いじめについて

『「いじめ」や「パワハラ」の発生現場は学校だけではありません』 という冊子が先日、日本バレエ協会から送られてきました。
どこのお教室でも多かれ少なかれいじめはあるようです。
うちのスタジオ内でも過去にはいじめと判断できるような事も正直何度かあり、加害生徒、被害生徒と話をし解決したケース、加害生徒は反省をしても保護者がいじめを認めず辞めたケースなど色々な事がありました。
いつも子供たちの表情や態度を注意深く観察していても、なかには表面上は仲良くしているふりをして、陰でいじめていたというケースもありました。
スタジオではいじめのない一人ひとりが安心して踊れるスタジオを目指しており、バレエを踊ること以前に人として他人に対する思いやりの心を育むことができれば私の理想とするバレエ教室になります。
いじめは絶対にいけない事ですが、子供のうちは学校や習い事などのコミュニティーにおいて、いじめをしたりされたりして成長していく部分もあります。
自分がされなければ人の気持ちもわからないですし、悲しい思いをしたり、孤独を味わったり、反省したり、ある程度までなら社会に出るまでの経験としては必要かもしれません。
100パーセント優しい社会であればいいのですが、現実は厳しく、むしろ大人のいじめの方が知恵がつくだけに陰湿で悪質なものですからやっている事は完全に犯罪です。
私も遠軽に戻り、沢山お勉強させられました。
息を吐くように嘘をつき、悪事を隠す為に自分を過剰に良く見せたり、他人をも使い複数で邪魔者を消そうと企んだり、人の養分を吸えるだけ吸い尽くす寄生虫のような人間はそうそうおりませんが、中にはそんな人間もいるという現実、生徒たちが怖がるおばけよりも怖いのが人間という事、ことあるごとに伝えております。
表面だけ磨いても、メッキはいつかは剥がれます。
うわべだけの踊りにならないよう、内側から輝きお客様に感動を与えることができるよう、生徒共々鍛錬して参ります。
次の舞台での生徒たちの踊りを楽しみにしていて下さい。

 
 
 
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