「士」と「師」
更新日:2010.6.18
職業
我々行政書士は「士」。
医師、看護師、美容師、理容師などは「師」
様々な資格にこのどちらかの文字が使われています。
士と師、資格や職業によって使い分けられていますが、その基準は何でしょう。
※ 前提として、民間資格は自由に名称を決めているので判断するに相応しくはない為、除外します。
国家資格、職業について、士と師について考えてみます。
先に私なりの結論を述べますと、
法律を主に使うか、→ 士
技術を主に使うか、→ 師
これで正しいのではないかと思います。
国家資格試験について考えますと、上記の結論になります。
資格を得る為に技術習得の機会があるかどうか、ともいえます。
行政書士試験は法知識・一般知識を試されますが、技術は試されません。
反面、医師は医科大学で技術を学ばなければ受験できませんし、理容師・美容師は実技試験があります。
違う考え方もあることも知りました。
士は、仕える者
師は、授ける者
例えば、人間の歴史を考えますと、騎士や戦士、兵士、武士という職業もあります。
これは国家や国王に仕える者です。
教師や牧師は知識や倫理を授ける職業です。
この分け方もありますね。
私の結論
現代社会において士と師の違いを説明する、という視点に立てば、
やはり最初の私なりの結論に戻ります。
そして、次のような最終的な結論を出す事が望ましいという考え方に至りました。
「士」
その仕事の結果が、高い法知識・専門知識で導かれる職業
「師」
その仕事の結果が、高い技術をもって導かれる職業、
その仕事の内容が、高い倫理・精神を授ける職業
以上が私なりの結論です。
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