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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 82 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約12年 | ||||||
初診時年齢41才 | 通院病3軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-中部地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○近隣婦人科で無精子症と診断され、遠方の体外受精施設で精巣生検を行いました。結果は精子細胞が確認され顕微受精を何回も実施していたようですが妊娠はされておりません。凍結を使い果たし、そのまま何もせず数年がたってしまいましたとのことです。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL・・11.8 LH・・7.9 FSH・33.0 TST・・430 他( ) |
・精液量 ・白血球・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・患者さまは、やるべきことはやってきてしまったとのことである意味不安も無く落ち着いて今後の有り方について考えはじめた様子でした。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○患者さまは、BIOPSY-ICSIも実施済みの方のため、治療に取り組む前に今後どうすればよいのかを考える必要がありました。 ○Jonsen's Score6~7→精子はみとめず、精子細胞を認める範囲であったわけです。今精巣生検を行えばこのレベルでの可能性は有りますが、顕微受精が遠距離のためご夫婦ともにすごく辛い思いがあったそうです。 ○テストステロン値が以前の結果と1/2程度に減少しております。FShが40~50台で以前の1.5倍高い状態でした。以前の状態より悪化しております。 ○これらの状態の意味するものが問題でした?。睾丸のくびれに癒着があり術後もしばらく疼痛に悩まされた経験もございましたとのことでした。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
34.68℃ | 右6+3ml 左11ml |
右不明 左良好 | 極小 | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
中間定位型 | 平行型 | 下垂なし | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | なし | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
右反応弱い | 反応あり | 反応なし | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 発育低下 | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
あ り | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 正常 |
異常なし | ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・ご本人さまのご希望は、精巣生検せずに精子が確認できて、住所地近くで顕微受精ができればとのご希望でした。遠方での対応は望んでいませんでしたが挙児に関する気持ちはとても強くお持ちのようでした。はり治療も遠方外来になる旨伝えましたが、苦に感ぜずとのことでした。 ・睾丸サイズが・・・・右6+3ml 左11mlと明記いたしましたが、右睾丸に関しては、瓢箪(ひょうたん)様に途中にくびれがある状態で、一般的な睾丸の形とは異にする状態でした。いつからこの形になったかご本人は不明との事でした。ホルモン濃度などから考えて、ある時期、あることがきっかけとなり突然の環境変化が起きたものと推察されました。 ・現状を考えると、右睾丸はほぼその機能が失われつつある状態と考え、今後の治療に取り組む必要がありました。FSHやLHの異常高値は機能的に1個の睾丸しかない状態として考えて対応をする予定になりました。そして、左睾丸は以前と変わりない環境が維持できているものと判断いたしました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○失われた右睾丸の分まで左睾丸にたくす事となりました。 ○科学的変化や睾丸機能の改善が体に感じる事なく月日は経ち精液検査を何回か行いましたが、射精精液中からは回収されませんでした。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・4.4・・・・・4.7・・・・・・5.8・・・・・3.7 LH・・・19.6・・・・25.6・・・・・20.1・・・・18.2 FSH・・4.6.4・・・・50.1・・・・49.3・・・・44.3 TST・・223・・・・295・・・・・302・・・・・321 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 ・第3回・・・・・0匹 |
関東エリアの大学で精巣生検が行われ左睾丸から精子が回収されております。ひょうたん状のくびれは手術による内部組織も癒着したものらしく右睾丸からの精子回収はありませんでしたとの事です。 | ||||||||
ご通院期間 約6ヶ月 治療後記 患者さまには、双子の男女が生まれ、毎日が戦争のようで・・・とたいへんさと喜びを感じておられました。 |
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