江戸時代・慶安2年(1649)
「釈良如(花押)慶安2年2月晦日 願主 浄土寺釈覚応」と墨書されている。
江戸時代・慶安2年(1649年)
第四幅の荼毘の部分では、火が右にたなびくように描かれている。これらのことから、江戸時代前期に本願寺から授与されたものの特徴を示す。保存状態は良好で、制作当初の状態を良く留めている。
室町時代・15世紀
濃紺地に十字名号を描く。各号部分は金箔ではなく金泥のようである。「光」の字体を「火」+「ル」とするスタイルは親鸞聖人の時代に近い様式と認められる。
室町時代・天文7年(1538年)
戦国期に本願寺から授与される阿弥陀如来像の衣紋の特徴が認められる。像高は46,7㎝で、この頃本願寺から出された阿弥陀如来像としては特に大きい。
表具裏に貼付けされている裏書は、筆跡の特徴から本願寺第十代証如上人(1516年~54年)の筆と認められる。