胆沢平野の「陽だまりの家Q1,0」
    
なんと!Q値0.86!
                   熱損失係数(Q値)算出基準Ver.1.1
                    「 Dotプロジェクト基準」

↓へ続いています

胆沢区 A,Y様邸 Date2011,6,28

工事にかかる前に、遺跡調査を行いました。

藤原氏の時代の士族の屋敷跡とのことでしたが、いくつかの土器の

一部が出ただけで、着工OKでした。

  

 岩手では俗に『えぐね』と呼ばれる農村部住宅の防風・防雪林が、

予定新築敷地のほぼ真ん中に位置していたので、伐採・伐根作業を

行いました。


   大安の5月22日、地鎮祭を執り行いました。

  天気はイマイチでしたが、色々な問題、事情をしっかりと解決され、確実

  に着工に向けて努力なさった御家族の皆様、本当に御苦労様でした。

   いよいよ、私の出番になりました。

 必ず、皆様から「大満足!」と感動していただける家を御造り致します! 
6月20日 布基礎完成。内部基礎の細かな配置が御覧いただけますか?

当社の基礎は基礎屋さんが頭を抱えてしまうくらい、耐震を考慮しております。

さらに基礎の断熱は発泡ポリスチレンフォーム100oの外断熱。土間コンクリートの下面にも50oの高性能な発泡ポリスチレンフォーム断熱材を敷き込み、スラブヒーター暖房のつくった熱をほとんど外部に逃がさずに、有効に床上の空間を暖房させるシステムなんです。

 でももちろん、価格は驚きの超お手頃価格!光熱費はガス、灯油を使った今までの光熱費の半分ぐらいにはなるはずです。

 基礎内部は近隣の情報に関わらず「防虫防蟻土壌薬剤散布」を行います。

土間下断熱を行い、ワイアメッシュを配筋した後、スラブヒーター配線を

土間全面に施工します。これで、冷たい床の部分は一切なくなります。

さあ!あとは蓄熱層でもある厚さ15cmの耐震剛性を負担する高強度

   のコンクリートを打設するだけです。

土間コンクリートの打設が完了しました。

本当に鏡のような仕上がりですね。

この美しい基礎の仕上がりも当社の自慢の部分です。

さあ!いよいよ木材が入ってきて、『建て方』開始です。

この優秀な基礎の施工があるから、大工さんは安心して建て方に望めます。

7月6日、『建て方』を開始しました。

 「檜」の土台を初めとして、ほとんどの構造材は「岩手県産の唐松材」を
使います。

 長期優良の「耐震等級2(耐力壁倍率1.25)」を上回る耐震性として、
今後は「耐震等級3 (耐力壁倍率1.50)」以上を標準仕様とさせていただきます。

 これにより、長期優良に必要な「床倍率」の面積区画の問題も既にほぼ解決済みなのです。                         

ちなみに建築中のKY様邸の壁倍率は、各方向共、1.70倍を超えています。

(今まで御造り致しました御客様の家も、データを確認しましたら全てが、壁倍率1.50前後になっておりましたので、御安心下さいますよう。)

 

建て方の後、すぐに屋根下地の「改質アスファルトルーフィング」を貼り付けました。

この優れもののルーフィング材は、震災の「仮設住宅」建設のため、少しの間

仕上げ材を葺けなかったのですが、風にも飛ばされず、雨漏りもせず、

まるで仕上がっているかのように建物を守りました。

写真は、建て方の後、外壁構造用合板(窓の付かない部分は全て耐力壁仕様)

を張り、「トリプル硝子入りオール樹脂サッシ」を取り付けた場面です。

右側に、これから張り付ける超断熱性能の「キューワンボード()50mm」が入荷しています。

外壁面付加断熱材である「キューワンボード」が張り終わりました。

 このあと、この内側の壁内に「高性能グラスウール断熱材」を充填します。

 これで、真夏日(真冬日も同じです)の外と中の自然温度差は10℃前後にな りますから、

エアコン一台で(蓄熱暖房機1台で)すぐに家全体の空気環境を普通の状態に出来てしまうのです。

 勿論、実際に全ての機能が可動し始めたら、「第一種熱交換換気システム」の空気均斉・浄化効果が

 さらに、さわやかな屋内空気環境を作ってくれるでしょう。

実際に御住まいになられた方には御理解いただけるすばらしさ、もうすぐです。

 断熱材を施工した後。「透湿防水シート」を張ります。

これは、外部からの湿気を一切壁内に入れず、逆に、まかり間違って侵入した

壁内の湿気を、スラブヒーターの暖房により、ひと冬の間に完全に外に排出させる

 言わば、「人の膀胱」のような働きをするシートになっています。そのあと、
外壁裏面の木部との取り合いの腐食を防止するため、

そして白アリの侵入を防止するために、通気層用縦胴縁を打ちます。

これにより、外気温34℃の時の外装表面温度が44℃にもなっているのに,

内部のクロス仕上げ表面温度はなんと、施工中にもかかわらず25℃なのです。

外装張りが完了しました。1階のピンク系の色と2階のアイボリー色、それにクリーム色の中間幕板の 構成に、

何となくメルティーで上品な清潔感が漂って『ほんのり』とした奥様の

ライフスタイルが表現されていますね。

 このあと縦・横・斜めと白色の区画線があちこちに入って、全体の色彩と形がびちっ!と しまって完成を迎えます。

屋根の断熱は、外壁通気層から上がってくる熱い空気と、熱せられた屋根面

の熱を取り込んだ空気を棟換気孔まで送る屋根通気層の下に、

まず20p厚の高性能グラスウール断熱材を充填します。

 高性能グラスウールを充填した後、超性能の「遮熱面材付高性能硬質

ウレタンボード50o厚」を張り上げます。

黒いポツポツは、気密シートを押さえるための両面テープです。

施工中のある日、外気温が34℃に達した午後二時頃に、屋根に上って表面温

度を計測すると、なんと58℃でした。

ところが、中に入り二階屋根断熱材の内側表面を計測すると28℃でした。

大工さんが全ての窓を開けて作業をしているため、本来の性能は計測できませ

んでしたが、朝から窓を閉めていればこの時間でも26℃ぐらいと推測できます。

ちなみにこの時、1階西側サッシ硝子面の温度は27℃、東側・北側では24℃

でした。外壁断熱層内面では25℃と24℃でした。

トリプル硝子入りサッシは日が当らない部分では、壁断熱とほぼ同じくらいの

遮熱・断熱性能を発揮します。



外壁部の壁内充填断熱(高性能グラスウール24K相当;厚さ100mm)と、気密シート

張りの完了場面です。柱や間柱、梁、窓台といった木部は「熱橋部分」と呼ばれ

充填断熱が施工されない部分なので、Q1.0性能にするためには

(当工房の場合「キューワンボード厚さ30mm以上」等)、柱外側面に「付加断熱」を

行い、この「熱橋部分」をスッポリと断熱層の内側になるよう、包み込んでしまわ

なければならないのです。



屋根も外壁も「壁内充填断熱」と「付加断熱」でスッポリと、そして基礎外面・底面も

 スッポリと断熱と気密で包み込まれました。「殻」で包まれた「鶏の卵」と

似てますね。写真はロフトを見上げた場面です。既に気密層の上に天井下地組

が施工されております。ちなみにKA様の「夢家」性能は、

Q値(熱損失係数)0.86(W/u・K)、C値(相当隙間面積)0.30(p2/u)でした。

「次世代省エネルギー基準」をはるかに上廻る高性能な住宅になりました。

でも、お手頃価格であることは間違いありません。


一階天井裏には全面、グラスウールの「遮音・断熱材」を敷き込みます。

高性能になればなるほど、建物内の音は筒抜けになりがちなのですが、

この施工により「吹抜」はあるものの、一階と二階の騒音をほぼ問題のない

レベルに絶ち切ってくれるでしょう。


夏真っ盛りの工事現場のすぐ脇にきれいな花が咲きました。

目の前の「焼石連峰」も着工時の残雪から深い緑の山並みに変わり、

工事はいよいよ最終段階になって来ました。


 Q1.0住宅には欠かせない「第一種熱交換換気システム」本体の設置場面です。

一階にも二階にも、それぞれにユニットを分けて設置してあります。



各階、換気システム ダクト配管の設置場面です。

各部屋、各部への新鮮空気給気ダクトと、手前の(北側の)汚れた空気排気ダクトが見えます。

「一種換気システム」の最大のメリットは、電気代をかけて作る暖房の熱エネルギーを

「熱交換」という技術により、外気に逃がさずに各部・各部屋に、新鮮空気と共に戻してくれるのです。

 この技術が加わって初めて、「Q1.0の性能」が現実化されます。。

御家族様の「夢家」がついに完成しました。

ちょっと北欧風のイメージさえ感じられる、柔らかな、
でも落ち着いた色彩ですね。

玄関ポーチから中(玄関ホール)をのぞいて見ました。

 玄関ホールからリビングルームをのぞいたところです。

  正面の壁は上部吹き抜け天井まで、5mの高さの板張りにしました。

 左側に設けたのは「ディスプレイ収納」、写真や人形や色々な物を飾れるし

下部には小物をしまっておけるハッチもつけました。


リビングルームの上部は吹き抜けにしました。

  とてもゆったりとした贅沢な空間が実現しております。

  ウッディな手摺が、贅沢感をさらに演出してくれます。

   正面左側は「ファミリーホール」。ベランダへの出口や、洗濯物干しや、

  ヒートポンプエアコン一台と二階用の蓄熱暖房機一台が設置してあります。

延べ床面積45.6坪のQ1.0性能住宅では、

冷房23帖用のヒートポンプエアコン一台で、家全体の冷房を充分に行います。

また暖房も、一階のスラブヒーター暖房とのコンビネーションで、

二階の4.0KWの蓄熱暖房機一台で、家全体の温熱環境を一律にします。

ダイニング・キッチンは奥様の独断のエリアです。

  ほとんどのパーツを奥様の御希望のままにお造りしております。

  女性の優しい感覚が全面に表現されていますね。

  流し前の水切腰壁の立ち上がり部分には、まるで「うさぎの目」のような

  真っ赤なガラスモザイクのタイルを埋め込みました。

  奥様大満足!!… なさったでしょうか …?

秘蔵の?「花瓶を飾っておく床の間が欲しい」との奥様の

 御要望にお答えしました。

 和室の一画に、本床の間にあらず、「化粧床の間」を設けました。

 「これがこれで、なかなか洒落ていていい!」というのは私の勝手な満足

 でしょうか?

 洗面・脱衣室です。「発生熱有効利用」の考えにそって、エコキュートの貯湯器

  を屋内に設置しました。手前の脱衣室右側に、タオル収納ユニットが設置して

  あります。

二階階段ホールの腰壁に小さなステンドグラスを4個嵌め込みました。

  トランプのハートとクラブ、スペード、ダイヤです。

リビング上部吹き抜けをファミリーホールから見ています。

  正面の壁を天井までの板張りにし、ウッディな吹き抜けにしました。

右側にお子様の部屋の無垢材の化粧窓が見えています。


ワーク(書斎)コーナーを設けました。

   すぐ左側にウォークインクロゼットを設けてあります。

ロフトの回転開放式トップライトです。

梯子を登った所からロフトを見ています。

 北側の小屋裏にもかかわらず、明るい「森」のイメージのクロス貼りと、

二台の窓とトップライトでとても明るい空間になっております。

K・A様邸新築工事プロジェクトは、これで全てが終了致しました。

  工房のホームページをご覧下さったビジター様、ありがとうございます。

  そして、工事の内容の公開を許可下さいました御施主様、改めて感謝申し上げます。




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(高橋)

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夢家企画工房