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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 34 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 再婚 | 結婚歴約4年 | ||||||
初診時年齢44才 | 通院病院2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-中部(S) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○前妻がおりものの異常を感じ婦人科受診してクラミジア感染症が確認されご夫婦で抗菌治療を行いました。約10年間ほど過ごした妻と離婚なさいました(女児1名あり)。縁合って再婚しなかなか子供に恵まれないので婦人科にて人工授精を行うこととなり、精液を持参した際に無精子症が確認されました。前妻との間に自然妊娠しているので、しばらく容認できなかったようです。ご出身大学にて精査・処置を行っておりました。治療の進歩が緩慢なためご相談を頂きました。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色一部欠失 実施せず |
PRL・・・6.9・・・17.8・・・21.6 LH・・・・4.6・・・5.6・・・・8.7 FSH・・・15.9・・19.7・・・17.3 TST・・・413・・891・・・1561 |
・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○クラミジア感染症 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・大学で処方された投薬を行っており、副作用にてホルモン濃度に異変が診られました。 ・クラミジア感染症は完治しておりました。 ・医師のため出来うる検査はご本人の診療施設でお願いいたしました。 |
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日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○左右の睾丸のサイズや内容に相違がありました。これは以前からなのか最近の変化なのかが不明です。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | あり | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
33.6℃ | 右18ml 左13ml | 右良好 左軟化 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
右下方 左中間型 | 左下垂大 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
クラミジア | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なしとのこと | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 正常とのこと |
異常なしとのこと | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | あり | - | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・かつては自然妊娠できる能力の精子が存在しておりましたので、慎重に対応をすすめました。 ・投薬によるホルモン濃度が安定しておらず、患者(医師)様と相談して一旦中止する事となりました。 ・左右の睾丸の内容が違いすぎる事左睾丸の軟化と容積の収縮が重要でした。 ・LH値が安定しておるがPRL値が高いが投薬前は正常値を示しており過去の問題ではないと考えられました。 ・考え方としては、2点に絞られ①両側非閉塞性無精子症②右睾丸閉塞性無精子症、左睾丸非閉塞性無精子症の二者が考えられる環境と結論となり、治療の方法論の検討に入りました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○治療を行う上で不安定なホルモン濃度の安定化が第一番の改善作業でした。異常なテストステロン値の自然に850ng/dl以下に改善がはかれるまで月1回の採血を患者様にお願いしました。 ○約5ヵ月後の採血で729ng/dlに改善されたとの連絡が入りました。 ○基本的には、右睾丸が活動しているか否かが検討課題となり、鍼治療前にPESA(睾丸から注射器で回収をはかる)を行ってみようという結論になりました。 ○PESAは局所麻酔で行われます。精子が確認できなければ鍼治療をすすめる事となります。 ○睾丸のPESAをハリセンターの紹介先で行いました。結果は右睾丸より運動精子を含む精子が約1000匹程度回収、左睾丸からは精子は確認されませんでした。回収精子の環境は奇形、不動精子が多くを占めていたとの組織学的報告でした。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・19.7・・・・ ・・・・・・・・10.2 LH・・・7.7・・・・・ ・・・・・・・・・5.3 FSH・・18.9・・・・ ・・・・・・・・15.4 TST・・1021・・・ ・・・・・・・・・729 ※採血は計7回ほど実施しましたが、途中の採血結果は患者様の所有資料のため最初と最後の資料のみ提示しております |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
実施せず | 実施せず | ||||||||
ご通院期間 治療後記 ○推測の域からのコメントですが、同様なケースを何例かと遭遇しておりますが、感染症により睾丸の細胞組織が破壊され精子製造の機能が失われ無精子症になっていたものと、無精子症になりつつある状態の睾丸だったかなと推測いたしました。 ○この患者(医師)様とは、可能な限りご相談をさせていただき、納得のいく環境下で臨床形態を築けたことと謙虚に取り組んでいただいた患者様の勝利かと思いました。今回はり治療は一回も行っておりません。 |
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ハリセンター終了後 | |||||||||
○二回目の顕微受精で男児出産のご報告を頂きました。 |
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