◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )


no.100 「輪心東西」100号発行に当たって    2006.11.16

 今回、100号となった。4年前の2002年10月に1号創刊号を出し、丸4年余の間、月2回の発行のペースである。筆者である服部主管の自転車に対する思い入れは言語に絶するものがあり、時代の新技術に対する自転車への転移への憂いなど、80歳過ぎの方とは思えない探究心の塊である。それに釣られて私は、「竜のたわ言」を才能の無い下手な文章でお付き合いさせていただいている。これも「輪和会」と言う技術研究所OBの技術・話題のサロンにしたかったので、服部主管と相談しながらホームページを立ち上げ、皆さんの声を聞きながら、少しでも世の中のお役に立てばと思っていたがーーー世の中そんな甘いものではなかった。

 機関誌「輪心東西」(服部主管の出筆)を読んでいただいた方から、前述のような服部主管の執念が感じられると寄せていただき、読んでいただいていることに感謝するばかりである。この場を借りて申し上げると、大変失礼でありますが、服部主管にはー高齢に鞭をうちながら、また不自由な目を酷使ながら原稿を書いていただいているのである。拙者もその意気込みに負けないよう「竜のたわ言」という場所を借りて、無責任な「たわ言」を続ける。(皆さんから笑われるのを覚悟してーーー )
 「輪心東西」機関誌は、継続したシリーズは完了し、次号からは単発での読み切りを考えているとの服部主管からの取り組みがあり、ご期待ください。
 100号を機に、ホームページの更新も考えなくてはならないのであるが、拙者のつたないホームページ作成能力では見栄えのあるものは出来ないがーーー何とか!
 ボツボツとそのうちにーーー期待しないで!

no.99 法要は用意万端に!         2006.11.1

 今回は私事の「たわ言」で失礼する。
 11月某日は、亡妻の七回忌法要を営むことになっている。愛妻(?)が亡くなって丸6年になるのだ。現役の時には(私は現在68歳に)仕事一途で家庭のことは全て妻に任せきりで、妻には大分世話をかけ、挙句には病気にさせてしまった。
 その罪滅ぼしに、今回の法要には最善(!)を尽くしたいと心に言い聞かせたのである。
 先ず、住んでいる自宅であるが、前回の外壁の塗装から14年経つこと、また、2階ベランダの防水塗装が築後27年過ぎていることなどから、大掛かりな防水・外装工事を今年5月に行なった。長雨も無く予定に日程で終えることが出来良かった。
 夏の暑い時期はお休みを頂戴し、秋に入って、これも入居後日焼け・破れ放題(!)の襖を張替えた。襖の張替は拙者が始めて行なってみたが、失敗しても自分の家だから少々は由とし行なう。張替は水張りとアイロン掛けと両方をおこなったが、水張りは糊ムラが出来て少々難、アイロン掛けの方が素人向け(?)。
 次は障子張り、戸を外へ出して水洗いし古い紙を取る。以前、夏に障子を張り替えたら木のアクが出て見苦しかったので、今回は秋の仕事とする。障子紙は1枚紙で貼る、紙は厚くて強いとの売りで求めたが何となく弱そうーーー残念。
 次はカーテン(レース、厚手の両方)を洗う。これは夏の汚れがあり、黒い汁が出て水洗いの回数が増える。しかし、これも経年変化でレースは破れる箇所あり、交換することになる。
 次は部屋の壁と天井のクリーニングであるが、クリーニングと言うと大げさであるが、モップで水拭きである。汚れがあるかと思ったら、拙者宅ではタバコを吸わないから、少なかった。天井を拭く時は首を痛めないよう気を使う。この後は、玄関上がり板の間のワックス掛けである。ワックスは数年前に買い求めていたものがあり、メーカに問い合わせると缶を開けた時に柑橘の匂いがあれば使えるとのことで、開けたら匂いがあり、助かった。部屋のクリーニング・ワックス掛けは、入居後ほとんどやっていなかったので、施行して、あー良かったとーーー。
 次は力仕事である、現役のときから気になっていた庭(北と南)の踏み石の設置、そして玉砂利の敷き詰めである。買い求めた玉砂利の数より大幅に不足し、追加注文することになってしまった。追加の部分は何とか法要に間に合わせたいがーーー! また、重い物を扱うので充分気をつけていたが、やはり腰を痛めてしまった。
 次は天井からぶら下げている電灯具の掃除である。これは外して水拭きする。
 こんな具合で、法要の準備をこの春からしているのだが、 何か正月の準備みたいな事にもなるが、人を招くとなると気を使わなくてはならない。
 まだまだやり足りないことが沢山ある。平生から綺麗にしておれば、やることもないのだがーーー。
 この機会に、家の内外が綺麗に出来たことは有難いし、結構亡妻も喜んでくれていると自分に言い聞かせて、無事に法要が終わることを祈るばかりである。

no.98 北朝鮮の核実験に思うことは!          2006.10.16

 北朝鮮は、9日同国が核実験に成功したと報じ、ロシア・韓国・日本などは、その核実験によるものと見られる爆発振動を得たと確認している。東アジアの独裁国家である北朝鮮は、拉致などの犯罪を国の機関が堂々と行い、麻薬・偽札などを国家事業として(?)行って、外貨を稼いでいる世界有数の問題国である。6者協議に応じず、無理難題を通して脅かしているのだ。悪で得た金で北朝鮮国民の生活向上に使うのでなく、先の長距離弾道ミサイルの開発や今回の核開発に投じており、国民には食べることにも困難な貧乏を強いているのである。生活が困窮していることの裏づけは、後を絶たない同国からの近隣諸国への脱出で分かることである。
今回の実験からロシアのメディアに拠れば、北朝鮮は世界で9番目の核保有国になったとも言っている(9ヶ国とは、米国・ロシア・英国・フランス・中国・イスラエル・インド・パキスタン・北朝鮮)。そのほか、今、この北朝鮮の動きを見て、「イラン」が核保有に走るのではないかと懸念されていることである。いずれも自国の安全を守るための抑止力だと言うのが大義名分である(!)。
 北朝鮮に強い影響力を持つと言われるロシア・中国の動きであるが、どうも中国に関しては北朝鮮に強い抑制力が無いような感じを持つ。北朝鮮に大量の石油製品を輸出している中国は、その製品の輸出停止をかざして、核開発などの即時停止を言える立場を持っているのに、それを何ら行使しない。北朝鮮の大都市の百貨店は、中国から輸出された食品や化粧品・家電・衣服が多々ある。と言う事は、中国にとって北朝鮮は大得意さんなのである。裏を返せば、北朝鮮の機嫌を損ねるようなことは言えないのである。 国連の今回の核実験に対する制裁案が、ロシア・中国の反発で今日現在(14日)まとまらないのは、そのような国の影響があって、日本の緊迫感が伝わらないことは情けないことだ。
 ヨーロッパの某メディアが、今回の北朝鮮の核実験で、自国の安全確保から近隣の日本・韓国・台湾が核保有に走るだろうと報じた。早速,日本の国会で安倍首相は、非核3原則を堅持すると言ったが、今の世界、力のある国(核を持つ)の横暴さが目に付くが、しかし、核の脅威に対しては核を持って応ずる(守る)のが正論になりつつある。

 非核3原則をいつまで守れるのか、他人に頼る安全保障で、被爆国として清い精神を持つことが、将来にわたって自国の安全を確保できるのか、私は、いささかこの国の将来に不安を持っている。

 
no.97 安倍内閣に期待するのは?              2006.10.1

 安倍内閣が発足した。私はその顔ぶれを見て少しがっかりしてしまった。
 まず、安倍総裁に期待したのは、アジア近隣諸国、特に冷え切ってしまった中国・韓国との外交修復である。それは、前小泉首相の靖国神社参拝による後遺症である。
その小泉首相の足となって外交を取り仕切ったのが麻生外務大臣であり、その人を留任させるとは如何なのか?,安倍さん(?)が官房長官の時、麻生外務大臣が何かと助けてくれた恩義があり、また、外交の継続から留任させたらしいがーーー。
 某新聞に、出身派閥の森首領が麻生さんの幹事長就任に反対したために、恩義に報いるためのポストが無く、やむなく留任になったとの裏話が書いてあった。
 私、いや、国民が期待したのは、麻生さんの外務大臣でなく、米国のライス国務長官のように世界を駆け巡って、日本国の利益と高揚ために、やる気のある、若手政治家の抜擢を期待したはずである。所詮、安倍さんは小泉外交を継続すると言っているから、その人の下で働いていた麻生さんでは、外交の新鮮さは無いのである。
 若い首相の誕生ということで、組閣についても斬新な顔ぶれを期待したのであるが、蓋をあけると派閥のバランス(融和といえば聞こえはいいがーーー)、総裁選挙での論功行賞、そして保守色の濃い内閣人事となった。(雑話 新閣僚 60歳以上10人、そして70歳以上4人ーーー大臣も高齢化? )新しさといえば、官邸指導強化のためにアメリカに倣って(?)首相補佐官を多く作ったことだろう。だが、各大臣との関係がぎくしゃくする恐れがあり、如何に安倍首相が采配するかが問われる。新内閣は軽量だと悪口を言われても、とりあえずは、小泉内閣の継続で進むことになるだろうが、この安倍内閣が国民に支持されるには、安倍総理の政治方針が国民の期待する方向になっているかであり、谷垣氏が言う「消費税10%」構想に背を向けるのでなく、しっかりした対応をとって欲しいものだ。
 「貧困の格差拡大」しつつある現世情を、如何に是正して行くのか、やることは多々ある。

 まぁーしばらくは、安倍首相のお手並み拝見といこう。


no.96 歯の治療で苦しむ!              2006.9.16

 私が歯の治療をしていることは先に報じた。そして、この6月を最後に3ヵ月後の検診となっていた。
 治療のあと、歯の調子はしっくりといかず何か浮いている感じであり、先生に言わせると人によっては半年位で治療した事に慣れるから、しばらく様子を見るとのことであった。
そのうちに、治療したところの歯茎が膿んで来たが、すぐに治り、特に痛みもなかったので放置しておいた。そんなことが3度ばかり続いたが、今回、3ヶ月検診で診てもらい、状況を話した。すると、早速レントゲンを撮り、その結果、治療したところの歯茎が、まだ完全に修復していないからだと言う。それに治療した歯の噛み合わせが悪く、負担がかかっているからだと言い、少し歯を削り、噛み合せの高さを調整した。
 また、無意識に歯を強く噛む(噛みしめ)癖があるから、歯茎に常時負担をかけていると言う。それを治す為には、歯を噛むのを止めて少し口(歯)を開き加減にすることだと言う。
癖だから今さら直せないと言うと、先生いわく、日中の気付きから行うことが必要であるから何かを見たら思い出すようにして、例えばキーボードを見たら「噛みしめ」に気付く、また、噛みしめていることは、顎に緊張感が走っているのだから、力を抜くリラックス療法を行いなさい、と言う。
 さらに、自己暗示療法で、リラックスに出来たと思わせて、楽になる。また、「歯を噛んでいない」「歯をあわせない」とかを自己問答して寝る(無意識の噛みしめ、歯ぎしりなどは、寝ているときに強い)。このようなことを先生から言われて、1週間後の経過を伝えることになってしまった。
 そのあと、気が付いては「歯(口)を開く」「噛みしめない」を心がけていたら、不思議なことに、浮いているような感じや歯茎の違和感が無くなった(?)のである。
多分、歯の噛み合わせの削りの効果が出たと私は思っているのだがーーー。

 そんなことで、歯の不具合感が無くなったら(まだ、1日だから分からないが?)、気分の不安感も減少し、元気を取り戻した? 人間の体って不思議な生き物だと思い直しているのである。

no.95 検索ロボットの脅威!             2006.9.1

 私が主事するシニア向けのパソコン教室では、一応私が作成するホームページを持っており、毎月の勉強会の資料などを載せており、また、暑中見舞いはがき作品展・年賀状作品展などもアルバム形式で載せている。この教室は近郊のシニア向けのサービスであるので、あえて積極的に検索サイト(YahooとかGooなどを言う)にホームページを登録していなかった。もちろん自動登録を拒否する手続き(ロボット排除)は行っていない。
 数日前教室で会員さんがキーワード「????」で自分たちのホームアドレスを検索できたと言うので、早速確認するとーーー何と検索出来るのである。
つまり、検索に使っていたYahooの検索エンジンロボットがホームページを捜し出し、データベースに登録したのである。と言うことは、日本全国いやー世界から我がホームページを検索して閲覧できるのである。閉じたグループだけの情報の場と思っていたら、大きくなってしまったのである。変な情報(?)、恥ずかしい情報などは載せられないのである。
 事はこれで終わるのでなく、この『竜のたわごと』のホームページは如何にと「輪和会」と入力して検索すると、このホームページアドレスが表示されるのだ。ロボットが探し出して登録したのである。また、「輪心東西」でも検索されるのだ。改めて事の重要さを思い知り、不特定多数の人が閲覧出来るチャンスを与えたことになり、閲覧できる情報の『良さ』を求めないといけないと悟っているのである。

 次に、私事であるが、私はプライベートでもホームページを持っているので、「私と妻の名前」で検索したら、出てくるのである。この時は嬉しいやらーーー、びっくりしたものである。何故ならここ数年更新していないからーーー! 本当に検索ロボットは怖い?

  (お断り)
 本ホームページのアドレスは変更したことは、お知らせしているが、上記の検索結果の表示では、一部旧ホームページの情報が載っており、クリックしても接続されないことになります。
   (近い内に、検索ロボットが更新するだろうと思っているがーーー?)

no.94 大国アメリカは何処へ行くのか!    2006.8.16

 最近の新聞での大きな出来事は、「イスラエルによるレバノン攻撃」と、降って沸いたような「アメリカ行き航空機テロの未遂 イギリスで容疑者逮捕」であろう。
 イスラエルは、ヒズボラへの報復と称して大掛かりな攻撃を行なっているが、それをアメリカは容認し、国連の決議を骨抜きにしてまでもイスラエル側に立つアメリカの姿勢は、安保常任理事国の中国・フランスから批判を受けているが、2国ばかりでなく、良識ある全ての国々では、内心アメリカの横暴さに遺憾に思っている、ただ、それを表面に出すことで大国アメリカの機嫌を損ね、自国に不利になることを避けたい思いがあってのことーーー。この日本国すら、何か変だと思っている知識人はいる。しかし、この国の政治家はアメリカに背くと貿易・経済に風邪を引き、上向きかけた産業界の活動を削ぐことになり、ダンマリと決めている。だから、ますますアメリカの横暴になって行くのだ。テロ未遂は計画されたのがレバノン攻撃の前らしいから、切り離しても良いのだがーーーその根底にはアメリカのイスラエル寄りの外交であり、イスラム教内のアメリカに敵対する派との戦争、もっと言うならばイスラエル(アメリカが背面にいる)とアラブとの対立であろう。
 アメリカが正義の味方と称して行なったアフガン戦争、そしてイラク戦争、それらは表面上はアメリカ側の勝利で終わったかのように見える。しかし現実には、アフガンやイラクでは今でも内戦?(対アメリカといっても過言ではない)状態である。
 航空機によるアメリカへのテロ行為は、アメリカが世界に対して行なっている「反イスラエルへの攻撃」に対する報復であって、アメリカの姿勢が変らない限りこれからも決して無くならないだろう。一国大国主義で自国の繁栄のためには盟友すら切ることもある(日本のことを言っている!)。イギリスは自国の民族独立紛争もあってのことかもしれないが、アメリカに加担する犠牲を強いられていると思う。国内の民族紛争は別にしても、近年の戦争は、アメリカが国連を無視してまでも行なっている世界の警察官と称して行なっている行動(戦争)に大きな起因があると思っている。
 ロシアも旧ソ連から離れてゆく国々があって、その権威は小さくなり、むしろ最近は中国寄りの姿勢を見せ、アメリカに対して大きな脅威ではなくなった。
 アメリカ一国主義が、この世界に大きな不安と無秩序をもたらしているのだ。
アメリカよ!、目を開けて世界の平和、特に中東に対して中立的な(自国内にユダヤマネーを持っているから無理かも!)、そうでなければ反イスラエル側と敵対するのでなく、真剣に目を向けた外交・話し合いをやって欲しいものだ。
 今のブッシュ大統領の敵対政策では駄目であろう。余談であるが小泉首相と靖国神社の問題も然り、この二人には気配りがない


 本当に、良識ある国の宰相はいないのだろうか?

no.93 昭和天皇の「お心」を大事に!          2006.8.1

 7月の大きな話題は何と言っても昭和天皇の「お心」を知ったことであろう。
 昭和天皇と言えば「あーそうー」と言う昭和天皇であり、皇后様と美智子様(現皇后様)との葛藤で昭和天皇が大変苦慮された事を新聞・ラジオで知り、天皇と言えども内輪の事は、庶民と同じ感覚だなぁーと思ったことである。古い事になるが、昭和天皇が時の日本占領の最高司令官マッカーサーに会われた写真を見て、その当時の宮内庁(政府)からの指示でお会いになったと思っていた(今回からすると昭和天皇の意思で会われたと推測出来る)。そして国の元首から降ろされたことに哀れみを持っていた。
 今回の「靖国参拝中止は「私の心」である」と言う昭和天皇の発言されたメモが発表されて、私は昭和天皇についての考えを見直すことになった。
 先ずは、天皇と言っても国の象徴であって、権力も無く・力も無く、宮内庁の言うとおりに動くロボットのように思っていた。が、しかし、このメモが本当だとすると、天皇の言われることに文句を言う(異議を唱える)ことは出来ないのだと知った。愚者は「天皇の参拝中止のお心を変えることは、宮内庁は、いとも簡単に命令調で出来るとーーー。」と考えるのだ。(今回からすると昭和天皇のお考えに、ひょっとすると宮内庁も賛意を示したとも考えられる。)
 もともと、靖国神社は陸海軍が保持し公務での戦死者を祭っていたのであるが、軍の解体に依って時の厚生省にその管理が移ったが、政治と神道との分離から宗教法人として独立した経緯である。しかし、筆者の独断偏見であるが、現在でも一部の政治家は靖国神社と何かしらの深い関係を持っていると思える。
 話題を戻すと、昭和天皇はA級戦犯合祀後は一度も参拝されず、その意思・お心を現天皇も受け継いでおられる事は、誠に立派なご意思「お心」であると思っている。
 近隣諸国から参拝について文句を言われている日本の首相小泉さんは、昭和天皇の「お心」を、人それぞれお考えがあって行動されることであり、個人の問題である言い、自説を曲げなかった。
 しかし、これはおかしい、日本国の象徴である天皇の「お心」は重みのあるものであり、時の宰相はその「お心」に対処した国の仕組みを作らなくてはならないのだ。天皇個人の問題だと言って回避できるものでなく、また政治が介入できる事柄ではないとしているが、現実は政治家が介入しているから、何も出来ないのだ。貧しい国の体制である。

 昭和天皇の「お心」を大事にしてあげたいと思うのは、庶民の「心」である。

no.92 小泉首相の業績は?          2006.7.16

 小泉首相は、5年長期にわたる(?)政権の長をこの秋に終止することになる。
小泉さんは、首相着任前から持論であった「郵政民営化」を旗印にその座を得たのである。総裁になるや否や、自民党の派閥解体を打ち上げ、橋本元首相に総裁選挙に勝った勢いで、彼の率いる自民党最大派閥の橋本派を的にして、同派に「郵政民営化」の楔を打ち込み、同派閥を潰したのである(同派は他の議員に譲られた)。旧橋本派は郵政擁護に関わる政治家を多く抱え、民営化に反対してきた。激怒する小泉首相は、国民の小泉人気に支えられた政権の下で、先の総選挙では、政治に無関係なタレントの多くを「民営反対」の対抗者として、いわゆる[刺客を」全国の選挙区に放ったのである。このようなやり方が出来たのは、武部自民党幹事長と組んでの策略であった。
自民党の広報を見ると「郵政民営化こそ、すべての改革の本丸。」と打ち上げている。
小泉さん、郵政民営化決定の後の政治改革プロセスが見えて来ない。そのうちに任期が来てしまったのである。小泉首相の業績は「自民党派閥解体」(実体はまだある)と「郵政民営化」しか思い当たらない。かつ小泉さん靖国神社参拝で近隣諸国から非難を浴びながらも自説自行為を正当化し、いたずらに国の外交に溝を深めてしまった。
私は日本、日本外交そして日本のアジアに対する指導力の強化(政治・経済に貢献する)こそが、日本が引き起こした戦争に対する償いだと思っている。話が反れるが、北朝鮮のミサイル発射、韓国の竹島調査、中国の国連での日本虐めーーー等々、アジアの近隣諸国、特に中国・韓国・北朝鮮からバカにされるような行為に対して、強力な手を打っていない貧弱な小泉外交政治に憤りを持つ。
「郵政民営化」が良かったかどうか?その結果が国民にいかほどプラスになるのか分からない。あえて言うなら、やらなくてもいいような事を5年かけてやったと思いたくない。

 政治は一寸先は暗闇であると言われる、次の総裁選挙そして次期参院選挙では、自民党は小泉路線を受け継ぐのか、それともまったくの反体制側が勝利するのか予想も付かない、日本の貧弱な政治体制であることには間違いない。


no.91 次期日本代表サーカー監督には自国人を    2006.7.1

 W杯ドイツ大会は、まだ熱戦が続いている。日本はジーコ監督の下でがんばったが、勝ち残ることできず、監督以下選手たちは日本へ戻った。
ジーコ監督との契約は4年でこれで終わり、次期監督の選出が始まっている。
ジーコ監督はブラジル出身であるが、その手腕を買われ、日本代表の監督になったのである。
日本語が達者かと言うと、通訳を介して話すことになる。選手達とは身振り手振りで意思を伝えているが、日本選手も外国のクラブチームで活躍している人もおり、言葉の不自由は無さそう(?)。
しかし、私は日本人の体格、気質、食生活などから、外国人には理解できない内面があると思っている。W杯全敗の責任を選手の力そしてその体格にすりかえられてしまっているが、そんなことは始めから分かっている事である。スポーツと言えども勝負の世界、勝つことが求められるが、いい試合・全力を出し合った試合ならば、それで良いのではないか!
試合を振り返るとき、監督が通訳を通して報道記者に話しておっては、味気ない。負けても日本語で精一杯演技(?)してサービスしてほしい。あの冬季五輪で荒川静香が見せてくれた演技そして笑顔を期待しているのだ(話はそれたがーーー)。拙者の独断偏見で言うならば、あの野球世界大会で王監督率いる日本が優勝したが、王監督よりもイチローの報道の方が強かったが、それは多分に王監督の持つ職人気質が、テレビ報道でのタレント性に向かない所為だろう。これが元気な長島さんならば面白い場面が沢山あったと思う(残念)。
(見よ、日本ハムの新庄選手を、パフォーマンスとタレント性で、日本ハムを背負い、球場収入をアップしているーーー引退させるには惜しい)
話は戻って、拙者は日本サーカー協会に一言言いたいーーー体格の違いは所詮どうにもならないし、パワー不足も仕方がない、技術巧者が通らない世界かもしれない、それならば勝ち負けは二の次で、やはり日本人の監督を望みたい。それも話し上手で、格好良くて、テレビ写りの良いことを望む。何かタレントを望んでいるかもしれないが、さらに偏見で言うならばサーカー選手は野球やゴルフほどに人気タレントがいない(ごめんなさい、中田選手は知っているーーー)

まだまだ4面5面と続く新聞報道であるが、「たかが、球蹴り一競技」に天下の新聞・テレビ報道の騒ぎに、いささかの苦言を呈したい。



no.81〜no.90は、こちらで読むことが出来ます。
no.71〜no.80は、こちらで読むことが出来ます。

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