Kahumoku ’Ohana ハワイアン・スタイル 体験記
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体験記 NO 6
(2014/7/1)

そろそろ夏本番!ハワイアンが似合う季節到来ですね!
11月のハワイ島は、朝晩は涼しく過ごしやすかったです。早朝のボルケーノは寒かったけど!!
降り立ったヒロは雨の多い土地で、霧のように優しい雨にカニレフアなんてステキな名前が付いていたりするんですね。ロマンがあります。カウー地区のパハラも降ったり晴れたりしていましたが、緑や花が雨に濡れる風情もまた良いもので、ハワイアンソングに出てくる美しい言葉を連想して、束の間、物思いにふけってる風な自分に酔ってみたり(笑)今思い起こしても気持ちの良い日々でした。
さて、WSはいよいよ最終日、そして翌日は地元の人々を無料招待してのコンサートが催されます。

この日はスラックス・キー・ギターの名手、レッドワード・カアパナがジョイントしました!グループレッスンの曲はスラック・キー・ララバイで、教則ビデオも持ってるのですが、ビデオとはすこし違う気がしました(笑)ショートバージョンだったのかしら?演奏も日々進化したりして変わって行くのだろうと思います。レッド先生もやはり一緒に弾きながら、生徒の演奏にも目を配り、丁寧に教えてくださいました。時々いたずらっぽく笑って難しいことをしたり!こっちも一生懸命ついて行きます。皆さんそうだと思いますが、ものすごく集中するんです。リビング中集中力が充満してました(笑)
グループレッスンの後は、テラスでスカラシップスチューデントにウクレレのレッスンをしていました。私も近くの席に座ってレッスンを見たり、緑に囲まれたテラスからの景色を眺めたり。心地よさと集中しすぎて疲れたのとで、時々意識が遠のく気持ちよーい感覚♪
そうこうしてるうちに、私の番になり、またものすごい集中力を発揮!結構難しいことを教えてくださいました。今まで私がやってきた指遣いと違ったり、弾く場所が違ったりで、頭が混乱しましたが、ノンストップレッスンで繰り返すので、次には同じセンテンスを間違えないようにと思い、かえって緊張してしまったり、、、レッド先生を手こずらせてしまったかも?!嬉しかったのは、日本でライブを聴きに行った私を覚えていてくれて、始めに挨拶をしたら「You know!」って言ってくださいました〜\(^o^)/


さて昨日から気になって仕方ないことがあります。時間が空くとすぐ外に目をやるのですが、庭の端の方ではイムの準備が着々と進められています。気がついた時には、大きな穴が掘られていて写真をパチリ。そのうち煙がモクモク上がって、大きな火を上げ石を熱々に焼いていたり。断片的ですがイムの行程をワクワクしながら見ていました。ある時子供たちが集まってケオキやピーターと作業をしいるようなので、カメラを持って近づくと、なんとブタを解体中!嬉々として作業する男の子、たくましいなーと思いました。狩などしない現代において、お肉はパックに入って売ってるわけで、命をいただくとゆう感覚が希薄になってると思います。ハワイの伝統料理を通して、実際に体験することはとても大きな意味のあることです。大人たちが音楽のWSを受けている間も、彼らはイムの火の番をしたり、蒸す材料を葉っぱに包んだり、一つ一つ体験していたようです。この音楽WSとライフスタイルのWSの二本立てが交差しているプランテーションハウスなのでした。




最後のカニカピラはいつもに増してとても感動的でした。アンティ・カイヴィのことを書き記したいと思います。
ラウハラのWSを担当しているアンティ・カイヴィのことを、みんな親愛を込めてアンティと呼んでいます。実は前日、足の悪いアンティが段差を踏み外し倒れて怪我をしてしまいました。倒れたまま動かないアンティ。間も無く救急車ではなく消防車が到着し、アンティを病院に搬送しました。不安そうな硬い表情のケオキ。まわりのみんなも心配で立ち尽くしています。そんな時、ケオキが皆を促し、その場にいた人たちは手を取り合ってサークルを作り、アンティの無事を祈ります。私も心の底から祈りました。大切な人を思って祈るとゆう、これも彼らの今のライフスタイルです。言葉には出さなくても、皆心から心配していました。もしものことがあってもおかしくない状態でした。
ところが、そのアンティが、翌日のカニカピラに笑顔で現れたのです。
子供達はダーシー先生とアンティのために歌をつくっていました。その歌を、アンティは暖かい笑顔で聴いていました。歌ってる子供達も聴いてる私達も感極まり、今にも泣き出しそうでした。そこから先も奇跡のような光景でした。アンティが話出しました。そして子供たち一人一人を励ますように言葉をかけはじめました。どう表現したら良いのでしょう。子供からお年寄りまでが一体になっている大きなオハナの光景は、私の心にも震えるような感動を残しました。慈悲に満ちたアンティのハグは忘れられない思い出です。今年もまた元気なアンティに早く会いたいです!




いよいよ次回は最終日のコンサートの模様をお届けします。マハロ! Naomi
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