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【マイ設定】 各国部門
■ウェトシー(1) さすらいモノ書き様投稿【フリー】
グラトー王は王妃との間にダルディンという王子を授かったが、王妃はその数年後で病気で死去。妻を心から愛していた王は次の妻を迎えていなかったが、このたびついに再婚。
新しい王妃の名はフラリカ。22歳になったばかり(誕生日に挙式した)。
グラトー王は41歳。19歳差の夫婦。
ダルディン王子は19歳。
フラリカは世間ズレしておらず年齢以上に幼く見える。
王子は母親がいない中で帝王学を学んだので早熟で大人びている。
グラトー王は豪快だが誠実な人柄。亡き妻のことを思い続けていたが、40歳を超えたいま、フラリカとの恋に落ちる。
肌は日に焼け、体格はがっしり。長身。
何でも食べる大食漢。
フラリカ王妃について。寝るのが大好きのお寝坊さん。なのでいつも寝癖がついていて、そのことをダルディン王子に叱られることもしばしば(グラトー王は寝癖は気にしない)。
ふわくしゅな髪型。とろんとしたまなざし。お花畑のような女性。
ダルディン王子。幼い頃に母を亡くし、それでも王子としての英才教育を受けてきて、年齢上に大人びて見える。周囲に人がたくさんいるのに、なぜか寂しさを抱えている。冷たい印象。やや理屈っぽい。顔立ちは亡き母に似て美形。
■ウェトシー(2) 蒼山れい様投稿【フリー】
【〈黄金の宿木の砦〉リヴェラ】
ウェトシー王国最北端に位置する要塞都市。ウェトシーや隣国リオニアと対立関係にあるエスラディア帝国との国境近くにあり、有事の際には対エスラディアの前線基地となる。その歴史は首都ヴァノゴールよりも古く、ウェトシーの前身に当たるリヴェラ自治領がエスラディアからの独立を宣言したはじまりの地である。
かつてリヴェラは〈青髭公〉とおそれられたエスラディア南部辺境伯の暴政に苦しんでいたが、剣闘士出身の傭兵〈銀の隻腕〉ニト・バルノァが民衆を率いて反乱を起こした。ニトは難攻不落と謳われたリヴェラの砦をわずか三日で陥落させ、当時のエスラディア皇帝を以てして〈戦神〉と言わしめた。〈青髭公〉は処断され、新たな領主となったニトはリヴェラの民から頼もしい父親のように慕われたという。のちに彼の直系の子孫はヴァノゴールに移ってウェトシー王家となり、傍系に当たるバルノァ公爵家が今日に至るまでリヴェラを統治している。
質実で男性的な国柄で知られるウェトシーの中でも、特にリヴェラは独立不羈の気風が強い。リヴェラの男たちは幼い頃から木剣を振り回し、『鋼の心持ちたるはリヴェラの戦士』と吟遊詩人が歌った不屈の精神を叩きこまれる。毎年緑嵐の月には盛大な武闘大会〈戦神祭〉が開かれ、ウェトシー国内だけでなく近隣諸国からも集った強者たちが腕前を競い合う。ただし、歴代優勝者のほとんどはリヴェラの出身だったりする。
リヴェラの異名〈黄金の宿木の砦〉は、バルノァ公爵家の紋章である『黄金の宿木』に由来する。古来より宿木は不滅・豊穣の象徴であり、その花言葉は『困難の克服』を意味する。決して朽ちることなく輝き続けるリヴェラの教えを示している。
■ウェトシー(3) 守屋様投稿【フリー】
クールトネー山脈 …… ウェトシー・リオニア国境となっている山脈の、ウェトシー側の呼び名。標高1500〜2500メートル級の山々が連なっている。
オストレー山脈 …… ウェトシー・エスラディア国境となっている山脈のひとつで、東側はクールトネー山脈にぶつかっている。標高1500〜2500メートル級の山々の連なり。
ロードグネー山脈 …… オストレー山脈の西側から東へ伸びる山脈。標高1000〜2000メートル級の山々の連なり。
ブール間道 …… オストレー山脈の西端の山とロードグネー山脈の東端の山の狭間にある、じぐざくの隘路。成人男性8人が横一列で両手を伸ばせば山肌に届く程度の幅しかない。現在、ウェトシー側にはエスラディア人の侵入・侵略を警戒して城壁が設けられている。
トスニー低地 …… ブール間道の南、ウェトス高原の北西に位置するなだらかな平地。山から見ると、いびつな三角形をしている。根拠はないが、大昔には湖があったと信じられている。
ウェトス高原 …… ウェトシーの中央部を占める高原地帯。国名の由来になった。昔は複数の遊牧民族が移動しつつ生活していた。牧草地がよく育ち、名馬の産地として知られる。
アヴェール川 …… クールトネー山脈水系とオストレー山脈水系が合流して南西へ下り、首都ヴァノゴールの西側のレーテス海へ注ぐ。
クヌーズ川 …… ロードグネー山脈水系が集まって南下し、ウェトス高原の西側を経てレーテス海へ注ぐ。
アルベリア地方 …… アルベリアは統一前の国名。おおむねクールトネー山脈の西側からアヴェーヌ川の東側までを支配していた農業立国。
■ウェトシー(4) 蒼山れい様投稿【フリー】
【〈戦神祭〉】
ウェトシー北部の要塞都市リヴェラで毎年緑嵐の月に開催される武闘大会。国内のみならず近隣諸国からも数多の腕自慢が集い、大陸西方で最大規模の武の祭典として知られている。
祭は五日間に渡ってトーナメント方式で行われる。いわゆる異種格闘技戦で、使用する武器や武術の種類などの部門別ではない。初戦の相手のみがくじ引きで決まり、そこからどのような対戦者が現れようとひたすら実力で勝ち抜いていくしかない。単純だからこそ熾烈な試合は大いに人々を魅了し、強者たちの戦いぶりをひと目見ようとやって来る観光客はあとを絶たない。緑嵐の月は、一年で最もリヴェラが賑わう祭の季節なのである。
〈戦神祭〉の由来は、リヴェラを治めるバルノァ公爵家の祖である伝説の傭兵ニト・バルノァの異名のひとつにちなむ。ニトがのちの妻の誕生祝いに催した武闘大会が起源だとされ、彼は愛する姫君に勝利を捧げて求婚したという逸話が残っている。
そのため、祭の優勝者には〈戦神〉の称号を継ぐ栄誉だけでなく、リヴェラの娘たちのなかから選ばれた〈花冠の乙女〉より伝承の姫君の名にちなんだ勿忘草(ラウディリア)の冠と祝福の口づけが贈られる。歴代の〈戦神〉と〈花冠の乙女〉には、伝承のように恋仲となって結ばれる者も多い。
ちなみに、代々の〈戦神〉は圧倒的にリヴェラの出身者で占められている。〈花冠の乙女〉はその年リヴェラで最も美しい娘であり、「どこの馬の骨とも知れないよそ者にかわいいあの娘(こ)を奪われてたまるか」とリヴェラの男たちが奮起するおかげではないかといわれているが、定かではない。