◆ 竜のたわ言(たつのたわごと) ◆
( 主 管 ブ リ ー フ )
no.120 知人のパソコンを見るとーーー!(続)    2007.9.16

 知人のパソコンがウイルスに侵されたが、リカバリーして元の正常の戻したことは前回のお話したことである。ところが――この処置1日も持たなかったのである。
何故なら、ウイルスに再度侵されたのである、顛末は次の如くでーーー。引き渡した翌日、中国語のホームページになってしまったと告げられたのである。とりあえず、オプションから書き換えてもらったが、そんなことで直るウイルスではなく強力な中国製のウイルスなのである。
使用しているウイルス対策ソフトのホームページを見ると、該当するウイルスは外にばら撒くものでなく内部で活動するタイプであるので、Eメールの発信には支障ないと思われるが、しかしIE(インターネットエクスプロラー)を開くと中国語ではストレスにもなることから、修復することにした。届いたパソコンを見ると前回侵入されたウイルスと同じタイプのウイルスであり、ウイルス対策ソフトでは駆除されていないのである―――この辺は全く前回と同じである。(知人は多分気に入ったサイトのホームページを―――これにウイルスが隠れていた―――見たいサイトであるので開いてしまった―――そしてウイルスが侵入したーーーまぁこんな具合だと思われる。)。
とりあえず、ウイルス対策ソフトメーカの説明対策にある手順に沿って、レジストリなどの一連の侵されたファイル・設定値を正常値に戻してみたが、何の変化が見られなく、試行錯誤してみるがラチあかず。一か八かで、別ソフトで「AD-Aware」と言う強力なスパイウエア退治のプログラムを使ってウイルスチェックをすると、出てくるわ沢山のウイルス・スパイウエアが検出されたのである。そこで特に問題なしと見て全てを削除したのである。すると、アラー不思議―あの中国語のホームページが消えてしまったのである。本来のOCNのホームページに書き換えてもOKなのである。これで上手く行ったと思ったのである。だが、この際セーフモード(OSの検査モード)でチェックを試みようとしたら、セーフモードにならないのである(一瞬青ざめる)。また、チェックデスク(CHKDSK)も実行できないことが分かった。途方に暮れーーーOSの修復(OSのCDを入れて立ち上げる方法)を次に実行したのである。その結果は不思議な事にはセーフモードの実行が出来るようになったのであるが、依然としてCHKDSKが出来ないのである。このCHKDSK(フルチェックモードを試みる)、よく知った人でないと行わないチェックであるので、この状態で知人に返すことも考えたが、あとで他に不具合が出た時に悔やまれることを思い、この状態での使用を断念ーーー結局再度リカバリーしたのである。
後日、知人に更新したパソコンを渡したら、老後の楽しみがパソコンの利用であったが、ウイルスが怖くてさわれなくなったと嘆いてみえたので、またウイルスが入ればまた直しますからと言って励まして来たのである。

今回思ったのは、インターネットを使ってパソコンを活用すればするほど、ウイルスの危険さは増す、ウイルスの心配がないパソコンを持つことが出来ないかとーーー。

(蛇足――最近某ウイルス対策ソフトを入れることで格段に処理速度が悪くなる事態が目につくが、何とかならないのかなぁー)

no.119 知人のパソコンを見るとーーー!      2007.9.1

 数日前、知人から使用しているノートパソコンの異常を知らせて来た。
(1)突然 ホームページが中国語に変わってしまった。
(2)プロバイダー(インターネット)に接続出来なくなった。

この2件を言うて来たのである。お世話になっている方なので、2,3日後に知人宅へ出向いた。インターネット接続は、初回では接続できないけど、2-3度の再試行で接続できる。特に問題は無いと感じ、次にタスクバーの通知領域(右下の)に在るウイルスソフトのアイコンマークや接続アイコンなどをクリックして状態を見ようとすると、フリーズ(固まってしまう、以後操作できない)してしまうことが分かった。とりあえず、使わなければよいので、次の現象の対策に入る。
ホームページが、なるほど中国語になるのだ。それもプライベートなホームページ(検索画面のようである)。そこで、ホームページを本来のOCNホームページに戻しても、次回のIE(インターネットエクスプロラー)の立ち上げでは、また元の中国語に変わってしまうのである。悪質なウイルスまたはスパイウエアと見て、ウイルスチェックの実行ログを見ると、何んとウイルスが20数個検出されていたのである。よく見ると「トロイの木馬」型ウイルスが3種類、他に、隔離削除がされていないーーーその処置を使用者に促す類のものなどが見つかっているのである。
使用者である知人は、パソコンのウイルス処置について詳しくご存知無いのであるから、それらの警告・通知は無視して来られたか、新手のウイルスでウイルスソフトメーカーが未だ対策していなかったか(この件については、私のウイルス被災で以前この欄で報じている)、である。
ホームページの書換えの件、先のタスクバーのフリーズ現象などから察して、ウイルス(スパイウエアは検出されていなかった)が活動していると見たほうが良く、ここまで深刻(?)だと、これは再インストールしかないと私は判断し、知人にその旨を言ってパソコンをお借りして来た。
拙宅では他に方法がないかといろいろ調査・試行したが、結局断念、ほぼ1日掛けて、再インストール・アプリケションなどの入れ直し・設定などを行ったのである。その結果は、当然元の良好な状態に戻ったことは言うまでもない。
知人は、お年寄りであり、危険なアダルトサイトや出会いサイトには無縁の人であるから、ここからの侵入でなく、配送され来る情報データ・メーリングからの情報、それに最もらしいのがインターネット上のメル友からの受信ーー聞くところによると「おば様」であるらしいので、ひょっとすると、その方がウイルス対策をしっかりとやられていないとすると非常に危険であるーーーそんな事は無いと思うのだが?ーーー。
しかし、現実には誰かがウイルスを送りつけたのだからーーー。

ウイルスチェックのアップデートを確実にやっているからといって、油断してはいけない。危険なサイトに近づいたり・無料情報にありつく事は危険であると思わなくてはならない。ウイルス対策がされていない出来たてほやほやのウイルスに侵入されたら最後ーーーパソコンが暴走・操作不能になってしまうのである。
網を潜り抜けたウイルスの退治には、ハードディスク内のウイルスチェックを小まめに行うしかないのである。皆さーん 気をつけて!!

no.118 植民地支配の責任は!          2007.8.16

 先ごろ、フランスのサルコジ新大統領は、アフリカ諸国を訪問した際に「いつまでも西欧に植民地支配の責任を押し付けるばかりでなく、独裁や貧困のない自立したアフリカを築くべきだ」と述べ、一部のアフリカ知識人から強い反発を招いている、と某新聞は報じていた。
ここで言う植民地支配は、19世紀後半から20世紀初頭に向けて行った領土拡大のことであり、アルジェリアや近くのベトナムなどの独立騒ぎなどで崩壊していくのであるがーーー。
私の偏見に満ちた「過去を知らない−たわ言」であるが、こと日本についても同じ考えを持つ者である。日本の帝国主義は領土拡大と本土の繁栄のために東南アジア諸国に進入(?)し、植民地化(?)して来た。そして第2次世界大戦の原爆投下によって終止が打たれ、植民地を放棄するのである。植民地でない千島の島々は、日本古来からの領土であり植民地でないのであり、旧ソ連が戦争終結に違法に占拠して現状に至っていると見ている。
 話は逸れたが、日本が行った戦争行為について今も中国・北朝鮮・韓国等は何かにつけて日本に謝罪(靖国神社参拝しかりーー)を要求している。近くの同盟国であるはずのアメリカさえ、慰安婦問題で「公式な謝罪責任」を追及し、議会で可決する「いじめ」が横行しているのだ。(アメリカは自国で行っている過去の黒人奴隷問題・黒人貧困差別・先住民の強制移動などなどーーーに対して何ら責任を取っていないと見るべきだ。)
 日本を含めた関係諸国、戦争終結から60数年たち、戦争を知らない若者が増え、一部の国を除けば観光交流が盛んであって、戦争の悲哀は無くなっていると見たい。
これらの国では、日本にいつまで経っても侵略者のイメージを持たせる事で自国の民主化や被害国としての忘却を阻止しよう(?)との狙いがあることは明白な事である。
 極端に私に言わせるならば、過去に進入された事実はその国に侵入される弱さ(防衛力、政治の傀儡、など)が有っての事であり、仕方がない(?)時の流れのしわざである。
今の日本は弱い者いじめをされているのであり、それを黙っている日本の政府にも問題がある。
 サルコジ新仏大統領が言わんとすることに、私はまったく同感する者である。

no.117 参院選 自民党 歴史的惨敗!      2007.8.1

 マスコミ各社は、30日朝このような表現で参院選の結果を報じた。
自民党の大敗は、選挙前からマスコミが言っていたことであり、それをあたかも増長させるような報道を連日行っていた。有権者である国民は負け犬にならぬように、野党に投じてしまったと、僻みぽい「私のたわ言」である。
 安倍首相が率いる内閣は、当初から閣僚の不祥事が次から次へと出、自らそれらの首を切ることなく本人の判断に任せ、任命した責任を逃れてきた。また、重要法案に対しては、強引な採決を図り、野党との協調を取らなかった。降って湧いた年金問題については、永年の年金行政の結果であり、安倍首相の結果ではない。それを見抜けなかった野党にも責任はあるのだと思う。格差の問題も、内閣にあえてそれに立ち向かう姿勢は無く、むしろ消費税アップを臭わせる状況と作っていた。憲法問題もしかり、9条を修正して攻撃力を持つ海外派兵を図るなど、胡散臭い。これらーーなどなど、敗北の要因は考えられる。
 だと言って、安倍首相を退陣させてその代わりの良い人(?)が居るかと言うと、私は今の自民党では居ないと見たい(なりたい人は数人いるらしいがーーー?)。
 安倍首相を擁護するつもりはないけど、正直に言うと今参院選に、私は自民党に入れてしまった。何故なら前にも書いたがほんの少しの株を持っており、株式市場の安定を欲したのである。そればかりではない、安倍さんが言う「改革を始めたばかりであり、それを果たす責任がある」この言葉通りに、私は彼にもう少し任せたいのである。

 民主党が第1党になり、参議院をリードすることになるらしいが、小沢代表の下に居る―あの人たち(管、鳩山、前原、岡田、それに羽田氏らの代表経験者)が、どのような動きをするのかーーー?いささか私はこの政党に政治を託せられない思いをするのだがーーー失礼だが!
 早速、安倍首相は続投を打ち上げたが(30日現在)、落選した自民党議員や地方の組織からは責任辞任の声が出ておるが、政治は一歩先は暗闇であると言うので、今後どのように展開するのか予測付けられない。

あぁー株だけは下げないで! おねがい!!


no.116 お中元とは?              2007.7.16

 今年も知人から「お中元」を戴いてしまった。当然私も来ることを予想して(?)「お中元」を送っているのだ。そもそも「中元」とは何か、この年になって改めて辞書を引いて見た。
 手元の三省堂の「広辞林」では、@陰暦7月15日の称、A中元の贈物とある。これだけでは納得できない。次に、旺文社の「古語辞典」によると、
 陰暦の7月15日に称。正月15日の上元、十月15日の下元に対する節日の一つ。もと、中国の道教の説によったものだが、仏教の盂蘭盆(うらぼん)と混同されて、この日、仏に物を供え、冥福を祈るようになった。―――と記述されている

 さらにインターネットで検索して見ると、「お中元」のことが詳しく書かれている。
つまり、日本人の宗教心から祖先の霊を祭り、供え物を親類縁者や隣近所に配るという「善行」から来ているようだ。(また、一説によると、「中元」は罪を懺悔し許す日として、贖罪の意味で近所に品物を贈るという習慣があって、その中国の風習が日本に伝わり、お盆に先祖の霊に供える習慣に結びついたと。)
 それが高じて、一年の半期を区切りとして、日ごろからお世話になっている人への感謝として贈る「お中元」となったようである。
 お中元を贈る時期は7月初めから15日ごろまで(関西以西では、8月初めから15日ごろ)が一般的らしい。因みに、7月15日過ぎたら「暑中お見舞い」、立秋(今年は8月8日)を過ぎたら「残暑お見舞い」として贈るのが普通らしい。

 何気なく過ぎてゆく季節の行事・習わし?であるが、今まで「中元」の意味を知らずに、この年(拙者69歳になる)になって、知った事である。
お恥ずかしいことよ!

no.115 Windows 98/Meは危ない?        2007.7.1

 OSのWindows 98/Meは、製造元のマイクロソフトによるサポートが2006年7月で終了したことはご存知の事と思う。この5月にIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)から、サポートが終了したOSを搭載したパソコンを使う事は危険を伴うとして、警告を発している。
 98/Meを未だ利用している人は、少なくない。こう言う筆者もCPUの遅いパソコンでも結構立ち上がりが早いので、まだ重宝に利用しているのであるがーーー。
 IPAの呼びかけは以下の如くである。

 サポートを終了したOSを搭載したパソコン(PC)を利用し続けると、
1) PCに新しいぜい弱性が発見されても、修正プログラムが配布されないので、ぜい弱性が蓄積されて、セキュリティホールだらけのPCとなる。
2) OSのサポート終了とともに、アプリケーションソフトもサポートを終了していく。
故に、ウイルスソフト関係も新しいウイルスに対応してくれなくなる恐れがある。
3) 使用しているPCに何かトラブルが出てもOSの製造元は対処してくれないので、自分で対応しなければならない。
 以上のことから、
(1)「穴だらけのPC」をネットワークに接続した場合、どこからでも侵入されてウイルスの感染、情報の漏洩など、いろいろな被害を受ける事になる。
(2)最近のインターネット上では、ぜい弱性に付け込んだ不正プログラムがPCに入り込み、そのPCを悪用して他のPCに迷惑メールを送りつけるなどあり、自分のPCから他の人に迷惑をかける事になる。

 このような事から、サポートを終了したOSのPCを使い続ける事は、非常に危険な行為であるとしている。
 もし、使いたい時は、インターネットはもとより、社内や家庭のネットワークにも接続しない状態で利用する事を勧めている。

 かく伝える筆者も98SEを使っており、対策をしなければと思うのだがーーー?

no.114 『談合』は、必要悪!             2007.6.16

 私の偏見で語らしてもらう。
このところ新聞・テレビ等の報道では、いろんな業界での「談合」が告発又は摘発されているニュースが目につく。新しいところでは、某大臣の自殺まで追いやった(私見?)緑資源機構談合がある。古いところでは防衛施設庁や旧道路公団の談合、近くでは名古屋地下鉄建設工事などなどである。私に言わせれば、物を発注する場面では必ず起こるのが当たり前と見たい。
 そもそも「談合」とは、辞書をひも解くと−−−話し合うこと、話し合い、相談、そして競争入札の際に複数の入札業者が前もって相談し入札価格や落札者などを協定しておくこと。−−−と記されている。この文章からすると何ら悪い印象を感じることは無い。では「官製談合」とは、これは「官製」と「談合」との合成語であり、一解説に依れば業者の話し合いに発注者の官(又は類似した半官組織)が参加する場合である。話し合いに参加しなくても発注の内容(予算)を漏らす場合も言うらしい。官側は発注をやり易くするために、また事務の手続きを簡単にするために漏らすことも場合に依っては有るだろう(?)。だが、問題はその見返りに業者から返礼(お金、天下りを容認)を受けることとなって、時には収賄となる罪を犯すことになるーーーこれは頂けない悪いことである。
 私は官の業務上、予算の範囲内で業者と「話し合い」をすることは、指名入札と言う制度も別途あって許されるべきだと思う。言うならば、国民の税で賄う公的工事などで公務員が公金を無駄に使うことが無いようにお役所内での発注のチェック機能を強化すれば良いのだ。その時には業者と「話し合う」こともあり、「談合」が悪だとするならば、それらは「必要悪」であると言いたい。
 私がさらに偏見で言うならば、「談合」を禁止するようになったのは、平成2年の日米構造協議で、公共事業の談合が日本の市場の閉鎖性の象徴として取り上げられ、外圧として「独占禁止法」で談合を取り締まらざるを得ない状況となった経緯があるのだ。
 経団連の誰かが『談合は日本の古き風土でーーー』、そのようなこと言われたことを覚えているがーーー。いやーこれは決して『談合』を容認せよとの発言ではないがーーー!

 年金のことで社会保険庁がたたかれているが、所詮人間が行っていること故、間違いもあり・漏れもあるだろう。それを正すのが受益者の国民であるので、自らを守る姿勢を持つことが迫られているかもしれない。皆さんはチェックしておりますか?


no.113 沖縄へ再び旅して!        2007.6.1

 私は懇意にしているご近所のご夫婦と数日前に10数年振りにとなる沖縄旅行をした。
旅行は大手旅行会社の格安ツァーでの3泊4日である。私は現役時代の勤務先の慰安旅行で沖縄を始めて旅したとき、観光バスのガイド嬢が説明する沖縄戦争の悲哀、そして置かれている沖縄米軍基地の状況などを聞き、暗い気持ちになってしまい、折角の観光気分が吹っ飛んでしまったことがあった。それ以後沖縄へ二度と行くまいと思っていた。今回同行のご主人が沖縄本土へは行った事がないので一度行って見たいと言う、目のご不自由な年配者の願い(?)を遂げさせて上げるのも、日頃の旅行相手に恩返しかと思っていた。また、私が持つ沖縄に対する偏見(?)を死ぬ前に見直すのに良いチャンスとも思った(少しオーバー!)。
  先ず旅行中に感じたことは、前回のときは飛来する米軍ジェット機の音が大きく気になることが多かったが、今回まったく飛んでいることを意識しなかった(飛んでいなかった? 米軍がイラク戦争に向けられているから?ーーー)。次は、ガイド嬢からは沖縄戦争の悲哀を聞くことが無かった事である。但し、沖縄が置かれている状況として基地への強制収用(島の約20%が米軍基地)については市中を走るときに説明されていたが、苦しい沖縄の状況を知るのにとどまり、暗い気分になるようなことはなかった。ツァーの他の同行者に聞くと、沖縄サミット(2000年7月開催、森首相時代)以後は、ガイドの説明には戦争悲哀話を自粛する方向であるようで、年々本土から若年の観光客が増加する時代に、そのような戦争話を持ち出さないことは、私としては良いことだと思うのだがーーー。
 さて、沖縄はこの5月に本土復帰35年になった。復帰後のイベントとして開催された海洋博覧会の跡地の公園内に世界一を誇る水族館を見たが、全長7.5メートルのジンベエザメが泳ぐ姿は偉容であり、エサを食べる姿もまた驚異であった。
 那覇市内にある首里城は前回旅行時には「守礼の門」しか見れず工事中であったが、今回は平成4年に復元され一般公開されており、私も見るのが今回の目的でもあったので拝観して来た。「正殿」・「御庭」など見てきたが、時間が短くゆっくりと見ることが出来なかったのが悔やまれるのだが。
 沖縄北の「今帰仁村」から「那覇市」までの旅程であったが、日本政府の振興開発と基地という「アメとムチ」政策によって、沖縄は変わりつつある。偏見・独断で言うならば、公的機関の建物(庁舎、公園、空港、海岸護岸、道路などなど)は国費を投じ整備されている。収用されている土地に対する補償もほどほどにあると聞いているが、だからと言って基地で我慢せよとは私は言いたくない。基地は無いことに越したことはない。
 近頃では、本土からの移住者が増えていると聞いている。定年後の住家として南国の地を求めているらしい。私もセカンドハウスを持てるならば、「沖縄も良いなあー」と思う。

 今回の旅行で、沖縄を見直し、再発見したのが大きな収穫であったと感じている。

no.112 日本の庭先でロシア・インドが軍事演習      2007.5.16

 先月の24日から4日間、日本海でロシアとインドが合同軍事演習をしたと報じている。両国の合同軍事演習は2005年にインド領海で行った以来の2度目である。日本にとって注目すべきことは、日本の庭先(日本海)で実施されることである。そして、その軍事目標である敵国はどこかと言うと、言うまでも無く日本・アメリカと言うことになるーーーそうとはっきりとは言ってはいないがーーー。報道によれば、ウラジオストク近海でテロ集団に船舶が乗っ取られたことを想定して行うそうである。若し、そのような想定ならば近い国である日本の援助を要請したほうが早いと思うのだがーーー政治と言うものは、そう簡単でない?
 さて、そのインド軍であるが、その演習に先立つ前の16日に、日・米・インド軍による合同親善訓練を日本の房総半島の沖で行ったようである。これは日本インドの防衛交流の一環としてのことらしい。
 また、中国とロシアは、陸軍の上陸作戦を合同演習しているし、インドはまた、中国ともインド洋で海軍の合同演習をしている。その中国であるが、パキスタンの某軍港を借り、そこに中国の艦艇を駐留させている。また、ミャンマー・インドネシアにも島を借り、中東の石油輸送の安全を図るために海軍基地を持つらしい。どうも中国はインド洋に積極的に台頭し、自国経済の繁栄・市場拡大のために、またアメリカにけん制する意図のようである。インド・パキスタンは隣国でありながら宗教がらみで敵対関係にあり、境界線でもみ合い発砲している。アメリカはこの両国とも友好の関係である。こう見ると、南アジア地域は、アメリカ・中国・ロシアが入り乱れて勢力の維持拡大を図っており、その関係国はこの3国と平等に付き合うことで自国の防衛安全を図っているらしい。だからその辺をわきまえて外交・親善をしないと駄目なよう。
 で、日本はどうかと言うと、どうもアメリカ一辺倒で有るようだが、方向を修正しないとこれらの南アジア諸国から見放されることになる。私が思うには積極的にアジア諸国の安全を図るには?、やはり憲法9条が邪魔になる? 今14日に「国民投票法」が成立したが、別名ー憲法改正手続き法ーと言われているが、要は攻撃用の軍備を持ち海外派兵を容易にしようとするものであろう。
 これから3年の間に、十分に国民知らせ、良ーく検討して欲しいものだ。

 
no.111 VISTAノート 買いました!     2007.5.1

 拙者が面倒見ているシニアのパソコン教室では、この4月におばちゃん達が持ってくるノートパソコンに新しく買ったVISTAを持って来る人が5人と増えた。この時点では男性はゼロなのである(何故かと言うとXPノートを持っている人が多いので、買い換えるところまではいっていない)。こうなると、大げさではあるが教える側として、やはりVISTAノートを持たないことには事が進まない(簡単に言うと教えられない?)。拙者の自宅では、先に書いたようにデスクトップで、XPとのデュアルブートでVISTAを動かしているが、ノートはXPである。もちろん1月に発売が開始されてからは、遅かれ早かれ持たざるを得ないと思っていたが、こうも早くおばちゃん達が持つとは思っても見なかった。拙者としては5月の連休明けの安値に落ち着いた梅雨頃と思っていたがーーー。状況が変わり、連休明けの勉強会では拙者も持ったことを見せびらかす必要があるのだ。そうなると彼女達と同等クラスの物では後塵を拝することになるので、その上のクラスの夏モデルVISTAノートパソコンを連休前に買ってしまったのである。
 XPのノートパソコンは昨年の1月に買っているので、1年ちょっとしかもたなかった事になり、贅沢(!)を悔やんでいるがーーー、しかし、これも仕事の必需品だと自分に言い聞かせているがーーー。彼女たちが持って来ているVISTAノートで、某メーカノートの内蔵無線LANでは教室で用意しているアクセスポイント(親無線局)に繋がらないという現象が出ており、この解決に購入したノートが使われた。某メーカのホームページを見ると1月出荷の製品情報に、似たような不具合が掲載されており、その辺からヒントを得て接続を試すが埒があかない。結局、いろいろと試行錯誤でいじくっていたら突然良くなってしまったーーー何に起因するのか拙者も分からないが、繋がったのでよしとする。
 VISTA−OSの他に、IE7、Office2007などが新しくなっており、XPとは様変わりしていることは先に書いたが、拙者のような年寄りには、表示の目新しさやツールバーの変わり方に慣れるのは大変で、直ぐに忘れてしまうのである!

 95・98からXPに慣れてきた拙者にとっ、XPは使い勝手が良いのだ。
 しかし、時代に乗り遅れては馬鹿にされる?  一生懸命がんばらないと!!!
 
no.110 国民投票法案 今国会成立か!     2007.4.16

 久しぶりに政治談議としよう。
国民投票法案が今国会で成立するようだ。昨日12日の特別委員会で強行採決された。同法案は、憲法改正に必要な国民投票の手順を定めるもので、この国会で成立すると、1947年の現行憲法施行後のはじめての憲法改正への手続きが明確されたことになる。
 国会に憲法調査会が設置されて与・野党が議論しての7年間らしいが、この間に国民にどの程度憲法改正の必要性を訴えたかと言うと、どうも拙者は疑いたくなる。保守タカ派の安倍首相は、憲法改正に熱心なようで、今参院選では野党との論争にしたいらしい。イラク戦争に加担し自衛隊を派遣しているが、武器を使用できない米軍の後部援助では物足りないのか!ーーー。確かにイラク戦争に派遣したが、お蔭様で隊員の死傷事故も無く勤めているが、戦争首謀者であるアメリカに対する貢献度は低いとブッシュ大統領は陰で言っている。イラク戦争で手一杯のブッシュ大統領にとって極東の北朝鮮問題からは手を引きたいのが本音。だから、なりふり構わずに金融解除をするのだ。盟友である日本が拉致で孤立しようが、米国内の政権安泰の方が重要としている。極東の安全確保に対しては、日米安保から日本が独立して軍備を拡張し、自衛権から脱却した攻撃可能な軍事力を持つことを、アメリカは再三再四に陰で要求して来ている。極東における中国の経済躍進を傘に台頭して来る事は、日米にとってよろしくない事であるーーー? 韓国は、北に対する融和政策で信頼できないと公然と言うアメリカ。アメリカの言うことは何でも聞いてくれる日本は、アメリカのとっては同盟国であり、下僕であるのだ。保守タカ派の安倍さん、再軍備するには憲法9条が邪魔である。それならば憲法を改正して攻撃できる軍備にすることだと思っているのだ。

 私も日本が強くなることは良いことだと思っている。憲法が施行されて61年目に入るのだが、世界の状況も変わり核兵器を持つ国が強国である現状では、日本は幾らお金を武器にしても大国と認めてくれない、だから国連の安保にも入れないのだ。惨めである日本、それを覆すのは日本が核兵器を持ち、中国・北朝鮮そして友好国である韓国に対してでも、恐れがれる国であることが必要。また、経済大国で有り続ける条件にもなりつつあると、私はそんな夢を見たのだがーーー。

 そんな夢を安倍さんが実現したいならば、もっと国民に分かりやすく、本音で!説明しなければとーーー!

no.109 自作パソコンの不具合対処?      2007.4.1

 恥ずかしいのだが、拙者の未熟なパソコン修理の顛末を書く。
3年前に組立てた自作パソコン1号機(Pentium4-3.0GHzのCPU使用)が突然動かなくなり、電源スイッチを入れても何の表示もされなくなった。当初は気まぐれで次回立ち上げでは良くなるだろう位に考えていたが、一向に良くならない。
 本格的に対処しようと考え、何の表示もされないということは、次が該当すると考える。
1.心臓部であるCPUが逝かれた。
2.マザーボードが逝かれた。
3.メモリが逝かれた。
4.電源が正常な電圧を出力していない。

 3年前の組立であるので、CPUは一昔前のタイプであり、インテルでは今は製造していない。どのように追求して行くかである。そこで、まずメモリを疑い、自作2号機からメモリを外して取り付けてみたが、状況は変わらなかったのでメモリは大丈夫だと判断した(実は、この判断思い込みが、後に尾を引く)。次に、同じタイプのマザーボードが偶然にも予備として(将来の万が一のために購入してあった?)持っていたことに気が付き、このボードにCPUを移してテストした(この作業するためには、CPUクーラの取付け用のグリス購入など手間を食う)。テストの結果は、まったく動作しない。
だからと言ってCPUが悪いと決め付けるのは如何かと(何故なら、このテストした予備のボードが悪いのかもとーーー)。
 そこで、確実に動くCPUを手に入れようと奔走し、始めに中古のPentium4-2.4GHzを買い求め、テストするがこれも動かない。中古だったから駄目だったと思い込み、次は、新品で行おうとグレードの低いCeleron−2.4GHzを再度買い求めた。結果は、不具合のボードそして予備のボードでもまったく動かない。この間、電源の異常も考え、自作2号機の電源を使用しても状況は変わらない。迷路に入ったかと途方にくれる中で、予備のボードでメモリを2号機の物に差し替えてみたら、なんと不思議に動作し、BIOSを表示して来たのではないか?
それが何れのCPUを使っても表示されるのだ。従って、CPUは逝かれていないことである。次に、不具合のボードに、このCPUとメモリを置き換えて見るが、やはり動かない。と言う事は、この不具合のボードが不良? つまりーーー今回の動作不良の因は、このマザーボードが逝かれていたためと最終判断したのである。
 余談であるが、では交換されたメモリは完全に駄目かと言うとそうではないのである。2号機のマザーに差し込んだら、正常に動作したのである。このようなことはマザーとメモリの相性(合性)があると、ものの本には書いてあったが、私がこれを体験するとは思っても居なかった。良い勉強(遊び)になったと思いながら、メモリーとCPUに振り回され、費やしたお金と時間のロスを嘆く!

 これで、全てが落着したと思いたいが、実はこの不具合マザーボードには5年の保証が付けられているのだ。このボードを買ったショップに持ち込み、保証が「すんなり」受けられるのか、いささか自信がないーーー使用状況に文句を付けられてーーー引き下がる?
 困った心配である。

no.108 VISTAを入れてみたけど?      2007.3.16

 前回、ご婦人の持つVISTAノートに刺激されたことを書いたが、会の長たるもの(?)知らぬ存ぜぬでは、馬鹿にされる。早速、手持ちの自作パソコンが、VISTAのインストール条件に合うとして(マザーボードは1年前に購入したもので、現行のCPUソケットLGA775を付けており、Pentium4 3GHZを実装)名古屋駅前の某パソコンショップへ行き、DSP版(簡単に言うとマイクロソフトのサポートの無いもの)のVISTA OS 「Ultimate」と、入れ込むハードディスク、それにグラフィックビデオボードを買って来た。心を驚かせながら既存のOS XPと共存させるために、「デュアルブート」構成でインストールした。インストール自体は何のトラブル無く成功した。そして、立ち上げて見ると、静かーに起動してくれたのである。あーやったなぁーと心喜ばせた。しかし、音が出ないことに気が付いた。そう言えば、マザーボード自体のドライバーソフトを入れて無いことに気が付き、まぁー大丈夫だろうとXP用のソフトを入れようとするが、受け付けてくれない。どうもOSが異なることを認識して駄目のようである。従って音が出ないことに納得。であるならば、マザーボードメーカに問い合わせるしかない。EメールでVISTA用のドライバーを問い合わせる。すると、3−4日経ってから「当マザーボードはVISTAをサポートしておりません」と言う、そっけない返事が返ってきた。とりあえず、音無しで行くかと、一瞬思ったが、VISTAの醍醐味を半減させられることになる。マザーボードの説明書を見ると、サウンドチップにRealtek ALC880を使用していることが分かり、このチップ名からインターネットで検索すると、ドライバーのアップデート専門に公表しているサイトに該当しているものがあり、使えるかどうか分からないがーーー(始めからの再インストール覚悟で!)ダウンロードして解凍・実行したら、あらー不思議 音が出たのである! これで良かったのかと、今でも半信半疑で音を聞いているがーーー。
 さて、VISTAであるが、数日使って見るところでは、長年使い慣れている98−XP路線とは画面・表示・操作が異質であることから、戸惑うばかりである。拙者のような物覚えが悪い、すぐに忘れる高齢者には、旧来のOSの方がやり易い(XPホームエディションのサポート期間が20014年4月まで延長された)。また、グラフィックビデオボードを入れたことにより、売りのエアロ機能であるフリップ3Dも快調に表示できるが、それを使って何をするかとなると、トント迷ってしまう。Wordも2007になったが、これはずいぶん高いので、しばらくお預けする。こうなると、VISTAを入れたマシンでの業務(大げさ!)はまったく予定なし。ただ、ただ、OS中味の勉強だけ?
 一つ余分なことを付け加えると
デュアルマシンの一方であるXPで動いていた「テレビキャプチャボード」がVISTAでは動いてくれない。これもメーカのサポートサイトへ行くと「本ボードはVISTAでは動きません」と堂々と表示されている。

 どうもVISTAというシロモノ、古い本体・パーツは駄目で「新しい本体・パーツを買いなさい」と言う、マイクロソフトを始めとするとパソコンメーカの陰謀な商品であるとーーー。

no.107 新しいWINDOWS VISTAを買わなくちゃー!  2007.3.1

 マイクロソフトの新しいOS WINDOWS VISTAが1月末から発売開始された。
 私が地元のシニアが集まるパソコン教室のお世話をしていることは、今までに幾度かお話させていただいている。その中で、数日前の勉強会にお年を召された(失礼!)ご婦人が、息子・娘(いゃー孫かなぁ)から買わされたと言って新しいノートパソコンVISTA「Home Premium」を持って来て、「使い方を教えて!」と、のたまわったのである。私 一瞬「もう来たかぁー」と青ざめてしまった。何故なら、こう言う事態が来る事は予想していたが、こんなに早くやって来るとは思ってなく、5月連休明けぐらいと思い、それ迄に、自分自身の自作なり、買い替えで勉強しなくちゃーと言い聞かせていた矢先である。案の定、はじめて触るVISTAの操作は、従来のXP(98、ME、2000の流れで操作にあまり違和感が無かった?)とは全然変わっているのだ。その上に、[オフィス2007]も入れてあり、「どうやって使うのーー!」とおしゃるのである。これも当方初めて見るものであり、愕然とする様。
 シニアの仲間は皆平等だから、何もこちらが「知っている事が上!」である必要は無いのであるが、しかし、誰かが知っていない事には、会は進まないのだーーー困ったことである。
 他の裕福なご婦人方も、これに刺激されて新しいVISTAを持つことを考えるに違いない。拙者の方は、格差社会の底辺に居る最低年金組みであり、生活で一杯であるのだ。こう言うところからも、今の世間で言われている格差の実感が迫ってくるのだ。
 (近所のコーヒショップでお茶を飲んでいたら、近くに居た公務員風の人達が、先輩が年金を月に50万円もらって、その上に傍系会社にもぐりこんでさらに給与をもらう話をしていたが、同じ年金組みの中でも、拙者とは段違いの高裕福族が居るのが今の社会だ。)

 だが、年寄りが元気であるには、時間との勝負でもある。欲望を抑えてはストレスにもなる。結局、旅行する回数を減らして、VISTAを手に入れなくてはならないのだろか???

早速、パソコンショップに走っている夢でも見ようかなぁ!

no.106 おかしなことがいっぱいある?       2007.2.16

 年をとると僻み根性が出るのか、最近やたらと世情の動きに腹が立つ。
 その一つは、リンナイ(株)の製品にかかわる湯沸器の死亡事故である。経済産業省が公表して、はじめて明るみに出たのである。同社に言わせると経済産業省に報告したことで責任が終わったような同社首脳部の対応である。先のパロマの事故の教訓がリンナイには届かなかったのであるーーー「おかしなことである」。パロマが事故って、その反動で我が社リンナイが売り上げを伸ばすチャンスとも思ったのだろうか?(事実、売り上げは伸びた)。いやー、パロマ事故の話は当然リンナイの幹部会(御前役員会議でもしかりー)で話題になったのであろう。しかし、くさい物には蓋をしようとしてーーー知らぬ存ぜぬで通そうとした。それが2月7日の死亡事故で、過去にも死亡が出ているのが判明したのである。何故ー何故? あのパロマの事故発覚時に、リンナイも併せて事故を公表しなかったのか、もし、あの時に公表しておれば7日の死亡事故を防げたのにーーー役員首脳部を糾弾したい。そして、両社とも「元気な愛知と言われる」地元で起きた事件、情けないことである。
 二つ目は、北朝鮮が核問題で、強欲な見返りを要求して来たことである。新聞報道によれば、13日の6者協議で「北朝鮮の核施設停止で合意し、見返りに重油の提供」と報じた。それは、6者協議の前に米朝がベルリンでの会談で下準備をした結果のようであるが、私には解せない。北朝鮮が核を持ったことは、もう周知の事実として認めなくてはならない。アメリカ側は核拡散防止の観点から、北朝鮮が核装備をする事は日韓・アジアの安全上許せないとして、核施設の凍結に、北朝鮮が要求する過酷なエネルギー支援を受け入れたようであるが、それは双方の一時逃れの手段であって、ずる賢い北朝鮮の金政権を喜ばすだけであり、2−3年後には新たな核開発施設(核兵器も)が生まれてくるだろう(現に取りざたされている施設以外にも在るらしい)。アメリカを始めとする先進の核保有国の核には目をつぶり、新しく表明するイラン・北朝鮮に「お前らは作ってはいけない」と言うのは「おかしなこと」であると私は思う。
 「核には核を持って制する」の合言葉で、先進保有国は競って来た。この言葉は今でも立派に通じると思う。北朝鮮は今後も隠れて核開発をするだろう(これは防げない?)。それ故、日本も韓国も自国の安全のために核保有をすればいいと思う。核戦争で死ぬ時はアジアの国民・皆と一緒だと思えば気が楽であろう。

 「拉致」の進展次第では日本も見返りを受け入れるようだが、それを国民の税で賄うような事は止めて欲しい。少なくなる年金生活が益々苦しくなるわい。

no.105 ホワイトカラー・エグゼンプションとは?   2007.2.1

 ホワイトカラー・エグゼンプション、マスコミが付けた別名が何と「残業代ゼロ法案」であるが、語源からすると「エグゼンプション」とは[除外する]という意味、故にホワイトカラー族は残業代を除外する、つまり支給しない法案なのである。この法案を盛り込んだ労働基準法の改正を今国会に提出する予定であったが、安部首相は参議院選挙前は不利と見たのか、断念したのはご存知のとおり。
 さて、この法案の中味、新聞・雑誌等から拝借すると、今の労基法では時間外労働には割増賃金を支払わなくてはならない。この規制から「一定条件の労働者をはずす」というのが、この法改正であり、政府・財界が進めている骨子である。では、除外されるホワイトカラーの条件であるが、どうもはっきりしないらしい。1−重要な権限を持つ、2−仕事の方法を使用者に指示されない、3−年収が相当高い、などが想定されているらしい。関心を持つのが年収であるが、400万円とか900万円とか言われて居るらしいが、相当のサラリーマンが該当することは間違いない。財界は、派遣会社からの人材で企業の業績を上げ、景気を上向きに便乗して、さらに残業代をケチるやり方を目論んでいるのだ。安部首相や関係官僚の説明に依れば、少子化対策の一つであり、無駄な残業をせずに早く家庭に帰り、子作りに励んでもらう。その上、これは健康管理(過労死をなくす!)にもなると言っている。
 しかし、がー、私も元サラリーマンであったが、残業せずに早く帰れるものではない。何故なら、与えられた仕事(任務)は減らされないのだからーーー。当然、自分の雇用が不安である今の社会では、一層励むことになる。だから、得するのは経営者(財界)だけとなるのだ。
 そもそもこの法案の元は。実はアメリカで実施されているものである。アメリカでは残業代の支払い訴訟が相当あり、これに対処するために経営者側が目論んだものである。除外者の該当職種として、管理職(エグゼクティブ)、専門職、事務管理職などなどに分けてその業務を分けているらしい。でも、年収2万4千ドル以上(約290万円)で除外者に相当する人(労働者?)は、残業代がもらえないのである。故に、アメリカの関係者は、年収2万4千ドルのエグゼクティブが生まれたと皮肉っているのだ。

 政府・関係省庁は、アメリカに倣って、この「残業代ゼロ法案」を日本でも適用したいらしいが、年功序列(今は無い?)が下地にある雇用風土、勤勉な労働意欲を持つ日本人そして異常に浸透した派遣会社労働環境に果たして良法なのか、私はいささか懸念するものである。

no.104 強力な新型ウイルスにやられた!        2007.1.16

 私は昨年暮れに、ホームページ専用に使用しているパソコンに、強力な新型ウイルスが入り、非常な苦労をして、ようやく年明け正月上旬に全面修復をしたが、未だ、その恐怖に陥っている。その顛末は以下である。 
 昨年12月初めの輪和会の更新発行を終えた後、年賀状に入れる篆刻の吉語印をインターネット検索で中国・台湾関係の篆刻ホームページを閲覧していた。その中には故宮博物院などもあって、古い篆刻・吉語印の画像を見れることが出来たのであるが、突然ハードディスクが異常にシークし、すごい速さで動き出したのである(あまり経験したことのない動き)。これはヤバイと思い、終了動作に入り、インターネット回線も切断した。次にOSを立ち上げようとしたが、立ち上がらない。先の終了時の拙さ(?)、またはウイルスにブートをやられたと想像し、これ以上このハードディスクを触るのは良くないとした。そして、他から使用していないハードディスクを持って来て取り付け、新しくOSをインストールして先のハードディスクを外付けで見たところ、特定のファイル(Htmlファイル)全てが、異常が発生した日の日付で書き換えされていた。そのファイルを見ると、ファイルの尻尾に特定のインターネットに飛んでいくメーセッジが追加されているのだ。ウイルス(またはスパイウエア)にやられたと判断したが、背筋に寒さが走る恐怖の思いであった。
 もちろんウイルスチェックは完璧にやっていた矢先のことであり、早速ウイルス対策ソフトメーカに問い合わせるが、らちがあかない。代わりに使用していたハードディスクが寿命(中古?)が来ていたのか、使用中に異常音がして壊れてしまい、ダブルパンチの状況。次の発行の準備もあり、新しくハードディスクを買い求め、OSを再インストールして何とか急場を乗り切った。年明けて早々に、書き換えられたハードディスクから該当するフォルダを抜き出してウイルスチェックを試みた(技術屋の魂みたいなもので、とことん追求するのだ)。そうしたら、ウイルス駆除名を挙げ、あの汚染されたファイル(Html)から書き加えられたメーセッジを自動的に取り除いてくれたのである。
 早速、このウイルス名について調べたところ、ウイルス対策ソフトメーカがこのウイルスの対策をして公表したのが昨年の12月21日であり、私は最も新しい強力なウイルスに罹ったということである(実は、私はメーカにウイルス対策うんぬんについて、再三再四、問い合わせしていたのであるが、サポート担当者はこのような事を知っていなかった?)。
 こうして、私は安心して、必要なフォルダ・ファイルを新しいハードディスクへ移したのである。ほぼ1ヶ月の悪戦苦闘をしたわけであるが、ウイルス防止対策を完璧にしていても、対策されていない新型のウイルスにやられた由であるが、怖いの一言である。

 メーカいわく、「怪しげなところ(?)には近寄らないことである」とーーー。
しかし怪しげなところに欲しい情報があるのも事実! だからウイルスに汚染されるのを覚悟で、万が一に備えて、しっかりとバックアップをしてからーーー。あとは神頼み!

(なお、当ホームページ情報については、万全のウイルス対策をしてアップしており、ご安心して見ていただけます。念のために書き述べます。)

no.103 北朝鮮の脅かしに乗るな!           2007.1.1

 先日、6者協議が何の収穫も無く終わった。

今年1年は北朝鮮に散々脅しに乗せられた格好である。まず7月に、日本海に向けたミサイル「テポドン2号」を含むミサイル7発を北朝鮮は発射した。今回は日本の頭上を飛ぶことは無かったが、日本の国民はびっくり仰天したのである。しかし、詳しいことは分からないが一説には失敗と言うことも聞く。次は10月に地下核実験を行ったのである。そして、北朝鮮に言わせると「核保有」をしたと豪語(公言のほうが適切?)するのである。これも一説では失敗であったとも、しかし隣国ロシア・中国は核実験を確認した格好であり、米国も実験を認めている。隣国我が日本では、核の脅威にさらされたわけであり、にわかに核論議がにぎわうこととなるが、安倍首相の言う非核3原則で、今はションである。しかし、自民党幹部または重要閣僚が米国滞在先では日本も核を持つことの放言をしまくるのである。北の核実験に対して世界が金融制裁を行ったのであるが、その影響で北朝鮮は相当の痛手を生じている。しかし、朝鮮半島の緊張を和らげるための6者協議も北朝鮮の「核保有」を傘にした強気の要求を次から次へと出して来るのである。金融制裁(米国が最も影響している)の解除を前提に脅かしてくるのだ。6者協議の場に何故日本が出て来るのかーーー日本を小ばかにした発言さえ出てくるのだ(日本の要求する拉致問題が気に食わないようだ)。
 例え、金融制裁解除を条件に「すべての核兵器および既存の核開発」の放棄を約束させたとしても、先ごろ話題になった「ウラン濃縮計画」は北朝鮮が存在を認めなければ、蚊帳の外になり、放棄の対象には含まれないらしい。と言うことは、北朝鮮の次なる手を温存させることであり、北の脅威は無くならないのだ。余程、北を除く5者が強気で立ち向かわない限り困難な取り組みである。北朝鮮は現政権の安泰を米国に認めさせたいらしく、米国との直接交渉を強く望んでいる。しかし、こと朝鮮半島の平和、近隣諸国との事を考えれば、2国間の直接交渉で終わって欲しくない。ブッシュ政権も先の中間選挙での敗退から一人相撲は出来なくなって来ている。やはり国連そして関係国の枠組みの中でやるべきことではなかろうか!
 そして、朝鮮半島は非核であってこそ、南北の融和が成り立つのだ。脅かしでその場限りの妥協は絶対するべきでない。あとに憂いを残すことになる

 さて、先にも言った事があるが、先ごろ次年度以降3年間の国連分担金が決まった。米国が22%で1位、日本が16.6%で2位、英国・フランス・中国・ロシアの4カ国合わせて16.8%となる。いくら経済大国の日本と言っても国連での力は小さい。情けない話だ。何とかして欲しいなぁー!

no.102 米国のイラク政策は変わるか?       2006.12.16

 米国のベーカー元国務長官らの超党派組織「イラク研究グループ」が発表したイラク政策の提言は、ブッシュ大統領にイラク政策の見直しを迫ったものである。まずは、現状のイラク情勢は重大な状況であり、悪化さえしており、泥沼化の様相を示しているとしている。その打開として提言では、イラン・シリアとの直接対話などをして中東地域全体の安定に向けた政治・外交努力を、また、駐留米軍の役割を直接戦闘からイラク軍隊の側面支援へ移行、駐留軍の撤退縮小などを言っている。中東の火種となっているイスラエル・パレスチナ問題についても言及し、和平に向けての米国の努力を迫っている。これに対しブッシュ政権は、早急な米軍撤退はイラクに益々の混乱と無秩序を引き起こすとし、提言へ反発している。
 しかし、ブッシュ大統領として、中間選挙の敗北から世界の関係国および米国世論が注目する中で、「イラク研究グループ」のこの提言に沿って何がしの政策の転換を行う必要性が出てきたことは確実である。
 ブッシュ大統領はイラク戦争の勃発から国連を無視し、特にアナン事務総長とは、しっくりと行かなかったが、このアナン事務総長は今月で退任することになった。その最後のスピーチの中で、「米国に対し多国間主義への復帰」をもとめ、トルーマン大統領の言葉「大国の責任は世界中の人に奉仕することで、支配することではない」を引用し、「現代の米国指導者が先見性のあるリーダーシップを発揮してくれることを希望し、祈っている」と結んでいる。まさに現アメリカ大統領に対し、意識・政策の転換を迫っているのである。

 次期総長には、韓国の潘氏に決まっているが、韓国出身であることから米国寄りだと思われるが、米国の代弁者にならずに中立の立場で世界貢献をしていただきたい。


no.101 郵政反対組の復党は当然!         2006.12.1

 拙者は何も郵政反対組の支援者でもない。以前から私は小泉前首相の郵政民営化法案に反対した自民党議員に対し、離党を強制し挙句の果てには議員の出身選挙区に「刺客」を差し向けるような極悪非道(!)なやり方に、異論を唱えていた。自民党と言う会社の中で社長の言うことが聞けない人は辞めていただく。こう言えば格好は良いが、議員さんは国民が選んだ知識教養のある人たちであり、政治に対して理想と信念を持ち、法案の行く末に対してそれなりの考えが有っての行動されるのである。小泉前首相は郵政民営化は国民の大多数が支持するものであるから首相の行うことが絶対正しいのであると言う事は理解できる。国民の内閣への高支持率を背景に「郵政民営化」しか頭にない小泉さんの意気込み(心中)を郵政反対組の議員連中は見誤ったと言うしかない。自分達こそ、むしろ、日本の将来の郵政事業を憂いているのだと言う自負があったのだろう。
 新しく誕生した安倍首相は、その当時の事(離党勧告そして刺客を放す小泉さんのやり方)に対して疑問を持っていたと回顧している。その安倍首相は、復党は自民党の「情」であると言う暖かい見方をされている。しかし、その復党手順・方法などは幹事長に任せて、世間の当たりから逃げている。
 もし、自民党総裁でも安倍首相が復党を認めた場合、全てがそれで終わるのではなく、難しい問題が残っていくのである。刺客として当選された議員さんとの関係をどのように調整していくのかである。「議員は使い捨てである」と小泉さんは言ったが、それは言葉の前後があっての一部であって欲しい。何故なら国民が選んだ議員さんであるからーーー。

 どうも政治というものは、私利私欲で動き、国民不在らしい!



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