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ABO FAN


血液型と性格に関する書籍−血液型と性格の関係に肯定的なもの -- H12.5.16

血液型人間学研究所関係

 戦後の血液型ブームを巻き起こした能見正比古・俊賢さん親子の著書です。 主要な本の写真と解説はここをクリック!

雑誌記事

雑誌記事 -- H14.1.2

岩木弘太郎さん -- H9.9.23

 3千人のアンケートを基に血液型別の性格を分析しています。

竹内久美子さん -- H9.10.18

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 とにかくオススメです!

この本は、今までの心理学関係からの反論にほとんど答えているといっても過言ではありません。歴史、理論、日本国外での研究成果、ABO式以外の血液型と性格、日本の心理学者の反論など、血液型と性格に関係があるという人は是非読むべきです! こんな本があったのだったら、もう少し早く読んでいればなぁ。

もっと詳しく知りたいという要望があったので、目次と私なりの要約です。なお、第3章以降は、血液型と直接の関係はないので、カットしています。

第1章 血液型とは実は何か

第2章 血液型と性格の謎に迫る

[その後、竹内久美子さんの説に重大な問題点を発見しました  -- H11.8.15]

前川輝光さん -- H10.8.21

 「はじめに」によると「学的肯定派の立場で血液型人間学の歴史と展望ととりくむ」と書いてあります。最初のアカデミックな肯定論者の本です。なお、著者は亜細亜大学助教授です。
 現在、能見正古比さんの『血液型三部作』が入手しにくくなった今では、能見血液型人間学を知るには一番適した1冊です。こういうすごい本が出版されてしまった以上、肯定論者も否定論者も、この本を無視して議論を行うことはもはやナンセンスになってしまいました。断然オススメの1冊です!  

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とにかくオススメです!

【お知らせ】 平成10年9月27日付『毎日新聞』の11面に、前川輝光さんのインタビューが載っています! おめでとうございます!

河内厚郎さん 『血液型恋愛術』〜血液型を信じないあなたのための〜 H12.10 澪標 952円+税

 恋愛だけではなく、面白いエピソードも満載です。血液型フリークは必読でしょう! 残念ながら地方では入手が困難なようです。私は東京の大型店で入手しました。
 ただ、惜しむらくはデータが少ないことです。それは次回の本に期待しましょう! 前川輝光さんの紹介や、河内さん自身が出演したNHKラジオでの血液型談義のことも紹介されています。でも、NHKラジオで血液型の話をしたなんて私は全く知りませんでした。どんな内容だったのかとっても気になります。何とか録音を入手する方法はないのでしょうか?
 なお、著者は『関西文学』の編集長で、関西では有名な人のようです。

さくら美月さん 『90のシチュエーションから読む血液型でわかる恋愛・お金・未来』 H12.8 KKベストセラーズ 810円+税

 ポピュラーな出版社ですので、地方でも入手は容易なようです。プロローグやコラムには正確な情報が満載です。ただ、AB型のところはあまり私には当てはまらないような気がするのですが…。皆さんはいかがですか?

志賀貢さん 『科学的血液型「相性」判断』 H8.3 光文社 854円+税

 実は、志賀貢さんの本を買ったのは初めてです。この本ですごくいいのは、銀行員7千人余りのデータです。私は、このデータにつられて買ってしまいました。このデータは実にすばらしい! 

#内容はまじめな本です、念のため。(^^;;

 データの説明のところだけちょっと抜粋しておきます(18〜19ページ)。この銀行の人事部長は、血液型が好きだったのでしょうか? はて?

某銀行の男女1万1451人にアンケートを求め、回答のあった7千人余りを集計…質問した32の項目に対して、好きなだけ○印をつけてもらった結果をまとめたものである。それぞれの数字は、血液型別、体型別で○印を付けた人が何パーセントいたかを示している。

#最近ではクレッチマーの体型説は否定されつつあるので、体型と性格についてはなんとも言えませんが…。

 実際のデータは20〜21ページの表に書かれています。ここでは、面白そうな数字だけ抜粋しておきます。

血液型別・体型別 性格特徴 →最高値が赤 →最低値が青

 

O

A

B

AB

協調性に乏しい

9.0

9.0

11.2

9.4

負けず嫌い

28.8

26.4

26.3

23.9

神経質

28.2

36.8

30.2

33.1

 能見さんの性格特性と読み比べてみると、ほとんどが一致することがわかります。(^^)

 強いて欠点をあげれば、実例があまり書かれていないのと、能見さんについての言及が全くないことでしょう。なお、データに興味がない人はあまりおすすめしません、念のため。

吉村達也さん -- H9.11.25

A型は《責任感》、B型は《感性》、O型は《信念》、AB型は《論理》で動かされるというのが主人公である心理学者の湯沢康弘の主張です。彼が「血液型殺人講座」で講演中に孫娘の夏子が殺され、その謎をめぐって心理ドラマが繰り広げられます。なかなか面白かったのですが(ちなみに著者はA型)、この作品には設定に大きなミスがあります。それは、主人公の心理学者である湯沢康弘が「血液型殺人講座」という講演をするのですが、これは日本ではまずありえません。私は肯定論者である日本の心理学者ってまだ聞いたことはありませんから…

姫野カオルコさん -- H11.9.14

 この作品には、4つの血液型の8人の男女が登場します。栄介(えいすけ)と永子(えいこ)、薇原(びはら)と美子(びいこ)、尾形(おがた)と旺子(おうこ)、そしてAB型の恵比寿(えびす)と江琵子(えびこ)です。血液型は書かなくともおわかりでしょう(笑)。この8人による血液型恋愛シミュレーション小説がこの『A.B.O.AB』です。

 あとがきが面白かったので、ちょっと抜粋しておきます。

 なぜこのような登場人物設定をしたか、そのきっかけは「血液型」という語を聞くやいなや、
「血液型によって人格が決定されるなんて、科学的にはなんの根拠もない」
「血液型を気にするのは日本人だけだ」
 などというようなことを必死の形相で言う人が、ときどきいたからである。
「なぜそんなに強い反発を?」
 と、かえって気になったのである。尋ねれば、
「強い反発なんかしていない!」
 と、よりいっそう強い反発を示され、ますます気になった。…
 たしかに輸血のさい、医師は患者や血液提供者に、干支や星座は訊かないが血液型は訊く。血液型は人体とは科学的にかかわりがある。だが人格とのかかわりは、やはりゲームの域だと思う。すると、
「科学的であるかのように人を四種類に分類して、断定するのがいやだ」
 と、彼らは反発の理由を述べるのである。
「AとBとOとAB。これで性格が決まるのなら、この世の中には四つの性格しかないことになるじゃないか!」
 どうやら「判定」されるのがたまらなくイヤであるらしいので、私としては「だれも判定なんかしていないよ」と言いたくて、
「じゃあ、あなたは『四季の歌』を聞いて、春を愛する人は心が清いと決まっているのか、秋を愛する人は心が深いと決まっているのか、って怒るの?」
 と訊き返すと、これがいけない。火に油をそそいだかに、さらに怒る。そのため私はかえって血液型性格分類に興味を抱いてしまったというわけである。

 これ以上は読んでのお楽しみです! abo−chat MLの人にも読んでもらったところ、なかなか面白いという評判です。ただ、自分の血液型のところはあまり当たっているような気がしないようですが…。どんなものでしょうか?

清水義範さん -- H11.9.14

外国(英語) -- H10.9.26

 なお、外国(英語)の資料についてもっと知りたい人は『ABO FAN』英語版を見てください。

外国(中国語) -- H11.6.6

インターネットで香港の出版情報を検索してみました。結局28冊見つかりましたが、27冊は台湾の本で香港のは1冊だけでした。現在は、星座と組み合わせているのが流行っているようです。そのうち能見さんのは3冊でした。

鈴木鈴木芳正さんのは台湾の1冊だけです。

残りは現地版なのか翻訳なのかわかりません。これは、全部台湾です。

 次は、中国での本です。

画面からは判りませんが、次のように書いてあります。「A型 B型 O型 AB型」「運用最新科学分析方法掲示血型奥秘」「予測愛情・婚姻・家庭生活」。裏表紙には「各血型夫婦仮定状況予測」「血型与情人間的縁分」「血型在交友中的運用」「血型与愛情」とあります。訳さなくともわかるでしょう…。内容は、ほぼ予想できるとおりです。

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その他 -- H13.3.12

血液型と性格に関する書籍−血液型と性格についての歴史 -- H9.12.5

タイトルどおり、戦前の日本の「血液型と性格」をめぐる社会の動きを、そのルーツともいえる古川竹二の人生を中心に書いたものです。歴史の勉強になります。残念ながら、現在は絶版だそうです。

血液型と性格に関する書籍−血液型と性格の関係に否定的なもの -- H10.8.11

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その分析の正確さとデータ量、歴史的な経緯の著述、参考文献の豊富さはすばらしいと言えるでしょう。しかし、血液型と性格が関係ないのに、なぜこれだけ有意差があるデータが出るのか?という私の素朴への答えはありませんでした。詳しくは、FAQ番外編「データの取り方が統計的にいいかげんなのでは?」を見てください。
その後、平成10年4月に新訂版が発行されました。出版社は同じで、定価は2,200円です。-- H10.8.11

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データが多く、反論の内容は充実しています。本当に私には困る本です。(笑) この本はデータがたくさんあって有益なのですが、面白いデータをちょっと紹介しておきます。

血液型と人の性格は関係ありそうだ

そう思う…75.0%
そう思わない…18.4%
どちらともいえない…5.9%
わからない・無回答…0.6%

出典:NHK世論調査(S61)

現在とほぼ同じ数字ですね。これにはビックリ。

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全般的には否定的な内容なのですが、古川竹二の研究の紹介(昭和初期の「血液型と性格」について)、血液型と性格の日本でのブームの分析(「血液型人間学」の情報発信源)、海外における「血液型と性格」の研究の3つについては、血液型を肯定する人にとっても非常に有益な情報です。

その後、次の号にも血液型と性格が取り上げられています。

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血液型グッズと雑誌記事の資料は文句なくオススメです。私はほとんど知らないという(笑)。血液型人間学研究所のホームページも初めて見ました。残念ながら今はもうありませんが…。それから、著者と年代が近いせいか、キャンディーズがどうしたという記述にはちょっと共感を覚えたりします(笑)。

 第二夜に、「血液型性格診断に見るダメな大人の思考法−思いこみと勘違いのメカニズム」が掲載されています。取り上げ方は比較的公平と言えると思います(詳しくはこちら)。

 血液型性格論の問題が13ページから15ページに取り上げられています。ビデオの説明は10分程度です(詳しくはこちら)。

マンガの血液型に関する書籍−漫画家名鑑 -- H9.11.4

どちらも約40人の漫画家の紹介をしています。ほとんど血液型も書いてあります。

1890人の漫画家・アニメ作家の年鑑です。今のところこれが決定版ですね! 一部には血液型が書いていない人もいますが、かなりの人には書いてあります。欠点は値段が8,500円とちょっと高めなことです。

政治家の血液型を調べるにはこれが一番です。衆参両院議員のほぼ90%程度の血液型を調べることができます。以前に能見さんの『血液型政治学』に書いてあった0型の多さはなくなり、ややAB型が多いぐらいで日本人の血液型分布とほぼ同じくなっているようです。時間がないので詳しい分析はしていません。

有名人の血液型に関する書籍−人物名鑑 -- H14.1.2

TV出演者3500人の最新プロフィールの紹介。血液型もかなり書いてあります。
最新は2002年版で、収録人数は5500人に増加しています。

血液型に関する書籍−医学関係 -- H11.2.27

読んで楽しめる血液型の知識についてまとめたものです。著者は、元々航空力学の専門家で、未来予測研究会を主宰しています。科学の専門家としては珍しく?血液型と性格の関係にやや肯定的な見方をしています。
性格との関係に関する記述は2ページ(130〜131ページ)ほどで、フランスでの研究についての記述があります。

専門書です。難しい記述が多いのですが、内容は充実しています。特に、HLAについての詳しい記述があります。この本によると、白血球の型ってHLAしかないそうなので、『血液は体のすべてを知っている』の記述と合わせると、「HLAと体質・性格との関係は遺伝子レベルで証明されている」ということになります。

あとがきからの引用です(下線は私が追加)。

 LandsteinerがABO式血液型を発見してから、今日までに多種類の血液型(広義の)が発見されている。しかし、血液における遺伝的多型は赤血球型ばかりではなく白血球多型、血清タンパク質多型、血球酵素多型、血小板多型など多岐にわたる。さらに、唾液、精液などの体液や組織などに含まれているタンパク質にも多型の存在は知られている。これら、遺伝的多型は個人識別や親子鑑定など法医学の分野で応用されるばかりではなく、集団遺伝学的な調査研究にも有効な情報を提供している。また、ヒト以外の動物にもこれらの遺伝的多型はみられ,動物学や獣医学領域からの研究も盛況である。
 10年くらい前までは、これらの遺伝的多型を示す変異は抗血清(抗体)や酵素反応を利用した表現型の検出にとどまり、抗原構造や酵素の変異などをいくつかの型で明らかにしたにすぎない。ともあれ、赤血球型の研究は血球膜の表面をなで回しているようで、その膜の表面を構成している物質の研究は遅々として進んでいなかった。それが、1970年代における制限酵素の発見から始まった遺伝子工学技術の血液型研究への導入は、血液型研究にも大きな発展をもたらすこととなった。すなわち、これら表現型の遺伝的変異をコードしている、遺伝子上のヌクレオチド配列の違いを明らかにすることも可能となったのである。現在では、多くの血液型表現型の変異が、その遺伝子の変異として明らかになってきた。さらに、その遺伝子の発現機序並びに制御なども解明されつつある。とはいっても、それら遺伝子の産生する物質(糖鎖やタンパク質)の、生体内における真の役割などが明らかにされているものは少なく、今後の研究を期待するものである。

 結局、専門家にも血液型物質の役割というのはまだまだ不明な点が多いようです。この本によると、いくつかの血液型では、ある種の役割が明らかにされています。

 しかし、ABO抗原については、特に記述はありませんでした。つまり、ABO抗原については、(少なくとも現在の時点では)はっきりした役割は不明ということです。ですから、ABO式血液型と性格の関係については、生化学的には肯定も否定もできないようです。となると、否定論者の中で「生化学的に否定されている」というのは明らかに間違いのはずなのですが…。本当はどうなのでしょうか?

 ABO式血液型の分布は、どうやら他の血液型より環境(疫病等)の影響を受けやすいようで、民族の起源を探るには向いていないらしいのです。この本には、(ABO遺伝子ではなく)Gm遺伝子から探る日本人の起源が書かれていますが、確かにウラル・アルタイ語族の分布とはうまく一致しています。南米大陸には4万から2万年ぐらい前に古モンゴロイドが到達し、新モンゴロイドのエスキモー(イヌイット)は紀元前4千年頃に北米大陸に到達したようです。

 この本を読むと、血液型物質の量を計算することができます。
 まず、赤血球は1mm3中にだいたい500万個程度が存在します。健康診断や人間ドック、献血なんかをすると、自分の赤血球数を調べてくれますね。その数です。次に、1つの赤血球の抗原活性部位数は、だいたい100万個程度です(『現代の法医学』第3版増補 金原書房 H10.2)。人体中の血液の割合は、だいたい10分の1ですから、質量では数kg程度となります。で、結局、血液中には、3×1019程度の活性化部位が存在することになります。これをmol(6.02×1023)に直すと、0.05m molとなります。また、mol濃度は0.01m mol/kgになります。なお、脳内では血液中のほぼ10分の1の濃度になりますから、0.001m mol/kgです。

最新の日本と海外の研究成果をわかりやすくまとめています。

遺伝子や脳と性格に関する書籍 -- H11.2.27

専門書です。難しい記述が多いのですが、内容は充実しています。視覚と脳に関する説明が多いのですが、そこはパスしました。(^^;;
心理学や神経学のところは勉強になりました。要するに、脳と心の研究は緒に付いたばかりということですね。いずれにせよ、血液型と性格については、自然科学的に分析することは、現状では不可能といことはわかりました。
ちょっとその部分を引用しておきましょう(31〜32ページ)。

 ところが、やがて心理学者に不幸な出来事が起こった。心理学者のなかに、意識を概念として取り上げることに利点を認めない動きが出てきたのだ。その根拠となったのは、自己分析の実験では出口がどこにも見えなかったこと、いま1つは、実験者が明瞭に観察できる行動(特に動物の行動)を研究する方が、心理学をより科学的なものにすると思われるようになったからだ。これがいわゆる行動主義の台頭である。精神的な事柄を語るのはタブーとなった。すべての行動は、刺激と反応によって説明されなければならなくなったのだ。
 行動主義は、特にアメリカで勢力を得た。アメリカの行動主義は、第1次世界大戦以前にジョン・B・ワトソンたちによって始められ、1930年代から40年代にかけて盛んになっていった。アメリカの行動主義の象徴的存在となったのが、B・F・スキナーである。
 ヨーロッパには、行動主義と別のゲシュタルト学派のような一派が存在していた。しかし、少なくともアメリカでは、1950年代後半から60年代にかけて認知心理学が台頭するまで、心理学者の間で精神的な事柄を語ることははばかられた。
 認知心理学が登場すると、例えば視覚を用いた研究などが可能となり、また、コンピュータの演算概念を用いて、人間のさまざまな心の営みに対するモデルが設定できるようになった。
 こうした時代がきても、意識について触れられることは滅多になく、脳における意識と無意識の違いを調べる実験や研究もほとんどなされていなかった。
 同様なことが動物の脳の研究にも当てはまった。(以下省略)

なお、F.クリックは、DNAの2重螺旋構造を解明してノーベル賞を受賞しました。(原題: Fransis Crick, Astonishing Hypothesis)

ページ数が少ないので、さーっと読むことができました。ただ、脳内物質などの専門用語が多いので、内容を理解するのは大変ですが。(^^;;
全体的には面白い本で、遺伝子で性格のかなりのことが説明できるようです。ABO式血液型の話もちょっと出てきます。
興味がある人もいるでしょうから、ちょっと書いておきます。A、B、O型遺伝子の分布割合は、ほぼ0.3、0.2、0.5だそうで、やはりO型が多いようですね。
もっとも、これは専門家のためでしょうか?遺伝子で説明できる心や性格の部分が全体でどのくらいになるのかが書いてありません。遺伝子による病気なんて、数的には限られますから、どうみても遺伝的に説明できるものはかなり限られるような気がします。いずれにせよ、脳内物質によって性格が変わることはよくわかりました。
血液型と性格についての記述がないのが残念です。

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 著者は、国立遺伝学研究所助教授の斉藤さんです。斉藤さんは、ABO式血液型の遺伝についてでは、国内では第一人者のうちの1人で、ABO MLにも参加されています。気になるABO式血液型のところだけ引用しておきましょう(98〜101ページ)。

 ABO式血液型の遺伝子は、 通常の遺伝子がしたがっている進化パターンにはあてはまらないようである。第一に、糖転移酵素の働きがなくなっているのにもかかわらず、O対立遺伝子の頻度がかなり高い。重要な物質交代を担っている酵素遺伝子の場合、酵素の働きがなくなってしまう突然変異が生じると、普通はその個体の生存にきわめて不利なので、子孫を残しにくくなるはずである。したがって、 ABO式血液型に関与する糖転移酵素は、人間がとりあえず生きてゆくのには絶対必要であるわけではない。ところが、 私たちの推定によると、ABO式血液型の遺伝子は脊椎動物が出現した三億年以上前頃から延々と偽遺伝子にもならずに生き残ってきたのである。このことから、弱いながらもこの遺伝子にはなんらかの存在意義があると思われる。このように、絶対に必要というわけではないが、あったら少しは役に立つという遺伝子が、ヒトゲノム中にはたくさんあると私は考えている。

 また、A型とB型の対立遺伝子の共存が霊長類のあちこちの種でみられることも不思議である。この遺伝子がなぜこのような変異パターンを示すのか、まだよくわかっていないが、バクテリアやウイルスなどの感染を防ぐのに、ある程度の効果があるのではないかと考えられている。実際、胃潰傷や胃癌の原因のひとつであるヘリコバクター・ピロリというバクテリアは、胃壁にもぐりこむ際に、ABO式血液型物質の前駆体であるH型物質を足場にしている。するとH型物質しか持っていないO型の人間は、胃潰蕩などになりやすいため、多少は生存に不利となるだろう。しかし、まだまだこれらは仮説にすぎない。わからないことが多すぎるのである。私の研究室では、ABO式血液型のこの不思議な進化パターンを解明するため、山本文一郎氏らと共同でさらに研究を進めている。

There are three common alleles (A, B, and O) at the human ABO blood group locus. We compared nucleotide sequences of these alleles, and relatively large numbers of nucleotide differences were found among them. These differences correspond to the divergence time of at least a few million years, which is unusually large for a human allelic divergence under neutral evolution. We constructed phylogenetic networks of human and nonhuman primate ABO alleles, and at least three independent appearances of B alleles from the ancestral A form were observed. These results suggest that some kind of balancing selection may have been operating at the ABO locus. We also constructed phylogenetic trees of ABO and their evolutionarily related a-1, 3-galactosyltransferase genes, and the divergence time between these two gene families was estimated to be roughly 400 MYA.

肝臓移植をすると血液型や性格も変わる場合があるようです(20ページ)、

 肝臓を移植すると血液型が移植した型に変わってしまうことがあるのです。この原因はよくわかりませんが、血液型物質を分解する酵素が肝臓にあるからだという人もいます。…
 肝臓の移植を受けた人は、たとえば、鏡に映る自分が自分でないような気がするとか、一緒にいる仲間に「お前は誰だ」といったりするというのです。これは米国で肝臓移植の研究者たちによって報告されています。…

 これはちょっと意外でした。また、23ページでは、

 脳は機械のようなもので、脳が働くことで、考え、感情、記憶などの働きが生ずるのですが、その動かし方は脳以外の体液が決めているのです。
 では、体液を成分を作っている場所とはどこでしょう。
 それは、肝臓なのです。血液や粘液の成分は大部分肝臓が作っています。 

 高田さんによると、最近はギリシャ時代の体液説が見直されているそうです。体液説というのは、ヒポクラテスの考えで、体液のバランスで性格、精神、健康が決まるというものです。これらの体液とは、血液、粘液、黄色胆汁、黒色胆汁の4つです(肝臓は胆汁を作っています)。
 体液説が根拠を失ったのは、脳内物質によって性格が決まるという理論が支配的になったからだそうです。しかし、脳内物質の基となる物質は、肝臓が作っています。なにしろ、肝臓は物質代謝の中心なのですから…。肝臓で作られた物質が脳に運ばれ、酵素によって脳内物質に変わるのです。移植された肝臓が作る脳内物質は、以前の肝臓とはバランスが違ってきます。結果として、脳が新しい肝臓の影響を受けて感じ方が変化し、自分でない自分がいたり、性格が変わってくるということになるようです。

 しかし、高田さんは、どういうわけか血液型と性格の関係には否定的(失礼!)です。158ページには、「性格のような多くの因子の決定する性質が血液型のようなものの影響下にあるとは考えられません」と書いてあります。しかし、この本にあるように、ドーパミンやセロトニンなどの脳内物質の量の変化だけで性格が変わったりします。つまり、「性格のような多くの因子の決定する性質」でさえ、特定の脳内物質の影響下にあるのです。なんとも不思議なことですが…。  

心理学関係の論文(日本) - H11.6.6

 中西大輔さんのホームページから転載します。転載の許可をいただき、どうもありがとうございました。
 非常に面白い論文が多いので、肯定論者も否定論者もできるだけ入手して読んでみるといいと思います。が私のオススメです。

 その他に、次の論文がオススメです。

 次からは、私の集めたデータです。一部には論文でない記事も含まれています。

 [H11.5.4追加分]

 [H11.6.6追加分]

 次は、松田薫さんの改訂第二版『「血液型と性格」の社会史』からデータをいただきました。上の資料と重なるものは掲載していません。どうもありがとうございます。

 次は、佐藤達哉・渡邊芳之さんの論文からです(佐藤達哉・渡邊芳之 1992 現代の血液型性格判断ブームとその心理学的研究 心理学評論,35,2,234-268.)。この論文は、発表時(平成4年)までの主要な論文・記事とその紹介がされています。資料を概括したい人には、この論文が大いに役に立つでしょう。同じく、上の資料と重なるものは掲載していません。

 次は、伊藤哲司さんの論文からです。

 また、志水一夫さんは、科学的な立場から血液型と性格について論じています。

 上記のほとんどの論文には、リファレンスとして更に別の論文が紹介されています。ですから、なるべくいろいろ読んでみるといいと思います。

Television.gif (136 バイト)TV番組

 能見俊賢さんが定期的に出演している番組です!

番組日時 NTV 峰竜太のホンの昼メシ前 10:30〜11:30
出演者 峰竜太ほか
ホームページ http://www.ntv.co.jp/hirumae/

 フジテレビでも、割と頻繁に血液型の番組を放映しています。

番組日時 フジ どぅ〜なってるの?! 9:55〜11:25
出演者 小倉智昭(B型) 深澤里奈(AB型)ほか
ホームページ http://www.fujitv.co.jp/ (番組表のみ)

 『ウンナンのホントのココロ』(NTV 平成11年4月14日 21:00〜21:54)で放映されました。バラエティ番組ですが、きちんとした統計データを使っているので、なかなか好感が持てます。ただ、4つの血液型がバランスよく存在するのは日本だけ、というようなマイナーなミスがあります(日本だけではなく韓国などもそうです…)。全体としてはよくできているだけに、少々残念な気がします。
 『はなまるマーケット』(TBS 平成11年4月23日 8:30〜10:20)では、今日の目玉として「血液型」がテーマとなり、その中で「血液型性格分析」についての解説があったようです(この番組は見ていません)。ホームページからの情報では、性格分析はメインではなく、あくまで科学的な話が中心のようです(ここがミソですね!)。ただ、性格分析のところは、あまり当たっていないようで、ちょっと残念です。
 『たけしの万物創世記』(朝日放送 平成11年5月18日 20:00〜20:54)でも、性格診断の一部として血液型について取り上げるようです。

 ところで、最近は血液型占いコーナーが流行しているようです(私は占いは信じてません、念のため)。

 平成9年〜10年に放送された血液型と性格についてのTV番組です。

 あるある大事典が視聴率が高かったせいか、やってないのはNHKとTV朝日だけのようですね。
 平成10年は、『ダウンタウンDX』(日時不明)や『踊る!さんま御殿!!』(2月3日)でも放映されているようです。また、TV朝日の『真相究明!噂のファイル』(6月20日)では、「血液型でダイエット…これを食べるとあなたは太る」が放映されました。TV東京の『奥様プラーザ』でも血液型コーナーがあったようですが、なぜかなくなってしまったようです。その後、フジの番組があったようです(私は見ていないのですが…)。

 その他のもので、まだ確認できていないものを書いておきます。

 その後、TV朝日で血液型の番組が放映されました。能見俊賢さんが出演しています。

 未確認情報ですが、NHKでも肯定的な内容を放送していたようです。

 ついでに、放送大学の情報も!

 その他に平成13年内に放送された番組です。

 平成15年〜16年に放送された番組です。

4月4日の発掘!あるある大事典IIと6月5日の脳力探検クイズ!ホムクルは、明らかに血液型のおかげで視聴率が上がっているようです。(^^)
最近、妙に血液型の番組が多いなと感じていたのですが、なるほど…。
最近はTBSがすごいです。一体どうなっちゃったんでしょうか? 特に
脳力探検クイズ!ホムクルでは、ほぼ毎回血液型のコーナーがあるようです。

特別編 NHK「冬のソナタ」…チョン・ユジン役のチェ・ジウさんはA型、カン・ジュンサン/イ・ミニョン(二役)のぺ・ヨンジュンさんはO型

第4話ではミニョンがユジンの血液型を尋ねるシーンが出てきますが、血液型や星座を使っての性格占いは日本から伝わったもの。
(NHK 冬のソナタホームページから。「占い」というのが気になります…笑)

Television.gif (136 バイト)イベント情報

文京女子大学公開講座 血液型と性格〜関係あるのか、ないのか〜

名古屋大学情報文化学部「媒介型知の構築プロジェクト」シンポジウム
「ニセ科学・情報を見る学問の眼」
http://www.nagoya-u.ac.jp/info/event/071215_sis.jpg

マンガ・アニメ関係者の血液型

血液型別50音順(敬称略)

男性

女性

H9.9.1追加分

H9.10.23追加分

H11.3.31追加分

 次は読者の方から知らせていただきました。どうもありがとうございます。

H11.9.14追加分

 次は読者の方から知らせていただきました。どうもありがとうございます。

H12.2.12追加分

 次は読者の方から知らせていただきました。どうもありがとうございます。

『週間少年ジャンプ』連載漫画家の血液型
ジャンプに連載していた、もしくは連載している漫画家の血液型です。
ほとんどは創刊30周年を記念して出版されたイラスト集『WEEKLY JUMP 30』に
記載されていた情報から引用しました。あとは作者の自己申告などです。
?とあるものは私の推測、もしくはウラのとれていない情報からの引用です。

秋元治(A)
浅美裕子(A)
あずまけいしん(A)
荒木飛呂彦(B)
井上雄彦(B)
うすた京介(B)
梅澤春人(O)
岡野剛(O)
小栗かずまた(A)
尾田栄一郎(A)
小畑健(A?)
かずはじめ(A)
桂正和(A)
ガモウひろし(B)
岸本斉史(O?)
義山亭石鳥(O)
木多康昭(O)
久保帯人(A?)
許斐剛(AB?)
島袋光年(O)
鈴木央(B?)
高橋和希(B)
武井宏之(A)
高橋陽一(A)
つの丸(A)
冨樫義博(A)
鳥山明(A)
にわのまこと(B)
萩原一至(O)
樋口大輔(A)
藤崎竜(A)
森田まさのり(O)
八神健(A)
和月伸宏(A)
#現在はA型ばっかりです。昔はSHOZOさんのおっしゃる通り
#O型布陣だったのかもしれませんが、昔のことはよくわかりません。
#「ジャンプのカラーが変わった」と言われるのは、
#連載陣がA型中心になったせいもあるかもしれません。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~rakuchan/
#を参考に過去の作家と比較してみると面白いと思います。

藤子不二雄(A) (B)
藤子・F・不二雄(O)
#大昔にジャンプに描いていたそうです。

柴田亜美(B)
#有名なのは『南国少年パプワくん』です。
#その後月刊少年ジャンプなどで連載作品を描いています。

みずしな孝之(A)
#ジャンプとは関係ないです。
#『ササキ様に願いを』で有名な4コマ漫画家です。


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最終更新日:平成19年7月15日

この他にデータを知っているよ!というかたは abofan@js2.so-net.ne.jp まで教えてもらえればうれしいです