●Q1.0住宅

地球と家計に優しい住まい

Q1.0住宅は、北海道の室蘭工業大学の鎌田紀彦教授(岩手県盛岡市出身 NPO新住協代表理事)が提唱する近未来の住宅の指針です。

住まいの熱損失を極力低減することで暖房などのエネルギーを抑え(次世代省エネ基準比で、北海道においては1/2、本州で1/4まで抑制するのが目標です。ちなみに同じ本州でも岩手は北海道に気候条件が近いのですが。)、化石資源への依存を軽くし、地球環境に優しい家造りを目指すものです。

鎌田氏が運動を始めた20年前は環境破壊に対する危機感が現在ほど高くなかったのですが、21世紀を迎え、地球温暖化や化石資源の有限性が現実のものとして実感されるにつれ、その先見的な主張が注目されるようになりました。

近年、肝心の建材、設備メーカー側の対応も整い、誰にでも手が届くコストでQ1.0住宅が実現可能となってきています。

現在鎌田氏は、岩手より更に寒冷な北海道でのQ1.0住宅の普及、標準化を目指しており、それを更に全国に広げていこうと日夜奮闘しておられます。

前のページでも述べたように、県内ではまだ数棟の実例しか有りませんが、環境問題と省エネが一体のこととして語られるようになった昨今、オール電化とともに今後の岩手の住宅のメインストリームとなっていくのは間違いありません。


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