江戸の女・ページ4

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燈籠鬢島田髷を結う

髪型がどんな構造になっているかは、外見を見ただけではなかなかわからないものです。そこで、歌麿の浮世絵でもおなじみの燈籠鬢島田髷を結う行程を図説しました。かなり、はしょっているので、分かりづらいかも知れませんが少しでも参考になればと思います。


1.根をとる

前髪・鬢(びん)・髱(たぼ)・根(髷になる部分)の四つの部分に筋分けをし、根を元結で括ります。

2.髱(たぼ)をつくる

髱になる部分の毛を根の部分に加えて括ります。

3.鬢(びん)をつくる

手先を使って左右の鬢を出し、元結で根に括ります。

4.鬢張りをとおす

鬢の中に鬢張りを通して、燈籠鬢を作ります。

5.前髪をつくる

前髪となる部分の毛を束ね元結いで括ります。

6.完成

髷になる部分にかもじ(つけ毛)を足して折り曲げ髷を作り、手絡を巻き付け、前挿、櫛を挿して完成です。



参考:『粧いの文化史』ポーラ文化研究所刊

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