十五回目の富士登山
昨年は金婚の記念での登山でしたが行事の都合で日程調整ができず登頂できなかった
のが心残りでした。
今年は12月に無事喜寿を迎えるられることを祈って富士山頂浅間大社奥宮に参拝する
ことにしました。2007年から連続8年都合15回目の節目の登山です。
登山ルートは昨年断念した通称「プリンスルート」を利用するものです。富士宮ルート8合目から
御殿場ルートにトラバースし御殿場ルートの山室で宿泊し登頂し、御殿場ルートを下山し、宝永火口を経由し富士宮ルート6合目から富士宮5合目に下山するものです。
往復の交通機関は時間の制約があるものの疲労、安全を考慮し新幹線を利用することにしました。
日程は私の関係している行事の関係で7月28日から31日の4日ときめ、6月末に山室、ホテルの宿泊予約,交通機関の乗車券の手配をしました。ちょうど台風9,10,11、12号と立て続けに発生しテレビの進路予想図を見ながらやきもきしました。1週間前からはNETで気象庁の山の天気(富士山)で山頂の天気、行楽地の天気(富士山宮5合目の天気)で五合目登山口の天気をチエックしておりました。
風雨の中の登山や下山は大変です気分がすぐれませんし、予想外のリスクの発生があります。
幸い期間中は雨に合うことはありませんでしたが霧がかかって眺望はよくありませんでした。
過去 吉田口、須走口、富士宮口、の三ルートは経験しており、今回部分的ではあるが御殿場ルートを経験し富士登山の全ルートを使っての登頂を体験することができました
自宅を出てから帰宅までの経過は次の通りです。
7月28日(火)
朝10時に自宅を出てJR多度津駅に向い、駅の駐車場に4日分の駐車券の料金800円を支払い
多度津駅11:59発の快速サンポート号にてJR坂出駅に向かいました。JR坂出駅12:24発のマリーンライナー30号にてJR岡山駅に向かいました。
乗り換えの途中で駅弁を買い求め新幹線のぞみ26号の車内で昼食をとりました。
14:56JR名古屋駅にてこだま662号に乗り換えJR新富士駅に向かいました。
16:31にJR新富士駅に到着後徒歩にて前泊予約しておいたホテルにチエックインしました。
早めの夕食をとり、登山準備を済ませて床につき登山に備えました。
7月29日(水)
6時に起床し着替えの後朝食はパンと牛乳の軽食ですませ7時半にチエックアウトしてJR新富士駅に向かい、富士宮口行の登山バスの出発まで待ちました。登山バスの運賃は往復で3100円でした。
バスは定刻8:30に出発し途中富士駅、富士宮駅にて停車し浅間神社湧玉池にて休憩の後県道180号線を通り富士宮口5合目に向かいました。街中は晴れていましたが富士山に近ずくに従い霧が出てきて終点の五合目到着は10:45でしたが薄い霧に包まれ下界眺望はできず山頂も見えませんでした。
高所順応のため約1時間休憩し、11:30登山を開始し、約30分で6合目の「宝永山荘」に到着、昼食をとりました。
13:00登山を開始 新7合目「御来光山荘」に到着したのは14:15でした。15分程休憩し元祖7合目「山口山荘」に向かいました。小休止の後 8合目「池田館」に向かい、ここから御殿場ルートにへトラバースし、今日の宿泊する山室の7合9勺の「赤岩八合館」に到着したのは18:00で当初の予定より30分遅れました。
体力の低下のため行動スピードが上がらなっか事と池田館から赤岩八合館までが思いのほか距離があり時間がかかりました。
途中の天候はほとんど霧で視界は良くありませんでした。時々霧の晴れ間から空が見える状態でした。
「赤岩八合館」の夕食、朝食はセルフサービスでお替り自由のシステムでした。頂上での御来光のため、夕食後登山装備の点検と準備(必要最小限度の荷物を小型のリュックに詰め替え)て8時ごろ就寝しました。1畳に2名程度詰められて寝返りもままならない状態ですので十分な睡眠は取れませんでした。
7月30日(木)
山頂での御来光のため午前2時に山室を出発するようにとのことでしたが少し早めて1:30にヘッドランプをたよりに登山を開始しました。同行の愚妻が体調を崩したのか行動スピードが上がらず御殿場口頂上についたのは午前5時を過ぎ頂上での御来光に間に合いませんでした。途中で稜線の輝きで御来光を感じることができた。
登山道は富士宮ルートに比べて岩場が少なかったです。また登山者はまばらで他のルートのように数珠繋ぎ状態になることはありませんでした。世界遺産登録のせいか外国人を多く見かけました。5合目では登山用(登山靴、リュック、カッパ等)のレンタルもされていました。また若い女性の登山者を多く見かけました。
浅間大社奥宮に参拝の後、70歳以上の登山者の登拝記帳を行いました。お神酒と扇子を頂き、「かわらけ」を火口に投げ入れました。小休止・記念撮影の後7:30下山を開始しました、
予定では 剣ヶ峰を通るお鉢回りをする予定でしたが取りやめました。
下山は御殿場口より行い、9:00頃赤岩8合館に戻り朝食をいただきました。体調を整えるためしばらく休憩をし10:30頃下山を開始しました。
下山ルートは御殿場ルートで途中から宝永火口を経由して富士宮6合目に出る予定でしたが富士宮ルート8合目の診療所に立ち寄るためにルートを変更して昨日登ったルートを下山することにしました。
ところが途中で富士宮ルートへの分岐点を見失い、御殿場ルートを下山しました。結果 当初の計画通りのコースで下山することになりました。
(赤岩8合館→砂走り→宝永火口縁→宝永火口→宝永山荘→富士宮5合目)
16:00頃五合目に到着しました。途中どこかの中学校の300人の団体に出会いました。少しおみあげを買って 16:30の下山バスにて新富士に向かいました。
バス出発直前に五合目がものすごい雨が降ってきました
新富士についたのは18:00頃でした。駅の2階のレストランで夕食をとり、ホテルに帰りました。
駅からホテルまでは徒歩で10分ほどの距離でしたが家内が足を痛め歩くのが困難とのことで近距離ではあるが事情を話してタクシーでホテルに帰りました。
7月31日(金)
予定通り8:00ホテルをチエックアウトし、徒歩にて新富士に向かい駅構内の喫茶店いてモーニングをたべた後9:12発こだま637にて名古屋に向かい、のぞみ19号に乗り換えて岡山に向かう。その後マリンライナー31号快速ライナーにて無事自宅に帰りました。
あとがき
今回 往復の交通機関にJR・登山バスを利用したので体力的には楽でありました。また 登山日の前泊・後泊をし、少し費用が余分に必要でしたが体力維持には良かったと思います。
登山ルートを途中で変更しましたが登りは富士宮ルートで9合目または9号5勺で一泊し、登頂・御来光・お鉢回りの後、少し距離は長くなりますが下山ルートで御殿場ルートを利用して「下り6合」から宝永火口を経由し富士宮6合目から5合目に下るルートが変化があって面白いと思いました。
また、4人でのグループ登山の場合、登山口5合目のアクセスに登山タクシーを利用すると時間の制約がかなり緩和されますので検討する価値があると思いました。
スナップ(クリックすると拡大、再クリックで戻ります) |
新幹線車内 |
名古屋にてこだまに乗り換える |
新富士駅前で登山バス待ち |
浅間神社湧玉池で小休止 |
登山開始富士宮登山口 |
2795m新7合目にて |
7合目から登山道を見る |
霧の中を下山する登山者 |
3010m元祖7合目山口山荘にて |
3220m8合目池田館で小休止 |
御殿場ルート3300m赤岩八合館 |
赤岩八合館前にて |
登山途中での御来光 |
剣ヶ峰を望む |
浅間神社奥宮 |
奥宮前にて
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御殿場下山ルート |
宝永山を望む |
宝永火口に向かう |
新富士駅の杖 |
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