ようこそ! 輪和会へ
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◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )
 
no.140 憂鬱な竹島領土問題!        2008.7.16

 ここ数日(今日は15日)、マスコミが報道している話題と言うべきか、時の問題として中学校の指導要領に「竹島」を「日本固有の領土である」と明記して指導して行くことを一旦は決めたことであったが、だが、早速、同領土を自国のものだと言う韓国政府から物言いがつき、「韓国などとの6ヵ国協議」への影響を考えてか、簡単に手直しをしてしまったのである。
 その中身は、政府は指導要綱の解説書の中で「日本固有の領土である」であるとの表現を避け「我が国と、韓国の間に竹島をめぐって主張に相違があることなどにも触れ、北方領土と同様に我が国の領土・領域について理解を深めさせることも必要である」とした。
 拙者にしては、韓国で今荒れている李大統領への国民の圧力に(米国からの牛肉輸入問題・経済低迷などなどの不満からーーー)日韓友好化を考量しての文言訂正であり、これでは何ら同国との領土問題は進展せずと言いたい。
 また、ロシアとの北方領土の問題も、これで日本の主張も弱くなりそうで、まったくいただけない。 「竹島」について、もう少し触れると、17世紀頃に「竹島」とその北北西にある「欝稜島」との所有権について、その当時の朝鮮政府と幕府との交渉があり、「欝稜島」については、日本国民は住んでいなくて朝鮮人が住んでいる事実からその所有を放棄し(?)、「竹島」については日本の領土であることを主張しながら(?)、当時の朝鮮政府とのいざこざを避けることの意から、日本から同島の渡海を禁止する処置をしているのである(裏話ーーー遠い島だから日本人は、公には行かないだろうと?)。
 しかし、第2次世界大戦後の領土の確認では、国連は「竹島」は日本の領土としたのである。だが、あの李承晩大統領が有名な「李承晩大統領ライン」を設定し、そのライン内の自国内に「竹島」を入れて、実効支配するようになってしまったのである。
現在では、「欝稜島」は観光と漁業で栄え、同島から「竹島」行きの船便が定時に出ているそうである。その「竹島」には韓国の武装した警備員がおり、以前日本の警備艇と武力騒動を起こした経緯がある。

 日本領土であると主張するならば、言葉だけの自国民への啓蒙にならずに、実効支配するための処置をして欲しい。
例えば、武力行使して同島(竹島)を占め、韓国警備員・漁業関係者など追っ払う荒療治を!
今の日本政府では、とても望めないだろうーーー情けない!

no.139 某ロートルが嘆く今の世相は!        2008.7.1

 輪和会の服部主筆に届けられた「輪魂点滴」に対する感想文を「読まれている証」として、主筆から拙者に転送されて来たのを読まさせていただき、読んで戴いていることに感謝している。同時に、その読者がその中で世相を嘆いておられる文に同感し、その一部を、この「竜のたわ言」に載せることの了解をいただいた。それを下記に紹介していきたい。
 (タイトルにある某ロートルと言う方が、その読者であるが、その方は大企業の役員を務めあげられ、エンジニアとして成功された方である。)

 以下に、そのまま転載する(一部注釈入り)
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 世の中、衝撃的な事件がよく続くものですね。 秋葉原の事件はご親戚の近くでおこったとのこと(注 当服部主筆の親戚の方)、当日休業日であったのは幸いと存じますが、ホコ天(注 歩行者天国の意)の休止のほかにも何らかの影響がでるのでないでしょうか。 平和な日本がどうなるのでしょう。
 昨日は死刑執行の報道があり、批判めいた発言がでていました。 でも死刑に反対だからと言って一度も死刑をしなかった法務大臣は任務を果たしたといえるのでしょうか。 また、識者で死刑に反対の方が大勢おられるようですが、その方々から心から納得できる考え方を聞いた記憶がありません。
 今日は(注 6月18日のこと)、一色産うなぎ偽装の記事が出ていました。 一寸前にテレビでうなぎの産地偽装の報道があり、それを見て一色産も怪しいものと思っていましたがその通りとなり、関係者の発言はまさにうなぎのようにのらりくらりとして逃げ回っている感がします。  (注 その後 飛騨牛の偽装も起こるが、岐阜県側も、何か隠蔽工作しかかったような調査打ち合わせ?ーーー)
 むかしから世に盗人の種は尽きまじと云われますが、ほんとに国会議員から役人、検察関係者、医者、弁護士、また、大企業から町の食事どころとあらゆる分野でけしからぬ事が行われており、本来信用できると思っていた人たちですら自分本位の行動に走ってしまうのは腹立たしいかぎりです。

 いまさら手の及ばないところのストレスの溜まるようなことは、考えないほうが良いのかもしれませんが。 思いつくまま書いて失礼いたしました。
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以上が世相を突いた文なのです(注を入れてすみません)。


 「自らロートルの戯言」と言って居られますが、とんでもないしっかり事の表裏を突いておられ、さすが大企業を支えられた方だと感服するしだいです。

no.138 OB会に出席して思うには!        2008.6.16

 元職場のOB会が今年も開かれた。人数は15人ほどで、ほぼ何時も同じメンバーなのだ。これは結構な事で悪い知らせが無かった事を意味するからだ。参加されない人も居る、いつも同じ時期に開催されるのに今回も都合が悪くなったと言って来る人、ハガキを出すのに全く返事を呉れない人、等様々である(一人例外が有り、腰痛を痛め「リハビリ中」だとの返事があって、早く治って次回には元気な顔を出していただきたいと思うのだ。)。

 さて、OB会への出席について、全く偏見に満ちたことをこれから述べて行くが、「たわ言」でご勘弁願いたい。
 定年60歳を過ぎて、円満退職してからは会社組織・職場の人達から離れて、いよいよ私の第2の人生が始まるとだとして、身近な隣近所、地元の老人会、同好趣味のグループなどなどに顔を出し、悠々自適に過ごしていく事は結構なことである。しかし、昔の同じ釜の飯を食った人達とも交流を断ち切り、生きて行くことに拙者はいささか可哀そうだと(不幸だとは言わない―――何故なら後記で述べる)思うがーーー!
 定年以後の生き方に付いて、その手の座右書によれば、「定年したら元職場の「しがらみ」から離れて、今までに出来なかった趣味や旅行をして第2の人生を歩みなさい」と、ちゃんと書いてある。
 だが、拙者のように会社離れが出来ない人にとっては、40年間も飯の種を頂いた会社、その間では嫌な上司や同僚の嫌がらせを受けながら、自分の能力不足な時には必死に勉強して責任を果たした事など、結局は家族の平和を思って(?)我慢して勤め上げてきたのである。それを定年を機に忘れなさいと言われると、自分がやって来た事が何であったのか?無駄であったのか?と自問自答しなければならない。上司や同僚と口論はしたが、どうにかこうにか定年までやって来れた事に対しては、誰かの言葉であるが「自分を褒めてやりたいーーー!」と

 次に、不幸にも嫌々ながら40年間努めて、嫌な奴からこれで逃げられると喜んで定年退職された人もいるだろう。そのような方は、多分、勤めていた会社の名前や同僚の名前さえに嫌悪感を抱いていると思われる。―――このような方は、前記に書いたように不幸でなく定年して解放され自由を得たのである。

 さて例の如く、「結び」と言うか、「蛇足」と言うべきかであるが
40年間を忘れたい方(上記の後者)は、どうやって息子や孫に「会社勤めのイロハ」を教えるのだろうか?自分にとってもその40年間をどの様に抹殺するのだろうか?その40年間が懐かしく思えないのだろう?(一緒に旅行もしたはず)

 人それぞれの生き方があるので、傍であーやこーや言うべき事でないかも。

no.137 イスラエル建国60年の不可解なこと?        2008.6.1

 イスラエルは5月14日に建国60年を迎えた。建国のいきさつはこうだ。
1948年5月14日、ヨーロッパなどで迫害されたユダヤ人が、祖先の土地(2500年前の話、詳しくは聖書を読んで!)であるパレスチナで、「イスラエル」の建国を宣言した。周辺のアラブ諸国は激しく反発し、その翌日、「第1次中東戦争」が勃発。イスラエルは、この戦いに勝利し、パレスチナ人およそ70万人が難民となったのである。パレスチナ人にとっては、苦難の歴史が始まるのである。そして、イスラエルを取り巻くアラブ諸国とは敵対関係(一部の周辺国では、表面ではアメリカの顔を立てて友好としているがーーー心の奥では!)が続くのである。
 その建国60周年を祝うイスラエルでアメリカのブッシュ大統領は、アメリカはイスラエル独立を承認した最初の国だと指摘し、「イスラエルの人口は700万人をわずかに超える程度だが、テロや悪と戦うときには(人口3億人の米国民も加わって)3億700万人の強さになる。米国は貴方たちと共にあるからだ」 と同盟関係の深さを強調した。さらに、第二次大戦中にアメリカに特攻攻撃を行った日本が今や「米国の親友だ」と発言(拙者に言わせると少し暴言だ)、イスラエルが60年後の120周年を迎える時には「パレスチナの人は人権を尊重しテロを拒絶する民主的国家を持っているだろう」と述べたのである。((敵対関係があった日本とは、今は親友だと引き合いに出したかったのであろう。拙者は、アメリカと親友の関係とは思ったことはない?何故なら親友でなく『パートナー』『同盟』の関係だと言いたい。―――これ重要!!)) ブッシュ大統領は、その足でサウジアラビア、エジブトと訪問し、パレスチナ問題解決に向けて話し合ったが、前日のようなイスラエル寄りに擁護したことから、これらの中東国からは冷やかな対応に終わり、何の収穫(和平に向けた)もなかったと報じている。
 建国から今までのいきさつはこんなところ。真に拙者が訴えたいのは(少しオーバーだが)つぎの引用文である。
 イギリスの有名な世界的歴史学者アーノルド・トインビー博士は、建国からイスラエルを助け、核兵器を保有させて(カーター元大統領は、イスラエルは150発保有と言い切っている)中東での保身を図っている、アメリカの判断は間違いだったと言っている。
 「何故、間違いかというと、確かに歴史的にいえば、イスラエルはユダヤの土地である。だからこれをユダヤに返すことは、自然であるように見える。しかし、2500年間アラブの人々が住んだのだから、それを2500年経って取り上げるのは不自然である。ユダヤ人は一人残らず全部がいなくなったのではなく、嫌気がさして脱出した人もいただろうし、ユダヤ人同士の競争で追放された人もいるだろう。とにかく、アラブの人々が2500年間も住んでいるのだから、そこに来て、アメリカが武力で駆逐し、強制的にユダヤに戻したことについては納得しかねるものがある。アメリカがもしもそれだけの情熱があるのならば、アメリカ国内でユダヤ人に土地をやったらよかったではないか。そうすれば、このような国際紛争の種は蒔かれないで済んだであろう」、とトインビー博士は言っている。

 真に、著名な世界的歴史学者が言うだけに、経緯・現実を見た、アメリカの勝手なわがままな振る舞いが今日の中東紛争の因であると言いきっているのだ。
 

(蛇足)我が日本、イスラエルをまともに非難できるかと言うと、実は出来ないのだ。何故なら日本の経済活動・金融市場にユダヤのマネーがどっぷりと入り込んでいる現実とブッシュ曰く「親友」があるからだ。
 もうーどうにもならない。

no.136 新しい医療制度は化け物?          2008.5.16

 この4月から、新しい医療制度が始まった。その中で最も難解で複雑かつ中味が怪しいのが「後期高齢者医療制度」である。後期高齢者(主に75歳以上対象)も含めて大きな変わり方は、健康保険料が年金から天引きされることである。この天引き、治療費を抑制する一つの手段として(?)、保険医療の赤字を減少させる効果を期待しているらしい。
 さて、本題としたいのは、新聞、マスコミ、国会等で騒いでいる「後期高齢者医療制度」である。先にも書いたように75歳以上が対象であるので、拙者は今年70歳になるから、もっと先のことだからと始めは関心なかった。騒ぐようになっても、お国がやられること(?)・厚生労働省の東大出の偉ーい人たちが作られることだから、悪いようにはしないと思っていた。何故なら「東大出の偉ーい人たち」も日本国民の人間であり、自分たちも75歳になって行くのだから、自分の首を絞めるようなことはしないと思っていたのである。この事を某老婦人に言ったところ、人が善過ぎるとーーーバカにされてしまった。作った彼らは、所詮、高額な年金(共済年金)を受けるから一般の厚生年金・国民年金者とは違うので、保険料や医療費の痛みを知る必要がないのだと。そして、むしろそのような国民を苦しめ国の収入を増やす制度を作った人は、「貢献をした」と言うことで出世街道を登り詰めて行くのだとおっしゃるのだ。
 そんな人が作ったこの制度の問題点を挙げておく、暇な人は調べて・考えてーーー!

(1)、保険料の天引き
   小額な年金受給者には痛い!
(2)、扶養家族から別離して個々に支払い
   親子関係が崩れ、面倒(扶養)を見ることが無くなる!
(3)、「高齢者担当医」制度
   あちこちの医療機関に掛かれなくなる?
   「特定疾患療養管理料」これも難解?
   生活保護者には「ジェネリック医薬品」を!
(4)、「包括定額制」の導入
   一つの病名に対して、医療機関に対し一定額以上の診療報酬は支払われなく
   なる制度。
   高級な治療が受けられなくなる。!

 この新医療制度、小泉首相の時に作ったらしいが、小泉さん、郵政解体と医療改革?
いい首相だったのだろうか? 私は???

no.135 白熱電球無くなる?          2008.5.1

 この4月5日、北海道・洞爺湖で開かれた「地球温暖化問題に関する懇談会」で甘利明経済産業相は、地球温暖化防止策の一環として、家庭などで使用される電力消費が多い白熱電球を4年後の2012年までに国内での製造・販売を中止し、電球形蛍光灯への全面切り替えを完了させる方針を正式に表明して、今後、関係業界や消費者に協力を働き掛けるとした。

そして、電球形蛍光灯は、消費電力が白熱電球の約5分の1で、寿命も6倍と長く省エネ効果が高いとし、全世帯が電球形蛍光灯に切り替えた場合の温室効果ガス削減効果は、家庭の排出量の1・3%に当たる約200万トンと、政府は試算している。このようなことから同省は、具体的な期限を設定することで、普及促進を図ることになったらしい。(一部記事中日新聞から)
 本当に白熱電球は悪者なのだろうか?拙者は少しばかり疑問を持ち、早速インターネットで調べてみた。
 「ずっと点灯し続けているような用途には、もともと蛍光灯(直管型)が使われている。白熱電球が使われているのは、主として、短時間の用途だ。(たとえば、トイレや階段上、ベッド脇。)しかるに、短時間の用途を繰り返した場合、白熱電球は(過熱しないので)寿命が長くなるが、蛍光灯は(点灯のたびに放電消耗するので)寿命が短くなる。結局、短時間用途では、6倍もの違いはない。また、短時間の用途ならば、もともとの電力消費量(時間に比例する量)は、たいしたことがない」さらに、 「60ワットの電球と同じ明るさを、14ワットの消費でもたらすことができるとしても、もともと 15ワットや 20ワットの電球を使っているのであれば、省エネ効果はない。また、たとえ 15ワット型タイプの電球型蛍光灯があったとしても、15ワットが4ワットに減ってもたったの 11ワットの削減なので、ほとんど意味がない」(OPENブログから)、と言うページを見ることが出来、結論はこうだ。
 白熱電球の使用可否は
 (1) 60ワット以上の電球を常時使っている場合には、蛍光灯タイプに替えると効果がある。
 (2) 次の場合には、効果がほとんどない。
    ・ 常時使うわけではなく、短時間だけの消費。
    ・ 常時使っているとしても、20ワット以下の消費。
と言うことになりそうだ。我が家では恥ずかしい話だが20ワットの白熱電球しか使ってないので安心と言うことか!
 しかし、この政府の方針は、要請であり強制でないと言いーーー自粛することだが、もし業界がこれに従ったら店頭から白熱電球が消える日が来ることになり、恐ろしいことになる!

 これは余談であるが、サミットの環境で、もしこんなことを日本が提案したら、外国政府から笑いものになりそうだーーー何故なら欧米の白熱電球を多用している国民性(例 豪華なシャンデリア)から受け入れられるものでないから。

no.134 日銀人事で見せた民主党の恐怖!          2008.4.16

 ようやく日銀総裁に決まった。決まったと言っても政府・自民党にとっては不本意ながら副総裁からの昇格での決着である。 今回の副総裁候補の渡辺氏に対しては、民主党の不同意により実現できなかった。そのあらましを推測を入れながら辿って見よう。
 今回の提案に対しては、政府自民党も2度の不同意の経験から政府・与党の持つチャンネルを使って民主党の幹部(鳩山、管氏など)に打診し、ほぼ了解の線までこぎつけたのである。この時点では、財務官出身の民間人であった渡辺一橋大大学院教授については、財務省出身ではあるが総裁候補でないから「良しとする」という暗黙で不問とすることで、民主党の中はほぼ固まっていた(同意)ので有ったらしい。
 ところが、小沢代表が民放テレビで「天下り人事には反対する」と言ってからは、党内がおかしくなり、例の「プッツン辞意」=「壊し屋」の小沢さんであるから自分の意向に反して党内が決まれば、またまた「ぷっつん」になるのではないかと恐れた。民主党にとって小沢さんが居ればこそ、反自民で勝利できるのであるが、辞められると党内が乱れ、党のイメージがダウンし、解散・衆議選では勝てないとの幹部(例の人たち)がまとまりかけた同意をひるがえし、小沢代表の意向に沿った「天下り人事」に反対することで渡辺氏をバツとしたのである。
 ある幹部が言っていたように、事務次官クラスが日銀幹部になることは良くないが、そうでなければ天下りとは見ないと公言していたぐらいであるから、天下りの定義は難しいとみるがーーー?
 しかし、民主党が見せた今回の内部の決定のごたごたは、政権を任せた時には大丈夫かと言いたい。拙者に言わせれば、若し、小沢氏の欠けた民主党の時は、次期の看板となる人の地盤・権力が不足することから(過去の状況から想像できる)、決定力が乏しく、まとまらない寄り合い世帯を露呈することになる。とても政権を運営できる党でないと危惧できる―――(だから、小沢氏を今回も引き留めたのだ)。
こんな状況を危ぶのは拙者だけではないーーー!
それは「プッツン騒動」のご本人様が「党は未熟である」と言って自民党との大連合を図ったことで証明できるのだ。

 いたずらに、参議院での優勢をかさに、反対反対・解散解散の連呼でなく、国会として責任を果たす役割を持って欲しいと願う。

no.133 大相撲と横綱                2008.4.1

 夕方、時々テレビニュースを見る。相撲のシーズンともなれば否応なしに郷土力士の成績が映ることになる。名古屋地方に居ると琴光喜・他の幕内力士などの勝負となる。そして最後には横綱の勝負となるが、もう見たくないのだ。その理由な言うまでもなく外国人横綱であるからだ。
 本題に移ろう、相撲は日本の神聖なる国技である。昔からの伝統ある格式を備えた儀式であり、神社にも奉納する神聖な試合である。その底流にあるのは、日本古来の武士道にあり、心身統一であり、武士が刀で勝負する真剣勝負の代わりに回しを付けただけの裸のぶつかり合いなのである。
 外国人力士(あのハワイ出身のころから?)が相撲に登場する前の横綱には、日本人が描く一つの横綱像が有ったと思う。それは、横綱は幕内力士の最上位であり最も強い力士であってその相撲の取り口は、沈着でどっしりし、受けて立つ。相手が突進して来たのを受け、相手は横綱の胸を借りて勝負に出れば、横綱はそれを交わして勝負する。このように、相手する力士に対し「ぶつかって来い」の姿勢だったと思う。それ故、横綱の体格に求められるのは相手力士の突進に耐えられる重量級の体格・体重なのである(?)。
 今の横綱はどうだろうか? 相手を睨みつけ、横柄に塩を撒き、横綱自ら先手攻撃に出るのである。これでは横綱の風格は無い。横綱は最上位なのであるから強いのが当たり前、だから下位の相手力士の突進・戦法に冷静沈着に受けて立つ、これが横綱なのである。当然であるが、横綱に品位・品格を求められるのは言うまでもない。
 今の、このような横綱を作ったのは言うまでもなく依然として旧体制の相撲協会と言わざるを得ない。拙者は、我が地元で起きた「若手力士の暴力死―――酔っぱらった親方の理不尽な折檻いじめ」事件に恥ずかしい思いをする。

 この筆を執る拙者は化石人間かも知れない。今の世の中グローバル化時代、相撲も国際化して如何なる国の出身者も受け入れ、強ければよい、品位・人格は問わない、プロの格闘技である。
と言えばそれまでだ。  ただただ、筆者は柔道の二の舞にはとーーー。

no.132 3人乗り自転車開発促進か?        2008.3.16

 前々回に「改定される自転車交通マナー」として取り上げた3人乗り禁止について、この警察庁の方針について多くの方々(子育てのママ?)が反対の困惑を表示た事から、警察庁も3人乗りを認める代わりに、より安全な3人乗り用の自転車の開発を業界に依頼したようである(新聞紙上から)。前後に子供を乗せると、ふらつきを生じて不安定になることは、技研の事件結果からも既知の事実である。そのふらつきを少なくするには、重心を下げる必要があり、前後の車輪を小さくしたり、または3輪4輪にしたりする方法がある。しかし、3輪4輪となるとどうしてもコスト高になり、購入することが困難となって、普通の2輪自転車に荷台を乗せる違法(?)の形になる。
 新聞によれば、業界の丸石サイクルは子供乗せ自転車を商用化した実績から3人乗りの自転車開発には意欲を示しているようである。
 また、業界としても3人乗り自転車の商品仕様を業界としてまとめて行くようであるが、大手のブリヂストンは「どんな商品なら、安全上問題ないのか、大まかな決まりを警察庁と協議しながら業界でまとめる必要があるだろう」としている。この3人乗り自転車、乳児から幼稚園児までと幅があり、かつ利用期間もその時だけとなって、出来れば普通の自転車にも転用するとなると、結構難しい設計づくりとなると思う。
 拙者も自転車の設計に関わったことがあるが、簡便に乗れるのが自転車の良さであり、シンプルな形が望まれることになる。

 もうひとつ、たわ言の極め付きかも知れないが、自転車という乗り物は、乗り始めは安定性悪くふらつく状況も、少し走れば人間(乗り手)の持つ学習能力・慣れで、すいすい走れるようになるから不思議なもんだ。

    
no.131 e-Taxでの申請は面倒だ!        2008.3.1

 2月は確定申告のシーズンである。税務署からの書類を見ると、「自宅からパソコンを使って確定申告ができます」という書類が添付され、「さらに便利で使いやすくネットでどこでも申告・納税、e-Tax」と書かれている。
 e-Taxとは、国税電子申告・納税システムのこと。インターネット上から情報を拾うと、このシステムは、2004年6月1日から全国で利用可能になったシステムであり、国税の申告、全税目の納税、主な申請・届出が、インターネットを利用してできるサービス。
e-Taxを利用するためには、まず、インターネット上で本人であることを証明する電子証明書を区・市役所・町村役場などで事前に取得する必要がある。これは電子認証と呼ばれるもので印鑑や署名の代わりになるもの。その上で、次に『電子申告・納税等開始(変更等)届出書』を事前に所轄税務署に提出する手続きをする。そうすると、利用者識別番号、暗証番号が通知されるとともに、CD−ROM(e−Taxソフト)が配布され、e-Taxのシステムが利用可能になる。というように書かれている。
 そして、e-Taxを使って申告すると5000円の税額控除が受けられるとしている(平成20年度までの1回のみ)。
 拙者、この控除に釣られて関心を持ち、やってみようと情報を得ると、とても年1回しか利用しない(つまり確定申告のみ)年金のみの所得者には準備が多くて益の少ないシステムであると思い、採用を断念したのである。
まず、電子証明なるものには住基カードの取得とそれに証明の書きこみ、次に税務署への届け出、そして自宅のパソコンに住基カードを読むカードリーダが必要なのである。そのカードリーダはどうも住基専用になってしまい、他への流用は困難(?)ーーーこんな具合なのである。このシステム、どうも全国の税理士向けのようで、庶民には(年金しか収入のない人)贅沢品とみる。
 拙者は数年前から国税庁のホームページからの「確定申告書等作成サービス」を使用して入力・作成し、プリントアウトして提出しているが、このシステム良く出来ており重宝している。今さら、面倒な手続きをしてまでe-Taxを利用する気分になれない。

しかし、今年などは、税務署の相談会場に行くと、カードリーダも準備されたパソコンが有り、e-Taxの利用が出来るようであるが、事前の準備(住基カードへの証明・税務署への申請)がなければ利用できないのだ。その辺をもっと簡単にしないとーーー。

no. 130 改定される自転車交通マナー        2008.2.16

 昨年の暮れごろから一部の報道機関で自転車事故を防止する意味からの交通規則の改定話が報じられている。拙者も永年自転車に関わっていたので内容を見ているが、我慢ならずに述べることにする(独断偏見はご容赦願う)。
まず経緯は、昨年自転車関係の対策を入れた改正道路交通法が公布され、それに基づいて自転車交通のマナー(交通の方法に関する教則)の見直しが警察庁が指揮する有識経験者らで検討審議され、昨年12月に答申されたのであるが(現在、立案に向けて作成中とか)、その中味が問題なのである。
始めに申し上げるのは、改正道路交通法では、自転車は原則として車両であるから車道を走るのを定義しながら、車道を走るのが困難な危険である場合には、自転車が歩道を走るのを認める、その要件として、(1)道路標識などで指定された場合 (2)(自転車の)運転者が児童、幼児の場合(3)車道または交通の状況からみてやむを得ない場合。この要件から、一部のサイクリストや自転車愛好者から、車道走行から締め出す恐れがあり自転車が走れる状況を無くすものだと意見が出ている(これは自転車が歩道を走ることになれば、歩行者優先から隅っこに追いやられ快適な走行を失うことを指す、また、自動車優先社会を益々上長)。それをかわす意味からか、国は早速、全国100個所に自転車道を作る計画を出したがーーー。
 さて、拙者が最も不思議に思うのは、自転車交通のマナー(交通の方法に関する教則)の改定案なのである。一部が報道されているが
(1)3人乗りの禁止であるーーーこれは若い子育てのママが自転車の前後に乳幼児を乗せて走ることを禁じることなのである。(少子社会の中で、子育てを支援する環境づくりから思うと逆行する行為と見る。)拙者に見ているところでは頑張って育てているママを微笑ましく映る情景なのであるがーーー当然買い物・保育園通いなのであるから低速であるから安全だと思いたいのであるがーーー。調べてみると3人乗せても自転車を押して進むならば禁止に該当しないと警察庁は言っているらしいがーーー。
(2)傘立てに傘さしての走行禁止ーーー安全上、視界を遮ることになるから駄目だと言う。雨降りには自転車は合羽を着て走れと述べているが、合羽業界を支援するつもりで言っているのかと言いたい。今時、新中学一年生でない限り合羽なぞは見当たらないのだ。時代錯誤と言いたい。
大多数が片手で傘をさし、片手ハンドルで走るのが当たり前なのである。自転車交通マナーなるものを見ると、片手ハンドルは駄目で両手でハンドルを握りなさいとーーーただし合図するときはいいと!ーーー書かれている。

まだまだ言いたいことは沢山あるが、見直しされる自転車交通マナーであるが、現状の使われ方に即した考え方(指導)をして欲しいと思う。原則だけで終わることのないように実情に即したものをーーー!

なお蛇足で、時間とゆとりのある方は、現状の自転車交通マナーなるものを覗いて(下記)!
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku80/307sankou3.pdf

no.129 ウイルス侵入の顛末!        2008.2.1

 米国大統領選でオバマ議員優勢、日本株の暴落、先行き不安の国会審議などなど気になる事が多い。また、民主党の小沢代表いじめ(国会採決をサボる)を書くのも面白いが、それよりも拙者が今携わっている身近な問題・ウイルス騒動を書くのが手っとり早い。
 この正月にウイルスが入ったと知人から連絡が有った。早速リモート操作でパソコンを覗くと、ウイルスが検出され駆除・隔離できないので手動で対処せよとの結果表示である。知人では対策は困難なので、送ってもらい操作することにした。新しいウイルス定義に更新し、再々ウイルス駆除を行うと隔離してくれて、安全だと表示され、ウイルス検出はゼロと出るのである。拙者は、安心して知人に送り返したのは言うまでもない。
 ところが、2週間の経たない内に知人から、またウイルス侵入の云々のメッセージが出て、いろいろ触り強制終了を何度かやっている内にシステムが立ち上がらなくなり、ブルーの画面で横文字が出て、パソコンを壊してしまったとSOSを言って来たのである。
 送って来たパソコンを見ると、かなり重症であり、特別なソフトCDを使ってハードデスクを立ち上げて見ようとしても困難、結局前回対処した時にバックアップしておいた別のハードデスクから全面コピーして回復を試みたのである。 だが、ウイルス検出がゼロで有ったはずのこのハードデスクから、立ち上がり早々から「ウイルスの検出」が出てきたのである(そのあとに、正本のバックアップハードデスクに換えても同じ動き)。拙者が想像するには前回ウイルスがゼロで有った時は、まだウイルス自身が動作してなく(当然、ウイルス定義もこの時点では感知されてなかったのである)、或る時間を経過すると動き出す巧妙なウイルスであったと見ている。信じられない様な現象であるが、事実である。この時「危険サイト」だと警告が有ったサイトを調べてみると、知人が言っていた中国語のホームページのアドレスであり、ここに誘導し、IEのホームページアドレスを強制的に書き換えてしまう悪質なウイルスであったのである(書き換えを元に戻すことができない強固なもの)。
 知人のパソコンを以前(ひとつ前)に新しくインストールしなおした時、(再インストールの可能が有りと見て)ハードデスクをバックアップしておいたのが有ったので、これからコピーして再調整したら、ウイルス検出からは逃れることが出来、最良の状態に戻してたのである。

 これがウイルス騒動の顛末であるが、拙者の独りよがりのところもあり、可笑しい事実誤認の対処で有れば、お教えいただきたいと思い、恥を承知で暴露してしまった。
 そして、知人には大変申し訳ない迷惑を掛けていると悔やんでいる。

後書き
 知人のインターネット接続は、NTT-モデムからのダイレクトな「フレッツ接続」であるが、パソコン迄は全くオープンなので、インターネット網からの攻撃があり、セキュリティホールを突いて来た「ウイルスの混入」に疑いを持っているのだがーーー!

no.128 ヒラリー夫人に勝って欲しいけれど!        2008.1.16

 アメリカ大統領選の民主党の指名候補選びで、序盤のヤマ場、ニューハンプシャー州予備選では、初戦アイオワ州党員集会で3位に終わったヒラリー・クリントン上院議員が接戦の末、バラク・オバマ上院議員を破って勝利した。前夜、涙顔での夫人のテレビを見た有権者が強気のヒラリー夫人にも人間らしさ・弱さが有るのかと同情票となっての勝利だとアメリカのマスコミは報じている。アメリカの大統領選では涙は禁物で、涙を出したばかりに敗退していった候補者がいるのである。
 ヒラリー夫人、言わずとも知れたクリントン元大統領(2期8年務めた)の夫人であり、この方が大統領になればアメリカ史上初の女性大統領となるのである。決して女性だからと言って卑下してはいけない。女性首相(大統領)はイギリスのサッチャー夫人の例もあり、近くではインドネシア・フィリピンなどで実在しているのだ。最近では、お隣韓国の例がある。
 さて、対抗馬の強敵・オバマ上院議員は、故ジョン・F・ケネディばりの演説で人気を得、ヒラリー夫人を圧倒しつつある。このオバマ上院議員、父はケニア人で、もし当選すればアメリカ史上初の黒人大統領となるのだ。同氏が大統領になればアフリカ・中近東の国々からは好感をもって外交改善が期待されると見ている人もいる。
 アメリカ国内を見ると例のサブプライムローン問題で経済減速の憂いが有り、原油高騰・株価急落している状況下、経験豊富なヒラリー夫人を選ぶ人も多いが、拙者もサブプライムローンの影響で、持ち合わせている株と投資ファンドが少なからず被害を被っている。何とかして欲しいと願っているのだが、選挙結果まで待てれない状況だ。
 愚痴だが、アメリカが日本政府に日本国内の銀行の不良債権に対処せよと強く迫って、銀行を一時国有化した経緯があり、逆にアメリカ政府が、サブプライムローンを抱える銀行に資金援助などをして金融不安を一掃するぐらいのことをやって欲しいと願うのは拙者だけではないだろう。

 そこは民主主義の国・資本主義の国であって、自由競争の国であるから、民間の金融機関・企業を助けられない!ーーーそう言わずに世界中が困っているのだからーーー。

no.127 今年は良い年でありますように!           2008.1.1

 先ずは、明けましておめでとうございます。
本年は日本にとって、いゃー国民にとって良い年でありますように祈るばかりである。昨年は参議院選での自民党の惨敗、支給されない年金、石油の高騰、米国のサブプライム不良など嫌なこと(民主党ファンには申し訳ない)ばかりあったのである。それらは、私独りではどうしようもない事柄である。もっと身近のことを話すので聞いてーーー!
 前にも書いたが、昨年夏以降あの熱中症に罹って以来、体調を崩したことを述べた。医者に言わせると、胃腸風邪とか言うていたが、なかなか良くならない。一進一退と言うやつで、ずるずるーと11月まで来てしまった。この月に入ると自律神経失調症になり(本人が勝手に決めた?)、寝汗をひどい時には5回掻いた―――その度に起きるのであるからーーー当然体重が落ちたのである(この状態1週間続いた)。これも何とか原因となっていた薬の一種(?)を変え、漢方薬にして、治まったのである。この時分から胃腸の働きが回復して来て、どうやら12月に入ると元気が出て来たのであり、これで正月が迎えられると喜んでいる次第である。実に長い(3か月)体調不良であったのである。
 これも書いたが、昨年は古希を迎えたのであるが(数えで)、70歳を無難に超えることは、これは難しいかなぁーーーと一瞬思ったのも事実である。しかし、これで無事に超えたと思いたいのであるが、満の70歳は今年本番なのである。
 年を取って行くと、病気の治りも悪く回復が遅い。今年は政治・経済の面で良い年であって欲しいのであるが、その前に私、己の健康が良いことを願うばかりである。

 正月早々暗いことばかり述べて、ごめんなさーい。

no.126 プーチン大統領の野望!           2007.12.16

 プーチン・ロシア大統領は、大統領の任期が切れる来年の5月に向けて、後継者の大統領として、配下のメドベージェフ第1副首相を指名した。そのメドベージェフ氏は自分が大統領になった時には、プーチン氏を首相として迎えると演説したのである。この辺の経緯は両者が事前に打ち合わせ(?)したのであろう。いずれにしてもプーチン大統領は憲法を改正してまでも8年の大統領任期を延長することには反対しており(何故ならロシア政権内では、次期に向けた政権争いがあるからーーー一)、今の己の政権実力を温存して引き続き掌握する手段として首相の座を狙ったのであろう。
 プーチン大統領、指名したメドベージェフ氏とは同僚の間柄であったが、プーチンの方が先にトップに就き、プーチンが大統領になってからメドベージェフを閣僚に迎えたのである。メドベージェフにとってはプーチンには頭が上がらずーーー恩義があるのだ。
この両者、プーチン大統領が55歳、メドベージェフ氏は42歳であり、若い大統領の誕生となるだろう。
 しかし、プーチン大統領はチェチェン紛争(チェチェン共和国の独立紛争)を力で抑え込むという強固手段で名を上げ(彼は秘密警察KGBの幹部でもあった)、後に大統領になったのであるが非常に強固派であり、最近では石油の利権に絡んで政敵を抹殺、またイギリスでロシアの元情報機関員リトビネンコ氏毒殺事件、日本に関しては北方領土の返還拒否、サハリンの石油開発の停止など、暗ーい政治を思わせーーー全てがキナ臭い政治家と見れる。
 首相と言えば大統領の下だと思えるのだが、ロシアの大統領に関してはその権限については明確ではないそうであるらしいので、プーチン流の強引さで大統領の権限を名目だけにして(ドイツ流)、首相に政治・軍などの全て権限を委譲させるぐらいのことは朝飯前のことかもしれない。

 しかし、後塵を拝するメドベージェフ氏が力をつけて、両者の権力争いになればーーー?  これから先はどうなるか?生きてての楽しみかなぁー!!!

no.125 守屋前次官の常識はどこに?           2007.12.1

 政治には関心を持たないと言いながら、守屋前次官の貪欲さに呆れて書くことにする。
 守屋武昌前防衛事務次官(63)が防衛専門商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者(69)から多額のゴルフや飲食接待を受けていた問題で、東京地検特捜部は26日、一連の接待は賄賂に当たる疑いが強いとみて、収賄容疑での立件に向けた最終協議を近く開始する方針を固めたもようだ。特捜部は、守屋前次官が接待の見返りに職務上の便宜を図っていたかについて集中的に捜査を進めるため、既に捜査態勢を拡充。今後さらに捜査を本格化させ、近く守屋前次官から事情聴衆を行うと見られる(以上ーーー27日の産経新聞から)。
 守屋前次官はこれまでに、宮崎容疑者から計約300回、総額約1500万円にも及ぶゴルフ接待を受けていたことが明らかになっている。守屋前次官は「毎回1万円を払った」としているが、山田洋行側の経理記録上には、その記載は無いようである。また、東京・赤坂の高級クラブなどで飲食接待も受けていたようである。その他、ゴルフでは夫婦で接待を受けていたり、その旅行費用も出させていたようである。そればかりでなく、前次官の子女が米国留学した時には、その面倒までさせていたと報じられている。
 問題は、それらの接待に対して守屋前次官が、どのような便宜を図っていたか、それが規律に違反する行為なのであったか、と言うところである。
 世間の常識で考えれば、そのような接待を受ければ、それに値する行為を相手に与えるのが普通であり、そこには賄賂(わいろ)と言う疑惑がかかってくるのだ。
 守屋前次官と言えば、あの女性大臣との後任人事を巡る葛藤は、今から思えば煙たいところが有ったからこそ、反対したのではないかと!また、このような次官であるからこそ女性大臣を軽視したのだろうと思っている。あの一件さえ無ければ、今回の事件は出なかったのではないか-ーー墓穴を掘ったと言わざるを得ない。

 何れにしても、高級官僚は庶民とはかけ離れた生活をしているものだと痛切に感じた事件である。                          (以上 11月27日記載)

追記
 守屋前次官、妻も収賄容疑で逮捕される。
                       (11月28日記載)
   !奥方の逮捕 可哀そう?

no.124 民主党小沢代表に思うこと!           2007.11.16

 私は政治に関心を持つと、腹の立つことが多いので持たないようにしていたが、今回の小沢代表(党首)の辞任騒動には、呆れ返っている。小沢代表は何を考えているのか理解に苦しむところである。先の参議院選挙で民主党の圧勝を受けた理由は、自民党に代わって政権を取り、米国のご都合主義に惑わされない強い国家(?)をつくる事で、多くの国民の支持を得たのではなかったのか?福田首相の提案する自民党との大連立に共鳴し、党に持ち帰って拒否されたから辞めると言うのである。そもそも大連立に共鳴すること自体「おかしい」のである。自民党と組むために参議院選挙を勝たせたのではないのである。民主党は寄り合い所帯であることは言うまでもなく、元自民党に属していた人達が離れて幾度かの改組を得て今の形になっているが、自民党の亜流だと言えばそれまでであるが、党の中には生粋の社会党出身者も居るのでありーーー当然、舵取りは難しいのである。「おらが大臣になるのだーーー」と言う人が党幹部に多々居り、何かと小沢代表の思うようには行かないことは事実だろう。だと言って百戦錬磨の剛腕の小沢さんーー何を血迷ったのかと言いたい。挙句の果てに、「今の民主党は力量不足だからーーー」と身内の恥をおっしゃるのだ。そして、結局、辞任を慰留されて元の鞘に収まったのである。この騒動で誰が得したのかと言えば、仕掛けた本人−福田首相であろうと、穏やか言葉遣いであるが、「なかなかやるなぁー」と関心!
 さて、民主党ーーこの騒動で党のイメージは相当な打撃を受けるだろう。このまま衆議院解散して総選挙に持ち込んだらーーー民主党のガタ減りは予想される!
 しかし、先にも書いたかと思うが「政治は一歩先は暗闇である」と言うから、この先はどう動くかは分らない?

  我輩、あまり政治に期待せずに自分の暮らしを守りたいのであるがーーー!

no.123 今年の夏は暑かったからーーー参った!      2007.11.1

 今年の夏は、猛暑が連日続く異常な気象の年であった。私、8月頃までは、外で活動しても何とか体が付いてきたが、8月末の午前10時前、庭の草を採っていたら急に体調がだるくなり吐き気を伴ってきたので、「これはーやばいとーーー」家の中に入ったが、やはり2度も吐いてしまったのである。つまり、熱中症にかかったのである。随分気を付けていたのであるが、体の方が連日の猛暑に持ちこたえられなかったのであろうと思う。熱中症の症状もその日限りで終わったので良かったのであるが、実はそれを起点として体調が少しずづ崩れ、「腹が張り食事が満足に食べられない」「腹鳴が続く(ガスが溜まる−ー上下に出る)」「胃の不快感」「吐き気がする」などなどの症状が出、医者に診てもらうと、「胃腸風邪」だと言う。当人である私は腑に落ちない(何故なら―――典型的な症状、下痢がないから!)。
 9月末、前からの予約もあり同行者に迷惑もかけられないので、薬を飲みながら3泊4日の「北海道旅行」をするが、気分が今一つで残念な旅であった。
帰ってきてからも、なかなか好転せず医者に言うと、「胃腸風邪」の引きなおしかもしれない?今お年寄りにずいぶん流行っていると言いーーーまるで私を年寄り扱いーーー!
 同じ薬(整腸剤、胃酸の分泌を抑える、胃の粘膜を保護、など)を調合して様子を見ましょうと言う。私はもうノイローゼ(うつ)にかっかており、胃潰瘍・胃がんの不安が付きまとうのであるが、救いは食欲があり、旨いものを欲して食べられること(−−ー医者には言わないがアルコールも美味しく飲んでいる)、ーーーいつの間にやら「腹が張る、膨満感
」が無くなっているのだ、ーーーと言うことは少しずつではあるが、回復しつつあると素人考えで喜んでいる。

 本当に今年の夏は暑かった。こんなところに暑さの「後遺症」を受けているのだと、そして高齢になると弱った体力の回復が遅い(特に私はひ弱であるからーーー)、と自分に言い聞かせながら、気を取り直して「たわ言」を書いている。

no.122 NHKに物申す!        2007.10.16

 NHKの体質については、いろいろと意見があるところであるが、先の部内の不祥事を発端に、NHK受信料の不払いが話題になったことは、記憶に新しいことと思う。新聞報道に依れば受信料の不払いは、視聴者全体の3割に達するそうである。私などが(?)真面目に払っている方が馬鹿に見えてくる。まったく腹立たしいことである。
 NHKの今の電波発信状況は、テレビだけでもアナログ(デジタル)の「総合」と「教育」、BSでの「BS1]と「BS2」、それに「ハイビジョン」の5波を出していると思う。それ以外にラジオ局もあるのだ。果たしてテレビ5波は必要なのであろうかと考えさせられる。それも受信料を取ってまでもやる必要があるのだろうか?テレビ創成期の民放テレビがまだ力を得ていない時期ならともかく、民放も数多くあり、外国からの衛星テレビ・ケーブルテレビも賑やかであり、民放と競合するようなNHKの娯楽番組もあって、むしろ民営を圧迫しているのではないかと思う(NHKもちゃんとした独立の公共放送機関だとおしゃるのであるが、国(政府)から直接、人事、受信料、研究開発の面で規制を受けており、国営とは言わないが民放とはかなり異なる性質を持つ公共性の強い組織だと思っている)。先に受信料の支払いについて法律によって義務化しようとしたが―――その後どうなったか知らないがーーー私はそのような受信料の強制化には反対である。何故なら、国民の中には民放しか見ない人も多くいるのであるから、見ないテレビの受信料は払う必要がないと思う。
 そもそも私はテレビ5波について疑問視するのである。民放と変わらぬ内容が多い昨今、せいぜい3波(デジタル移行後の「総合」と「教育」それに「ハイビジョン」)ぐらいであろう。そうすれば、かなり組織がスリムになり十分やってゆける(現在は5波を出すために、組織は肥大化し経営が圧迫されている)。
 テレビの形態の今後は大きな変化がやってくる。それはインターネットによる動画配信であり、インターネットでテレビ(動画)を見る時代となって来るからだ、アメリカでは新聞すら紙の発行でなく、インターネットで配信をする機運になってきている。朝夕に配られる新聞の中身よりインターネットの方が早いのである。新聞各社はおちおちして居れない状況になるのだ。

 NHKがNHKだけが得する強制的な受信料にこだわるならば、見た人が支払う受益者負担の原則の立場から、放送にスクランブルをかけることを真剣に考えてほしい。

 多分NHKは費用がかかるからと言って反対するだろうが――本音はNHKを見る視聴者が激減し、収入が落ち込むことを恐れているからだーーー!

no.121 70歳になって!         2007.10.1

 私はこの10月に満69歳となるが、数え年では70歳である。いわゆる古希を言葉を聞く。
古希を迎えるのは満年齢でなく、数え年であるらしいから、私は今年古希を迎えることになるらしい。辞典を紐解いてみると、「人生七十古来稀」と言う杜甫の詩から七十歳を「古希」と呼ぶのは、この句に基づくらしい。
杜甫の詩で「朝回日日典春衣−−−(略)−−−酒債尋常行處有、人生七十古来稀」(ーーー飲み屋の借金が至るところにあり、昔から七十歳まで生きる人はめったにいない−−−詩人杜甫のデカダンスな心境を表白したもの。)
このような背景から察すると、人生を楽しんだ挙句の七十歳を迎えての句であろうか?うらやましいに尽きることではないだろうか!
私、自分一人が七十を迎えて感傷に慕っていても仕方がない。早速息子の嫁に「古希を迎えることを告げ、何がしろ、祝ってくれるように(めったにないことだからと言って?)」と言うってやったのである(息子に言ってもラチがあかない――理由は想像にお任せする)。
嫁曰く、「満でやるんですか?」と、人間の喜び・厄に係ることは「数え年で」行うのが通常だと言ってやる。良いことは早くやっておくべきだと追い打ちをかけてやった。
嫁、「皆と相談してお祝いしましょう」と言って、この件はとりあえずお預けとなってしまったのである。
さて、振り返ると人生70年、若い時にはここまで生きると思わなかった。現代の食事生活、医療保護のお陰だと思うのだが、日本の平均寿命も格段に伸びてきて、世界のトップクラスになっている。日本のような四季を持ち勤勉真面目な国民気質が寿命を長くしているのだろうか?これから先、幾年か生きて行くだろうが、健康で長生きできれば有りがたいことである。

杜甫ではないが、好きなお酒を飲み、やり遂げた日々を懐古し、満足感にしたれば自ずと明日への希望が湧く。
こんな生き方が出来れば好いのだがなぁー。




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