コロナウィルスの影響で学校の休校に伴いスタジオも休業しておりましたが、新学期が通常通りということなので、ようやく4月から再開予定です。
このような長いお休みはスタジオを開設して初めてなので、レッスンが止まってしまうことの不安もありましたが、またコツコツ練習を重ね少しずつ体を慣らし筋肉を取り戻し、来年の舞台に向け頑張りましょう。
私の睡眠時間は短時間の為、このままなら死ぬよと主治医に脅かされても、このような生活を続けておりましたから、今回のお休みにより少し体を休めリズムを取り戻すことができました。
会社員、バレエ教師、持病を抱えている両親の3度の食事作りと3つの仕事の掛け持ちをすることで、どれもがおろそかにならないよう睡眠時間を減らすしかありません。
舞台前には更に睡眠時間が減りきまって口唇ヘルペスができるので主治医には毎度お世話になっています。
事務仕事が終わり食事を作りバタバタ慌ただしくスタジオへ向かいますが、子供たちの一生懸命にレッスンするスタジオでは、私も生徒も真剣なので疲れていることは忘れています。
人間の体は不思議なものですね。
私が子供の頃、舞台前には男性とのパ・ド・ドゥのリハーサルの為、毎日学校が終わってから、北見の稽古場に通っていました。連日夜遅くまでの激しいレッスンによりトゥ・シューズの中は血で真っ赤に染まり、爪は剥がれ、肉が見えるほど指の皮が剥け、少しでも指に触れると激痛なので学校の上靴を履けなくてスリッパで授業を受けていた時もありましたが、バレエを踊る時には集中力で疲れや痛みは感じませんでした。子供の頃からバレエで培った精神力や集中力が今でも役に立っております。
喜び反面、大変な事も沢山ありますが、子供達の夢を叶えるのが私の夢でもあるので、みんなそれぞれに夢を叶え幸せになってもらえると嬉しいです。
バレエを通して何かしら学び、社会の荒波にも負けず、力強くそして誰にでも思いやりを示し、そして巣立って行ってもみんな幸せになってほしいというのが私の願いです。
少しずつ遅れたレッスンを取り戻し、素敵な舞台をみんなで作れますように！
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