●未来のために祈りを込めて・・・「陽だまりの家 Q1.0(キュー・ワン)」

                熱損失係数(Q値)算出基準Ver.1.1

Date 2010.01.23                   「 Dotプロジェクト基準」           
宇宙船地球号を護るため、そしてそのための脱・化石資源を進めるために、政府は未来の日本
と世界が採るべき途をCOP15で提案しました。

省エネやエネルギーの転換による化石資源への依存体質からのExodus(脱出)は、資源産出国の政情や投機的な相場変動のリスクからの影響軽減にもつながる「自立への道」でもあります。明治の開国以来、常にエネルギー・リスクに脅かされてきた日本の国のあり方を改めるチャンス、という前向きな捉え方もありますね。

今回は環境問題という、誰一人として部外者ではありえない「全地球的な危機」ですが、常に逆境に挑み続けてきた日本人は「禍転じて福と為す」の心で建設的に歩んで行けると 私は信じています。

さて、家の省エネのための性能アップを考えるとき、費用対効果が大きいのはやはり断熱性能の向上。

その地域に適合した断熱性能のクリアは最低限必要なことですが、更なる工夫でQ値が1.0を切る高性能住宅が可能です(当ページの以下のコラムをご参照ください)。これは、省エネ&長寿命を志向するエコハウスに相応しい、大幅なランニング・コストの削減をもたらす夢の住い。
既に当社では、こうしたQ値1.0以下の先進住宅を実現してお施主様にご提供いたしております。

 
▲工房の「陽だまりの家Q1.0(キュー・ワン)」

環境問題という大きな課題に対しての、小さいながらも我が工房なりの「ベスト・アンサー」となる家造り。この取組みをより強く皆様に発信していきたい・・・ そんな思いから、

私的に今年を「ECO元年」と決めて、ネームを「新・陽だまりの家」から「陽だまりの家Q1.0(キュー・ワン)」と革めたいと思います。

以上、ご報告でした。


●断熱仕様を改定しました!
Date 2008.09.14

より高性能な家造りを目指す夢家企画工房ですが、その試みの一里塚として「Q1.0住宅」を目標に据え、研究と研鑽に勤しんで参りました。

幸い、お施主様にも恵まれ、当社の技術力の結晶である[新・陽だまりの家]実現にこぎ着けたのが昨夏のことです。

あれから一年。

新たな「Q1.0住宅」プロジェクトの始動です。

わたしは[新・陽だまりの家]に、この一年の間の建築材料や技術の進歩を踏まえた多くの改良を行い、進化し続ける当社の「ベスト・アンサー」としてお施主様にご提供したいと思っております。

さて、手始めは断熱仕様アップグレードのお知らせです。

2008年版[新・陽だまりの家]では、外(付加)断熱性能と施工性の向上を図るため、従来のネオマフォーム30mm厚+透湿防水シート貼りから、アキレスQ1.0ボード50mm厚(断熱材外部は防水仕様。ボード間の気密テープ目貼りにて完全防水を図ります。アキレスQ1ボード 製品については以下をご参照ください。
http://www.achilles-dannetu.com/seihin_q1_bord.html

今回の仕様をこれからの[新・陽だまりの家]の標準として皆様にもお奨めしていきたいと考えております。

[新・陽だまりの家]断熱仕様 改定版

●外部に面する壁 外部側から @外壁材 A通気胴縁 B外(付加)断熱材 アキレス Q1ボード T=50mm C構造用合板 OSBボード T=9mm D壁充填断熱材 高性能グラスウール 16kg品 T=100 E柱 F気密シート G石膏ボード T=12.5mm Hオプション 羽目板(パイン材等)貼り

●屋根 @屋根葺き材 オークリッジプロ(グラスファイバー芯材+耐候性アスファルト基材に粒状セラミック焼付け塗装彩色石仕上げ、メーカー30年保証品 当社推奨標準仕様) A野地合板 B通気胴縁 C外(付加)断熱材 アキレス Q1ボード T=50mm D壁充填断熱材 高性能グラスウール 16kg品 T=100(二重) E垂木 ツーバイ材 F気密シート G石膏ボード T=9.5mm Hオプション 羽目板(パイン材等)貼り


●「Q1.0住宅」になりました。 Date 2007.04.09

これまでお施主様と私は、ご夫婦(と未来のお子様)の[新・陽だまりの家]をより良いものにしていくために打合せを重ねてきました。構造、断熱、住宅設備、外観やインテリアデザインを吟味して、全ての部分でご満足いただけるよう、ご希望を調整してきたのです。

その総仕上げとして、私からの更なるグレードアップのご提案、「Q1.0住宅」のお話をさせていただいたのです。

「Q1.0住宅」とは、熱損失係数(Q値)が1.0W/uKを切る断熱性能を備えた住まいです。ご提案前に検討した結果、これまで取り決めていた断熱仕様(下記参照)と三枚硝子の断熱サッシ(ガデリウス製)などに、24時間換気システムを第3種から熱交換機能付の第1種にグレードアップすることで容易に達成できることがわかりました。

もちろん、これはコストアップにつながるプラン変更です。ご提案するのに少々ためらいがありましたが、思い切って打ち明けてみると、

「住まいが良くなるなら大賛成、よし、やろう!!」

と快諾してくださいました。

県内でもまだ数棟の実例しかない「Q1.0住宅」です。ビルダーとして始めて間もない私が最上の住宅性能の住まいを提供できるのは「ビルダー冥利」に尽きるというもの。この得がたいチャンスを与えてくださったお施主様との出会いに感謝の念を新たに、これからの現場に心を躍らせています。


●更なる快適性能の追求! [新・陽だまりの家]

2006年8月のこと。あるお客様との出会いがありました。北上市近辺にお住まいの、建て替えをお考えの若いご夫婦です。ご主人は地元の方ですが、奥様は北海道出身で、岩手の冬を何度か経験し、その寒さが生まれ故郷に劣らぬ厳しさだとお感じになっておられました。そのため、北海道より緩やかな基準で造られる既存の住宅では断熱性能に不安があるとのことです。 

他メーカーの住宅の岩手の冬に対する「備え」が万全でないことは私も常々感じていたことです。当然ながら[陽だまりの家]ではより進んだ断熱仕様をお施主様にご提供してきました。今回のお客様のご要望は更なる快適性能のご提案の機会を私に与えてくださったのです。

早速、これまで胸に暖めてきた「ベスト」な断熱仕様 (2008.09.14断熱仕様改定 リンク先ページは過去の情報です。)の住まいをご説明し、[新・陽だまりの家]と名づけた夢の住まいをご夫婦とのコラボレーションで進めさせていただいております。

夢家企画工房
陽だまりの家Q1.0ひだまりの家ゼロe