江戸の女・ページ7

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帯の結び方

江戸初期の帯は両端に房を付けた紐状のもので前後左右自由に結んでいました。やがて平たい帯に変わりますが、最初の頃の帯幅は男帯で二寸五分、女帯でも四寸(15センチ)程度の細いもので長さも普通は八尺(三メートル)ぐらいでした。時代とともに帯幅はしだいに広くなり享保ごろには八〜九寸(30〜34センチ)、後期の文化ごろには一尺五分(40センチ)、長さも四メートルほどになりました。 帯幅が細いうちは前帯が一般的でしたが、帯の幅が広くなるにつれて結び目が動作の邪魔ることから横で結ぶようになり、やがて後帯が一般的になりました。下にある図は文化十年(1813)に出版された『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』の中にある帯の結び方(24種)です。(2ページに分けて掲載)

★『都風俗化粧伝』について
『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』、著者は佐山半七丸、図は速見春暁斎、発刊は文化十年(1813)。当時のファッションの中心地である京都の文化も織り交ぜた江戸時代の総合美容読本、上・中・下の三冊からなる。平凡社の東洋文庫から活字版が出ている。

さげ下結び

小滝結び

よしお結び

路考結び

さげ下結び 小滝結び よしお結び 路考結び

ひきあげ結び

引き結び

しんこ結び

はさみ結び

ひきあげ結び 引き結び しんこ結び はさみ結び

引きしめ

文庫結び

吉弥結び

高雄結び

引きしめ 文庫結び 吉弥結び 高雄結び


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