バレエとダイエットのお話

バレリーナ=痩せている という印象があると思います。
ただバレエを習えば痩せるというものではなく、バレエを習う生徒であればある程度のダイエットが必要になって参ります。
大きなジャンプの着地には体重の5~6倍の重さが膝にかかり、体重が重いとその分膝にかかる負担が大きくなります。トゥ・シューズは体の全体重を細い爪先で支えなければなりませんし、男性と踊るパ・ド・ドゥになると男性が女性を持ち上げるリフトもあり、体重が重いと男性の腰にかかる負担も大きくなります。
細い方が舞台に上がった時に美しく見え、太っていると重そうに見えてしまいます。
軽ければいいというものではありませんが、時代と共にバレリーナの体重は軽く、体は細くなってきております。
海外のバレエ団ではバレエ学校へ入るには大変狭き門をくぐらなければなりませんが、審査のひとつには全体の骨格や手脚の長さ、座高の高さ、顔の小ささの他、痩せているか否か、親の体型まで審査対象となる学校もあります。
ただ外国のバレエ団はただ細いだけではダメで、女性らしいメリハリを求められます。
日本では誰でもバレエを習う事ができますが、やはり舞台の上で踊る為にはきちんと体型、体重の管理をしなければなりません。
人間の体はいくらでも努力次第で作り変えることができます。
自分自身に対して厳しく出来るかということも、今後バレエを続けていく上で大切な要素であり、続けていくことができるかのひとつのバロメーターとなります。
健康を損なう程のダイエットは必要ありませんが、体の大部分を出して踊り、トゥ・シューズを履いて踊るのでやはりダイエットはバレエからは切っては切れません。
バレエを習えば痩せるというのは大間違いで、みんな痩せる為に子供の頃から努力を怠らず、食べたいものもセーブして我慢をしております。
昔、ある小学生のクラスの生徒たちは、インフルエンザにかかるとインフルエンザダイエット、胃腸炎にかかると胃腸炎ダイエットと言って喜んでいたなと、今でも思い出すとクスッと笑ってしまいます。
ただいくら痩せても健康を損ねては踊ることができません。
無理をせず、自分にあったダイエットを探すといいでしょう。



 
 
 
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