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健康小話
 ≪[1]  [2]≫

水菜
ニラ 長イモ しいたけ たこ(蛸)
小麦 ニンニク マッシュルーム 酢(ビネガー) もち米
しょうゆ ホタテ貝 マイタケ 冬瓜 しょうが
もやし さやえんどう ごま 大根 チンゲン菜
小話 051 「水菜」

水菜は、関東地方では京菜(キョウナ)、京みぞれとも呼ばれますが、
関西地方では水菜(ミズナ)と呼ばれています。


原産国は日本で、平安時代の頃から栽培されていたと言われ、旬は冬です。

関西では、冬の鍋物によく使われて、肉の臭みを消し、肉本来の旨味を引き出す役割と、冬のビタミン源として、重宝されてきました。


栄養成分としては、ビタミンCとカルシウムが豊富で、また、食物繊維も多いので、大腸がん予防や便秘解消に効果があります。

柔らかい部分は生食として、サラダにも向いています。
京風に、湯葉や油揚げとサラダにしてもいいですよね。

加熱するときや鍋に入れるときは、煮込み過ぎないように、他の具に火が通ってから、火を消す直前にぱっと入れましょう。


我が家では、レタスのサラダの次くらいに、水菜サラダが登場します。

水菜だけではちょっと食べづらいので、
レタスはもちろん、サラダほうれん草やきゅうり、大根の千切りなどと一緒に、シーチキンと和えたり、カリカリベーコンを乗せたりしています。

他にも、カラーピーマンやラディッシュなどども良くあいますよ。
味にくせがないので、色々な素材と相性が良いのも、嬉しいですよね。

使い残しがチョットしんなりしてしまったら、お味噌汁に入れてもgood!


これからの季節、
サラダうどんや、冷やし麺、そうめんの具としても、
重宝しますよ〜。


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小話 050 「ニラ」

ニラは中国が原産ですが、奈良時代の頃には日本に伝えられ、栽培されていたようです。

栄養的には、各種ビタミンやミネラルを多く含み、食物繊維も豊富です。

ニラ特有のニオイは、ニンニクやねぎにも含まれる硫化アリル(アリシン)という物質のものです。
この硫化アリルは、内臓の働きを活発にしたり、血行を促進したり、新陳代謝を活発にしたりします。

また、発ガン抑制効果もあります。


さらに、セレンという物質は、がん予防のほか、体内の活性酸素の発生を抑える効果があると言われています。

古くには、漢方として体を温める作用があるとも言われてきました。


独特の香りで、中華料理には欠かせない食材のニラですが、
薬効という意味でも、定期的に取りたいお野菜ですね。

サッと油で炒めれば、栄養成分を逃さずに取ることが出来ます。


餃子にもニラがたっぷり含まれていますし、レバニラ、ニラ玉、ニラともやしのシャキシャキ炒めなど、いろいろ使えますよね。


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小話 049 「長イモ」

長イモはヤマイモ(ヤマノイモ)の一種で、中国原産のイモ類です。

ヤマノイモは日本原産のものをジネンジョ、東南アジア原産のものをダイジョといい、中国原産の長イモが最も栽培量が多く、消費量も多いです。


ヤマノイモは、生食ができるので、
栄養成分であるでんぷん分解酵素や酸化還元酵素(酵素は熱に弱い)を、
そのまま摂取できるのが最大の特徴です。

これらの酵素は、新陳代謝を活発にし、胃の負担を軽減しますから、
疲労回復や滋養強壮に適しています。

さらに、ヌルヌル成分のムチンも含まれており、粘膜の強化、滋養強壮に効果があります。

サポニンという成分はコレステロールを取り除いてくれます。


これらの作用で、腎臓機能の回復が期待できます。
また、食物繊維も豊富なので便秘解消にも役立ちますよ。


ヤマイモや長いもって、何だか元気がでてきそうな気がするし、
夏の食欲がない時期にも、冷やしたとろろがあると、食べる気が湧いてきますよね。

これは、自然の働きを体に取り入れようとする本能なのかも
しれないですね。

今回の長イモスープでは、長イモを入れた後、
長く煮立てないようにして、栄養成分を丸ごといただいちゃいましょう!


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小話 048 「しいたけ」

しいたけは食用に栽培されているきのこの中で、ダントツの生産量です!
日本人の食卓には、欠かせないきのこですね。

しいたけには、カルシウムの吸収を高める物質が多いので、
育ち盛りの子どもさん、妊婦さん、ご高齢の方に特にお勧めです。

また、旨味成分のもととなるアミノ酸も豊富ですが、
その他に、血液中のコレステロールを体外に出してくれるアミノ酸も、
含まれています。

同時に、腸内のコレステロールを体外へ出す食物繊維も多く、
コレステロール値の低下に効果があり、便秘にも効きます。

さらに、がん予防の効果も注目!

抗がん作用があり、その上もともとの免疫力を高めてくれるので、
がん細胞の増殖を防いでくれると言われています。

その他に、動脈硬化を防ぎ、貧血予防、糖尿病の改善などにも
有効だそうです。


このように、栄養価が高いしいたけですから、毎日、
少しずつでも食べていきたいですね。

スーパーで買ったしいたけは、それほど日持ちしません。
3日以内に使い切りましょう。

せっかくの栄養価も、日が経つごとに減ってしまいますからね!


調理方法としては、
炊き込みご飯、炒め物、あんかけの具、卵焼き、
焼肉と一緒に、鍋物などなど、

たくさんのお料理に使えそうですね。


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小話 047 「卵」

卵といえば鶏の卵ですね。
世界中で食されていて、供給が安定しているので、人間のタンパク源として、多く利用されています。

卵には、たんぱく質が豊富に含まれています。

人間が体内で合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)を全種類含んでいるので、
理想的なタンパク源です。

その働きにより、肝機能の改善、疲労時や病後の体力増強に役立ちます。

さらに、ビタミンA,Dなどのビタミン類、
鉄、カルシウム、リンなどのミネラルを多く含むので、

かぜの予防や気管支炎、肌荒れ、貧血などの症状改善にも
効果があります。


卵の黄身にはコレステロールが多く含まれますが、
同時に、白身にコレステロール値を低下させる物質も含まれているので、

お医者様から栄養指導を受けている人でなければ、
特に注意する必要はないそうです。

(1日全卵1個くらいがちょうど良い量です)

卵料理といえば、和風、洋風、中華風、洋菓子、和菓子、
主役として、またつけ衣や彩りの脇役として、
とにかくたくさんありますね。

消化吸収の面では、半熟が理想的。

朝ご飯に、目玉焼き、ゆで卵として半熟で出すと、
栄養バランスが良くなり、午前中から集中力、
やる気がアップ★


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小話 046 「たこ(蛸)」

日本では、古来から食べられていた重要な栄養源です。
世界中で生息していますが、ヨーロッパの一部ではデビルフィッシュ(悪魔の魚)と呼ばれ、敬遠されています。

たこの栄養は、まず注目したいのがタウリンが豊富であるということです。

タウリンは、血圧やコレステロール値を下げる働きがあり、
高血圧予防や、胆石症の改善に効果があります。

また肝臓の解毒作用を高めてくれます。

さらに、たんぱく質、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンEなども
含まれています。

ですから、糖質や脂質の代謝を促し、肌荒れを防ぎ、
脳神経の働きを助け、ガンを予防するなどの効果があります。

また、亜鉛や鉄、マグネシウム、銅などのミネラルも含んでいます。


日本では、たこといえば、

刺身、寿司、ゆでだこ、たこ焼き、たこワサ、煮物、焼き物、和え物など、
いろいろな調理方法がありますね。

私は、たこはあまり好きな方ではないのですが、
たこ焼きと、お酒のおつまみのたこワサは、結構食べます。

日本人の遺伝子が、そうさせるのでしょうか・・・


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小話 045 「小麦」

小麦の粉は、餃子の皮はもちろん、パンやパスタ、うどんや冷麦などの主原料です。

古代から、主食として用いられ、人類が最初に栽培をした「作物」ともいわれています。


小麦は、皮と胚芽を除いた胚乳と呼ばれる部分を製粉して小麦粉にします。

栄養的には、糖質が主成分で、エネルギー源となります。
ほかに、たんぱく質、カルシウム、鉄分、食物繊維なども含まれています。

お米と比べると、体内に吸収されるアミノ酸の量は劣るので、
パンやうどんなどの小麦製品は、お肉や魚、卵などのタンパク源と
一緒に摂ると理想的です。


漢方としての効果もあり、イライラや精神的な不安定さを改善したり、
胃腸を整えて、食欲を増す、下痢を緩和するなどが知られています。


お菓子や麺類、春巻餃子の皮、肉まんなどの皮、天ぷらの衣・・・
小麦粉を使う料理は、数え上げるとキリがありません。

また、その使い方も、

まぶして揚げる、水を加えてこねる、バターや砂糖とさっと合わせて焼き上げる、
汁にとろみをつける、ルゥにする、などなど・・・
その歴史の長さを感じさせますね。

お米文化の日本でも、主役の座が定着しつつありますね。


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小話 044 「ニンニク」

ニンニクといえば、滋養強壮、スタミナ補給、
といったイメージがありますね。

たしかに、
古代から洋の東西を問わず、強壮剤として用いられてきました。


ニンニクには、変化するとアリシンになる物質が含まれています。
このアリシンは、タマネギやネギのにおいの素の物質です。

アリシンは、ビタミンB1の吸収を促進するので、スタミナ増強効果があり、
そのほかにも、動脈硬化予防、抗酸化作用、がん予防、
殺菌作用によるかぜの予防などなど、いろいろな効果があります。

また、新陳代謝も活発にしたり、血圧を下げる効果もあるので、
肥満気味の方にもオススメです。


疲労回復をしたいときには、豚肉や大豆などのビタミンB1を含む食品と
一緒に摂り、

がん予防効果を高めたいときには、ブロッコリーや白菜、大根などの
野菜と一緒に組み合わせる、など、

他の食品との上手な組み合わせで、健康効果を取り入れていきたいですね。


ただ、生食で一度に量をたくさん摂ると、胃に負担がかかるのでご注意を。
生なら1片、加熱するなら3片ほどを目安にしましょう。


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小話 043 「マッシュルーム」

マッシュルームといえば、洋風料理のアクセントによく使われていますね。

マッシュルームは、欧米を中心に、世界中で最も多く栽培されている
キノコです。

低カロリーな上、食物繊維が多く含まれ、しかも脂質の代謝を助けるので、
肥満防止に効果があります。

他にもビタミンB12、カリウムなどを含んでいます。

さらに、消臭効果もあります。
腸内の異常発酵を抑えるので、口臭や体臭、排泄物のニオイを少なく
してくれるのです。


スーパーでは、生のホワイトマッシュルームのほかに缶詰も売られています。

生で食べる方が栄養成分を壊さずに摂取できるのでオススメですが、
切るとすぐに変色してしまいます。

さっとレモン汁をかけておくと良いですよ。

シチューなどの煮込み料理だけでなく、
炒め物、和え物、サラダなど、意外と幅広く使えそうですね。


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小話 042 「酢(ビネガー)」

酢は、日本はもちろん、海外でも古来から調味料として利用されてきました。

酢の主成分は「酢酸」ですが、
この酢酸は工業的に合成することもできます。

この合成した酢酸を水で薄めて、アミノ酸などを後から添加して
味をととのえた合成酢は、安価ですが、栄養的には期待できません。
しかも、酢酸の味がストレートに感じるので、旨味に欠けます。


やはり、味、栄養面両方を満足するのは、古来から作られている醸造酢です。
醸造酢は、原料とするものによって、穀物酢と果実酢に分けられます。

穀物酢では代表的なものは米酢(黒酢も米酢の一種)です。
果実酢では代表的なものは、ポン酢、リンゴ酢、ワインビネガーです。

これらの醸造酢は、穀物を酢酸発酵させてつくるので、
有機酸やアミノ酸が豊富に含まれ、独特のコクや旨味を持っています。

栄養的効果を期待するなら、お値段は少々高くなりますが、
やはり醸造酢を選ぶ方がよいでしょう。


酢といえば、昔から殺菌効果が知られています。
有害な菌が入っても、酢を一緒に摂れば菌が死滅すると、
いわれています。

ですから食中毒の予防に効果的です。

また、酢には疲労回復効果もあります。
疲労の原因物質である乳酸が体内に蓄積するのを防ぎ、
血行をよくする効果があります。


そういえば、サトイモの皮をむいていると、手がかゆくなりませんか?

そんな方は、薄めた酢を手に塗ってからむいてみてください。
かゆくなりませんよ。

また、レンコンやごぼうなどを下茹でするとき、
酢水を使うと、色が白くなり、キレイに仕上がりますよ。


調味料として私がオススメする方法は、

肉じゃがや豚の角煮などの醤油味のお肉の煮物系に、
酢を加えると、さっぱりした味になり、
醤油の量を少なくしても、しっかり旨味を感じることが
できます。

逆に、すっぱいのが苦手だわ〜という方には、

いつもの酢の物の酢を少し減らして、
練りごまと、すりごまを加えてみてください。
少し甘めにして、細かく切ったお野菜とワカメを和えれば、
お子さんでも食べやすい酢の物になりますよ♪


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小話 041 「もち米」

日本人の主食として常食されているのは「うるち米」
お餅や赤飯に使われる、粘り気のあるのが「もち米」です。


もち米とうるち米の違いは、主成分のでんぷんの組成の違いにあります。

もち米は、でんぷんの構造が立体的な網目状に近いので、
弾力性や粘りが強くなります。

いわゆる、もっちもち、という感触ですね★

一方、うるち米はでんぷんの構造が直線的なので、
さらっとしていて、粘りが少なくなっています。

(高校の化学の授業でも習いますヨ)

栄養成分的には、うるち米ともち米では大差ありません。

主成分がでんぷんという炭水化物で、
体内で分解されるとブドウ糖に変わり、エネルギー源となります。

脂肪が貯蓄性のエネルギー源であるのに対し、
ブドウ糖は、脳や筋肉などでそのままエネルギーに変わるので、
即効性のエネルギー源といえます。

特に、脳にとっては、唯一のエネルギー源ですから、
朝や集中したい時、お米を食べるといいですね。


その他に、たんぱく質や鉄分、リン、亜鉛などを含みますが、
その含有量はそれほど多くありません。

ただ、うるち米やもち米は毎日口にするので、
継続的にそれらを摂取することができるという利点があります。


やはり日本人はお米ですね!

最近はお米全体の消費量は減少していますが、
購入するお米の価格は、増加しているらしいです。

つまり、お米はそれほどたくさん食べないけど、
どうせ食べるならおいしい銘柄米を。

と、高級化志向が高まっているそうですよ。


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小話 040 「しょうゆ(醤油)」

言わずと知れた、日本人に不可欠な調味料です!

クイックパックの中華メニューでも、しょうゆはよく使います。

栄養成分的には、大豆のたんぱく質が発酵のときに分解されてできたアミノ酸が豊富なこと、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分やビタミンB群を含むこと、などが挙げられます。

しかし、分量的に、しょうゆは栄養源としてではなく、味や香りをつけるために用いたり、腐敗を防ぐために食品を漬け込んでおいたり、という用途が一般的です。

しいていえば、香りの成分が食欲を増進させ、アミノ酸が胃液の分泌を促進させるという効果があります。


日本人の食卓に欠かせないしょうゆですが、やはり塩分が気になりますね。

特に、腎臓病や高血圧、妊娠中の方は、摂取量に注意が必要です。

しょうゆの使用量を減らすには、だししょうゆにしたり、ポン酢しょうゆにしたり、
炒め物にはオイスターソースやバターと組み合わせたり、

また献立の組み合わせをちょっと工夫したり。
(焼き魚に味噌汁、煮物、漬物では塩分が多すぎ!)


でも、いろんな調味料と相性がいいのも、しょうゆのいいところですよね。


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小話 039 「ホタテ貝」

ホタテといえば、私は北海道を思い浮かべます!

寒い海にすむので、東北から北海道以北に生息しています。
養殖ものも出回っていますが、旬は10月から春までです。

ホタテ貝は、タウリンやビタミンB2、鉄、亜鉛などを含みます。

タウリンはアミノ酸の一種で、コレステロールの低下、動脈硬化の予防、抵抗力の増加などを通じて生活習慣病を予防する働きがあります。

また、視神経の機能を高める働きもあるので、徹夜でパソコン仕事をする方には、もってこいの食材です。

ビタミンB2は、口内炎や肌荒れを防ぎ、鉄は貧血を予防するので、女性に嬉しい効果もあります。


ホタテ貝は、刺身、寿しなどの生食はもちろん、バター炒め、焼き貝など、いろいろな調理ができる万能さが受けています。

その旨味のもとは、グルタミン酸というアミノ酸。
これは、昆布の旨味成分などでよく知られていますよね。


干し貝柱の戻し汁には、この旨味成分が出ていて、とてもいいだしが出ているので、捨てずにスープなどに使いましょうね!


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小話 038 「マイタケ(舞茸)」

マイタケは、ほんの十数年前までは、人工の養殖が不可能な茸と言われていました。

そのために「幻の茸」とされ、天然ものは高値で料亭などに買われていたそうです。

マイタケの名は、
茸のかさが幾重にも重なって舞っているようにみえるから、という由来と、
天然のマイタケを見つけた村人が、舞い踊って喜んだ様から、という由来と、様々な説があります。

人工のマイタケの養殖に成功し、商業ベースにのせた先駆けが、新潟の「雪国まいたけ」さんだそうです。


マイタケの栄養成分は、カリウムや食物繊維などですが、その他に、皮膚にメラニン色素が出来るのを防ぐ物質や、抗がん物質などが含まれています。

ですから、美肌、肥満解消などの美容面はもちろん、がんの予防、高血圧や生活習慣病の予防などの現代人には気になる病気を予防する効果が高いことが
証明されています。


我が家では、週に1〜2回はマイタケを食べます。

煮物や炒め物にも入れますし、炊き込み御飯、お味噌汁はもちろん、みじん切りにして炒めると、ミンチのような食感になるので、ミートソースに混ぜたり、麻婆豆腐に混ぜたり、チャーハンに混ぜたり、といろいろな使い方ができますよ。

でも、私の一番の好物は、マイタケの天ぷらです!!

薄く衣をつけて、カラッと揚げてみてください!
お酒のお供にぴったりですよ〜♪


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小話 037 「冬瓜」

夏のお野菜なのに、なぜに「冬瓜」???

これは、冬瓜をそのまま冷暗所に保存しておくと、冬まで食べることが出来る、昔の智恵からついた名だそうです。


栄養成分的には、9割以上が水分なのでカロリーが低いです。
またとても高い利尿作用があり、腎臓病などに効果があり、むくみの解消にも役立ちます。

スープにすると、水分補給にもなり、糖尿病やダイエット中の人でも、安心して食べることが出来ます。
ほかにビタミンCとカリウムも含まれています。

ただ、冷え性の人や下痢気味の人は食べ過ぎに注意しましょう。
体を冷やすお野菜ですからね★


私は、若い頃(?)は冬瓜があまり好きではなかったのですが、
あるとき、京都へ旅行に行って湯豆腐料亭に立ち寄ったんです。

前菜のような感じで、野菜の炊き合わせが出て、
そのときに食べた冬瓜がとてもジューシーで旨味があって、
おいしかったことから、好きになりました。

湯豆腐も当然すごくすごくおいしかったんですが、
その冬瓜の入ったお野菜の炊き合わせが忘れられません。


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小話 036 「しょうが」

日本には奈良時代よりももっと古い時代に伝わったそうです。

薬味として、味つけとして、生薬としてなど、いろいろな面で大活躍ですね。


意外なことに、栄養成分としては、カリウムと少量のビタミンB、Cが含まれる程度で、大きな特徴はないんです。

しかし!
しょうがには特有の辛味成分が含まれています。

この成分は、殺菌作用、食欲増進作用があります。
また、発汗を促すので、冷え性の改善や、冷えからくる内臓疾患の改善に効果があります。

さらに、しょうがの香り成分には、解毒作用、消臭作用があり、他にもかぜの症状(特にのど)の緩和、コレステロール値の低下が期待できます。

お料理の臭み消しや添え物的なイメージですが、女性の大敵、冷えを改善してくれるんですね。


この頃、低体温の女性が増えているそうです。
中には一日を通して、35℃台の人も結構多いとか。

特に足腰が冷えると、足の冷たい血液が心臓へ戻るときに、肝臓や腎臓などの臓器の近くをとおるので、
内蔵機能の低下を招く恐れがあるそうです。

これからの寒い季節に備えて、冷えは撃退しておきたいですね!


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小話 035 「もやし」

もやしといわれるものは、実は野菜の種子を発芽させたものですが、
日本でもっとも多く出回っているのが、緑豆もやしです。

緑豆もやしは、ビタミンCが多く、また植物性たんぱく質やビタミンB類も豊富ですから、
生活習慣病やかぜの予防に効果があり、美肌効果も期待できます。

さらにカルシウム、鉄分などのミネラル分も多く含まれ、食物繊維も豊富です。
ですから、貧血や便秘気味の人にもうれしい野菜ですね。


もやしは加熱しすぎるとビタミンCが壊れてしまいますから、ゆでて調理するよりも油でさっと炒めて、シャキッとした歯ごたえを楽しむのが良いですよ。

ラーメンの具材としてや、野菜炒めとしても重宝しますが、日持ちしないのが難点。
買ったその日に調理したいですね。

我が家では、もやしとニラをごま油でサッと炒めて、
(時には炒り卵も加えて)
中華だしと塩コショウ、しょうゆ少々で中華風炒めにします。


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小話 034 「さやえんどう」

さやえんどうの小さめの種類をきぬさやといいます。

栄養成分は、まずビタミンCが豊富です。
これは熱による損失が少なく、短時間の加熱で食べられるので、美肌効果が期待できます。

さらにカロテンも豊富で、老化防止、美肌持続効果があります。

また、がん予防や免疫力を高める物質も含まれていますし、
アミノ酸なども含まれています。


我が家では、付け合せ的にしか使っていませんが、結構いい効果があるんですね。

私は煮物にちょっと添える程度に入れるんですが、
お酒のおつまみには、バター炒めや中華炒めが合いますね♪

早速、今日のおかずにしますっ


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小話 033 「ごま」

数々の健康TV番組などですっかりお馴染みとなったごまですが、
みなさんは、毎日の食卓に定着していますか?


我が家ではパンにのせたりもしていましたが、このごろは、そうめんのつゆに薬味として入れたり、冷奴にのせたりするくらいで、
すっかり出番が減ってしまいました。。。


ごまは、奈良時代に日本へ伝えられました。

たんぱく質や植物性の脂肪、食物繊維が豊富に含まれていますが、
なんといっても注目すべきは、抗酸化成分です。

セサミンという言葉はきいたことありませんか?
このセサミンを含めた数種のゴマ特有の成分が、抗酸化作用を示します。

このごまの抗酸化成分は、胃では分解されず、肝臓に直接働きます。
肝臓は、体内の臓器の中でも活性酸素が一番発生しやすい場所。

さらにごまに含まれるビタミンEは、セサミンとともに高い抗酸化作用を示します。
ですから、肝臓を助けてくれますよ。

また、善玉コレステロールを増やしてくれますし、鉄分も含むので、貧血の改善、
カルシウムは骨粗しょう症やイライラの解消、食物繊維は便秘や美肌に効きます。

またビタミンB1も豊富なので、疲労回復や消化の手助けをしてくれます。


とまあ、これだけ効果がたくさんある素材も、珍しいですね★
妊婦さんにも、おすすめしたいです。

毎日、大さじ1杯を目安に、食べ続けるといいですよ。
これらの栄養は、すりごまにした方が効果的に摂れます。

また、一度にたくさん摂るよりも、少しずつでも毎日摂り続けるほうが、生活習慣病の予防には効果的。

今日からは、テーブルの上に、ちょっとイイ感じの小瓶にいれた「ごま」を置いておきましょうね。


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小話 032 「大根」

和食の定番野菜の大根ですが、特に一人暮らしなどで家族が少ない方は、
おでんなど加熱した大根が多いと思います。

大根の根っこの部分は、カルシウム、カロテン、ビタミンCなども含まれますが、
注目したいのは、酵素が含まれているということです。

大根に含まれる酵素は、消化酵素と解毒作用がある酵素などで、食物の消化を助けたり、がんの予防をしてくれます。

ところが、この酵素はたんぱく質の一種で、熱に弱く、一度加熱して変性してしまうと、元には戻りません。

つまり、酵素の力を十分に取り入れるには生食が一番いいんです。
ということで、やっぱり大根おろしがいいですね!

大根は葉に近い部分ほど辛味が少ないので、大根おろしに向いています。
(ちなみに、この辛味成分も発ガン抑制物質です。)

大根おろしは、大根の細胞を破壊するので、ビタミンCが壊れやすくなります。
おろしたら、すぐに食べるようにしましょう。

この大根おろしは、二日酔いにも効きますよ。
飲みすぎて食欲のないときは、朝食に茶碗1杯ほどの大根おろしを食べましょう!


私の祖父は畑仕事の合間に、水分補給のため大根を抜いてかぶりついていたそうです。
(今のように水筒がなかったので)

そのおかげか、88歳で寿命を終えるまで、がんなどの病気にはかかりませんでした。

お野菜パワーって、すごいですね!


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小話 031 「チンゲン菜」

日本で一般家庭に出回るようになったのはほんの10数年前ですが、
今では近所のおばさんも家庭菜園で作って、おすそ分けしてくれるくらい、
メジャーになりましたね。

原産地はご存知のとおり、中国です。


栄養成分としては、カロテン、ビタミンCが豊富です。
動脈硬化の予防、発ガンの予防、かぜの予防などに効果があり、
また、ビタミンCが多いので、シミやそばかすの生成を防いでくれます。

さらに、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラル分、食物繊維が多く含まれるので、
骨粗しょう症の予防、高血圧の予防、貧血や便秘の改善にも効果があります。


チンゲン菜の良さは、なんといっても熱を加えた時の鮮やかな緑色です。
炒め物やスープが華やかになりますよね。

下茹でするときは、水を多くしすぎると色があせて、栄養分も逃げてしまいます。

少量のお湯に、油と塩を少々加えて、短時間で加熱すると、
色鮮やかで栄養もうまみもバッチリに仕上がりますよ。


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