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よしおか カイロプラクティック





小児治療










小児の問題としては、カイロが適応となる一般的な問題のほかに、
学習障害自閉症といった、情緒的な問題に対して有効な事が有ります。
興味のある方は、一度ご相談下さい。




私見ですが、施術家の知識と経験、技量をある程度見分ける
方法の一つに「子供の治療が出来るかどうか?」
を挙げられると思います。
と言うのも、子供の治療には、これら知識と経験、そして高い技術が
必要不可欠だからです。


もちろん私は、自分の子供の治療は自分で行いますが、
もし仮にそれを誰かに委ねるとしたら、
安心して任せられる先生の数はかなり限られます。
自分の体調が悪い時には、「誰でも良い」とは言えませんが、
ある程度経験がある先生になら治療をお願いする事も出来ます。
しかし、それが子供の治療となると、そう簡単にお任せするわけには
いきません。
大人の治療が「いいかげんでもよい」というのでは無く、
子供の治療には大人の治療以上に、より繊細で高い技術が必要であると
私は考えているからです。


一方で、子供達はその小さな体の内に、大人とは比較にならないほどの
大きな治癒力を秘めていて、
こちらが驚くほどの変化を見せる事がしばしばあります。
なので、私の周りには「子供の治療を専門にやりたい」と、
本気で考える先生が少なくありません。
もちろん皆尊敬できる先生ばかりです。
そのような先生方は、大概、小児治療に関する興味深いエピソードを
いくつか持っているはずです。
私も、子供の治療が大好きです。


子供たちに高い治療効果が現れるのは、大人のような「先入観」や
「観念」を持っていないから、というのも理由の1つでは無いかと考えます。
逆にいえば、大人のように「理屈」や「はったり」が通用しない、
とも言えるように思います。
案外こんなところに、治癒へのヒントが隠されているのかもしれません。




最近の子供達は、腰痛や肩こり、頭痛といった大人と同じような症状に
悩まされていることが多いようです。
これらは皆カイロプラクティックで改善される事が多い症状です。
しかし気に掛かるのは、これらの症状の根底に「ストレス」が絡んでいる
事が多いように感じる事です。
現代のストレス社会は、子供の身体にも影響を及ぼしているようです。




これら身体的な問題のほかに、個人的に強い関心があるのは、
注意欠陥多動性障害自閉症といった、脳の機能的な問題と
考えられている障害に対してです。
これらの障害は、現代医学では原因不明とされていて、
薬物療法中心の治療がなされているようです。


頭蓋療法の成書によると、これらの問題は頭蓋骨の矯正で
改善するケースが多いと記されています。
私は実際には、これらの障害を持つ子供の治療を数例しか経験して
いませんが、効果は有ると思っています。


ここで、1つの例を紹介します
その患者さんは、実は私の友人の子供で、当時はまだ幼稚園児
(年長)でした。
その子は、幼児の初期の頃から、全く「歩かない」子供だったそうです。
歩かないというのは、「大人しくて体力がない」ということではなく、
反対に「じっとしている事が無く、いつでも走っている」子供だったそうです。
言葉の発達も遅く、私とはあまり会話が成り立ちませんでした。


私の友人であるその子の母親は、そんな息子の様子を見て早くから
問題に気付いていたそうです。
その子を連れて医療機関や児童相談所へ相談に行き対処法を学び、
その子のために熱心に色々と思索していたそうです。


その子を治療するのは大変でした。
本当に落ち着きが無く、治療をはじめて5秒もすると「まだぁ」と言いだし、
少しの物音に反応して体を起こしたりして、全くじっとしていませんでした。
治療中に「石やきいも」を売る車が通った時などは、
一緒になって「い〜しや〜きいも〜」と大声をあげ始め、
思わず大笑いをしてしまったことも有りました。
結局そのときは治療も上手くいかず、次は日中に十分遊ばせて、
疲れて昼寝をした時に行う事にしました。


その子の治療は週に一度ずつ数回程度行いました。
頭蓋の状態は、硬くて動きが乏しく、頭蓋が拡張したまま収縮しない病変の
典型例で、頭蓋骨そのものが“ハイテンション”だと思わせる、
そんな状態でした。
しかし子供の特性か、数度の治療で問題は改善してゆき、
随分と良い状態へと変化しました。
その後も頻度は少ないものの、機会があるたびに治療を行っていました。
結果としては「激変」という事はありませんでしたが、少しずつ落ち着きが
見られるようになり、多動的である事を周りから気付かれる事もなくなった
ようです。


今でも時々会いますが、子供らしい純粋さを残しながら、身体は大きくなり
見違えるように落ち着いて、優しい少年に成長しました。
現在その子は小学6年生ですが、今年中学受験に挑戦し見事合格しました。


このケースは、私の数少ない症例の一つですが、この例でよかった事は、
母親の対応が適切で治療に対して前向きだった事だと思います。
私としては矯正が効を奏したと思いたい部分が強いのですが、
それよりも母親の協力と理解が有ったからこそ、この子は良くなったのだと
思っています。
彼女の、母子家庭というハンディがありながら、懸命に(人並み以上に)
子育てと仕事を両立させている姿には、いつも頭の下がる思いがします。
そんな親の気持ちも、症状の回復には必要なのかもしれません。


私は、こういったタイプの子供が大好きなのです。
このような障害をもつ子供たちは本当に純粋な心を持ち、
接していると、なにか周りをほのぼのとさせてしまうような、
そんな力が有るように私には思えます。
ただし、身内の心境としてはもっと複雑なのでしょう。
いつかは「自立」しなければならない日が来るのですから。


私としては、こういった障害に対して頭蓋骨矯正が有効なケースが
あるのであれば、もっと積極的に取り組んでいきたいという気持ちが
強いのです。
少なくとも、頭蓋骨矯正によって症状が悪化する事は無いのですから。




子供の問題は、上に述べている問題以外にも、カイロプラクティック、
頭蓋骨矯正が有効である事が多いと思われます。
また、これらは経験のある治療家が行えば、全く無害で安全な矯正法です。
積極的に活用される事を、私は強くお薦めします。


ただし、知識と技量の乏しい治療家による小児の矯正は、子供にとって
有害になる恐れがありますので、注意が必要です。



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