十回目の富士登山
2010年10回目の富士登山に挑戦しました。ルートは10回目の節目の登山なので24年前家族5人で始めて登った「富士宮口」としました。
実施日については昨年の9回目は7月下旬でしたが天候が安定ぜず悪天候と装備の不具合により途中下山を余儀なくされたので、気象庁のHPより過去の気象データを検索し、安定している8月上旬に決めました。交通機関はマイカーを利用するためマイカー規制の始まる直前に5合目に到着し、高所順応を十分行い登山を開始するスケジュールを立てました。マイカー規制(8月6日〜15日)と同時に山小屋の予約が必須なので5月はじめに8月7日山頂に立つため8月6日山頂の山小屋「富士館」を予約しました。天候に恵まれ途中大した体調不良も生ずる事無く気持ちよい登山が出来ました。全工程は次の通りです。
8月5日(木)
自宅を午前3:40に出発し、高松自動車道「鳥坂IC」を3:50に入り、瀬戸中央道ー山陽自動車道ー名神高速道路ー草津JCTより新名神高速道路ー東名阪自動車道ー伊勢湾岸自動車道ー豊田JCTから東名高速道路ー富士IC−西富士道路ー富士山スカイラインー新5合目駐車場着 1時間走行で10〜20分の休憩を取り安全第一の走行でした。到着までの時間おおよそ次の通りです。走行距離は630km 所要時間は約10時間でした。
6:20 権現湖SA(朝食) 8:00 大津SA(休憩) 9:20 御在所SA(休憩)
11:45 浜名湖SA(昼食) 13:15 槙之原SA(給油) 14:00 富士川SA(休憩)
14:15 富士ICを出て西富士道路を経由し浅間大社本宮参拝(14:55)登山の安全祈願行いました。
15:30 白糸の瀧観光 富士山に降った雨や雪解け水が長い年月の末伏流となり岩の間から流れ出る様はその名の通り白い糸のカーテンのようですばらしい眺めでした。またあたりに漂う水しぶきと瀧の音の響きが大変心地よく感じられました。
16:00 コンビニで夜食を仕入れて5合目駐車場に向かいました。17:10 五合目駐車場到着(時間が早かったので登り口に近い所に駐車することが出来た。タイミングが悪いと2km−3km手前に路上駐車させられます。)
5合目のレストハウスで夕食(カレー)とり車内にマットを敷き就寝しました。
以前 落石事故のあったレストハウス前はがっちりした防護壁が作られ駐車は出来ないようになっておりました。
8月6日(金)
5:00に起床しましたが天候は快晴で絶好の登山日和でした。軽い朝食をとり、登山準備をして 6:00から登山を開始しました。
登り口で「富士総合指導センター」の係員から頂いた富士宮ルートのマップ(クリックすると拡大、再クリックで戻る)に記載された時間を参考にのぼりましたが、所要時間は50−100%増しになりました。
6合目(2490m)までは30分要し、10分休憩、新7合目(2780m)まで80分 10分休憩 元祖7合目(3030m)には妻70分 小生85分 かかりました。このあたりから妻と小生の登るスピードに差がつき始めました。15分休憩の後出発。8合目(3250m)には妻65分 小生80分。 ここで 11:10分 早めの昼食をとりました。(カロリーメイトとソイジョイ) おにぎりがあればよかったと思いました。30分休憩の後出発し、9合目(3410m)には妻40分 小生60分 30分休憩。 九合5勺(3550m)には妻40分 小生60分 10分休憩の後、頂上に向いました。頂上浅間神社奥宮(3720m)には妻40分 小生60分要しました。全所要時間は9時間半でした。
15:30 二人揃って浅間大社奥宮に参拝し、70歳以上の登拝者の記帳をを行い、お神酒と扇子をいただきました。杯は火口に投げ入れ無病息災を祈願いたしました。
16:00から富士館にチエックインし、就寝する場所を確保して、夕食まで体を休めました。
17:00に定番のカレー夕食を頂き 19:00消灯で就寝しました。山小屋は予約者でいっぱいでした。
山小屋は一軒のみで利用者への対応はすこし考えさせられるところがありました。
8月7日(土)
朝3:30に起床し、身支度を終えて朝食を4:00に食べて山小屋を出て(強制的に出された)ご来光のビューポイントに向かいました。浅間大社のすぐ東の岩影でご来光を待ちました。5時に成就岳のあたりから昇るご来光が見えました。東側の久須志神社側ですと雲海の向こうから昇るご来光がみえます。ご来光を堪能するには吉田口(須走口)側からが良いかも知れません。富士宮口ですと朝の影富士を見ることが出来ます。
山頂の郵便局から残暑見舞いを投函し、しばらく 火口付近を散策しました。お鉢廻り、剣が峰登頂は以前に体験しましたので今回はこのまま下山することにしました。6:00 昨日登ったルートをたどって下山を開始しました。登り優先ですので登山者の通過を待ちながらの下山でしたがこの通過待ちの時間が小休止となり楽に下山出来ました。ルートの沿ってロープが張られているので登りも下りもロープを使うことが出来たので思ったより楽に安全に降りることが出来ました。1997年3回目に一人で登った時はロープがほとんど無かったので下りで膝を痛めて下山に8時間以上かかりましたが今回は足に痛みはまったく生じませんでした。
五合目に着いたのは11:30で休憩を含み5.5時間要しました。途中8合目で疲れたので「富士山衛生センター(救護所)」に立ち寄り検査をして頂くと血液中の酸素量が少なくなっているとの事で早く下山するようにとのアドバイスを頂きました。料金は無料ですが運営資金カンパの依頼があり1000円カンパしました。
13:00 登山の疲れを取るため近くの温泉施設「天母(アンボ)の湯」にて汗を流し、遅い昼食をとりました。施設の庭からは富士山全景がくっきりと見えました。数時間前は山頂に居たのだと思うと感慨無量でした。
14:30に富士ICには入り東名高速を一路西に向かいました。富士川SAに立ち寄り、登山前に見ることが出来なかった富士の雄姿を堪能することが出来ました。
帰りは豊田JCTから伊勢湾自動車道に入らずそのまま東名高速を直進、名神高速経由で帰ることにしました。
17:45 豊田SAで夕食をとり、19:00 上郷SA 休憩 22:30 養老SA 帰りは急ぐことも無いし、高速道路の深夜走行は危険なので ここで車中泊することにしました。
8月8日(日)
5時に起床、トン汁定食を朝食として食べました。養老SAは24時間営業ですので大変にぎわっていました。高速道路の土日割引料金のため渋滞が出始めました。山陽道を避けて名神高速西宮から阪神高速経由し明石大橋のルートを選択したところ阪神高速で渋滞に遭遇しましたが途中事故や体調不良を起こす事無く無事に我が家に14:30に到着しました。
2007年須走口 2008年吉田口 2009年須走口 2010年富士宮口 4年連続登りましたが富士宮口ルートは登りと下りが同じなので、ペースが乱されることがありますがルートに沿ってロープがしっかり張られているので勾配は他より急ですがロープを使うと意外と楽に登れました。また、2400m地点からの登山開始は他のルートの6合目に相当するので頂上までの距離は最短となります。妻は次回は又富士宮口からと云っております。
須走口は傾斜が緩いので登りやすいですが下りの砂走りが人により好き嫌いがあります。周囲にロープなどありませんので足への負担が大きいです。
スナップ(クリックすると拡大、再クリックで戻ります) |
浜名湖SAにて |
浅間大社本宮 |
白糸の瀧 |
5合目の雲海 |
5合目の駐車場 |
登山口にて |
8合目から頂上を望む |
9合目付近の残雪 |
ご来光を待つ人々 |
ご来光 |
影富士 |
剣が峰を背に |
頂上で一休み |
8合目付近の下山の様子 |
天母の湯からの富士山 |
富士川SAの富士山 |
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