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よしおか カイロプラクティック







婦人科系の問題










婦人科系の問題に対しては、「誰もが一度は骨盤の問題を考慮すべきである」
と私は考えます。
婦人科系のトラブルを持つ方の多くが、骨盤に何らかの問題を有している事が多いのです。


当然ですが、中には我々が扱うべきではない疾患も多数含まれます。
やはりこれも他の疾患同様、適切な医療機関での診察を一度は受けるべきでしょう。
しかし同時に、カイロプラクティック的なアプローチによって、
症状が改善する例があるということも忘れないで下さい。
一つの選択肢として、検討されてはいかがでしょうか?




婦人科系の問題と骨盤の歪みとは、密接な繋がりがあるものと私は考えます。
当院を訪れる婦人科系に問題を有する患者さんの殆んどに、
骨盤の歪みが認められます。
その歪みはやはり症状と比例し、歪みが強い人ほど症状も強いようです。
また、その歪みが解消されるに従い症状も落ち着いてくる事が多いという点でも、
その両者の関係は明らかなものと思われます。


参考までに、臨床上の経験から考えられる点を、いくつか挙げておこうと思います。




生理痛(月経前症候群・月経困難症)


カイロプラクターのもとを訪れる婦人科系疾患の代表は生理痛でしょう。
これは、それだけ多くの女性が生理痛に悩まされているという証でもあります。
医学的に考えられている生理痛の原因についてここでは詳しく触れませんが、
どのような原因に起因したものであっても、骨盤の矯正が有効である事が
少なくありません。
痛みのある時に矯正を行う事で、その効果を実感されやすいと思うので、
ひどい生理痛に悩んでいる方は、一度身をもって体感されてはいかがでしょうか?




ここでも相変わらず、骨盤の歪みが何故生理痛と関係するのか、
といった事にはうまく答えられないのですが、少しだけ推測してみましょう。


生理痛は、月経前に症状が現れる「月経前症候群」(以下PMS)と、
月経中(または直前)に症状の現れる「月経困難症」に分類されます。
月経困難症は、子宮筋腫や子宮内膜症等の器質的疾患が原因で起こる続発性と、
それらの問題の認められない原発性とに分けられます。


まず初めに、それぞれの症状を見てみましょう。


PMS
精神症状:イライラ、不安感、憂鬱、集中力低下、無気力、不眠、疲労感、涙もろい etc.
身体症状:頭痛、腰・背部痛、乳房緊張感、食欲の変化、便秘、下痢、むくみ、
       皮膚症状(にきびなど)、関節痛、下腹部痛、めまい etc.

                         その他、150以上の症状があるとされている。


月経困難症
症状:主に下腹部痛、腰痛、頭痛
    重症例では、PMSに似た症状を呈する。


このように月経にかかわる症状は多彩で、ひどい人になると、社会生活に支障を
きたすほど深刻な問題となっていることもあるようです。


さて、これらの症状が、カイロプラクティックによって改善することがありますが、
私はその理由を、以下のように考えています。


そもそも女性の骨盤は、妊娠出産という女性特有の重要な役割と関連し、
男性と比較すると不安定になりやすい傾向があります。
このような、骨盤が不安定になる事を、カイロでは「仙腸関節の可動性亢進」と呼びます。
臨床的には、これが様々な不定愁訴を誘発するということが知られています。
ここで、中川 貴雄DCが纏められた「仙腸関節可動性亢進の症状」の中から
一部を抜粋し、引用させていただきます。


・朝のこわばり ・特定出来ない鈍痛(臀部、鼠径部、大腿外側) ・仙腸関節痛
・腰部可動域の減少 ・頑固な肩こり ・頭痛(様々) ・不眠 ・精神的不安定
・イライラ・怒りっぽい・落ち込みやすい・リラックス出来ない・強迫観念・消極的
 (第7回日本カイロプラクティック徒手医学会 教育講演 中川貴雄DC
  「カイロプラクティックにおける腰痛治療の実際」参考資料より)


どうでしょう。生理痛の症状と共通性がありませんか?


元々生理痛の症状は多彩ですが、腹部や腰部の痛みだけではなく、
心理精神的な症状や自律神経失調症的な症状が現れるところが特徴ともいえます。
それらはホルモンのアンバランスによるものだと考えられていますが、
仙腸関節の可動性亢進の症状とも妙に符合する点が多いように私には思えます。
さらに誤解を恐れずに言えば、この症状、ちょっと「ヒステリーの軽いやつ」といった
感じがしませんか?


身体的にはどこも悪いところが無いにも関らず身体的な症状が現れる事を、
「転換性ヒステリー」と呼びます。
ヒポクラテスはこれを、「体内で子宮が動き回るために起こる婦人病である」
と考えていたようです。
ちなみに「ヒステリー」の語源は、ギリシャ語で子宮を表す「ヒステラ」です。
つまり当時ヒステリーは、「子宮を持つ女性だけの病気」と考えられていたそうです。
それをシャルコーが心理学的な問題であると主張し、フロイトは男性にも起こりうる
問題である事を指摘しました。
このように「ヒステリー」は、時代とともにその解釈を変えながら今日に至り、
現在では公式にはあまり用いられる言葉では無くなりつつあるようです。


もっとも、ヒポクラテスの時代のヒステリーとフロイト以降のヒステリーとは概念が異なる
ものであるかもしれませんし、それ以上に、ヒステリーと生理痛とは、
今では全くの別物であるという事は言うまでもありません。
しかし、ここで私が言いたいのは、このような背景を異にした疾患と似たような症状が、
仙腸関節の可動性亢進でも起こりうるという事であり、それら共通性のある症状
背景には、仙腸関節の可動性亢進という共通の構造的異常があったとしても
不思議ではない、という事なのです。
つまり私は、このような症状の一因として、構造的な問題が絡んでいる可能性もあり
そこに生理周期に関連したホルモンのアンバランスが重なり症状が現れているような
問題に対しては、カイロが有効である、と言いたいわけです。


上でも述べているように、骨盤矯正が効果を示す生理痛は、その原因として考えられる
疾患の有無とはそれほど関係が無いように見えます。
一般的に言われているような「子宮内膜症」や「子宮筋腫」が仮にあったとしても、
生理痛が改善することは稀ではありません。
このような器質的な問題があっても無症状の方は大勢いますから、
元々これらの問題が必ず痛みを伴うとも言い切れないでしょう。
つまり、症状の原因をしっかりと見極める為にも、一度は骨盤矯正を行ってみるべき
ではないか、と私は言いたいのです。


きちんと専門医での経過観察も行いながら同時に代替療法も行う、といった
同時進行的な治療がベストではないかと私は思っています。




不妊症・不育症


不妊症についても、骨盤矯正が有効な例があります。
骨盤を構成し、子宮を骨盤腔内に固定する靭帯が付着する「仙骨」や「腸骨」に
歪みや不安定性があると、妊娠しにくいように思います。
私自身のこれまでの経験では、結婚後、望んでいながら授からないという方や
二人目がなかなか出来ないと感じている方から、治療後しばらくして「妊娠しました」
と、うれしい報告をされたことが何度もあります。


おそらく不妊症と診断される条件を満たしている方の5割程度は、骨盤の歪みが
関与しているのではないかと予想します。
臨床的に改善する割合も大体5割ほどなのですが、これが高いのか低いのか、
また、それが本当に骨盤矯正の効果なのかどうかは、正直なところ分かりません。
それでも、やはり骨盤の環境が妊娠にとって重要な位置を占めるということに、
異論のある人はいないでしょう。


個人的には、不妊と軸足との関係に関心があり、今後その方向で不妊を捉える事で、
何か新しい知見が得られるのではないかと考えています。




子宮内膜症・子宮筋腫


生理痛の項で述べましたが、子宮内膜症や子宮筋腫に伴うと考えられる「症状」が、
改善する事は稀ではありません。
時には「子宮筋腫が無くなった」という方も、実際にいらっしゃいます。
しかし、これらを改善させる特別なテクニックというものはありません。
だから、何故それが良くなるのかは私には分かりません。


こんな時には「カイロ哲学」です。
骨格の歪みが改善された事で自然治癒力が高まり、
それらが勝手に治ってしまったのでしょう。
元々我々は、自分の体を癒す術を知っているのですから。
と、よく分からないものをごまかす時に哲学は便利です!




膀胱炎


膀胱炎は婦人科系の疾患ではありませんが、やはり女性に多いということで、
このページに加える事にしました。
再発を繰り返す膀胱炎には、仙骨の矯正が有効な事が多いようです。
特に無菌性の膀胱炎は、仙骨の問題を考慮すべきだと思います。


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