本物の古民家
ターシャが住む家は所謂、ヨーロッパの伝統的な木造建築の技術を用いて建築された。つまり、ハーフティンバー工法、現代のアメリカではティンバーフレームと云う。ハーフティンバーの家はヨーロッパ北部(フランス以北)イギリスに中世より広く普及した工法で、日本の古民家に見られる柱、梁をもちいた軸組み工法と相似している。
ハーフティンバーの家はヨーロッパ北部(フランス以北)イギリスに中世より広く普及した工法で、日本の柱、梁をもちいた軸組み工法と相似している。ドイツ、フランス、英国でドライブしていると今でも見かける。またブルガリアをドライブした折も似たような工法を見かけました。つまりこのハーフティンバーなるものは木造建築の発展における一つの到達点にです。ターシャの息子君(僕と同世代)と話をしたとき、詳しく彼女の家の建築工法について聞いたのですが、彼女がハーフティンバーの家に住んでいることを知り、しみじみ彼女らしいと思ったのです。
* Tasha Tudor *
TRIP 7 / 「ターシャの家」一考 このページです(12/21 up dated)
TRIP 1 / 9月4日〜9月5日出発!(10/24 up dated)TRIP 2 / 9月5日アメリカ最古のレストラン(10/29 up dated)
TRIP 3 / 9月5日ノーマンロックウエル美術館(10/29 up dated)
TRIP 4 / 9月8〜9日 シェイカービレッジ訪問(11/06 up dated
TRIP 5 / 9月10〜11日ついに、ターシャに会う(11/06 up dated)
TRIP 6 / 9月11〜12日 買い物旅行(11/23 up dated)
今回の訪問で、ターシャの息子君にその建物の事を色々と尋ねたのであるが、35年前に彼が建築したとのことであった。当時、アメリカでは懐古趣味の建築工法の見直しがあり、ログハウスなども少しずつ脚光を浴び始めた時代であった。彼が建築するにあたりこの「ティンバーフレーム工法」を選んだのはさすがであると思う。僕はその代わりにログハウスを選択して建てた。写真は、その工法の小屋組み場面である。 |
次の写真は「ティンバーフレーム」のジョイント部分を説明するもの。完成後は、このようなジョイント部分は隠れてしまうのであるが、このあたりにクラフトマンの心意気を感じるのです。 |
次の写真は、全体の骨組みを描いたもの。このような図面により建築は決定する |
TRIP 2 / 9月5日アメリカ最古のレストラン(10/29 up dated)
TRIP 3 / 9月5日ノーマンロックウエル美術館(10/29 up dated)
TRIP 4 / 9月8〜9日 シェイカービレッジ訪問(11/06 up dated)