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顕微鏡

使用顕微鏡

新品の顕微鏡は高額なので、生物顕微鏡はヤフオクから購入した中古の「OLYMPUS BHS」と「OLYMPUS BHT」を使っています。実体顕微鏡も、ヤフオクで購入した相当古い「カートン製」です。

 

 ヤフオクで購入した「OLYMPUS BHS」です。
 三眼鏡筒はカビだらけでどうにもならず、顕微鏡メンテナンス会社に依頼しました。現在は、問題なく使用できています。
 その後、除湿・防塵カバーを自作したので、カビ等の問題はおきていません。
 現在は、後に購入した「OLYMPUS BHT」に付属していた、「位相差コンデンサ」と位相差対物レンズを交換して取り付けています。

 

 ヤフオクで購入した「OLYMPUS BHT」です。
 中古品にしては非常に綺麗な状態で、掃除も一切必要ありませんでした。
 「位相差コンデンサ」と位相差対物レンズが付属していましたが、BHSに移動しています。

 

  ヤフオクで購入した「カートン実体顕微鏡」です。
 対物レンズは、2倍と4倍の切り替え式で、ズーム式ではありません。
 プランクトンのピックアップがやりやすいように、テーブル関係や透過照明などをDIYしています。

顕微鏡用カメラ装置

それぞれの顕微鏡に、カメラを取り付けています。

 

OLYMPUS-BHSには「CanonEOS-M」を取り付けています。

 OLYMPUS-BHTには「CanonEOSKissX50」を取り付けています。

 カートン実体顕微鏡には「Canonデジカメ」を取り付けられるようにしています。

レイマー対物レンズ「60倍(GLF-PLACH60X)」

Plan対物レンズの60Xが欲かったのですが、OLYMPUS製はすでに製造されていないので、レイマー製の対物レンズを購入しました。

  60Xレイマー対物レンズ(有限遠補正光学系)「GLF-PLACH60」。
多少色収差はあるものの、十分使用できます。

カートン実体顕微鏡の接眼レンズを換える

カートン実体顕微鏡は相当古い中古品です。最近のズーム式とは比較できないほど残念な性能です。そこで、多少とも使い勝手が良くなるようにと、接眼レンズを交換することにしました。

  現在使っていない、生物顕微鏡用「レイマー20X接眼レンズ」をカートン実体顕微鏡で使えるように、「SWIFT 実体顕微鏡レンズアダプタ」を購入しました。このアダプターを実体顕微鏡の接眼ヘッドに差し込むだけで、生物顕微鏡用の接眼レンズを、実体顕微鏡で使うことができるようになります。

 

 「レイマー20X接眼レンズ」が使えたので、10X接眼レンズ(視野にカビが見える)も交換したいと考えました。
Amazonから「WF10X 20mm接眼レンズ 生物顕微鏡用 広視野 23.2mm径」を購入してみました。価格は2個3,000円です。低価格品なので期待はしていなかったのですが、これが期待以上の高品質でした。

 

 中古のカートン実体顕微鏡ですが、接眼レンズが新しくなったので、こころなしか見え味が向上したような感じがします。
10X接眼レンズ使用で、総合倍率は20Xと40Xに、20X接眼レンズ使用で、総合倍率は40Xと80Xになります。MAXで80Xあれば、実体顕微鏡の倍率に不満はありません。

ステージを木材で制作

自由な方向に偏斜照明するには、顕微鏡のステージを回転できる必要があります。
 木製ステージをDIYして、それに後付けメカニカルステージを取り付けました。画像の角度を調整することにも使います。

 木材で作ったステージ。
 自由な方向に回転できます。

 ステージを回転させた状態。

レイマー乾燥系暗視野コンデンサを取り付け

「OLYMPUS BHS」と「OLYMPUS BHT」に取り付け可能な暗視野コンデンサは、現在手に入れるすべがありません。そこで、購入可能なレイマー製を取り付けられるようにDIYしました。

 レイマー乾燥系暗視野コンデンサを購入。

 顕微鏡に暗視野コンデンサを取り付けるためのアダプターを自作しました。

 顕微鏡に、レイマー乾燥系暗視野コンデンサを取り付けた状態。

ボルボックスを、暗視野コンデンサを使って撮影しました。

 オオミジンコを、暗視野コンデンサを使って撮影しました。

低倍率コンデンサの制作

2倍対物レンズ「OLYMPUS Splan FL2」 用低倍率コンデンサが欲しいのですが、すでに入手する方法がありません。そこで、自分でDIYしてみました。

 手持ちのクローズアップレンズを取り付けることにしました。

 組み立てています。

 視野絞りが必要なので、黑紙に丸い穴をカットして挟んでいます。穴の大きさ違いを数枚作って、ベストなものを選びました。

 ステージにトレペを置いて、視野絞りの大きさを確認して選びます。

 自作低倍率コンデンサが完成しました。問題なく使用できています。

 オオミジンコをSplanFL2対物レンズで撮影してみました。

 視野絞り(黑紙)を入れずに撮影して、顔の部分を大きく拡大した写真です。クリアーさが感じられない写真になっています。

 視野絞り(黑紙)を入て撮影して、顔の部分を大きく拡大した写真です。非常にクリアーさが感じられる写真になっています。
 視野絞り無しの写真との比較で、視野絞りの大切さが感じられます。

 自作低倍率コンデンサを使った場合、SplanFL2対物レンズを使った場合でも、ラインベルクフィルターの効果が感じられます。

LEDフラッシュ光源

アメリカから「Olympus BH2 microscope illuminatior flash ajustable LED light housing」を購入しました。

購入した、「Olympus BH2 microscope illuminatior flash ajustable LED light housing」です。

 そのままでは使うことが難しく、自分でセッティングが必要でした。

 レンズ部分も3Dプリンターで制作したらしく、レンズのシボシボが顕微鏡視野に現れています。これでは使えません。

 拡散板に使っているプラスチック板を、装置の出口に貼り付けてみました。効果抜群で、視野のシボシボは完全に消えています。

 フラッシュ&LED装置は、BHSの光源穴に差し込むようになっています。装置は3Dプリンター製なので、ストロボの操作中に壊れてしまわないか心配です。そこで、装置自体の荷重を受ける台をDIYしました。

 ストロボを購入して取り付けました。購入前に、装置に差し込める寸法のストロボかどうかを確認しています。Amazonで一番安い、中国製ストロボを選びました。

 このストロボは低価格の商品なので、マニュアル操作専用です。

 ストロボは最低発光パワーにセットしても光量が大きすぎるので、可変偏光フィルターを使って減光しています。ストロボを使わずにLED点灯にした場合は、色温度が低いので、写真用ブルーフィルターを使ってストロボに合わせるようにしました。

 可変偏光フィルター(フラッシュ使用時)とブルーフィルター(LED点灯時)は、簡単に交換できるようにしています。

 フラッシュを使えば、素早く回転しながら動く「レンバディオン」でも、写し止めることが可能になりました。

顕微鏡用除湿、防塵カバーの制作

光学機器はカビが大敵です。保存時の湿度を60%以内に保つ必要があります。顕微鏡用の除湿、防塵カバーを作りました。

 木材で骨組みを作り、0.5mmのエンビ板を張り付けて作りました。テーブルとの接触部分には、ゴムクッション材を貼り付けています。 顕微鏡を使用状態のまま保存できます。シリカゲル除湿器を入れておくことによって、保存時の湿度は常に約50%前後に保つことができています。

 防湿カバー内には、シリカゲル剤を使った除湿器を置いています。この除湿器は、通電して乾燥すれば何度でも再利用可能なので、コストを低く抑えられます。

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