月ごとの法座(ご参考)

装飾

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1月   元旦会(がんたんえ)

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1月1日に1年の初めとしてお勤めします。時間は朝10時より。
仏恩報謝の意義を持って阿弥陀様に新年のごあいさつをするお参りです。

御正忌(ごしょうき)

親鸞聖人の祥月命日(亡くなった月日と同じ月日)に法要します。お釈迦様はこの世の真実を「諸行無常(しょぎょむじょう)」という言葉で明らかにされました。御正忌はその親鸞聖人の命日にお念仏を申させていただく尊いご縁なのです。
浄土寺では毎年1月15日の夜(大逮夜)と16日(命日)の午後1時半から法要。

諸行無常:この世の中の全ての事象は移り行くもので、留まるものは無いという意。


2月   初法座(はつほうざ)

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《法座とは》お寺の伝道、教化の中心活動が「法座」です。浄土真宗の教えを聞き、阿弥陀如来と出遇い、真実の光に照らされる。それが「法座」なのです。

浄土寺ではゲストをお招きした法座もあります。一度お参りされ、日頃の慌ただしさから距離を置いてご自分を見つめてみませんか。
(浄土寺年間スケジュールでご確認ください)


3月  春季彼岸法座(しゅんきひがん)
9月  秋季彼岸法座(しゅうきひがん)

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春・秋のお彼岸です。悟りの境地に至る世界(岸・お浄土)を「彼岸」といい、今私たちが生きている世界(娑婆)を「此岸(しがん)」といいます。春分、秋分を中日とし、前後7日間にわたって行われます。

このころ丁度太陽が真西に沈む時期となり、お浄土が西の彼方にあるという西方浄土の考え方から、お浄土が身近になるこの時期に阿弥陀様のお徳を讃え、お浄土へ還られた故人を偲び、自分も浄土へ至る道であるお念仏の教えに耳を傾ける法座です。
浄土寺では秋の彼岸は納骨堂の追弔法要も兼ねています。


4月  永代経法要(えいたいきょう)

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永代(いつまでも)に渡ってお経(仏様の教え)が子々孫々に続いていきますように、そこからまた「お念仏の道場であるお寺が永きに渡って存続し、お念仏の教えが繁栄し続けるように」と願いが込められた法要です。



5月  降誕会(ごうたんえ)

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親鸞聖人のお誕生をお祝いし、命の尊さ、有難さを改めて聞かせていただく法要です。浄土寺ではこの日午前中に初参式をしています。

初参式(しょさんしき)

生まれ難(がた)き人間に生まれ出させていただき、尊き命をたまわり、これからの人生を仏様のお慈悲に包まれて生きていけるように、その誕生を仏様にご報告する式であり、人生の真実の依り所となって下さる阿弥陀様のもとで、人生および心の出発式をすることです。
(浄土寺では親子でお参りいただき、5月または6月に行います)


6月  四季講(しきこう)

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2014年から石見地方の僧侶有志が運営し、4ヶ寺が持ち回りで年4回仏教講座を開催しています。浄土寺では毎年6月に開催しています。



7月  安居会法座(あんごえほうざ)

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雨季は災害も多発し、外を移動しての修業は困難を伴います。また草木が生い茂り昆虫などの小動物が活動するため、無用な殺生を防ぐ意味もあり1か所に定住してお釈迦様の教えを学び、修行をしていました。これが「安居(あんご)」です。


8月  盆法座(ぼんほうざ)

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8月のお盆の間営みます。



10月  芋法事法座(いもほうじ)

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江戸時代天領である石見銀山の代官であった芋代官こと井戸平左衛門は、享保の飢饉では自らの命と引換えに年貢米を領民に開放し、一人の餓死者も出さなかったことで有名です。また苦労の末薩摩から手に入れた甘藷(サツマイモ)の苗は後に石見を中心に近隣へと広がり、度重なる飢饉を乗り越える一助になりました。
その行業を偲び、今を生かされている我が「いのち」のありようをお念仏に訪ね続けようとする法事を、昔から「芋法事」と呼んでいます。

その功績は『超高速!参勤交代』の著者:土橋章宏氏の長編小説「いも殿さま」でも知る事ができます。【2019.3出版】


11月  報恩講(ほうおんこう)

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親鸞聖人の祥月命日前後に宗祖親鸞にたいする報恩謝徳のため営まれる法要です。浄土真宗の僧侶・門徒にとって最も重要な法要です。
浄土寺では毎年11月20日~21日に執り行っています。

昭和が終わるまでは門前の参道の両側などには出店が並び、植木市や一杯飲み屋、芝居小屋なども出て石見地方の一大縁日が開かれたものです。1962年以前生まれの人には懐かしい情景が浮かぶのではないでしょうか。


12月  歳末法座(さいまつほうざ)
除夜会(じょやえ)

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年の瀬、最後の法座です。
12月31日年が変わる前に勤修する除夜会には、大晦日にもかかわらずお参りされる方は少なくありません。
その後梵鐘を108つ打ちます。
境内や納骨堂、それに本堂周りはあかりを灯した竹灯籠で情緒豊かな夜の景観が一面に広がります。おぜんざいも準備しています。


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