■原生生物採集 記/はんのき夫婦沼(1)■

はんのき夫婦沼(1)

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鞭毛虫  ミドリムシ(1-1)  ミドリムシ(1-2)  ミドリムシ(1-3)  ファカス 
 ミドリムシ(1-4)      
肉質虫  サッカメーバ(1-1)  サッカメーバ(1-2)  ツボカムリ(1-1)  アメーバ
 アカントキスティス  ツボカムリ仮足(1-2)    
繊毛虫  オピッソネクタ  アンフィシエラ  ラッパムシ(1-1)  ラッパムシ(1-2)
 ラッパムシ(1-3)  オキシトリカ  レンバディオン  コレプス(大型種)
 コンディロストマ  スピロストマム  ミドリゾウリムシ  
不等毛類  プセウドデンドロモナス      
緑藻植物  パルモディクチオン  クラミドモナス  キルクネリエラ  サメハダクンショウモ
採集状況   2019.5.9  2019.5.14  2019.5.19  2019.6.23
 2019.7.10      

【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.7.10採集
「淡水微生物図鑑」によれば、[緑藻植物門 緑藻綱 クロロコックム目][クンショウモ属]と思います。(サメハダクンショウモ)かと思います。)

 図鑑の解説(クンショウモ):円盤状の群体。細胞は多角形で縁にあるものは中央部が窪み(ないし切れ込みがある)、両端に突起を持つ。細胞の表面は滑らかなものと、顆粒状、もしくは皺が寄っているものがいる。平地の池沼、田圃などに多く生息する。

 この画像の種は《Pediastrum boryanum (Turpin)Meneghini(サメハダクンショウモ)》と思います。
種の図鑑解説:8,16,32(まれに64,128)個の細胞からなる群体。細胞間に隙間はない。外側にある細胞には2つの角状の突起がある。表面は多くの顆粒で覆われている。群体径~140µm

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.7.10
「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」へ、プランクトン採集に行って来ました。今回で7度目の採集です。一度目は採集の下見なので、実質的には6度目になります。
 水面を、ジュンサイがほぼ完全に埋め尽くしています。沼の周りを、宿泊自然学習の小学生がたくさん歩いていました。
 帰宅後に採集したサンプルを観察しましたが、原生生物はほとんど見えません。イタチムシ、ケンミジンコとワムシが散見されるのみです。水面に光が差し込まないのと、水温が上がり過ぎていて、原生生物はシスト状態なのでしょうか。
 夏期の間は、原生生物は期待出来そうもないので、「はんのき夫婦沼」での採集は、11月まで減らそうかと思っています。その間は、他の採集場所を探して、ミジンコなどを狙ってみます。


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.25
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 貧膜口綱 ゾウリムシ目][ゾウリムシ属](ミドリゾウリムシ)かと思いますが、自信はありません。

 図鑑の解説(ゾウリムシ):細胞は葉巻形、あるいは、人の足に似た形。葉巻形の場合、前端は丸みがあり、後端はやや尖る。繊毛は細胞全体に一様に生えるが、後端部には他よりやや長い繊毛(尾部繊毛という)が何本かある。細胞の中央付近に細胞口があり、その後方に細胞肛門がある。大核は1個。小核は1個、または複数個ある。収縮胞は背側に2個。他の繊毛虫同様、ゾウリムシの細胞間には性の違い(接合型、または交配型ともいう)があり、異なる接合型の間で有性生殖を行う。接合をしないで分裂を続けると、次第に老化して最後は死んでしまう。単細胞でありながら、人間と同じような一生を送る。

 この動画の種は《Paramecium bursaria Ehrenberg(ミドリゾウリムシ)》と思います。
種の図鑑解説:細胞は扁平な足形。大小核とも1個。収縮胞は2個。共生藻を持つ。細胞長100-150µm、幅50-60µm。バクテリアも食べるが、藻類を好んで食べる。

[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.25
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 異毛綱 異毛目][スピロストマム(ネジレグチミズケムシ)属]と思います。
 図鑑の解説:細胞は細長く、伸縮性がある。細胞の前端から囲口部が始まるが、種によって囲口部の後端の位置が異なる。大核は数珠状、長く伸びた卵形など。後端部に大きな収縮胞があり、そこから細胞前端に向けて集水管(canal)が伸びる。

 この動画の種は《Spirostomum teres Claparede & Lachmann》か?と思います。
種の図鑑解説:小型種。開口部は細胞の中央まで(細胞長の1/2)。細胞口は細胞の中央にある。大核は長い卵形。細胞質は比較的透明。細胞長150-400µm

[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.25
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 異毛綱 異毛目][コンディロストマ(オオグチミズケムシ)属]かと思います。(体が図鑑より大きいので、疑問はある。)

 図鑑の解説:細胞は卵形 、ないし、楕円体。前端部は平坦。前端から後方に向けて大きなV字状に囲口部が広がる。片側の縁に発達した繊毛の列(波動膜)がある。大核は数珠状。後端に収縮胞がある。

 この動画の種は《Condylostoma Sp.》か?と思います。
種の図鑑解説:細胞長123µm、幅98µm。池沼、湿原などに生息する。希れ。

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.25
[根足虫門 葉状根足虫綱 ナベカムリ目][ツボカムリ属(1-2)]の仮足を位相差で拡大しました。

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.23
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 前口綱 シオミズケムシ目][コレプス(タルガタゾウリムシ)(ヨロイミズケムシ)属]と思います。
 図鑑の解説:細胞は樽形。表面には四角形の板が規則的に配列している。細胞口は前端にあり、やや長い繊毛で囲まれている。1本、またはそれ以上の長い尾部繊毛を持つ。四角形の板以外に、前端、中央、後端に棘状の突起があるものが多い。池沼、田圃、湿原、幅広く分布し、遭遇する機会は極めて高い。他の原生生物がほとんどいない場所でも、コレプスだけは目にすることがある。雑食性。

 この動画の種は 《Coleps heteracanthus Nolandと思います。
 種の図鑑解説:大型種。前端と後端に太い棘がある。前端の棘の中には2本が基部で融合しているものもある。細胞長90-111µm。比較的希れ。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.23
「淡水微生物図鑑」によれば、[根足虫門 葉状根足虫綱 アメーバ目][アメーバ属]と思います?。
 図鑑の解説:移動時の仮足は円筒形で、背中側に不規則な隆起線ができる。後端部にウロイドと呼ばれる房状の構造ができ、そこから未消化物が排泄される。核は1個。細胞質は不溶性の結晶状顆粒を多数含む。腐食質の環境に生息する。

動画4倍速
[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.23
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 旋毛綱 アンフィシエラ目][オキシトリカ属]と思います。(このなかまは似たような種類が多く、分類は困難とのことです。)
 図鑑の解説:細胞は扁平で長く伸びた卵形、ないし、扁平な楕円体。背側が盛り上がる。細胞は柔らかく、移動の際には左右に折れ曲がる。棘毛列は細胞の左右の縁から後端部まで達する。後端部には横方向に並ぶ棘毛列もある。大核は2個。各々に1個の小核が付随する。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.23
「淡水微生物図鑑」によれば、[ミドリムシ植物門 ミドリムシ藻綱 ミドリムシ目][ミドリムシ属(1-4)]と思います。

 ミドリムシはユーグレナ運動 (euglenoid movement) とよばれる,細胞を頻繁に変形する運動を行います。この動画は典型的な動きと思います。

 この動画の種は 《Euglena ehrenbergii C.A. Klebsと思います。
種の図鑑解説:細胞は扁平な筒状。後端部も丸みがある。中央に核があり、その前後に棒状のパラミロン粒が1個ずつある。遊泳はほとんどみられない。刺激を受けるとはげしく変形(ユーグレナ運動)する。小円盤状の葉緑体が多数。細胞長160-400µm、幅15-48µm

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」でプランクトン採集】2019.6.23
「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」へ、プランクトン採集に行って来ました。
 沼の水面をジュンサイがほとんど覆い尽くしています。梅雨に入っているので、周辺も湿地帯のようになっていました。周りが山で、沼がすり鉢の底のようになっています。ぬかるむので、沼の岸から70cmターゲットスポイトで吸い取ることしかできませんでした。そんなに期待できませんが、コニカルチューブ9本分のサンプルを採集しました。


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.19
「淡水微生物図鑑」によれば、[緑藻植物門 緑藻綱 クロロコックム目][キルクネリエラ属]かと思います。
  図鑑の解説:4,8,16,32個の細胞からなる群体。ゲル状の鞘に包まれている。細胞は三日月形で、ややねじれている場合もある。いずれも丸い背側を群体の中心に向けた状態で放射状に並ぶ。細胞全体に葉緑体が広がる。ピレノイドは1個、池沼、田圃などに生息する。湿原にも生息するが、やや希。

 この画像の種は 《Kirchneriella obesa (W.West)Schmidleと思います。
種の図鑑解説:透明なゲル状の鞘に包まれている。細胞は幅広い三日月形。両端はやや尖る。強くカーブしたU字形に近い。細胞長6-16µm、幅3-8µm

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.18
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 貧膜口綱 ゾウリムシ目][レンバディオン属]かと思います。
 図鑑の解説:細胞は背腹方向にやや扁平な卵形。口部域が非常に大きい。縦長の細胞に沿って細胞の先端から後端近くまで広がる。幅も広く、見る角度によっては細胞全体に口部域が広がる。口部域には発達した旋毛の列(膜板)がある。大核は楕円体で細胞の後端にある。収縮胞は背側の中央付近に1個。他の繊毛より長い尾部繊毛をもつ。

 この動画の種は 《Lembadion bullinum Pertyと思います。
種の図鑑解説:口部域は細胞の先端から後端までほぼ全長に及ぶ。細胞長120-200µm

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.17
「淡水微生物図鑑」によれば、[有軸仮足虫門 太陽虫綱 カラタイヨウチュウ目][アカントキスティス属]かと思います。
  図鑑の解説:細胞は球形。表面はケイ酸質の鱗片(scale)で覆われている。表面からは軸足の他にケイ酸質の針状突起が放射状に伸びる。湿原にある池塘などに多く生息し、平地でも見かけることがある。

 この画像の種は 《Acanthocystis turfacea Carter》と思います。
種の図鑑解説:大型の細胞。ケイ酸質の棘には長いものの二種類があり、それぞれ先端が二股に分かれている。クロレラ様の緑藻が共生している場合が多い。細胞径38-78µm。湿原に多いが、平地の池沼にも生息する

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.17
「淡水微生物図鑑」によれば、[根足虫門 葉状根足虫綱 ナベカムリ目][ツボカムリ(ナガツボカムリ、ディフルギア)属(1-1)]かと思います。
  図鑑の解説:殻の形は球形、卵形、円筒形など様々。殻の表面は砂粒や珪藻の殻などで覆われている仮足はナベカムリと同様、円筒形。藻類を捕食し、平地の沼や田圃、高地の湿原など幅広く分布する。

 この画像の種は 《Difflugia lobostoma Leidy》と思います。または《Difflugia tuberculata (Wallich)》と思います。
種の図鑑解説:殻は卵形、ないし球形に近い。開口部の縁は波状に突出している。波の数はおよそ3-6。殻長90-170µm、殻径70-160µm

《動画スピード2倍》
[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.17
 前出動画と同じ、[サッカメーバ属(1-2)]かと思います。

《動画スピード4倍》
[OLYMPUS BHS,Splan40PL,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.2
「淡水微生物図鑑」によれば、[根足虫門 葉状根足虫綱 アメーバ目][サッカメーバ属(1-1)]かと思います。
  図鑑の解説:移動の際は常に一方向に仮足が出る。仮足の先端部に透明な領域(透明冠)があるものとないものがいる。後端部には柔毛突起状のウロイドができる。池沼、田圃などに広く分布する。

 この動画の種は 《Saccamoeba limax Page》と思います。
種の図鑑解説:中型種。ウロイドは短い糸状。犬の尻尾のようにウロイドを上にピンとあげた状態で移動する。透明冠はできない。細胞長40-100µm、幅10-13µm

《動画スピード4倍》
[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.6.1
「プランクトンハンドブック 淡水編」によれば、[プセウドデンドロモナス目][プセウドデンドロモナス属]と思います。
 図鑑の解説:分枝する柄の先端にそれぞれ鞭毛をもつ細胞が付いた群体を形成する。細菌などを捕食する。希。

[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOS M,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.21
「淡水微生物図鑑」によれば、[緑藻植物門 緑藻綱 クラミドモナス目][クラミドモナス(コナミドリムシ)属]と思います。

  図鑑の解説:短時間の観察でクラミドモナスであるか否かは判断できないとのことです。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.20
「淡水微生物図鑑」によれば、[ミドリムシ植物門 ミドリムシ藻綱 ミドリムシ目][ファカス(ウチワヒゲムシ)属]と思います。多数個の群体で乱舞状態です。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.20
「淡水微生物図鑑」によれば、[ミドリムシ植物門 ミドリムシ藻綱 ミドリムシ目][ミドリムシ属(1-3)]と思います。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.20
「淡水微生物図鑑」によれば、[ミドリムシ植物門 ミドリムシ藻綱 ミドリムシ目][ミドリムシ属(1-2)]と思います。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.19
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 異毛綱 異毛目][ラッパムシ属(1-3)]と思います。

 この動画の種は
Stentor pyriformis Johnsonと思われる。

 《細胞が伸長することは希ということだが、この個体は伸長しているようす。》

[OLYMPUS BHS,Splan20,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」でプランクトン採集】2019.5.19
「山形県民の森」の「はんのき夫婦沼」に、三度目のプランクトンの採集に出かけました。
 前回の5月14日に採集したサンプルが、完全に生きていた期間は2日程度で、4日目にはほとんど死滅していたのです。前回の採集から、まだ5日目なので、池の状況は前回とほとんど変わっていません。ジュンサイの葉が少し水面に出始めているかな、という状態です。まだ、水辺の芦も枯れているし、岸辺のシダ類も、微妙に伸びたかなの程度です。
 採集は30分程度で切り上げて、山辺町の「玉虫沼」に寄ってみました。「玉虫沼」は、人工のため池なので、期待出来るのはミジンコだけでしょうか。釣り客が池の周りをぐるっと取り囲んでいるので、とても、ネットは引けませんでした。少し足を伸ばして、朝日町の産直でワラビを買って帰りました。


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 異毛綱 異毛目][ラッパムシ属(1-2)]と思います。

 動画の種はStentor pyriformis Johnsonと思われる。

 《細胞から、餌の残滓を吐き出している状態と思います。珍しいタイミングでの観察です。》
[OLYMPUS BHS,Splan20PL,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 異毛綱 異毛目][ラッパムシ属(1-1)]と思います。

 この動画の種はStentor pyriformis Johnsonと思われる。細胞が伸長することは希で、通常は水底で静止しているか、水底を這っていることが多い。動きは非常に緩慢。湿原などに生息。

[OLYMPUS BHS,Splan20PL,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 旋毛綱 アンフィシエラ目(棘毛目)][アンフィシエラ属]と思います。

[OLYMPUS BHS,Splan40PL,FK2.5+ReducerEOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[繊毛虫門 貧膜口綱 ツリガネムシ目(固着目)][オピッソネクタ属]と思います。
 図鑑の解説:遊泳性ツリガネムシの仲間。細胞は樽型で、後端部は丸みがある。前方より後方がやや太い。前端だけでなく、後端部も繊毛が帯状に取り囲んでいる。他に繊毛はない。

 この動画の種は 《Opisthonecta henneguyi Fauré-Fremie》と思います。
種の図鑑解説(図鑑例では):細胞長76µm、幅55µm。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[緑藻植物門 緑藻綱 クロロコックム目][パルモディクチオン属]と思います。

[OLYMPUS BHS,WRAYMERplan60,FK2.5+Reducer,EOSKissX50,位相差コンデンサによる偏斜]


【「山形県民の森」「はんのき夫婦沼」から採集】2019.5.15
「淡水微生物図鑑」によれば、[ミドリムシ植物門 ミドリムシ藻綱 ミドリムシ目][ミドリムシ属(1-1)]と思います。


【「山形県民の森」でプランクトン採集】2019.5.14
「山形県民の森」の「はんのき夫婦沼」に、プランクトンの採集に出かけました。
まだ、どのように採集したら良いのか、手探り状態です。今後頻繁に通うことにします。


【「山形県民の森」でプランクトン採集】2019.5.9
「山形県民の森」の「はんのき夫婦沼」と「荒沼」に、プランクトンの採集に出かけてみました。
 原生生物の採集の下見というところです。 水芭蕉は咲いていましたが、標高が高いので、まだまだ寒い感じでした。山桜は見頃というところで、日陰には溶け残った雪があります。周囲は整備されていて、駐車場やトイレも完備されています。 水面にも自由に降りられるし、採集に問題はなさそうです。
 自宅から約20Km(車で40分)なので、今後も通いやすいと思います。これだけ整備されていれば、熊と出会う心配もないでしょう。


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