心のふるさとを求めて
真宗大谷派(東本願寺)正 覚 寺
輪島市正覚寺 第二十二号(2004年10月) |
六月二十七日から二十九日の二泊三日の旅行会に九名が参加しました。
私にとって輪島、奥能登は初めて訪れるところでもありましたが、昨年七月に能登空港が開港し、羽田空港から約六十分と輪島がぐんと近くなったとの呼びかけが私の関心を誘いました。
「無駄な空港」と陰口をたたかれながら開港した能登空港が、いま一年を迎え、ドル箱路線の活況ぶりで、地元のアイディア大当たりで驚異的な搭乗率を記録しているとのことです。輪島市には、観光客が前年より二割多い一三八万人が訪れたそうです。
二十七日は、小型バスで塩田村、上時国家、千枚田を遊覧し、夜は石川県指定無形文化財の御陣乗太鼓を鑑賞しました。
二十八日朝は、雨模様の中でしたが、千年以上の歴史を持つ輪島の朝市を見学しました。港や農家の人々が集まり、決まった場所に座って、情報が飛び交う社交の場でもあるそうです。
現住職で十九代になる歴史がある輪島市正覚寺の定例法要には、多数の門徒の方が参加されていました。また、横浜の正覚寺住職の法話もありました。お斎(昼食)をいただいた後、午後の法要と法話がありました。
定例法要の終了後、広大な敷地にある本堂の裏手に建立した、横浜正覚寺の門信徒共同墓の建碑法要・納骨法要を行い、参加者全員が参拝しました。
また、夕食には輪島正覚寺の住職夫妻やご家族の方も同席していただきましたが、今後もよりいっそう横浜と輪島の交流をさまざまな形で深めていきたいと思いました。
二十九日は、ヤセの断崖、世界一長いベンチなどを小型バスで回り、能登空港へ向かいました。
正覚寺住職と坊守さんの心のこもったお世話とともに、キリコ祭りの豪快さと正覚寺定例法要に参加された人々との会話など、「能登の風情あふれる幸と、素朴で温かい人情」を十分堪能させていただいた三日間の有意義な旅だったと思っています。 (川ア二郎)
御陣乗太鼓 |
定例法要 |
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