平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会

No95-7              webへいき連              2023年 2月

連絡会もよう

 1月21日、第14回連絡会が開催されました。本号では、Aさんの「連絡会もよう」のレポートを掲載します。
 会員・読者の皆さん、臨場感を味わってください。そして、次回は是非とも参加ください。
 感想・意見お待ちしています。

Report「へいき連第14回連絡会」

 年末相次いだ岸田政権の「安保関連3文書」閣議決定、GX実行会議「原発政策の大転換」、ホットなテーマでの連絡会でした。 また、活動を支える「会費・カンパ」の改定も論議しました。
 以下、「へいき連第14回連絡会」をReportします。(A)

 <オープニング>
 会場がわかりずらいこともあって予定時刻から10分遅れて開会。
 始めに、参加者からの「近況・メッセージ」。やりたい放題岸田への怒り、厳しい中での取り組み状況・決意が語られました。目立っ たのは、高齢?参加者の健康状態と克服策。参加できなかった人からのメッセージも紹介され連絡会はスタートしました。

 この間の取り組み報告と「会費の改定」(別掲)について確認した後、メインの<問題提起とフリー討論>に。予定時間をオー バーするほど熱気にあふれたものとなりました。

  <問題提起①>『日本の原子力政策について』
◆ 提起者は「へいき連通信№92~94」で連載されたH・Iさんです。
◆ 提起された項目について列記します。詳細は「へいき連通信№92~94」を参照願います。
 1.安全重視のPWR(加圧水型)と効率優先のBWR(沸騰水型)
 2.電力会社の安全への姿勢
 3.現在稼働中の原子力発電所
 4.日本の核燃料サイクルについて
 5.六ヶ所再処理工場について
 6.六ケ所再処理工場の費用について(2018年時点で総額19兆円を想定)
 7.プルトニュウム生成について(プルトニュウムは核兵器の材料です)
 8.放射性廃棄物の区分について
 9.「廃炉」という幻想(福島第一原発の廃炉作業の実態)
 10.砂上の楼閣 原発と地震 共同通信 鎮目宰司記者
◆ 次に、「今後の課題について」提起がありました。
 1.放射線被爆問題
 2.技術者の育成問題
 3.次世代原子炉問題
 4.電力逼迫問題
◆ フリー討論での意見
 「展望のない放射能廃棄物処分」「日本の原発と米核戦略」「日本の原発立地」など、活発な意見が出されました。また、参加者から H・Iさんの営みに敬意と歓待の声が上がりました。

  <問題提起②>『安保関連3文書の危険性』
◆ 提起者は「今でしょ講座」講師の林彰さんです。
◆ 林さんの問題提起 以下2点について提起がありました。
 Ⅰ.安保3文書改定にかけた岸田政権の狙いは何か?
  内容については、「へいき連通信」本号及び前号『今でしょ講座』を参照してください。
 Ⅱ.反対運動の危機、これをどう突破するべきなのか?
  ①岸田の暴走はなぜ易々と許されてしまっているのか?
   ・立憲野党の体たらくと岸田にすがりつく連合指導部(戦争への危機感ナシ・平和ボケ)
   ・それゆえに「防衛力強化」「抑止力強化」が必要としている労働者・国民が増えている。
  ②台湾有事に日本が参戦した場合の戦争の実相を想像し語り合おう。「抑止力は平和のため」
   という抑止力神話の嘘を暴き出そう。
  ③立憲野党と労働組合に対して〝温かくも厳しい″批判を突きつけよう。労働者・労働組合が
   立ち上がるか否かに私たちの未来はかかっている。
  ④草の根から「安保3文書撤回、大軍拡・軍事費倍増反対、改憲反対、安保強化反対」の闘い
   を創造しよう。日本の参戦を許さない反戦・平和運動の最大限がんばろう。
◆ フリー討論での意見
 「日本の軍国主義化だけでなく、中国の戦争政策にも反対することが必要」「頭の活性化につな
 がった。ボ~っと生きてんじゃないよ!」「できることから運動をつくっていくことが必要」「
 岸田の政治手法はファシズムだ」「まずは職場の友達と話し合うなど身近なところから取り組む
 ことが重要だ」などの感想・意見・声がありました。

  <会費の改定について>
 「へいき連」の活動・裏付けとなる財政状況について説明があり、会費を「現行1口1000円
→2000円とカンパ」に改定する提案があり確認しました。なお、「へいき連通信」に「会費改
定とご支援・ご協力のお願い」を掲載することとしました。

  (下記に掲載します)                               

「へいき連」会費改定とご支援・ご協力のお願い


 「平和と基本的人権を守ろう!仲間たちの連絡会」(略称:へいき連)は、2015年5月 3日の憲法集会への参加をきっかけに発 足し、交流会や討論、反戦平和の集会への参加など様 々な取り組みを通じて、運動と仲間の拡大をはかってきました。
 とりわけ、会報「へいき連通信」は新年号で94号・頁数も8~12頁・毎月の定期発行を し、3年間のコロナ禍で対面行動が制限 される中活動の中心となっています。「へいき連通信 」は会員及び会員から紹介があった皆さんに郵送しています。また、ホームペー ジを開設し「 へいき連通信」と投稿・お知らせを掲載しています。
 へいき連の運営は会費(年間1口1,000円)とカンパでまかなっています。しかし、「へいき連通信」の作成・送付に1通あたり 150円~200円かかっており、会員からのカン パでしのいでいます。また、運営や行動にかかる費用も参加者の自己負担に頼らざ るをえない 現状です。
 そこで、運動を継続しより強化していくため、下記のとおり会費の改定と広くカンパの呼びかけを行うこととしました。会員及び読 者の皆さん、へいき連活動に賛同される皆さんのご理解・ご協力をお願いいたします。

へいき連年会費とカンパについて

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