登った日 : 2011年8月6日
登った人 : 讃岐人夫妻
年 齢 : 73才&71才
富士登山実行の経緯は次の通りです。
登山の準備
昨年が10回目でしたので富士登山は卒業しようと思っておりました。
今年になって富士山を世界文化遺産に登録する話題など出てきて何となく登ってみたいとの欲望が頭をもたげてきたので7月に山室を予約いたしました。
山室での1泊は必須です。ご来光の見る位置によって何合目の山室にするか決めます。
私は頂上でのご来光を考えておりましたので8合目以上の山室にて泊まることにしました。
昨年は山頂の「山頂富士館」を電話予約しましたが予約時、到着してからチエックアウトするまでの応対に十分な暖かみがありませんでした。
今年は「万年雪山荘」に電話予約を行いましたが応対は大変感じがよかったです。
登山は天候の良し悪しによって気分の差は大変大きいし、危険のリスクに差が出てきます。
「気象庁」の過去のお天気のデーターと、マイカーを利用するため「マイカー規制」の期間と時間などを参考にして実施日を8月6日決定しました。
富士山5合目までの交通機関は旅行社のツアーの利用、一般公共交通機関(JR・バス)・マイカーなどがありますが、自由度のあるマイカーを利用することにしました。
また 登るのは昨年同様家内と二人です。利用する登山道については昨年と同じ「富士宮ルート」に決めました。
こちらのルートは8合目より上で険しいところが吉田口/須走口より少し多いですが、スタートが2400メートルからですので全行程が短くなります。中でも下山道が短いのは大変楽です。
8月4日(木)
マイカー規制のかかる前日の8月4日早朝3時に家を出て富士宮市に向かいました。
高速道路の深夜割引を利用するためには午前4時までにインターチエンジを通過しておくことが必要なので逆算して3時に家を出ました。ルートは高松道ー瀬戸中央道ー山陽道ー名神高速ー新名神ー東名高速ー西富士道路を経由して富士宮市 浅間大社に参拝し、5合目駐車場に午後4時頃到着しました。
駐車は昨年とほぼ同じ登山口に近い場所に駐車することが出来ました。
駐車場手前4Km当りで車両が止められて30分ほど待ちました。何でも前日の登山者が多く駐車場の混雑を整理しながら新しいマイカーを受け入れていたためでした。
浅間神社では毎年8月6日に行われる「富士山御神火祭り」で町を練り歩くみこしの準備がされておりました。
8月5日(金)
生憎天候は小雨が降ったりやんだりですっきりしませんでした。
麓のコンビニで仕入れた夕食を車内で食べて早々に就寝しました。一晩中雨が降ったり止んだりを繰り返しておりました。5日の朝 5時過ぎに身支度をして6時から登山を開始しました。雨はやんでおりましたが、雨合羽を着用しての登山となりました。昨年は晴れていたのですが・・・・
一般の健康な人で5-6時間で山頂までゆけるそうですが熟年の私にはとうてい出来ない話で予約した9合目の山室「万年雪山荘」には7時間ほど要し午後1時過ぎに到着しました。
途中の行動のペースはあくまでマイペースを守り、あまり疲れないうちに早めの小休止を小刻みに取りながら時間を気にせずに登りました。
山室の部屋は一階の五人部屋でした。相部屋となったのは親子孫3代の家族の3人グループでした。
途中昼食を取るタイミングを逸したので山室の食堂で持参した昼食を取りました。
部屋に戻り、明日の山頂まで持参する荷物と残す荷物をより分け整理し、夕食まで仮眠を取りました。夕方6:30頃、定番のカレーの夕食を頂き。食後は自室で就寝しました。
8月6日(土)
ご来光が4:45頃とのことで午前2時に朝食の弁当を受け取り登山を開始しましたが、外の登山道は登山者で数珠つなぎ状態でした。渋滞状態は山頂まで続いておりました。
途中数回の小休止を取りながら4:40頃頂上に到着いたしました。
天候が曇りがちでご来光ははっきりは見えませんでしたが、それなりの感動は味わうこと出来ました。
頂上の浅間神社奥宮に参拝と70才以上の登山者の登頂記帳行い、神酒を頂き使った「かわらけ杯」を火口に投げ入れながら安全と健康祈願をいたしました。
富士館で味噌汁を購入して9合目の山室より持参した朝食をとりました。何時ものことですが寒かったので朝食は完食できませんでした。
記念撮影の後 小休止の後 6:00に下山を開始しました。
荷物としては貴重品と水と弁当のみであったので身軽に行動がとれました。
預けて置いた荷物の受け取りに9合目の山室に立ち寄りました。
万年雪山荘は荷物を無料で預かって頂きました。また客室からトイレには内部で専用通路があり、自由に無料で使う事が出来ました。予約の後、インターネットで万年雪山荘のHPからサービスチケットをダウンロードして持参したので提示すると400円で販売しているホットドリンクを愚妻と2人にサービスして頂きました。スタッフの立ち振る舞いもきびきびして大変気持ちがよかったです。昨年とは大違いでした。
富士宮ルートは登りと下りが同じで登り優先のルールがあるので結構下山ペースは遅くなりますがそのため疲労の度合いが抑えられていたようです。
12時過ぎに5合目駐車場に到着しました。雨具などを取り、売店でお印ばかりのお土産を買って登山の埃流すため「天母の湯」に向かいました。昨年はここから富士山がくっきりと見えたのですが、今年はすっぽり雲に覆われて富士山の雄姿を全く見ることが出来ませんでした。今一度 富士山の雄姿をと思い「富士川SA」にて小休止を取りましたがここからもも見ることが出来ませんでした。その後 一路自宅へと車を走らせました。
8月7日 午前5時に自宅に着きました。
思うこと
昨年は外国人グループに数多く出会ったのですが今年は少人数の2-3組でした。原発事故の影響かもしれません。
登山の途中で休憩と行動のバランスがずれたときひどく疲れを感じる事がありました。
昨年までは無かったことで年齢を感じました。
下山中、数人の若人のグループの中に地下足袋を履いて金剛杖を持った年配の男性に出会いましたが後で聞きますと90才から登り始めて今年4回目の登山をされた方とのことでした。元気な人もあるものです。
雨に遭遇したのは2回目ですが小雨でしたのでむしろ涼しくここちよく感じました。
周りの景色が十分堪能出来ませんでしたが・・・
車の走行距離は往復で約1340Kmでした。運転はすべて私が行い、家内は助手席でナミゲータを努めてもらいました。スピードも時速100Km以下で安全運転に努めました。
次回はどうなるかなあ・・・・・・・・
スナップ(クリックすると拡大、再クリックで戻ります) |
浜名湖SAにて小休止 |
浅間神社本宮参拝 |
5合目駐車場 |
富士山総合指導センター |
登山開始前に |
6合目雲海荘 |
6合目から山頂望む |
新7合目御来光山荘 |
8合目救護センター |
8合目から5合目方面 |
9合目萬年雪山荘にて |
御来光 |
頂上の登山者 |
浅間神社奥宮 |
登拝記帳を終えて |
富士山 |
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