の役員、そして大幅に先祖代々の土地山林を売却して金融投資したのであろうと歪んだ偏見で見ている。
 話は変わり、資産額の増加は株価の値上がりが主な理由だ。14年12月12日の日経平均株価は1万7371円で、3年前の11年末(8455円)の2倍以上に。富裕層の資産規模は、13年に計241兆円となり、11年より28・1%増えた。株式や投信をたくさん持っていた世帯ほど、恩恵を受けている(私も残念なが少量の株証券を持っていたが、証券会社の先見の目のない営業マンに騙されて底値の時に売ってしまい、アベノミクスの効果を予見できず、残念至極であった、結局は素人が手を出して、財産を失ってしまったのだ。)。
 もう私は、金もうけには手を出さない。何故なら、死に銭を残しても「それは悲しい事であり(妻に先立たれているので―ー残す必要ない)、子供たちには自分で築かせることだと思っているから。)

 結論、、終わりには、良い老後施設に入りたいから、節約、節約なのだ。
  
 no.292 MSオフィスが変わる!      2014.12.1

 今秋冬から発売されるノートパソコンにプリインストールされるマイクロソフト製のオフィスソフト(WORDとかEXCELのこと)が、従来と異なる提供の仕方となる。
 マイクロソフト(MS)は、クラウド時代(インターネットを介したファイルの保存)、マルチデバイス時代(スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどを言う)に向けて、日本マイクロソフトが新たに投入するのは「Office Premiumプラス Office 365 サービス」と「Office 365 Solo」であり、それらは日本市場に特化した日本独自の製品となる。実際に、Office Premium(オフィスプレミアム)とOffice 365 Soloは、いずれも日本だけに供給される製品とし、日本独自のライセンスの仕組みとしているのである。
 オフィスプレミアムは、従来のパソコンに付属していたソフトはそのままで、現行ではOffice 2013をベースとしたWord、Excel、PowerPointなどがプリインストールされるのであるが、常に最新版にして利用でき、当該PCを使い続ける限り、永続的に利用が可能となるソフトである。今迄は、購入した時点のバージョンで使い続けることになっていたのであるが、それが追加費用なしで最新のバージョンをインターネットを介して無料で提供されることになったのである。これは利用者にとっては良報であろう。
 さらにこのソフトには、「 Office 365 サービス」が付けられるのである。これはMSのネットサービスであり、次の4種類の内容である。
 1)マルチデバイスのサポート iPHONE、iPAD(2台まで可、Androidについては
   後日の提供)などで、オフィスを無料提供される。
 2)One Drive 1TBのサポート インターネットに自分のファイルを1TB保存できる。
 3)世界通話 60分のサビース インターネット電話(Skypeスカイプ)で固定電話に毎   月60分の無料通話できる。
 4)MSのテクニカルサポートが受けられる。

 で、これらは1年間の無料の利用権であり、2年目以降は1年ごとに有料(参考価格、  税別年間5800円)となるらしい。

 このオフィスプレミアムは、新しいノートパソコンにプリインストールされるのであるが、それ以外のオフィスが入っていないデスクトップパソコンやこれまでのパソコン向けには「Office 365 Solo」が提供されるのである。
 これは、最新のオフィス(現行は2013)を最大2台までのパソコン(WindowsまたはMac)にインストールでき、そのソフトは従来の「プロフェッショナル」に該当するものであり、ほぼオフィスの全てを利用できるのである。1年間の利用権はMS直販では、¥11,800円 (税別) となっており、2年以降も同額が予想されている)。内容は、いつでも最新バージョンが利用できる Office デスクトップ アプリケーションと、上記と同じ「Office 365 サービス」が付くパッケージである。

 
MS社がねらうところは、現在9割を超えているOfficeのPCプリインストール販売比率を、限りなく100%にまで高めていく考えであり、これによって、PCを切り口にして、タブレットやスマートフォンでもOfficeが利用できる環境を構築し、Officeの利用をさらに促進し、次世代でもナンバーワンを目指しているのだ。

 no.291 飲酒と言うのはどれだけまでか?      2014.11.16

 この月の10日からは、「アルコール関連問題啓発週間」と言う難しい聞いたことが無い週間になっていることを新聞で知った。
 要は、不適切な飲酒は急性アルコール中毒症や依存症だけでなく、がん、生活習慣病、臓器障害の原因にもなり、うつや自殺にもつながるリスクがあるとされ、最悪の場合には交通事故や傷害事故にも発展するすることになり、その防止から政府がかりの対策週間なのであるらしい。
 私は言うまでもなく独居老人であり、孤独な一人住まいの侘しさから夕食時での晩酌は、最も楽しみにしている一つなのである。それを不適切な飲酒だと言って取り上げてしまうと、まさに逆に「うつ」として体に害を与えることになると言い聞かせて、「適量な飲酒」を守る立場から、では「適量な飲酒」
とはどれ位を言うのか、簡単に缶ビール1本までと言っても含むアルコール量によっても違うのではないかと疑問を持って(要は飲みたいだけであるので、何とか理由を付けてーーー)、調べてみた。
 で、政府関係のホームページに依れば、健康づくりの目標を定めた厚生労働省「健康日本21」では、生活習慣病のリスクが高まる一日の飲酒量を、アルコール量で男性40グラム以上、女性20グラム以上としているのだ。これを実際に当てはめると、ビールに換算すると、ロング缶(500ミリリットル)で、男性2本以上、女性は1本以上となる。
 私は若い時には、ロング缶2本以上は平気であったが、高齢になり75歳も過ぎると段々と許容範囲が下がって来たことは事実である。
 当厚労省によれば、1日に60グラム以上の多量飲酒をする人は980万人いると見られ、アルコール依存症の疑いがある人は113万人とも言われているのだ。
 別な統計に依れば、アルコールによる社会的損失の推計では、問題のある飲酒をする人の労働効率低下での損失が年間1兆9700億円、アルコールの害による早期死亡者の賃金喪失が1兆762億円で、総額4兆円で、「禁煙による社会的損失額に匹敵し、酒税収入より大きい」と指摘しているのだ。正に、アルコールの被害は国家的損失となるのである。
 では、許容最大は分かったが、適量な飲酒とはどれ位を言うのかが問題である。上記の「健康日本21」のホームページに依れば、その目安は、
 1日にアルコール20グラム。ビールならば中瓶1本、ワインならば小さいグラスに2杯までで、週2回休肝日を設けると良い。また、女性や65歳以上の高齢者はこれより少なめにする。このようなことが述べられているのだ。

 ここで、酒に含まれるアルコール量を知る計算式を披露する。
  酒の量 × (アルコールの度数 ÷ 100) × 0.8 = アルコール量
   ml        %               アルコールの比重    g
 具体的に計算すると、ビール中瓶1本(500ml)の時
  500 × (5 ÷ 100) × 0.8 = 20(g)
 と、なるのだ。

 私は毎日晩酌をしているのであるが、週1回だけ休肝日を設けて、その日はアルコールゼロの酎ハイを飲んで、いたわっているつもりであるが、上記の休肝日2回は、ちょっと厳しいと思っているのだ。

(なお、本文については、朝日新聞2014年11月11日朝刊記事から一部参考にした。)

 
 no.290 Windows10の内容紹介        2014.11.1

 前号(no.289)で、Windowsパソコンの次期OSとなるWindows10のテスト版(Technical Preview版)を実際に私のパソコンにインストールし、その進化の実体を知ろうとしていることを記述した。

 インストールしたパソコンで色々とさわり、Windows7や8.1との違い、その変更点などを何とか知って経験した。
 で、私が関与するパソコン教室で、その内容を紹介することが、会員が次のパソコンを購入を検討する上で、知って置くと予備知識にもなるとして紹介したのである。
 反応はやはり、次期OS Windows10の入ったパソコンを新規に購入するべきか?と言うことになるのだが、現パソコン(7、Vista、8.1の所有者)からアップデートできるソフトが低価格でマイクロソフトが来年の後半に(予想として10月頃)に出すかどうかである。 但し、私も経験しているのだが、8から8.1にアップデートした時、内臓のSDカードがWindowsMediaPlayer12で認識できずに、随分と苦労した挙句に、インターネットで外国サイトのアップしたドライバーを見つけ、一か八かでインストールを実行したら、認識するようになったことが最近あり、OSのバージョンアップはパソコンの機種によっては失敗することが有るので、素人には怖い操作である。
 それ故、素人さん(特に年配者やご婦人方)には、完成品のWindows10の新規購入を進めたいのである。
 特に強調したのは、今、慌てて8.1を購入するのは特別なことが無い限り、来年の10が出るまで待った方が良いですよ!と言ったのである。
 さて、随分と回り道してしまったが、10の変わった点を紹介しよう。
(1)何と言っても8や8.1で不評であったスタートメニューである。Windows 8でスタートボタンとスタートメニューが廃止され、Windows 8.1ではスタートボタンが戻ってきたが、Windows 10では7と同様なスタートメニューが復活した。これにより、デスクトップ画面から起動し、タイル状のスタート画面を経由せずに、操作ができる。さらに、Windows 10の新機能として、好みのアプリやライブタイルをスタートメニュー内の右側に配置できる。これにより7からの使用者は、以前のタイル状で面食らった画面から解放され、違和感なく操作が出来るようになった。
(2)これまで全画面表示のみサポートしていたWindowsストアアプリ(Modernアプリ)は、デスクトップでウィンドウ表示が可能となった。デスクトップアプリ同様、ウィンドウのサイズや位置の変更、タイトルバーからの最大化、最小化、閉じるといった操作に対応する。これにより、デスクトップアプリとWindowsストアアプリを並べて操作できるようにもなり、利便性が良くなった。
(3)スタートボタンの隣にある「検索」ボタンがあり、検索機能をワンタッチで提供してくれる。クリックすると検索ビューが表示され、検索キーワードを入力するとWindowsストアアプリのIEが起動し、検索結果を表示するので、選択すると本来のIE11が起動し、表示してくれるのだ。これはちょっと便利だ。
(4)スタートボタン側にあるタスクバー内の「IE」ボタンを右クリックすると、検索履歴が表示される機能は8から有ったが、今回も残されており、これも重宝である。
(5)スタートボタン側に新しく「タスクビュー」ボタンがあり、クリックするとこれまでの「alt+tab」に対応するタスク切り替え画面が表示される。さらにマルチデスクトップ機能もあり、OS単体で簡単に複数のデスクトップの作成&切り替えが可能となった。この他にも、電源OFF処理が容易になったなど、使い易くする改良点が見受けられる。

 Windows10Technical Preview版についての2回に亘っての大雑把な紹介となったが、10の今後の修正改良などが出てくれば、逐次この場で紹介して行きたい。

 no.289 次期OSとなるWindows10の発表!    2014.10.16

 米国マイクロソフトは、9月30日に次期OSとなるWindows10を発表した。
 次期OSの名称については、大部分の予想に反して現行OS8.1/8から9を飛ばし10としたのである。噂によれば、9を飛ばす理由は、8からアップデートされた8.1が本当は9であったとか、飛躍を期して10にしたとか、いろいろと詮索されている。
 翌日1日からWindows10の開発となる「Windowsインサイダープログラム」を公開し、PCエキスパートとITプロ向けにWindows 10のテクニカルプレビューを配布し始めた。Windows 10はデバイス別にいくつかの種類があり、まず最初にデスクトップPCとノートPC向けのプレビュー版が入手可能とした。
これら一連の発表から、次のような製品版発売までのスケジュールが予想されている。

1)テクニカルプレビュー(現在) デスクトップ・ノート版★使用期限:2015年4月15日。
2)テクニカルプレビュー タブレット・スマートフォン版 2015年初頭
3)コンシューマプレビュー 2015年4月
4)リリース候補版(RC版) おそらく2015年9月(予想)
5)発売 2015年後半(公言されている) ★おそらく2015年10月(予想)
 MSの公式発表では、製品版の発売は 2015年後半と言っているので、来年の秋口には製品版が出され、正月商戦に加わると予想される。
 Windows8の発売が2012年10月だったから、3年で新製品が出ることになり、MSの商魂著しいと言うことになり、使う立場の消費者側からすると、直ぐに陳腐化されてしまうのだから、やりきれない気持ちだ。
 今回のWindows10は、上記スケジュールにあるように、テーマとして「1つのプロダクトファミリー、1つのプラットフォーム、1つのストア」を掲げている。MSの新しい戦略「モバイルファースト、クラウドファースト」の世界を構築する新世代Windowsであるとし、コンシューマーとビジネスの両方の需要に応えるべき、これまでで最も広範なデバイスに対応したプラットフォームとなる事から、従来のOSとは異なる位置づけで、Windows10としたというのである。
 10月1日から試すことが出来るテクニカルプレビュー版(Technical Preview)は、PC に詳しいユーザーや IT プロフェッショナルの方ならばプレビューに参加出来、製品の開発に協力していく、開発途上の製品評価版である。

そこで、パソコンマニアと自称する私は、資格があるのかどうかは置いておいて、早速このWindows10を試すことにしたが、使用中のパソコンを利用して間借り状態で行うには、万が一には、壊すことにもなりかねず、結局ノートパソコンの内臓ハードディスクを取り替えて行うのがベターと考え、インターネットでハードディスクを購入して、それで行った。
 Windows10Technical Preview版は、日本語版は無く、英語版のインストールとなり、スムーズに起動することが出来、現在、触っている最中である。

 10を触った感じでは、8.1と比し、特に大きく変わったところは無く(?)、従来のデスクトップ表示がWindows7の形に近く、その進化版と見れるのだ。
 詳細は、次回の号で紹介出来ればと思っている。

 no.288 スイスへ自殺しに行く?           2014.10.1

 誤報道の記事で叩かれている全国紙・朝日新聞からの「ウソのような本当のような記事」を紹介することにする。よって、この記事が信じられるかどうかは、読んで自己判断し、これから死ななくてはならない自分の死を想像していただければよい。
 では、記事を要約して紹介する。
 末期のがん患者らの自殺を手助けするサービスを受けるためにスイスを訪れる外国人「自殺ツーリスト」が、2008年からの5年間で600人を超えたことがわかった。チューリヒ大などの研究グループが専門誌「医療倫理ジャーナル」に発表した。
 スイスでは終末期の病人に対する医療従事者の自殺幇助(ほうじょ)が認められている。研究グループはチューリヒの法医学研究所に残された外国人の検視記録を調査。自殺ツーリストを受け入れる支援組織との関係も考慮すると、08から12年に欧州を中心に計31ヵ国の611人が死亡したと認定。主な内訳はドイツ人268人、英国人126人、フランス人66人、イタリヤ人44人、米国人21人、オーストリア人14人で、日本人はいなかった。自殺方法は、鎮静作用のある麻酔薬ペントバルビタール・ナトリウムがほとんど。
 この検視記録が扱うのはチューリヒ市と周辺部の死者のみだが、研究グループによると、受け入れ先がこの地域に集中しているため、ほぼ全てのケースを網羅しているという。
 スイスでは自殺ツーリストの受け入れの是非について議論が起きており、11年にはチューリヒ州で「外国人に対する自殺幇助の禁止」を求める住民投票が実施されたが、否決された。
 こんな記事を読んでいたら、ずーと昔の映画の中で、年をとった人たちが死んで行くために、火葬場めいた建物に入っていく姿を思い出したが、本人の意思で死んで行くのはいいが、戦前のナチのようにある人種を抹殺するために強制死に至らしめるのはいただけない。

 この記事から察すると、スイスと陸続きの外国人の
末期患者は、自動車でその病院に入院出来るのであるが、遠く離れた国からでは飛行機で行かなくてはならないから、飛行機に乗るためには、それ相応の健康体でなければならないから、特に日本の場合は自殺しにスイスへ行く事は、ほとんど不可能であろう。
 金持ちのアメリカ人ならば、自家用機でまたは貸し切りで行けるかもしれない。と言うことは、自殺するにも金持ちでないとだめなのである。

 これは余分な事であるが、日本の医療では、自殺幇助はもちろん、死に至らしめるような医療行為は認められておらず、末期患者は苦しみながらその痛みを和らげてもらうだけで、死を迎えるしかなく、何と言われない拷問(?)をうけるのである。
 その結果、日本では、本人の意思に関係なく長生きされ(意識が有れば、結構だが?)、世界にまれにみる長寿国家になっているのだ。

 no.287 Android(アンドロイド)をひも解く!(2)     2014.9.16

 先にno.280で、アンドロイドタブレットについて、一席ぶったのであるが、その時に買い求めた1台目のアンドロイドは、外部表示用の端子が付いていないことから、パソコン教室で見せびらかすには、役立たずであり
、次のタブレットを物色しているようなこと書いた。日本製のアンドロイドタブレットも出ているが(中味は中国製)、品質を管理しているのとマニュアルが完備していることなどから、製品価格が高くなっている。特にパソコンメーカーから出している製品は高いし、携帯業者の方は通信と抱き合わせでないとメリットが薄い。日本で発売している台湾製(ASUSとかAcerなど)、中国製(例えば、Lenovo)などは結構値段が高い。私が買い求めるのは、常用使用でなくチョイ使用であり、操作と中味が分かればそれだけで満足するから、いわゆる使い捨て(本音は、見せびらかして、それで終わり?)の感じなのである。
 何故、アンドロイドのタブレットにこだわるかと言えば、製品の知識として知って置きたいだけのことなのである。
 で、色々とインターネットで検索したり、本屋でパソコン雑誌を立ち読みなどをして、お値打ち品を探すのであった。
 当然確保しなければならない仕様は、
1)画面10インチで、最新のアンドロイドバージョンであること(今は4.4が最新)
2)外部表示用HDMI端子を装備している
3)SDカードやUSB端子は当然の装備

4)衛星GPSが理想だけど、WiFIGPSでも可とする
5)無線LANやBluetooth等も当然装備
6)日本語表示になっている(日本語入力が可も当然)
7)バッテリ駆動時間は5時間以上
8)値段は、12,000円から14,000円位で
  こうなると、一流のメーカーではまったくお手上げであり、中華製(本国での中国製)であって、中国本土で部品をかき集めて組む三流品メーカの名も無い型番も無いような品物をインターネットで探すことになる。その結果、ほぼ私の希望に合うタブレットがあり、東京・秋葉原に店を持つ怪しげなショップがアマゾンにも出店し、そこにもその製品を出していたので、アマゾンを信用してアマゾンから買い求めたのである。1週間ぐらいかかるようなことが書いてあったが、2日後には手に入れる事が出来た。
 製品の不具合だと1週間だと交換してくれるので、早速、開封してバッテリを充電し、恐る恐る電源を入れるとバッチリとGoogleのアンドロイドOSが立ち上がり、日本語表示したスタート画面が出て、ホッとしたのであった。
 だが、仕様通りのバッテリで無いようで、バッテリの減り方が早く、連続使用で3時間ぐらいしか持たないことが分かった。値段相応だとあきらめざるを得ない(長時間バッテリはそれだけでも相当な価格になる。)。
 後は、教室で紹介するための自分の操作覚えとSDカードに「写真画像」「動画」「音楽」などを入れて、タブレットの面白さを体験しながら準備したのだる。
 数日後、パソコン教室で、プロジェクターにつないで紹介するが、アンドロイドタブレットの操作の簡易さもあって、生徒の反応もあり、やった甲斐があったと自己満足したのである。
 生徒の反応では、「私も欲しいので、何処で買えるの?」の言葉を戴いたが、「貴方達は、お金もある事だから日本製のマニュアルの完備したものを買いなさい。」と冷たく返事したのである。パソコンマニアと自称する私と一緒にしてもらっては困るのである。

 
 no.286 ノートパソコンの電池寿命を長引かせるには?   2014.9.1

 以前にも電池の寿命についてはこの欄で述べた事があったような気がするが、古い号を探すのも面倒なので、最近の情報を入れて、改めて説明するので少しでも電池寿命の長持ちに役立てて欲しい。

 「ノートパソコンの電池を出来るだけ長持ちさせたい!」、「ノートパソコンを購入したときに比べて、電池の減りが早くなった」と思っている方は、ぜひこの記事を読むことだ。電池の寿命を出来るだけ長持ちさせるための気をつけたいポイント、その使い方を下記に紹介する。
 ●もしかして、ノートパソコンを充電しながら使っていませんか?
ノートパソコンの電池の多くは、リチウムイオン電池。この電池は、充電が100%になっている状態が続くと劣化が激しくなり、バッテリーの寿命が縮んでしまうのだ。そのため、デスクトップパソコンと同じ感覚でコンセントにACアダプタを挿したまま使っていたり、毎日充電をしていたりすると、バッテリーの寿命はどんどん短くなってしまうのだ。

 ●では、どのような使い方をすれば良いのかを教える。
1)ノートパソコンを充電しながら使わない。
 ACアダプタをコンセントに挿したままノートパソコンを使用すると、充電池の寿命がどんどん短くなっていく。「ノートパソコンを外に持ち出すことが少なく、室内の決まった場所で使うことが多い」という方は、持ち歩く時以外は電池を外しておく、と言う方法があるが、その都度電池の取り付け・取り外ずしが面倒だと言うことも有る。
2)頻繁に充電しないこと。
 毎日充電していると、その分だけ充電回数が増えてしまう。電池容量が20%を切った時だけ充電するなど、自分なりのルールを決めると充電回数を抑えることも重要。
(電池の充電できる回数は、約500回だと言われているので、1日2回通電して、充電していたら、約1年で電池の寿命(ここでいうのは50%位の能力に低下)が落ちる。
3)フル充電せず、80%充電で使う。
 電池の劣化原因の一つは「満充電状態での放置」であると最近言われている。
そこで某メーカでは、バッテリーをフル充電せず、約80%までの充電に留めることで、電池の負担を軽減させるエコノミーモードを開発し、電池の充電をコントロールする方法を行って、従来のフル充電よりも約1.5倍の電池の耐久年数を実現したとしているのだ。
 ただし、80%充電を行えば、電池での使用時間が減るので、長時間使用するような場合には、さらに充電となり、充電回数が増えることになる恐れがあるがーーー!

 某メーカの電池でのエコノミーモード(80%充電)方式をパソコンメーカ各社が採用しつつあるが、最新のパソコンを持たない利用者が採るべき方法は、フル充電(満充電=100%)のままAC電源を切らずにおくことが劣化する因なので、フル充電したら電源を抜く、さらに良いのは80%充電でAC電源を切ることが良い便法なのだ。

 まぁー、電池も消耗品だとあきらめれば良いのだが、いざ交換するとなると1万数千円以上となるので、バカにならない高額品であるのだ。
 シニアは時間があるのだから、「80%充電してAC電源切り、電池で使用する」を心掛けることが、電池を長持ちさせる方法だと、私はお勧めする。

 no.285 クラウドサービスとは?            2014.8.16

 今、ネット上では「クラウド」という言葉をよく目にする。決して新しいものではないのですが、それが何故今、この言葉をよく目にするのであろうか?クラウドとは一体どんなものなのか?今回は浅はかな素人の目線から、このクラウドサービスについて話することにする。
 ネットワークを図で示す際に、よく使われるクラウド(雲の意である)。これが語源とし、ネットワーク上のどこかにある情報、データなどのリソースに、それがどこにあるかという意識をすることなく、アクセスできる環境、利用スタイルをクラウドコンピューティングといい、その実体を簡単に「クラウド」と言うらしい。
 そして、それを利用し提供されるサービスを「ク ラウドサービス」と言うのだ。
 で、クラウドサービスとは、一般的には「インターネット経由で提供されるさまざまなサービス」のことを指すのだ。
 動画、写真、メールなど従来、自分のPCのハードディスクの中に保管していたものをネットワーク上に置き、いつでも、どのPC(パソコン)、タブレット、スマートフォンからでも利用できるようにしたものが、一般的なクラウドサービスである。さらには、エクセル、ワードのようなビジネス系のソフトウェア、アプリケーションやそのデータ、はてはOSまでが、クラウドサービスで提供されている、もしくはされようとしているのである。
 そのクラウドサービスには、大きく分けて2種類あり、一つは企業が自社内にクラウドコンピューティングのシステムを構築し独占的にサービスを享受する「プライベートクラウド」。これは、基本的に企業利用で、自社のデータ管理や業務システムの構築などの利用が主となる。もう一つは、不特定多数の企業、ユーザーでクラウドコンピューティングを共有しサービスを享受する「パブリッククラウド」がある。これは企業のビジネス利用はもちろん、Webメールやオンラインストレージなど個人から企業までさまざまな形態で利用できるサービスが主となっているのだ。
 で、クラウドコンピューティングという言葉自体は、真新しい感じをするのであるが、その利用形態は、例えばオンラインストレージやWebメールなどは、今はクラウドサービスと呼ばれているが、そのサービスは以前から行なわれていたのである。
 つまり、クラウドサービスは、それまでになかった新しいサービスという訳ではなく、従来からあったネットワーク上で提供されていたサービスの別名とも言えるのだ。それが、何故、最近話題になって来たのであろうかと言うと、次の変化があるのだ。
 それは、幾つかの理由があるが、その中でも大きいのはブロードバンドや無線LANなどの普及によって、多くのユーザーが自宅だけではなく、ノートPCやモバイルなどで、いつでもどこでもインターネットにアクセス出来るようになって来たことである。これによって、クラウドサービスの利便性が上がり、それに合わせて提供されるサービスも増えて来ており、今、クラウドサービスが脚光を浴びている大きな理由なのだ。
 それでは、我々が、クラウドサービスを受けることへの利点を見ると、
1)PC(パソコン)以外のタブレット・スマートフォンからもデータにアクセスできる。
  前述したように、利用する機器の範囲が広まった。
2)手持ちのPCの容量が少なくても、クラウドに多くのデータを保存しておける。
3)クラウドにデータを入れておけば、自分のPCが壊れても復旧でき、安心である。

 クラウドを使う事の利点は多いが、反面、クラウドデータの機密性やプライバシーの漏洩の心配、貸元の一方的なサービスの終了などの不安があり、注意するべきことは多い。
 
 クラウドサービスについては、このたわ言の単発で終わることなく、機会あれば補充・追記して行く事も考えたい。

 no.284 シートベルト未着用で減点!   2014.8.1

 私に最近起こった理不尽な(?)出来事について一筆書くことにする。
 私が主管するパソコン教室では、パソコンを使う奉仕活動の一つとして、夏には「暑中見舞い」、冬には「年賀状」の絵はがきを台紙に貼って、福祉施設の老人ホームへ慰問の一つとして届けている。先方ではそれを通路の掲示板に張って、入居者や訪問者に、季節の訪れを感じてもらっており、施設からは大変喜んでもらっているのだ。
 今回も「暑中見舞い」を届けることで、パソコン仲間の運転する乗用車に乗って出かけたのである。途中先方への見舞いのお中元を買って、私は助手席に乗ったのであるが、すっかり「よもやなの話」に夢中になってしまい、シートベルトをするのを忘れていた。
 町外れを過ぎたところで隠れて(?)取り締まっていた警察官が、私の「シートベルト未着」を見つけ、無線で200メートル位先の第2関門の取り締り警察官に私の方の車ナンバーと車体を知らせたようである。
 第2関門を通過して、取り締まっていた警察官に停車を命じられ、そこで初めて私はシートベルトの未着に気が付き、すぐに着用したが、遅きに失したのである。
当の警察官は2箇所に亘って着用していなかったと言い、「免許証を見せろ」と言うことになり、いろいろとやり取りがあって、結局、交通違反であり、減点1という結果になってしまったのである(罰金はない)。
 第1関門で忠告してくれれば、すぐにシートベルトを着用したのであるが、警察官が言うには「皆さんが守ってくれないからーーー」と言って、理不尽に(?)に一方的に違反切符を切ってしまうのである。
 運転していた仲間には大変悪いことを私はしてしまったことになるわけであるが、彼は、多分、ゴールド免許証だったとなると、次回の免許更新ではゴールドでなく「ブルー」になるようなので、保険等の一部が値上がる結果になり、本当に申し訳ないことをしたと思いながら、後味の悪い施設への慰問となってしまったのである。
 次回のパソコン教室で、この顛末を皆さんに伝えて、シートベルトの着用を忘れないように伝え、同時に不運にも減点を頂戴した仲間を慰めるように知らせたのである。

 これは余談であるが、シートベルトの未着で検挙取締りするのも、取締り警察官の活動実績にもなるらしく(いわゆるノルマである)、 取締りは意地悪く行われているらしく、今回は不運にも私どもに当たってしまったと思って、諦めるしかないようだと、今でも悔やんでいるのだ。

 どうかこの記事を読まれた皆さん、シートベルトの未着用で警察官の餌食にならないように、心配りしましょう!

 no.283 プラスチックごみの回収の怪?     2014.7.16

 ワールドサッカーはドイツの優勝でやっと終わり、静かなテレビに、赤く青く染まった新聞からも極普通の紙面に戻り、安堵する日々になった?巷では、イスラエルとパレスチナの激化する紛争は、目に余るものがあるが、所詮アメリカがイスラエルに肩入する状況下では、弱国パレスチナの悲劇は、簡単には解消されないと見ている。
 また、ウクライナの内戦は、一方的なロシアからの離脱が招いたのが元であり、私に言わせれば、自業自得の結果であり、ロシアとの和解が全てであると思っている。
 さて、近況はそれ位にして、録画やデータの書いたCDやDVD・BDが不要になったので(ケースも含めて)、市が回収する「プラスチックごみ」として出そうとしても、実は出せないのである。
 それは何故か言うと、「容器包装リサイクル法」と言う法律があり、その中で、家庭ごみの多くを占める「容器」や「包装」を分別して再利用することで、ごみを減らすのが目的なので、プラスチック製のコップやバケツなどの「商品そのもの」は対象外らしい。
 それは「容器・包装」とは「食品のパックや家電製品のポリ袋など、中身を使った後に要らなくなるもの」という定義があるらしく、例のCDやDVDなどのケースは容器のように思えてもディスクと一緒に使うのが普通なので、一体の商品とみなされるのである。
 もう1つは、クリーニング店から帰ってくる衣類を包むカバーもプラスチックごみとして出せれないのである。それは、クリーニング店は衣類の販売ではなく、きれいにして戻すサービスを行っているので、商品を包んでいるとは見なされないのだ。
 例のCDケースやクリーニング店から包装されたビニール袋は、一見、他の回収されるプラスチックと変わらないのであるが、法律のしゃくし定規では、こうなるらしいのだ。
 で、実際に各自治体では、どう対応しているかと思って、まず、私が住む犬山市の「ゴミ
収集冊子」を見ると、CDやDVDのディスクとケースは「可燃」ごみとして扱うようになって居り、「プラスチックごみ」では出せれないのである。
 例のもう一つのクリーニング店から包んでくる「クリーニングのビニールカバー」は、なんと「プラスチック」として出すことが出来るのだ。
 と言うことは、各自治体での、「容器包装リサイクル法」の取り組み方が異なるのと、重要なのは、自治体が持つ処理施設(焼却の仕方など)の対応などで分かれるようだ。
 例えば、橋下市長の元で革新的な取り組みを行なっている大阪市の場合をインターネット情報で拾うと、やはり、「普通ゴミ(燃える)」として出すようになっており、注意書きに『クリーニングは「サービスの提供」と考えられるので、「商品の容器・包装」ではありませんので、容器包装プラスチックの対象外となります。』と当にリサイクル法にそのまま沿った対応なのである。なぜ、このようになるかというと、実は当のクリーニング業界団体が小規模・零細企業であることから、参加協力費を出せないことから生じる事態で、その業界では
独自の取組みでビニールカバーを少なくする対策の模索が進みつつあるとして、業界の自主的取組を尊重すると言う歪な妥協で、今の不自然な状況を作り出しているのだ。 これは誰が見ても異常であることは明白である。
 もうひとつ不思議な現象があるのが、ダイレクトメールで送られるビニール袋はプラスチックごみとして出されないのである。それは何故かと言うと中身が商品でなく信書である故に、対象とする包装でないからである。
 まさに、これもいぶつな事態である。
 政府関係省庁もこれらの是正改正に向けて検討するらしいが、業界のリサイクルに対する協力費に繋がってくる問題であるので、簡単では無そうである。

 私などは、ダイレクトメールのビニール袋は、宛名シールを切り取ってプラスチックごみに出しているが、法からすると違反なのであろうか? また、宛名シール部分は燃えるごみに個人情報が漏れないように隠して出している。

 no.282 トヨタ 燃料電池車の発売計画!      2014.7.1

 トヨタは、二酸化炭素を出さないで走る燃料電池車(FCV)を、700万円程度で本年中に発売するとした。
 私は車には疎く、車もライセンスも持たない変わり者であり、それ故、車についているマークの飾りからメーカーはと言われても分からないのを自慢出来るぐらいである。
そもそも、隣人がプリウスに乗っているので車関係に居る愚息に尋ねると、プリウスは「ハイブリッド車」で高給取りが見栄で持つ車だと言い、その程度の知識しか私は持っていなかった。
 今回の燃料電池車の発売ニュースは、ハイブリッド車(HV)に続く次世代エコカーになるかもしれないとのことらしい。
 車音痴の私は、では「ハイブリッド車」と言われる車は、どう言う車なのか、インターネットで調べることにした。ハイブリッド(Hybrid)とは日本語で「混合」、「組み合わさった」という意味で、ガソリンで動く「エンジン」と電気で動く「モーター」という複数の動力機関が搭載されていることから「ハイブリッド車」の名が付いたらしい。一般的に普及しているガソリン車のエンジンは低速度の時には燃費の効率が悪いために、ハイブリッド車は電気で動くモーターを使って加速し、燃費が良い速度になった時にガソリンで動くエンジンに切り替えて走行するらしい。このような仕組みは車メーカによって異なり、その辺が車販売の競争の元に
なるらしい。
 このハイブリッド車の仕組みによって、従来のガソリン車に比べて燃費が向上するので、走行環境によってはCO2の量を「1/2」、排気ガスの量を「1/10」に抑えることができるのとしているのだ。
 で、今回の「燃料電池車(FCV)」とは、ガソリンを燃やして動力とするガソリン自動車と違い、燃料電池によって発生した電気によりモーターを動かして走行する自動車。
 特徴は、ガソリンを燃やさないため、排気ガスもなく、騒音もほとんどない環境にやさしい車であるとする。次の言葉「燃料電池」とは、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくる装置で、原理的には水だけしか排出しないという、とてもクリーンなエネルギー源。また、燃料電池のエネルギー源の水素は、様々な原料からつくることができ、現在のように石油に頼ることがないため、無くなる心配もない、理想のエネルギーとされているのである。
 トヨタが発売を計画する燃料電池車は、燃料の水素を約3分間で充填し、1回で約700キロ走れるらしい。この燃料電池車が走り続けるには、先々に水素を充填できる場所が必要であり、その為のインフラ整備が必要になって来るのだ。日本中を走って水素の充填が出来るようになるには、一トヨタの力だけでは出来るものでなく、国政府の大掛かりな支援サポートが求められることになる。
 気になるのは燃料電池車の値段であるが、今年中に発売を計画する車種セダンであるが、当初の1千万円から700万円程度に抑えて発売するらしいが、政府が購入者への補助金を検討しているらしく、ある説によると300万円ぐらいの補助となると、実質400万円位の負担で、手に入れることが可能と見ている。

 
車とは縁が無い私にとって、税金から一人300万円も補助するのかと言いたいのであるが、車産業を維持発展させ、世界のトップに君臨して日本の産業を繁栄させるには致し方のない政策であるらしいが、この見返りは福祉年金への減額にならなければ良いがなぁーと懸念するのだ。

 no.281 安倍首相の集団的自衛権行使とは?     2014.6.16

 後期高齢者の仲間入りをする年齢ともなると、新聞やテレビの情報について、全てに関心を持つようなことは出来なくなって来た。それは言うまでもなく、いたずらに余分な情報を入れても、お後が短いから必要な情報だけとなって来るのだ。
 そう言う状況の中でも、自分の趣味とか遊びに役に立ちそうなものについては、お金を出してでも得ることに喜びを感じる。それが無い事には生きる目標を失ってしまうのでは無いだろうか?
 「ワールドサッカー」や「集団的自衛権」などの語句が、今蔓延する情報化社会の中で
それらの語句の世界から逃げておれば気楽であるが、避ければ「竜のたわ言」の威厳にも傷が付き、常識不足とも言われかねないので、一席打つことにした。
 安倍首相は、最近の歴代首相が手を付けるのを逃げていた「集団的自衛権」の「限定的行使」について、憲法解釈の変更に手を付けだした。
 今までの歴代の内閣・首相は、「集団的自衛権」の「行使」については、憲法9条があるから出来ないとして、国連や同盟国からの出場要請に逃げていたのであり、その代わりにと言って、「お金」を出して協力?していたのである。
 2度目の登板となった安倍首相は、健康を取り戻したのか、日本の国威発情とやらで、やたらと世界中を飛び回って日本国の名を広めていると言えば恰好良いが、その裏ではいつも財界を連れての経済外交であり、日本の製品を売り込んで、経済の立て直しに奔走しているだけの事であるが、傍から見ると勇ましい人が首相になってくれたと関心するのでおり、私もその一人かも知れない。
 さて、問題なのが誰も手を付けなかった「集団的自衛権」の「行使」について意欲を示し、今迄の9条に関わる解釈を代えて、行使できるようにしようとしているのだ。
 その背景には同盟国であるアメリカからの強い要請があるからであり、最近の中国の海上進出の脅威があり、運よくおひざ元の自民党が選挙の圧勝で勢いづいていることも、この機会にとの思惑がありありとわかる。
 で、「集団的自衛権」とは、
自国と密接な国が武力攻撃された際に、自国が攻撃されていなくとも実力をもって阻止する権利のことをいうらしい。日本にあてはめれば、同盟国アメリカが攻撃された場合に、日本が攻撃されていなくとも反撃する権利を意味する。国連憲章によって各国の固有の権利として認められているが、日本は憲法9条によって行使できない、と解釈されてきたのである。
 「集団的自衛権」を本格的に認めさせて「行使」しようと考えた時には、真面な方法は憲法を改定することであるが、ご存じのように憲法の改定には手続きが有って容易ではないことは明白であり、それでは、現行の憲法の中で許される限りの「解釈の変更」で済ませようと言うことで、今、安倍首相がリードして自民党・公明党の与党で一致して、安倍内閣の閣議決定をして、必要な法整備に入ろうとする道筋なのだ。
 日米安保の中で、日本を守るばかりでなく、同盟国であるアメリカが不測の事態の時には、日本も応援する。「互いに有事の際には助け合いましょう」と言えば、当たり前のことなのであるが、これが今の日本では難しいのである。
 
 まぁ、私は護憲の憲法学者ではないので、60年前に制定された憲法は、世界の情勢の変化やらで、追いついて行けない部分もあるのではないかと思うのであり、解釈の変更で対応できるならば、それで由。もし、解釈に無理があれば憲法の改定も視野に入れるべきだと思うのだがーーー!



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