朝一番、玄関ホールの階段脇に巻物を開いたようなスケジュールが張り出されます。同じ時間帯でいくつかのクラスがあり、目当てのクラスに自由に参加することができます。
初めての私達にはこれが断腸の思い。ちょっと大げさでしょうか?どれも出席したいので、毎朝巻物を睨んでは唸っていました(笑)食事の時間になると子供が鐘を鳴らして歩き知らせてくれます。夕食が終わるとカニカピラです。夜の9時過ぎまで大いに盛り上がり、終わるとそれぞれの家に帰ります。
さて、ここまでサラッと書きましたが、特筆すべきことがあります。カリキュラムにはありませんが、このWSの大きな目的の一つに子供たちの教育があるのです。
バイキングスタイルの食事は、子供たちが、Keokiやキッチンクルーとしての参加者、元スカラシップスチューデントで講師として参加してる先輩たちと一緒に、一日三食50名分以上の料理をし、後片付けまでしています。子供たちが食事をできるのは一番最後です。他にも地元の漁師と一緒に大きな魚をさばいて、葉っぱにくるんで蒸したり、ハワイアンの伝統的な”イム”という土を掘って火で石を温め蒸し料理を作るのですが、そのための穴を掘り、豚を解体し、生きていた動物から食物に代わっていく過程まで子供たちは体験していきます。参加者はWSの合間などにその様子を垣間見ることができます。
この様にKeoki
Kahumokuは、音楽とライフスタイルを子供たちに伝えていくことに使命と情熱を持って取り組んでおり、この姿に感銘を受けるとともに、尊敬の念を抱かずにいられません。 つづく
第一回目のレポートいかがでしたか?ディープでしょ!次回はWSの内容をご紹介します。
プランテーションハウスの庭でSlack Key Guitar レッスン後のDennis KamakahiとNaomi。
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