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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 72 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約4年 | ||||||
初診時年齢33才 | 通院病2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-中部地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○体外受精施設で無精子症と診断され、近隣の大学病院で精巣生検を行いました。ジョンソンスコアー8(精細管内に精子を5~10匹程度認める)程度とのコメントでした。数匹の精子を分析しましたが、不動精子、尻尾が欠落したり胴体が正常でない奇形精子などばかりでほぼ100%異常精子とのコメントでした。結局ここまででこれ以上不妊治療が進められず困惑しておりました。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
ジョンソンスコアー8 | 一般染色体検査 不明 Y染色体DAZ領域 不明 |
資料がいただけなかった | 資料なし | ||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○19から20才頃、今回受診した大学病院でクローン病の診断で以後不定期ですが通院しているそうです。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・患者さまは、身長は普通ですがすごく細身で体重が45㌔程度で、体質的に太れなくて困っていると同時にクローン病の影響かも?とのことで、胃腸以外は健康だそうです。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○痩せは遺伝的傾向とのことです。 ○下記血液や前医の診断から非閉塞性無精子症と考えます。触診上は無精子症にしては良好な睾丸周囲でした。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
- | - | 胃腸障害 | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | 下痢気味 | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.2℃ | 右14.5ml 左14ml |
やや軟化 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
中間型 | 平行型 | 低下 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
肥厚 | 伸縮の低下 | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | 痩せ |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
検査せず | 一般染色体検査 大学受診なので実施済みと認識 Y染色体DAZ領域 同上 |
検査せず | ・検査せず ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | クローン病 | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・一番の目的は、睾丸内に少量の奇形を伴った精子が確認されております。これらの精子の増加と正常精子に改善することが最重要課題です。 ・非閉塞性無精子症の環境は有りますが、無精子症の中では良好な環境が維持されております。 ・クローン病については、無精子症とは無関係の関係ですが、処方された薬により環境が激変いたします。この方の場合P剤の投与との事でしたので、精子の減少は問題ないが精子の質に関して影響を与える作用があると言われます。サラゾピリンの投与が無いので今回の無精子症環境はそれ以前のものと判断いたします。 ・P剤については、精子の質の影響は避けられず、今後検討することとなりました。 クローンや潰瘍性大腸炎の患者さまの無精子症については、各大学により考え方がまちまちなので、しっかりと対応して漢方処方や乳酸菌類などに変更していただける病院もあれば、無関係を装う病院も有りますので必ず無精子と投薬のお話と診断をいただいております。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○薬とのかかわり ○増精作業の開始とテストステロン値の上昇。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・11.1・・・・12.8・・・・10.5・ LH・・・7.8・・・・・9.6・・・・・9.2 FSH・・22.5・・・・21.7・・・・20.9 TST・・・368・・・・326・・・・473 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 |
Jonsen's Score9~10(9.5?) 完全な造精機能や精細胞層が厚く正しく配列し、内腔がやや狭いが数多くの精子を認めるとの事でした。 |
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ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 患者さまの姿を見るたびに、メタボの私は「ダイエット」、「LDL値」が頭に浮かびます。 |
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