―あとがきもどき4―


56章:繋がった心

というわけで新章突入。
いや、新章って言っても続きなんですけど。
なので迷ったタイトルが『続』を頭につけるだけという暴挙。
そんな暴挙の一話目。
またエンたちは別れました。
今回は炎水龍具組と風雨凛翔組。
いや、ホイミンとしびおはエンたちと一緒ですが。
というわけで今回はどちらかというとリィダメインのお話。
ルビスフィアについて、ウィードをどうしていくかってことで。
イサたちが魔界へ行っている間の設定や経緯は予定通りです。
久々にリィダを書いてて楽しかった。
ただ、このリィダの設定についてはどうしようか悩んだ部分も。
実は仲間の魔物を増やしておこうかと思っていたのですよ。
その名もスライムのスラリン。もちろん、『闇化』による強化も可能。
ただ今回の話の都合上、出る幕ナシってことで設定そのものも消失。
まあ後で出せたらいいなぁとか思っているんですが。


 
 
57章:邂逅する者

というわけでストルード編の始まりです。
前々からストルードに行く話を考えていたのですが、
仲間たちの合流を目的にストルードへ向かう形になりました。
ストルード国内を街と表現しているのは、ストルード国領の王都に入っているから。
でもうっかり国と書いている部分もあるかもしれない(ぉ
ていうか自分でも混乱する時があるんだよね。
今回で懐かしいキャラと、新キャラの登場で一体どうなる事やら。
まずは懐かしいキャラとしてメルメル・メーテルス。
船旅ならこいつだろうってのと、あとちょっと伏線的な意味を含めて登場してもらいました。
テルス登場の意味は……後になったらわかるんじゃないかな。
そして新キャラのトチェス=リール。
冒険者の剣士。ストルードに何か目的があったようですね。
もう一人新キャラ、マハリ=T=ユニウォッカ。
この二人が今回のストルード編で重要キャラになる……はず(ぇ
マハリについては次回で詳しくなるかと。


 
 
58章:死神の心臓

今回は基本的にマハリの設定について。
『死神の心臓』についておさらいすると、以下の通り。
・念じるだけで人の命を奪う事が出来る
・『死神の心臓』を持つ人間を殺した人間が『死神の心臓』を引き継ぐ
・盗賊ギルドに伝わっている秘術
くらいなもんです。
マハリの立場は盗賊ギルドに狙われる盗賊ギルド幹部。
『黒羽派』と『白爪派』の抗争に巻き込まれている状態です。
護衛をつけようにもどのギルド員もどちらかの派閥に属している状態。
そのため、無関係の冒険者ギルドに護衛を依頼。
かなりめんどくさい設定になっているため、
ミレドの「めんどくせぇ」は自分の本音でもあります(ぇ
今回、カンダタの名前を出したのですが、
予定ではカンダタ再登場の可能性もありました。
ていうか初期設定では出る予定だった……。
書いている内に、出る必要もないし出たら余計にめんどくさい。
そのためカンダタは名前だけの登場になりました。ごめん、カン坊……
最後にトチェスの出番があったのですが、まあこういうことで。
次回以降、なるべくキーキャラ二人を動かしていくつもり。
 
 
59章:貴族の誇り

うん、ペロニャンポンって名前は謝る。
世界中のペロニャンポンさん、ごめんなさい。
コリエード家の男性陣はみんな変な名前って設定にしてたから、
そう考えるとホイミン=コリエードが変でも何でもない気がするから不思議。
そして今回のペロンとエードのやり取りは今回のストルード編でやりたかったこと。
むしろこの辺りの話をやりたくてストルード編始めたのもあります。
そしたら何ですか。マハリとトチェスが出てきて大変なことに(なに
というわけで今回の主人公サイドのメインはエードだったり。
とはいえ、次回でまたそれもちょっと違う方向性になるのですが……。
前回のあとがきもどき的なあれでキーキャラ二人動かしていくって言ってごめん。
今回はマハリもトチェスも動いてないよね。エードしか動いてないよね
多分次回もマハリとトチェスが関係ないんだ。
けど、ストルード編でキーキャラ二人って二重の意味があるんだ。
そういう意味では嘘は言ってないという言い訳です。

 
 
60章:盗賊ギルド

今回はミレドがメインになっています。
まあタイトルからもわかりますけど。
ミレドがミレドであることってのは、ストルード編というよりも、
龍求界戦そのもののテーマでもあるんですよね。
たぶんストルード編でミレドに関わるストーリーは完結すると思うけど……。
ミレドの話はこれくらいにしておいて、また新しい設定が。
マナスティス・ゼニスの魔書。
禁呪の魔書ってことで登場。
ただのマナスティスでも禁呪クラスですけど、これはこれで。
ちなみに『マナスティス事件』はもちろん風地神将のエシルリム編に当たります。
あんだけ国が大騒ぎしたんですから、伝わっていないほうがおかしいくらいですよね。
あの時はマナスティス・ムグルでしたけど、今回はゼニスです。
マナスティスは危険な魔法としての位置づけにやり易いんですよね(ぁ


 
 
61章:前夜に立つ

実は予定外の話です。
61章で裁判開始させる予定だったんですけど、
後々に登場させる伏線を張るためにちょこっと書くつもりが、こんなことに。
気付いたら一本分の話になってました。
でもどのシーンも書いておきたかったんです。
トチェスの父の名を呼び方だったり、エンがトチェスの話を聞いたり、
マハリが何か見つけたり、エードがあの部屋に入ったり……。
うん、これだけやればそら話一本分になるわ。
ちなみにエンが誰かとすれ違ったような気がしたのは、冒頭の人です。
気配を消すのはお手の物なので、一般人なら何も気付かなかったでしょう。
ただ時系列的な意味を込めているだけなんですけどね。
そして今回からトチェスもようやく動き始めました。
トチェスの悩みをエンなりに考えた例え話は……うん、
自分でも何言ってるんだこいつは、と思いました。
いやでもエンならこう言うって書いていったらこんなことに。
トチェスがきょとんとしているときに自分もきょとんとしていました(ぇ
それにしてもトチェスはストルード編のキーキャラだけど、もっと出番あってもいいはずなのにな。
キーキャラだけどメインはエードとミレドにしているせいだろうなぁ。
そんなわけで、最後に持ってきたエードとホイミン。
エードぉ、目の前、目の前ぇー!なことになってますけど、ね?(なんだ


 
 
62章:神名の魔書

ようやく始りました、マハリのあれ。
誰が本当のことを言っているのかわからなくなってきた(ぇ
『法賢者』がドレシックに命令するところまではドレシックとの打ち合わせ通り。
それ以降は『法賢者』の思惑通り。ドレシックは裏切られたってことなんですが……。
エンが途中で人影を発見するシーン、これもうちょっと詳しく書こうかと思ってたんですが、
伏線と言うよりネタばれになりそうだったので今回の程度に。
でも今回の程度にしたら伏線になってない気がしてきた。
伏線を伏線として意識して書くと、けっこう迷いますね。
いつも伏線の描写は意識はそこまでしてなかったからなんですけど。
まあそのせいで伏線の回収が追い付かないとかが……(読み返した時に忘れている伏線がある
大丈夫。今回の伏線はさすがに消化する。いつかはわからない(まて
まあとりあえず、今回で登場しました。マナスティス・ゼニス。
ストルード編のボス的な位置にあります。
風地神将で初登場したマジャスティスの魔書は発動させるための魔書。
今回のは魔法を受けるための魔書。風地の最後に出てきたやつと同じタイプです。
『法賢者』自身は大した実力ではないという設定なので、今回はこっち側になりました。


 
 
63章:狙われた者

ドレシックの出番と、すべてを見る者の出番が終了。
名前すら出てないけど、たぶんその結果さえ彼には見えていたかと。
三界分戦の遺産の話がこんなところで出てきてしまいましたが、
ストルード編では特にそれが表だって何かあるわけじゃない……かもしれない
まあどうなるかは今後の展開次第なんでね。
ストルード国全体を巻き込ませるためと、エードの話のために戦力分散。
かたやストルード城、かたやコリエード家。
狙われた者は今回、多すぎるよね。ある意味タイトル通り。


 
64章:誇り高き剣

ぶっちゃけて言うと、これをやりたいがためにストルード編始めてた。
気付いたらへたれキャラになっていたエードが、あんなに必死になるなんて。
書いてて自分で嬉しくなっちゃった(ぇ
教えられた誇りではない。自分が信じる誇りのために。
エードのまとめとしては、頼りっぱなしだった彼が、
旅を経て自分自身の誇りのために戦うようになったその成長。
よかったね、エード。初登場から登場を重ねるたびにへたれになっていたのに、
よくぞまあちゃんと成長してくれたもんだ。
んで、もう一つね。
ミレドの方はあれですよ。ギルドで生きてきた彼の生き方。
ミレドに関しては次の話でまとめられそうなので、また次回。
トチェスについては……まあ本編の内容通りなんですが、
全体的な解決はもう少しかかるかな。

 
65章:最後の一撃

今回はミレドとしてのまとめです。
彼は彼としての生きる道を見つけ、それを認めました。
今回の主役はミレドとエードだったので、最後の一撃はそれぞれに頑張ってもらいました。
いや、魔書のほうの本当の最後はトチェスなんだけどね。
ミレドがどうして暴走体を一撃で仕留められたかっていうと……まあ、あれですよ。
本編では明確には言ってないけど、つまりそういうことなのですよ(なんだ
ストルード編の完全なまとめは、次になるかなー。
あとエードの修業はホントにただ単純な素振りでした。うん、素振りって結構重要だよ。


 
66章:破滅の足音

ストルード編完結なのに引きで終わらせたのは謝ります。
ストルード編の完全なまとめって言っておきながら、なんか違うね。
でもこれ、一応今回の事件としては一旦完結なんですよ。
ストルード城に存在するものと、指輪の話は次のストーリー展開のものなので。
マナスティス・ゼニスを巡る話は今回で終了。
エード、ミレド、トチェスがメインの話でした。
今回のストルード編もおおまか予定通りでした。
ストルード編開始時にテルスを登場させたのは、本編の通り、トチェスの境遇を一度演じるためです。
伏線的なものだったんですが、実はもう一つの炎水流具(リメイク版)の方で仕込んでいた伏線が。
それは今回では語っていません。たぶん次の話のさらに次じゃないかな(長
ところで「ストルード国でも指折りのコリエード家」という台詞。
書き溜めしていたほうは「ストルード国でも指折りのストルード家」になっていて笑いました。
エードはお前いつからそんな王子的な立場になったんだと。気付いてよかった


 
67章:崩壊の序曲

ストルード編が終わって次のやつに入ったんですが……。
うん、まだ○○編って言えないね。
前半は完全に新キャラだけ。ていうか風雨凛翔組の話なのに出てくるのが後半。
まあいいか。まだ新キャラ増えます。次回増えます。
今回出てきた『セナス』。
パナマ帽をかぶった吟遊詩人なのですが、
書いている途中に名前がパナマになっていた部分があった……。
おさらいすると、本来なら姉を捜して旅をしていた若い女性。年齢は23くらい。
一応、今回のキーキャラの一人です。
それと後で出そうかなーと考えていたスライムのスラリンも登場。
闇化によりダークスライムになって飛行能力を得ます。出せてよかった。


 
68章:願いの伝説

暫定的に願い歌編って言うつもりです。
新キャラ登場。ベンガーナ最強の冒険者チーム『ブレイク・ペガサス』。
リーダーのツバサを筆頭に、ジェットとサウンの三人チーム。
女の子がいないけど気にしてはいけない。
吟遊詩人の間で伝説とされる『願いの幸せ歌伝説』。
当初は『ブレイク・ペガサス』も吟遊詩人で構成されたメンバーにしようとしたけど、
全員が同じ冒険職で国内最強って『マナ・アルティ』でやっているので……。
そんなわけで設定上はそれぞれ剣士、魔法使い、結界魔道士になりました。
セナスが一時的に僧侶の職を経験しているという設定は、
単純にこの願い歌編で回復役がいないから。深い意味はありません。


 
69章:関係する者

仮面の魔道士という名前は前回から出てましたが、今回はご本人登場。
それとそれに仕えている感じの謎な男。
これで今回のキャラクターはほぼ揃った形です。
当初、この話のタイトルは「仮面魔道士」でした。
まあ仮面の魔道士初登場なんでそっちでもよかったんですが。
仮面の魔道士に関わる人間たちの関係発覚の話でもあるので、こっちに。
今回出てきた即発動については、
『ブレイク・ペガサス』は速さを重点している、という設定があったりしています。
即発動もそれの一つ。
別に「速さが足りない!」って言いたいとかじゃないですから。出さないですから。


 
70章:幸せの結末

リィダパート多いな……いや、これが正しいんだけど。
舞台は館から一度地下迷宮へ。リィダははぐれやすいなぁ。
結末ってタイトルつけてるけどまだこの願い歌編はあと数話続くから。
今回発覚した仮面の魔道士複数存在疑惑。
倒しても倒しても追ってくる、という展開じゃなくて。
逃げても逃げても追ってくる、側の複数存在です。後ろから逃げてたのに前にいる、的な。
まあそういう場面は予定にないんですけどね。
後半で、またリィダがやらかしてくれました。
この子やっぱり不幸の塊だわ。その分いろいろできちゃうのですよ。
茶色と黒ってほとんど同じだけど、これでもオッドアイってことになるのかな。
まあそろそろ言ってしまうと、幸せだの願いだのなんだのって……
もちろんあの二人がメインのお話なのですよ。

 
71章:魔道士の魂

ラグドたちにもそろそろ動いてもらわないと。
とか思っていたんですが、基本はイサたちメインになりました。
まああっちはあっちで、何かしら動きがあるからいいや、的な。
今回から少しずつ仮面の魔道士の謎を解明していくようにしているのですが、
結論的な一言としてはもう先に言ってしまいましたよね。
次回はもっと深い経緯やら根本的な話になっていくはず……。



72章:しあわせ歌

幸せの歌の始まりの話。
主に解説の話になってましたね。
仮面の秘密と、仮面の魔道士複数疑惑の実態。
そして幸せの歌の本当の姿。
結構出した割にはまだ謎が幾つも残っているけど……。
ラグドたちが実際に宝箱を開けて中身を取り出すシーンは省略。
中身については次回にあてるから。
とりあえず一旦、ここでイサたちは全員集合したわけで。
この願い歌編もそろそろ終盤です。


73章:本当の願い

全員集合したけど、束の間にもほどがあるとは思っている。
今回出てきた魔封じの歌ではなく、魔歌封じの歌。
マホトーンならぬ、歌対策専用の歌ですよ。
なのでイオナズンも使えるし、ジェットも魔法が使える。
結界魔法として完全に束縛するためのものとしました。
動きを鈍らせるボミオス系ではなく、クモノ。
DQXにクモノっていう縛り呪文あるみたいですね。やってないからよく知らんけど……。
今回はそれの結界魔法版。
サウンが結界魔道士らしく結界魔法使ったので満足。
VS仮面の魔道士はとりあえずは今回で決着……と思う


74章:結界魔道士

意思という単語が、たまに石井になっていたのでちゃんと修正しました。
魔封剣士については前回の本編でも触れていますが、
今回の役割のために設定していたことでした。。
当初は本当に魔法剣士だったんですけどね。
サウンがなんか怪しいのは71章で出していましたが、
ここでようやく本性を現してくれました。
今回のタイトルどうしようかなと思って、
願いっていう単語をつけると連続しちゃいそうな感じだったので、
とりあえずこのタイトルで。
他には「願い叶いて」とか「叶った願い」とか。
いやまあ、願いが今回のテーマだからそれでもよかったんですが。


 
75章:願いの為に

今回の願い歌編はリィダとキラパンのための話だったりします。
魔物の変身魔法の最終形はやっぱり人の姿になることですよね
モンスターズ+の影響をがっつり受けているのは認めます。
魔法もエルボシャスをそのまま使おうかと思ったけど、
リィダの魔法ってことで闇化の究極版ってことに。
最後の技はあえて龍ではなく竜にしています。
龍の技は全て龍に統一しているのですが、
もともとあえて願いの竜はその字にしていたので。
今回はがっつり戦闘だけでしたが、次は願い歌編が終わる話になるかと。


 
76章:神々の視線

願い歌編が終わる話になるかと思っていたら、そんなことはありませんでした。
いやまあ、願い歌編としてはほどんど終わっているんですが。
というか、ストルード編の補足にかなり近い。
『法賢者』の過去の話。神になりたがろうとしたきっかけ。
そしてストルード編の最後とようやくリンク。
こういうの接続章って言うのですかね。
神界まで絡んできて、次の話はつまりそういうことです。


 
 
 


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