No95-1 ｗｅｂへいき連 2023年 2月
「新しい戦前」と鮒侍の「異次元」連発
２０２３年が明け１ヶ月、今年の流行語大賞候補か？
２０２３年が明け早や１ヶ月が経ちました。会員・読者の皆さんいかがお過ごしですか。
コロナ日本上陸から３年・４年目に投入、プーチンのウクライナ侵略１１ケ月戦禍は止まず、日本全土を覆いつくす大豪雪、生活を直 撃した物価上昇の勢いは衰えを見せません。四面楚歌の状況ですが、現実をしっかりと見据え「今に生きる社会」を変革していかなくて はならないと思います。
年も押し詰まった昨１２月２８日「徹子の部屋」でタモリが発した「新しい戦前」、年頭から岸田首相が連発する「異次元の…」。早 くも流行語大賞候補と噂されＳＮＳ上をにぎわせています。
「へいき連」は２１日に連絡会を開催しました（もようは本号に掲載）。お互い健康に留意し、悲観的にならず、明るく楽しく歩を進 めることを確認しました。
岸田首相の常軌を逸した年頭の言動
仕事始めの１月４日岸田首相の恒例の記者会見、意外にも重点課
題としてあげたのは「賃上げと少子化対策」でした。２３日開幕の通常国会・所信表明演説も同様です。何かおかしいと感じた方も多い と思います。彼の頭の中には自己保身しか見えません。
国民がコロナと物価高で苦しんでいる中、９日からは欧米外遊に。１３日には安保政策大転換を手土産にバイデンと会談。前もって日 米２＋２で露払い。バカ息子の観光・爆買いのおまけまで。
２７日には「コロナ２類から５類変更を、前代未聞の５月８日時期ありき」で宣言。人気取りと政治日程ありきの保身のための「常軌 を逸した言動」としか言いようがありません。
国の方針転換を閣議決定（安保政策）やお友達を集めたＧＸ会議（原発政策）でやってのけた岸田首相の議会制民主主主義をも逸脱し た手法とあわせ目を光らせ惑わされてはなりません。
１月２３日、通常国会開幕・２３春闘スタート
２３日通常国会が開幕しました。政府は２３年度予算の成立と６０本の法案成立を用意していると言われています。核心は「戦 争できる国への安保政策」「原発政策」の転換と「国力を支えるポストコロナ経済復興」策であり、政治の大転換を謀る国会だといえま す。良心的野党の院内闘争と労働者・生活者の全国民的運動で、岸田政権の一つ一つの策謀にしっかりと対決していかねばなりません。 今年を「新しい戦前」の入口にさせないために。
同日、連合・経団連のトップ会談で２３春闘がスタートしました。各職場でも要求確立へ議論が開始されていると思います。今春闘は インフレ下での生活防衛であることはもちろんですが雇用の有様・労働組合の質がを問われる政治経済闘争だといえます。全労働者・社 会的弱者の大幅賃上げとまっとうな雇用を求めて闘うのでなくてはなりません。岸田が言う「賃上げ支援」とは企業本位の環境づくり＝ 雇用の多様化と労働移動促進策にほかならないのです。
鮒侍岸田・自民党政治からの決別を！
岸田首相「異次元の少子化対策」「異次元の子ども対策」と『異次元』を連発しています。岸田が『異次元』を言うたびに「別の 世界」＝「新しい戦前」を想起せざるをえません。「異次元の軍備増強」思わず納得してしまいます。子供たちを「異次元の日本」に行 かせるわけにはいきません。
アホノミクスで名高い浜矩子さんが、岸田を評して「鮒侍」＝「信念がなく、自民党の池の中で小突き回されているキャラ」と言って いました。なるほど！とは思いますが、かと言って岸田政権は打ち倒す対象でしかありません。
安倍の亡霊にしがみつく「鮒侍・岸田自民党政治」から決別を！
「異次元」＝「新しい戦前」にさせないために！！
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