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 「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ          



東洋医学的展開


ハリ治療の説明の前に


 はり治療を行なうにあたって、少し皆様にもご理解を頂ければと思い、簡単ではありますが下記にご案内いたしました。
○紀元前から行われている東洋医学は・・・鍼、灸、漢方、按摩導引の4手法です。
○鍼灸の科学的解明は全く出来ておりません。結果は出ても理論が不明(科学的に)
○漢方も日本薬局方で保険適用まで受けており、医科でも広く使われるようになっておりますが、科学医薬品の薬理作用とは違い基本的な薬理作用が解明されておりません。
○按摩導引は鍼灸の理論の上でツボや経絡という流れを「もむ」治療(もみ療治)です。
 ※鍼灸も漢方も処方者の考えで大きく方向や治療結果が左右されます。

 これからお話する鍼灸理論について、話のすすめ方を順にご案内いたします。
○東洋医学に於ける生命維持の源について
○「四焦」と体内非合成物質について
○鍼灸理論に於ける生理的生命維持機能について
○針灸理論の原点と思想について
○鍼灸の生理的考え
○鍼灸理論と生体反応
○生体因子の中枢作用について
○生体因子の薬理作用
○生体因子の生成について





東洋医学に於ける生命維持の原点は
○東洋医学では、人間の生命活動のエネルギーの基(生命維持も含む)を下記の三部に定めています
○上焦・・・肺や心臓部で行われる生命活動
○中焦・・・消化器系で行われる生命活動
○下焦・・・臍下で行われる生命活動
○上記の様に三焦に分類しています。役割もそれぞれに違います。
※思想の原点で鍼灸学上ツボや経絡よりも大切な部分です



三焦の役割について
○上焦、中焦、下焦の三焦はそれぞれ作業内容は違う
○密接な相互関係や交差連絡をしている
○全身の原動力となる「気」を生産するところ
○生体活動の調整を行う
○呼吸により生まれるもの、摂取した食物により生まれるものによって生命力を維持し、体の諸器官を維持し、生体の防衛、水の通る道を整え、粕の排泄、体中をきらめる作用を行う。
○ここでいう「気」はあとで説明いたします。



 上焦について

○呼吸作用を営む    古人日「上焦は霧露の如し」
○酸素を取り入れる
○肌肉(皮膚)や皮膚調節、汗腺の調節
○下腹部の体温の調節
○中焦と下焦の病的変化を受けやすい
○宗気を作る
全ての事柄をどちらかに属すよう分類します。




中焦について
○飲食物の消化 古人日「中焦は嘔の如し」 嘔→こなすこと
○栄養の吸収、貯蔵、コントロール場所
○血液の新生作用
○営気を作る
○消化液の分泌
※ 嘔とありますが、口辺をさんずいにしてください、字がないんです





下焦について

○大腸、小腸、腎、膀胱が属す 
○津液を清めるところ
○水の吸収
○大小便を生成
○排泄作用
○衛気を作る
○生殖作用





宗気、営気、衛気と気、血、津液について
○宗気は上焦で生じ天空の精気を取り入れ全身にめぐらす
○営気は中焦で生じ消化酵素、血の貯蔵など消化系の機能全体を司る
○衛気は下焦で生じ消化、吸収、排泄、生殖作用を行う
○宗気、営気、衛気から下記の気、血、津液ができます

○「気」とは天空の精気(空気)と水穀の精気と先天の精気(腎中の精気)が合体したもの(三焦で作られた精気の合体)
○「津液」は飲食によって作られ三焦、五臓、五腑の協力でできた液体で、津と液は別の液体です。
津・・・・大腸に属し肌をつややかに、皮膚に影響を与える
液・・・・小腸に属し関節液として関節運動を滑らかにし、脳、脊髄の栄養を補充する
○「血」は中焦の脾・胃から生じた精気(営気+津+液)と宗気と合体したものです。
ちょっと複雑になりました !?




気、血、営、衛、津液
上記の気血営衛と津液が全身のすみずみまで循行して生体の生命活動をサポートしております。
○これらの因子たちが経絡と言う道を巡ります
○現在の科学でも確認できないもの
○6種の因子の正体が不明
○全身に影響する作用が医学的ではない
○この6種の因子が鍼灸の原点?です。
○これらの因子は他に腺分泌を予感する環境を含む
○原点の三焦を統括する「焦」がありそう?
○紀元前からの贈り物にしては、ピラミッドの構築に勝るとも劣らない賜物です。私たちにとっては困り物です?




○形無くして働きだけ
○血、営、衛を循環させる
○全身の機能活動させる
○全身の体調のコントロールを行う
○微量な物質を生産し全身に影響を与える
○皮膚、筋、骨、臓腑、汗、尿などすべてが「気」に依存する





○「血」は前述の通り中焦の脾・胃から生じた精気(営気+津+液)と宗気と合体したものです。
○全身をくまなく循環するもの
○古典に「陽絡が傷(そこ)なわれれば則ち血は外の溢れる」
○古典に「陰絡が傷なわれれば則ち内に溢れる」
○古典に「諸脈の浮いて常を見(あらわれ)れるものは、皆、絡脈なり」
○絡脈は「血」流れる道であることを証明しております




○全身にくまなく循環している
○12経脈の交連説「霊枢」営気論から
       ↓
  全身にくまなく循環してない
○営気と血液は仲良し循行
○削除
○削除
○削除




○VIP、は視床下部、大脳皮質 体温上昇の薬理作用
○cck-8 求心性迷走神経終末に作用→①弧束核→視床下部→海馬 ②弧束核→青斑核→縫線核→海馬
○視床下部、偏桃体、弧束核のブドウ糖受容ニューロン、ブドウ糖感受性ニューロンに働く(cckとボンベジン)学習記憶促進作用
○ニューペプチドYについて検討(学習記憶促進)
○cck-33 cck-39 cck-12 cck-8(脳内90%) cck-4
○cck視床下部腹内側核 摂食抑制 CA2+→神経伝物 cck-8→L-DOPA TRH拮抗?
○cck→大脳皮質(
important




津液
○四季の移り変わりの体内のリズムの調整
○飲水の調整作用
○皮膚の防衛と潤いを管理
○津と液は津が陽、液が陰に属す
○津と液は同一物質のようだが区別される
○消渇(糖尿病の症状)に関係する




陰・陽について
○東洋医学では、すべての事象をプラスかマイナスに分類
○陽⇔陰(太陽⇔月)(天⇔地)(男⇔女)(背中⇔腹)
○陽⇔陰(痛い、腫れる、発熱⇔冷え性、しびれ、低血圧)
○陽⇔陰(胆嚢 小腸 胃 大腸 膀胱⇔肝 心 脾臓 肺 腎臓)
○陽⇔陰(子宮内膜症⇔子宮発育不全)
全ての事柄をどちらかに属すよう分類します。




五行(ごぎょう)について
   ○木、火、土、金、水の5分類であらわす方法です
○季節の5分類 春、 夏、 土用、 秋、 冬
○味覚の5分類  酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い
○表情の5分類 怒、  笑、  思、  憂、  恐
○臓器の5分類 肝臓  心臓  脾臓  肺臓  腎臓
○腑器の5分類 胆嚢  小腸   胃  大腸   膀胱
○五行の5分類 木性、火性 土性 金性
、水
すべての事象を5分類して考えていきます。




相生(そうせい)と相克(そうこく)関係
木、火、土、金、水の5分類(五行)において、親子関係の図式の理論です。
(例)木(き)は火(ひ)で燃え燃えたものは土(つち)となり土(つち)は金(かね)を作り金属(かね)は水(みず)を作り水(みず)は木(き)を育てる。この輪廻様式の理論を「相生」と言います。 
○木、火、土、金、水の5分類(五行)において敵対関係の図式の理論です。
(例)木は土の養分を利用して勢力を増す
   土は水の勢いをとめる
   水は火の勢いを止める
   火は金を溶かしてしまう
   金は木を勢力をとめる






三陰三陽の理論
○先ほど説明した陰陽の考え方を詳しく分類したものです。
○陰をレベルにより三段階に分類いたします。
  ・太陰・・・・・・穏やかな陰になります
  ・少陰・・・・・・陰の中間をなす陽です
  ・厥陰・・・・・・陰中の陰と言い、一番強い陰です
○陽をレベルにより三段階に分類いたします。
  ・太陽・・・・・・陽中の陽と言い、一番強い陽です
  ・少陽・・・・・・陽の中間をなす陽です
  ・陽明・・・・・・穏やかな陽になります

○病状病位といい、病気の状態で上記の陰陽を選択します




三陰三陽と臓腑の連携
○↑で6分類した病位に臓腑が加わります。臓腑は陰が6、陽に6あります。東洋医学の臓腑→現存の臓腑とは限りません。
○病位+臓腑
  ・太陰・・・・・・肺臓と脾臓()()
  ・少陰・・・・・・心臓と腎臓
  ・厥陰・・・・・・心包と肝臓()
  ・太陽・・・・・・小腸と膀胱
  ・少陽・・・・・・三焦と胆のう
  ・陽明・・・・・・大腸と胃
上記のような組み合わせが出来ます。




陰陽+五行+三陰三陽→経路(経絡)に
○今まで学習した部分を組み合わせます。
○ ・三陰三陽+五行(陰)+五行(陽)
  ・太陰・・・・・・肺臓(陽)と脾臓(陽)
  ・少陰・・・・・・心臓(陽)と腎臓(陽)
  ・厥陰・・・・・・心包(陽)と肝臓(陽)
  ・太陽・・・・・・小腸(陰)と膀胱(陰)
  ・少陽・・・・・・三焦(陰)と胆嚢(陰)
  ・陽明・・・・・・大腸(陰)と胃(陰)
)※上の形が結びつき「気血営衛と津液」の流通経路が出来ます。この経路を「経絡」と呼びます。





経絡の完成まじか
○今まで学習した部分を組み合わせます。
○ ・三陰三陽+五行(陰)+五行(陽)・・・・+系列を「経」といいます
 ・太陰+肺臓(陽)と脾臓(陽)
  太陰肺臓(陽)経と太陰脾臓(陽)経
 ・少陰+心臓(陽)と腎臓(陽)
  少陰心臓(陽)経と少陰腎臓(陽)経
 ・厥陰+心包(陽)と肝臓(陽)
  厥陰心包(陽)経と厥陰+肝臓(陽)経
 ・太陽+小腸(陰)と膀胱(陰)
  太陽小腸(陰)経と太陽膀胱(陰)経
 ・少陽+三焦(陰)と胆嚢(陰)
  少陽三焦(陰)経と少陽胆嚢(陰)経
 ・陽明+大腸(陰)と胃(陰)
陽明大腸(陰)経と陽明大腸胃(陰)経





12経脉
○この経絡の中のツボを使って疾病の治療を行います。
   ・手の太陰肺経
   ・足の太陰脾経
   ・手の少陰心経
   ・足の少陰腎経
   ・手の厥陰心包経
   ・足の厥陰肝経
   ・手の太陽小腸経
   ・足の太陽膀胱経
   ・手の少陽三焦経
   ・足の少陽胆経
   ・手の陽明大腸経
   ・足の陽明大腸胃経





奇経八脉
○「気血営衛と津液」の流通経路とは別に特別な、緊急用のなどの8系の流れの経絡があります
○任脉(脈)
○督脉
○陽きょう脉
○陰きょう脉
○陰維脉
○陽維脉
○衝脉
○帯脉





ツボ
○ツボは正式には「経穴」といいます
○道路の「ジャンクション」や「道の駅」や「様々なものが準備してある緊急待機スペース」とでもいえる場所です。
○反応点ともいわれ、病気の出る所、治療する所です。
○原穴・・・その経絡で反応が現れやすく、治療の際も重要なツボ
○げき穴・・・急性疾患に用いるツボ
○絡穴・・・・別の経絡と交流をもつツボ
○井穴・・・末端にあるツボ
その他いろいろなツボ分類があります。




古典診断法
◎病位、病情、病因、病証を見るために下記の診察があります。
○望診・・・視診のことで、視覚から病状資料をつくる
○問診・・・さまざまなことを聞きながら病状資料をつくる
○聞診・・・現代の聴診器や嗅覚を主体にした診断法
○切診・・・脉診(脉を取る診察)、腹診、証、切経などの診断法
上記などから基本的な環境をくみ取り、診察方法や治療方法を考えます。




現在の鍼灸の治療方法 
○鍼灸の古典理論に則った治療法
○要穴と言い例えば「胃下垂」ならA穴B穴C穴と病気に対して反応してくれるツボを利用する方法
○変形性関節症のような局所に限局しツボ以外の場所も使用する方法
○椎間板ヘルニアは神経の通りに痛みが発病致しますので神経経路に沿ったツボと神経上に刺入する方法
○腹診、脈診、舌診などの診察方を用いた方法
○科学的環境が把握できていて、ツボの薬理作用が熟知した上で行われる治療法
○患者さまの希望される場所にうつ方法
○ノイロメーターなどの機器で計測した反応に対して行う治療
○その他 さまざまな方法がありますが、結果が得られなければいけません。





日本ハリセンター  アット鍼灸・・・・コンセプト 
基本は古典鍼灸にあります。
○遭遇する難問に対しては科学と古典のプログラムから検討しております○一人として同じ人はいない
○妊娠した事、さかごが治った事、精子が生まれた事、これは偶然と考え、偶然を当然、自然に変える事。
○脳を三焦とは別格の"一焦"と考えております。
○結果から学ぶもの。




そして、これから・・・ 
東洋医学の事をたった1ページで終了するのは、はなはだ不本意ではありますが、時あらば引き続き増やしていく予定です。「ツボ」のこともより詳しく、一穴一穴違った薬理作用を持っている事なども少しづつお話が出来ればと考えます。




 Drと biochemist(生化学者)の皆様


substance-p=鍼灸じゃない!!


               ・・・・と私たちは考えます。 文責 髙橋 進



 

      ◇ 遥か昔から・・・ ◇
この気血営衛、津液は紀元前に完成されたプログラムです。数十年前の医師でも、聴診器一つで手探りの治療だったことを考えると、それから遥か昔・・古代にこのような今でも解明できないプログラムが出来上がっていたわけです。科学的な手段がゼロの状態で現代医学を超越した医療環境が構築していたことに「空恐ろしい」とも思うとともに、人間の知恵の偉大さに賛辞をそえたいと存じます。東洋医学とお付合いできるのも、あと数十年?、数年?かもしれませんが、商業主義に走らずしっかりと後世の知人にバトンタッチが出来ればと思っております。


            「あったかい!!」心で


    

日本ハリセンター
埼玉県熊谷市久下901
℡048-528-2050㈹