スタジオができた経緯についておはなしいたします

 私はバレエを愛し45年、この世界に入り42年が経ちます。
バレエは踊る事が大好きでたくさんの先生と共演させていただいたり、ご指導を賜りましたが、自分が上に立ってスタジオを主催する側になるとは正直私の人生の選択肢にはありませんでした。

家業の関係で23年前に東京から戻り、それと同時に北見のバレエの先生が来られない時のプラザコープでの代行を頼まれ、遠軽や北見の教室へ助教師として指導に行っておりました。そのうち生徒のお母様たちからトゥ・シューズのクラスと大人のクラスを作ってほしいと頼まれ、北見の先生の許可をもらい毎週水曜日に独自のクラスとして指導を始めました。そんなある日、家の一階が埋まるほどの大雪が降り、老朽化とその大雪のため家の倉庫を直さなければならなくなりました。当時お手伝いに来ていた人が父にバレエスタジオにしたらいいのではと話したことから、それがいつの間にか現実のものとなりました。

指導に行っても下がコンクリートで大きなジャンプもできず、真ん中の柱も邪魔になり、鏡もなく、リノリウムを敷いてバーを組み立ててからのレッスンとなる手間が省けるので、専用のスタジオがあったほうが絶対にいいと思いました。

北見の先生が工事費を出す訳ではないので、出来上がってからお見せしようと思っていたのですが、いざお見せすると残念ながら気に入っていただくことができず、こんなところは使えないというお答えをいただきました。それで急遽トゥ・シューズのクラスを依頼されていた生徒たちのお母様を集めて話し合いをし、当時スタジオ内ではなかなか解決されないいじめ問題も重なり、それならば先生独立して下さいとのことでしたので、そうするしかどうしようもないので私もお断りはしませんでした。

私を支持して下さったお母様たち、そして北見の先生についたお母様に分かれてしまいましたが、本当はみんなで専用にできた脚に負担のなくのびのびと踊れるスタジオでレッスンができれば良かったのですが、沢山の誤解と、喜んでもらえると勝手に思い込んでいたこと、私の方からきちんとご説明をしてからであれば、このようなことはなかったのかなと今でも残念に思います。

このような経緯で指導を始め、私の人生は大きく変わりました。
人生、腹をくくることが必要な時もあります。家業を手伝う為に戻って来たので、そちらの仕事は辞めることはできない、スタジオも運営しなければならない。どちらも中途半端なことはできないので、犠牲にするものもたくさんありましたが、その分何倍もの喜びがあり、多くの人々に支えられここまで来ることができたんだなと感謝の気持ちしかありません。

生徒の夢を叶えることが私の夢でもあるので、私の夢を叶えてくれた生徒たち、そして信じてついて来て下さった保護者の皆様には心から感謝をしております。

来年3月にはおさらい会を予定しておりますが、みんなで力を合わせて作る舞台ですので、たくさんの方に観ていただき、たくさんの方に夢を与えることができれば嬉しいです。
今後ともmizueバレエスタジオをどうぞ宜しくお願いいたします。
 
 
TOP | プロフィール | きまり事 | Guest Dancer | 3rd Ballet Concert
バレエダンサーという職業 | 専科生徒ご卒業
宝石箱 | 祈りをこめて | 私の宝物 | 2016レッスン風景
2016歓迎会 | 2016ハロウィンパーティ | 2016クリスマスパーティ
2016おさらい会 | 2017 ハロウィンパレード | 新聞掲載記事より
mizueバレエスタジオ TEL0158-42-3353 北海道紋別郡遠軽町西町1丁目6番地
Copyright & copy ; 2006 Mizue Igarashi all right reserved.